日本で初めて紹介されるクアレックの絵の世界に、
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書評 北米でもっとも著名な画家の一人、ウイリアム・クアレックの絵に、現役の牧師である著者が心温まるエッセイを添えた「○っ葉のフレディ」を超える絵本の傑作。読後、あなたはきっと自分は「ひとりじゃない」ということを再確認できているはず。 世界中の人々から愛されているクアレックの絵にはひとつの共通点がある。かならず絵のどこかに聖母マリアとキリストらしきベビーが存在しているということだ。 それはどこか“受け入れてくれている”ような優しさがある。そう、両手を広げて抱きしめてくれるような“あったかさ”があるのだ。 星野氏が書きおろしたこの絵本は、小さな物語とハートウォーミングな言葉でつづられたエッセイの数々が収録されている、まさに大人のための絵本。 <スタッフ談> 信仰心があるとかないとか、キリストを信じるとか信じないとかの話ではなく、ただ牧師という聖職につく星野氏が見る視点のあったかさに思わず心をうたれてしまう。なぜ、こんなに優しく人を受け入れてくれるんだろう? 久々にジ〜ンとしてしまった。私も心が疲れていたのかもしれないな。
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<星野正興プロフィール> 11944年大阪生まれ、神奈川県茅ヶ崎市にて育つ。神学校を卒業して牧師となり、秋田県の農村にて開拓伝道と農村運動に従事。その後、宣教師としてカナダの農村にて3年半暮らす。帰国後、都下の小さな学校農場の責任を負いながら、三鷹教会の牧師を経て、イズ・松崎協教会の牧師に就任、現在に至る。妻と子4人。著書に「湖畔の小さな教会」「風邪に吹かれて散らされて」「神様の正体」(当社刊)等。 ●日本キリスト教団 松崎教会 TEL0558-42-2452 星野牧師E-Mail:rural@d2.dion.ne.jp URL:http://www.d2.dion.ne.jp/~rural/ |
<ウイリアム・クアレックについて――> 1927年、カナダの平原州アルバータの農村に生まれる。成人したクアレックはカナダ、アメリカ、メキシコ、ヨーロッパ諸国など各国を旅するが、イングランドの地で辛い体験をする。以来、自覚的に「信仰=神への思い」を考えるようになり、その思いは作品へと投影されるようになった。また、彼の生い立ちから感じとれる画風は、農民や森林労働者、放浪の旅をする者たちを「あなたは一人ではない」と優しく慰めた。 1977年、50年の生涯をとじたクアレックは、もっと長生きをして、もっと沢山の絵を残して欲しかったという声が今も絶えない。まさに世界中の人々から愛され続けている画家・作家であり、カナダ人が心から誇るアーティストといえる。 今回、ミスター・パートナーではウイリアム・クアレックの絵の権利を取得し、日本で初めて紹介されることとなった。 |
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