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今月の課題
 あなたは犬を 飼えますか?

小型犬ブームが続いている。某消費者金融のテレビCMのかわいさにつられて 「チワワがほしい」なんてことを考えた人は多いはず。 だが、その一方で「飼い主のマナー」が今ほど問われている時代もないのだ。 小型犬はかわいく愛くるしい。けれど、あなたは彼らを正しく飼うことができますか?

 Q1 小型犬を飼いたいですか? (飼っていますか?)


グラフ

Yes(飼いたい)の代表意見

  • 可愛くてしかたがない! (女性 38歳 看護師)
  • 心が和みます。とにかくカワイイ (女性 28歳 会社員)
  • 眺めているだけで笑顔になれる (女性 29歳 大学院生)
  • 飼いたい! でも賃貸住まいなので飼えない (女性 39歳 会社員)

No(飼いたくない)の代表意見

  • 猫派なので (女性 23歳 自由業)
  • 犬嫌い。見るだけで怖いです(女性 44歳 主婦)
  • 犬を幸せにする自信がない。最期までの責任を持ちきれない (女性 33歳 会社員)
  • 人間に忠誠を尽くすだけに、ちょっと“重い” (男性 35歳 会社員)
 Q2 小型犬が、人間による品種改良の結果
  誕生したものだということを
  知っていますか?

代表意見

  • 知らなかったので驚きました。人間のエゴですね。 (女性 29歳 学生)
  • それだけ人間が(小型犬のような存在を)求めていたということでしょう。反面、怖さも感じます (女性 33歳 OL)
  • 日本の住宅事情を考えると小型犬が登場するのは必然だと思う(男性 66歳 パート)
  • 不自然なことだとは思います。ですが、かわいいから、いいか……とも思います (女性 38歳 看護師)
  • あのかわいさは不自然な交配の結果だと思うと、彼らがかわいそうに思えてくる (男性 28歳 公務員)
グラフ

    Chack!
    余計なことは 知らなくていい ……のか?
     Q1で「飼いたい」と解答したのは半分を少し切る程度だったが、それ以外の「NO」の回答内容をよく見ると、犬嫌いだったり、住宅事情で飼えなかったりとやむを得ないケースが目立つ。つまり、実際には6割以上の人は「飼えるもんなら飼いたい」と思っている。小型犬の人気はたしかに高い。
     だが、その一方でQ2を見れば、その小型犬のかわいさが、実はかなり無理して“作られたもの”だということを6割以上の人が知らなかったと解答している。「不自然とは思うが、かわいいから、いいか」という意見も飛び出したが、案外、それが私たちのホンネそのものなのかもしれない。

 Q3 最近の犬はストレスが
  たまりやすいということを実感したり
  見聞きしたりしたことはありますか?

グラフ

 Q4 (Q3でYESの方に) その理由はなんだと思いますか?

代表意見

  • 人間が都合のよいときにかわいがり、まるでオモチャ扱い(女性 64歳 主婦)
  • 外出がちの家だと、一人ぼっちで留守番させることが多くなり、犬にとっては寂しさから相当のストレスになるそうだ (男性 33歳 会社員)
  • フローリングの部屋が滑りやすく、小型犬にとってはつらいのでは (男性 30歳 会社員)
  • 小さいからといって自由自在にさわりまくる。あれ、かなりいやだと思います (女性 24歳 フリーター)
  • 怒らず甘やかせることで犬は自分の立場を見失い、かえってストレスとなる。毅然とした主人の存在感が今の飼い主にはない (男性 26歳 大学院生)

    Chack!
    犬の気持ちにも なってくれ
     「犬もストレスをためている」という事実は、テレビの情報バラエティー番組でよく取り上げられるテーマでもあり、一般への認知度は高いようだ。
     先にも挙げたように、かなり無理な交配の末に小型犬は“人工的に”世に送り出され、今度はまた人間の好き勝手な生活に付き合わされる。その姿も“犬生”も、すべて人間のために消費されてしまう。彼らにだって感情はちゃんとある。これでストレスがたまらない方がどうかしている。

イラスト
 Q5 間違った犬の飼い方を
  見聞きしたことがあれば 教えてください
代表意見
  • 散歩を毎日していない。
  • しつけがされておらず、飼い主のいうことを聞かない
  • 猫っかわいがりしている
  • 子犬の世話までできないくせに、ただカワイイからといって牝犬を飼い、子供を産ませる飼い主
  • 間違っているとは言わないが、犬にカワイイ服を着せて歩かせてるのって、ひたすら人間のエゴを押しつけているようで、みっともない気分になる
  • 知人夫婦は、子供ができる前は犬を毎日かわいがり世話をしていたが、子供が生まれてからはほっぽらかし。散歩も何日かに一度という有様
  • よくテレビで放送されているが、不衛生で劣悪な環境のなかにたくさんの犬が詰め込まれている映像を見ると、胸が痛くなる

    Chack!
    主人不在の時代に とまどう犬たち
     犬は人間と共存しながら歴史を刻んできた生き物だ。かつては番犬として狩猟犬として、犬は犬の特技を持って人間たちに貢献した。飼い主は飴とムチを使い分け、彼らの主人として君臨するいっぽう、仲間として愛情を注いだ。
     だが、今はどうだろう。犬の特技はいつからか“かわいさ”だけになり、番犬としての役目は失われ、家の中に入れられた。そして、猫っかわいがりされた。飼い主に主人の威厳はなくなり、犬は忠誠を尽くすべき存在をなくした。「うちの子は自分のこと人間だと錯覚しちゃってるみたいなの。オホホ」と笑ってる場合じゃないぞマダム。犬を犬扱いしない現代の飼い主が、犬を不幸にしている。


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