2009年度版 注目情報はこれだ!

なぜ注目されるのか
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この会社に任せたい。技術と品質の源は人間力。鋼管継手から飛び出したヒーローここにあり
ものをつくり出す企業には冒険と物語がある。そこに人の思いがある。
それを知りたい、と思ったら、彼らに倣って即行動で聞いてみることにする。


株式会社永島製作所 代表取締役 永島剛士社長
全国を飛び回っている日も多いが、社内では家族のまとめ役のような存在。 「永島製作所」は技術展に出展、航空宇宙産業分野にも参入。成長から目が離せない。

 


品質への挑戦、顧客への誠意が信頼へ
「安心して使っていただきたい」。永島剛士社長の口癖には、顧客へのひたむきな誠意が込められている。1970年創業のステンレス鋼管継ぎ手メーカー「永島製作所」は、現代社会のプロセスエンジニアリング分野を牽引し、各界から注目を集めてきた。形状を工夫し、溶接なしで接続できる自社開発の「UGFロック・システム」は2007年、南極・昭和基地という極寒の地での管理棟改修工事の給水配管用に採用。高い技術力と品質が評価され、2008年度日本品質奨励賞 TQM(総合的品質管理)奨励賞を受賞。この評価に「TQMを推進する過程で品質革新の仕組みが社内にでき上がった」と永島社長は笑顔する。
 創業以来、作ってきた継ぎ手の総距離は、なんと約280万メートルにも! 永島社長の父で創業者である辰男会長の「金属を思うように曲げられないときは金属に遊ばれている」という言葉が、剛士社長の品質至上主義を力づけ、今も顧客サイドに立ったものづくりの姿勢が研究開発のパワーとなる。そして、『NAGASHIMA』のブランドは信頼の証に。金属それぞれが持つ伸びや硬さなど特性を知り尽くし、配管内を流れる流体の状態までを計算に入れ、使いやすさを追求したのだ。しかし、エンジニアたちは製品には絶対の自信を持ちながら、常に自問自答を繰り返しているという。
「一つの技術にとどまるつもりはない」。信頼性の高い製品の数々は、原子力発電所の配管や、中東の国で海水を飲み水に変える装置の部品、究極のエコカー・燃料電池車の試作部品などにも応用、採用されてきた。それは、創業当時主流だった鉄製から、ステンレスやチタン合金、ニッケル合金、と、常に新しい金属加工に対応してきたバイタリティで今は、製造設備分野では、国内シェアの約7割を占めるまでになった。「顧客の要望以上の成果を求め続けたことが、技術の幅を広げ独自の製品開発につながった」。永島社長が語るように、顧客からの絶大な信頼は、技術力と挑戦、そして彼らの「責任感」ゆえである。

そこに「人」のチカラがあるから、技術が生きてくる
 その思いは人づくりへの注力を推進させる。ニーズの的確な把握、設計と蓄積した技術の伝承、そして実践的な営業力。「永島製作所」は、そんな力を身につけたセールスエンジニアを育てるべく「一人三役運動」に取り組む。これにより、顧客要望に基づいた提案をし、製品設計から製造、アフターサービスまで一人何役もこなせる人材を育成。また、社員が選ぶ「縁の下の力持ち大賞」を設け、陰で支える社員にも目配りを欠かさないのが、この会社の底力である。永島社長自身は、心理カウンセラーや霊気マスターなどの資格にもチャレンジしており、枠にとらわれない伸び伸びとした発想の源となっているであろう。
 人がやりにくい製品を人がやりやすいように直していく。顧客が今困っていること皆で考えて、様々な提案で付加価値をつける。機械も再利用を徹底、中古を改造して自前にしていく。品質保証と生産管理・技術などの社員が一緒に仕事をし、異質の知を結合して課題解決を行なう。協力してやっていこうという経営理念、そしてモノづくりに対する真摯な姿勢。世の中に必要とされる会社とは何か。製品を通じて社会貢献し続ける、この価値創造企業と出会って分かりかけた気がするのではないか。


株式会社永島製作所
TEL/0767-22-7011 FAX/0767-22-7012
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