ブームの真相 2009年最新版

あらゆる視点から見つけ出し厳選した商品・ビジネスの数々が消費者たちの欲求を きっと見たしてくれるはず!


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超微細ネジ(ピッチ0.15mm)と新機構の搭載により
比類のない操作性と驚異的な長期安定性を持つ高性能ミラーマウント

 
 

医療現場や生産ラインなど、様々なところで活躍しているレーザーシステム。この性能の決め手となるのは光路の長期安定性だ。つまり、安定性の高いミラーマウントを選定することで、レーザシステムの安定化をはかることができる。そこで紹介したいのが、「ファーストメカニカルデザイン」(通称:FMD)の高性能ミラーマウント『MM1000S』。野口康博社長(FMD)が設計された物をベースに古澤明教授(東京大学)・青木隆朗博士(現Caltech/元東京大学)・政田元太博士(玉川大学)・井口朗氏(KSオリンパス)と共同で開発されたコラボレートモデルで、特許も取得している。この製品の最大の特長は、信じられないような細かい調整ネジ(ピッチ0・15mm)と抜群の長期安定性だ。
これまでのミラーマウントは調整の際に微妙な調整がしづらく、せっかく調整しても僅かな変化が起きてしまうものが多いので、これが実験者たちにとって悩みの種だった。こうした問題に対応すべく『MM1000S』には「M-Ring」(特許出願済み)と呼ばれる新機構が組み込まれた。この機構を搭載することによって、調整ネジのラジアル方向のバックラッシを無くし、調整のしやすさや長期安定性は飛躍的に向上した。試作モデルでは調整当初からVisibilityは安定し、16日間以上経過しても全く調整が狂わないという驚異的なパフォーマンスを実現させた。量産モデルにもホームページに掲載されている評価装置で取得した個々のデータが添付されて納品されるので安心して使える。
最後に、開発者の主要人物である古澤明教授は次期ノーベル賞の呼び声も高い人物であることを付け加えておく。NHK「プロフェッショナル|仕事の流儀|」で紹介されたこともあり、量子コンピュータの基礎研究の第一人者。1998年に世界で初めて決定論的量子テレポーテーション実験を成功させ、2004年9月には世界で初めて3者間での量子テレポーテーション実験を成功させている。
トップランナーたちによって開発されたミラーマウント『MM1000S』。レーザーシステムのさらなる進化において、大きく貢献してくれるだろう。 (ライター/近持千裕)


32個で構成された干渉計での評価データ。

株式会社ファーストメカニカルデザイン
TEL/04-2992-6500 FAX/04-2992-6501
http://www.mirror-mount.jp
温暖化対策と農業での有効活用
廃食油100%活用の画期的ストーブ

 

 
 地球温暖化などの影響がなにかと取り沙汰される昨今。それでも寒い冬を越すためにどうしたって必要なのがストーブだ。そのストーブに、画期的な廃食油利用暖房装置『Steruna(ステルナ)』が登場し、話題となっている。
 その特徴として第一にあげられるのが、燃焼する炎を竜巻状にすることで高い火力を保ちながら自力で燃焼を続けるという点。さらに従来の廃食油ストーブのように強制吸気のための電気が不要なので、構造がとてもシンプル。そのため故障などのトラブルも少なく、メンテナンスは煤取りだけ。また、排出ガスが極めて少なく、燃料も選ばない。食品廃油、エンジンオイル、重油などどの廃油も燃料として使用できる。廃油は、精製の必要がなく、植物性と鉱物性を混合してもOK。リサイクルの貢献度も高い。2リットルで1時間ほど燃焼できる。さらに、電源や給水など付随する設備投資を伴わずに導入できる暖房装置なので、どんな場所にも設置可能。
 このような時代のニーズをしっかりキャッチした『Steruna』は、もともと北海道の鍛冶職人が自社工場のために考案。それを「コスモ・ウイングス」の社長と千葉県内の企業が承諾を得て改良を重ね、商品化した。テレビに取り上げられるなど反響も大きく、すでに大量の廃油が出る農業施設内における加温暖房ストーブとして、ビニールハウス内で利用されたり、工場施設内での暖房ストーブとして利用されたりして、好評を得ている。さらに電気を必要としないので、非常災害時の暖房ストーブとしての利用も増加中。このお財布にも地球にもあたたかく100%二酸化炭素を出さない廃食油ストーブ。身近なところからエコ活動が広がっていくなかで、今後様々な分野で需要が広がりそうだ。
(ライター/石崎緑子)
株式会社コスモ・ウイングス
TEL/047-723-2007 FAX/047-723-3006
http://www.cosmowings.jp/
重力からの開放感・反重力の魅力
美体天敵(垂れ防止)

『アップルニュートン』
体験コーナー(予約制) 特願:2007-221792

 
 朝よりも夜の方が、身長が縮んでいるという話は聞いたことがあるだろうか? 逆に、宇宙飛行士が無重力状態の宇宙から帰還したときには身長が伸びているという。この身長の伸び縮みの原因は「重力」の影響にある。地球上で生活をしていると、自然と上から下へと重力がかかり、自分自身の体の重みも自分の背骨や腰椎、足の骨に負担をかけているので、身長が縮められているのだ。
 そうなると、重力から身体の骨がいかに解放されるか、そのためにはどうすればいいかがポイントになる。横になる、重いものを持たない、良い姿勢など、いろいろと対処法があるが、重力に反して体を引き伸ばしてやることが最も有力だ。引っ張る圧力がかかった場所は細胞や組織が活発化し、そのまま骨の成長につながるのだ。
 そこでオススメなのが、「チーテン」の『アップルニュートン』だ。全身を真っ直ぐに反重力で引っ張ってくれる、まさしくイメージとおりの商品。10分間程度使用し全身の筋肉をストレッチすると、身長が2?5mm伸びるとのことだ。また、整体効果が高く、足、膝、腰、肩、首にもマッサージ効果があり、体が軽くなり、姿勢もよくなる。
『アップルニュートン』を反対方向に向けると、腹筋運動のできるマシンに早変わり。傾斜を変えることができるので、腹筋が苦手な人でも、逆に負担をかけて腹筋運動に取り組みたい方にも最適だ。
 ただ、こういった運動器具は使ってみないと良さや特性が分かりにくい。そこで、同社では、器具のリースを行ない、使い心地を実感してから購入をすることができる。「一度使ってもらえれば、良さがわかるはず」と自信たっぷりの商品なのだ。
 同社は他にもリバビリ用の運動器具を開発しており、一人ひとりの症状にあった設計段階から製造まで完全オーダーメイドの運動器具にも対応している。今後は中国の市場もターゲットにおき、いっそう品質や管理に磨きがかかるとのこと。体に痛みをもっている方には今後の開発を期待したい頼もしい企業だ。
株式会社チーテン
TEL/0436-61-6365 FAX/0436-61-6087
http://www.myfavorite.bz/chiiten/
生命の神秘性や可能性、躍動感を感じる
海から生まれた新素材『マリンリーフ』

「マリンリーフ」はそのキーワードである「SEA」:S(Soft=優しさ)E(Environment=環境)A(Art=芸術)に思いを込めて、独創的な「美空間」と「おしゃれ」を提案している。

 
 太陽光線を反射してキラキラと輝き、幻想的な美しさを演出する……。この輝きを物作りの素材にとひらめき、環境にやさしい方法で装飾品の素材に仕立て上げたのが、『マリンリーフ』という環境配慮型素材なのである。『マリンリーフ』は鯛のウロコを環境にやさしい方法で染色し、人と地球に優しい環境配慮型素材として蘇り、もの創りの世界に登場した。自然ならではの艶やかな輝きや独特の染めむらによって、これまでなし得なかったまったく新しい色表現を可能にしたのである。自然素材は人の心を和ませ、やすらぎを与えてくれる。
 この画期的な商品を開発したのは、商品を製造・販売している「マリンリーフ」代表の田中京子さんだ。ある日、鯛のウロコが大量に廃棄処分されているのを見て、どうにか再利用できないものかとの考えがそもそものきっかけらしい。もともと田中さんは手芸に興味をもっていて、新しい素材を探していたという経緯もあったようだ。まずは自分自身のアート作品に利用しやすいように、ということから簡単な加工を施した。その後、試行錯誤を重ねて今の商品となった。
 その利用先であるが、もちろんインテリアやネックレスなどのアクセサリー類を始めに、ストラップやキーホルダー、貼り絵、その透明性を活かした万華鏡およびランプシェードなどの手工芸品。さらにはネイルアート用のパーツとしても十分に利用できる。『マリンリーフ』のすごいところは、素材としてまったく新しい価値観を発見できる可能性を大いに秘めているということ。そして、重なり合う透明感でこれまでになかった創造力のコラボレーションも楽しめること。また、12色の優しい彩りは、教育やアートの世界まで採用できるという点があげられるだろう。
(ライター/神田建次)
株式会社マリンリーフ(うろこ屋マリンリーフ)
TEL/0848-24-4577 FAX/0848-24-4577
http://www.marineleaf.jp
最高度の品質と誠実な対応で成長
第一線で活躍する鋼管継手メーカー

株式会社永島製作所
代表取締役 永島剛士社長
心理カウンセラーや霊気マスターなどの資格にチャレンジしているユニークな社長。

 
 現代社会のプロセスエンジニアリング分野をサポートし、ステンレス製鋼管継ぎ手製造における高い技術力と品質性が評価され、2008年度日本品質奨励賞 TQM奨励賞を受賞するなど今各界から注目を集める「永島製作所」。創業以来、作ってきた継ぎ手を総距離にすると、なんと約280万メートルにものぼる。つねに品質至上主義を心がけ、顧客側に立った製品を開発し、研究開発型企業として成長。今や『NAGASIMA』ブランドの製品は信頼の証とも。
 その信頼性が高い製品の数々は、原子力発電所の設備や、中東の国で海水を飲み水に変える設備などにも応用され、採用されてきた。2007年3月にオープンした東京ミッドタウンの住宅棟も、当社のハウジング用継ぎ手が採用されている。さらにその年の11月には南極の昭和基地に施工するため「UGF継手」が観測船「しらせ」に積まれ大きな話題に。「UGF」とは、ガスケットを傷つけることない画期的なハウジング用菅継手で安全で確実な配管を実現させたもの。リサイクルが容易なステンレス鋼を素材とし、配管工事業者が簡単に施工できるので、作業工程が短縮され、コスト削減につなげることもできる。
 モノづくりのほかに力を入れているのが、顧客との信頼関係とそれを担う人材育成。顧客のニーズを把握し、的確な提案を実践するためには、技術的なアドバイスはもちろん、納品後のアフターフォローまできめ細かく対応できるようなセールスエンジニアを育てたいと、スタッフを現場に足繁く通わせ、経験を積ませている。ハード面、ソフト面双方をしっかり磨きながら、成長していく「永島製作所」。さらなる活躍がますます期待される。今後、技術展に出展し航空宇宙産業分野にも参入していく。要注目の企業だ。
(ライター/石崎緑子)
株式会社永島製作所
TEL/0767 -22-7011 FAX/0767-22-7012
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