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 MPシングル白書 読者アンケートからさぐる
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MPシングル白書

今月の課題
 なぜ日本人は イギリスに惹かれるのか?

イラスト


 本誌編集長・井形慶子はイギリス好きの作家として、イギリスをテーマにした作品を何作も世に送り出している。
 もちろん、本誌でもイギリスに関する特集を組むことが少なくない。そして、イギリス特集号は、ほぼ毎回好調な売れ行きを示すのだ。 どうも私たち日本人が惹かれてやまない何かが、かの国にあるのではないかと思う次第だ。
 そこで、MP読者にアンケート。イギリス好きですか?
 イギリスのどんなところが好きですか?

Q1 あなたはイギリスが 好きですか??

グラフ

「好き」な理由 代表意見

  • 古い街並みが好き。世界遺産になっているものも多い(男性 67歳 無職)
  • 日本人に似ている部分が数多くある(女性 33歳 主婦)
  • ファンタジー王国であること。指輪物語、ハリーポッター……(女性 57歳 主婦)
  • イングリッシュ・ガーデンに代表されるように、伝統と様式美に長けた国(女性 35歳 主婦)
  • 時間の流れにゆとりを感じる(女性 28歳 会社員)
  • 古いものを大事にしている。アンティークのメッカであること(女性 32歳 会社員)
  • 英会話教室に素敵な先生がいて、その人がイギリス人だから(女性 25歳 看護師)

Q2 イギリスに行ったことが ありますか??

グラフ

Chack!
日本人がシンパシーを感じる国
 最初に断っておくが、本アンケートの回答用ハガキが挿入されたのは、9月号のイギリス特集が組まれた号である。よって、もともとイギリスに興味のある人が本誌を購入したであろうと予想されるため、一般 の感覚よりは軒並みイギリスに対して好意的な評価が出ていると割引いてアンケート結果 を見て欲しい。とはいえ、8割以上の人がイギリスのことを好きでいて、4割以上の人が実際の渡英経験があるという結果 。割引いて考えてもなかなかの数値だと思われる。歴史と伝統。古いものを大切にする思想。現代人が忘れがちではあるものの、日本人DNAに本来刻み込まれているはずの価値観と妙にシンクロしてくる国。それがイギリスなのかもしれない。


Q3 もし今後イギリスに行く場合、
   行きたい場所はどこですか?

地図Chack!
今度行くなら
湖水地方!
 行きたい場所のトップにロンドンが来るのは当然としても、第2位 の湖水地方の人気の高さが目を惹く。
  湖水地方とはイングランドの北西部のカンバーランド一帯のことで、このあたりには大小さまざまの湖が点在する。ワーズワース、コールリッジらの英国詩人のルーツでもあり、ピーターラビットの絵本にも出てくる美しい風景がナショナル・トラストの手で今も守られている。一度英国を訪れて魅了された人が、今度行くならば……と考えたときに、真っ先に思い浮かべる場所でもあるようだ。

Q4 イギリスの好きな有名人
    嫌いな有名人を挙げてください

好きな有名人

第1位  ダイアナ元妃

  • 波乱万丈な人生だったが、すごく輝いていた (女性 28歳 主婦)
  • あれだけ注目されたプリンセスは世界中どこを探してもいない(女性 32歳 会社員)
  • 漫画でも描けない悲劇のヒロイン (男性 29歳 薬剤師)

第2位  ビートルズ

  • 世界の音楽の流れを変えた (女性 53歳 主婦)
  • 愛と平和を訴える姿勢が素晴らしい(女性 35歳 主婦)

第3位  ヒュー・グラント

  • 『ノッティングヒルの恋人』を観て(女性 35歳 公務員)
  • 哀愁のある表情がめちゃめちゃかっこいい。とにかくかっこいい (女性 28歳 会社員)

その他 ● ベッカム、ローリング・ストーンズ、エリック・クラプトン、エリザベス女王、oasis、エマ・トンプソン、デュランデュラン

嫌いな有名人

第1位  チャールズ皇太子

  • ダイアナ元妃がかわいそう (女性 49歳 看護師)
  • 浮気ばかりしているし (女性 27歳 会社員)
  • 国民の手本とはとても言えないでしょう(女性 34歳 会社員)

第2位  ヴィクトリア(ベッカム夫人)

  • 日本でなぜ人気があるのかわからない。本国では嫌われ者なのに (女性 33歳 主婦)
  • 慎み深さがまったくない高慢な態度(女性 49歳 主婦)

第3位  エリザベス女王

  • 性格悪そう(女性 49歳 主婦)
  • ワガママ放題やってませんか(男性 30歳 会社員)

その他 ● ベッカム、ローワン・アトキンソン(Mr.ビーン)、ブレア首相

Chack!
ダメじゃん、チャールズ&ヴィクトリア!
 ダイアナ元妃の人気は絶大なものがあるよう。その裏返しとしてチャールズ皇太子の不人気ぶりも絶大だ。決して美男子とは言えない風貌で、不倫ばかりして……お前が王室じゃなかったら誰も相手にしないよ! という女性の怒り爆発である。また、ビートルズ、ストーンズ、デュランデュランなどブリティッシュロックにハマってイギリス好きになる層は年齢問わず多いようだ。『ノッティングヒルの恋人』ヒュー・グラント人気もすごい。お陰でノッティングヒルは観光名所となった。そして、ベッカム夫人ヴィクトリアの不人気ぶりもまたすごい。ダンナの威光でセレブ気取りしているところが、質素で堅実なイギリスを愛したい日本人心理とそぐわないのか。


Q5 あなたはイギリスについて
  どんな イメージを持っていますか?
  • 若者は若者で生き生きしているが、大人も負けずに大手を振って生きていける国 (女性 47歳 無職)
  • 古いものを大切にしながらも新しいものを創造していく姿勢がいい(女性 25歳 看護師)
  • 歴史を感じる国です。それでいて、どんな格好をしていてもそれを個性と認めてくれるところも気に入っています(女性 41歳 無職)
  • ティーをよく飲む人々(女性 52歳 主婦)
  • バグパイプの音色が国内中いたるところで流れているイメージ(笑)(男性 36歳 会社員)
  • かつての大英帝国の栄華。ボランティア発祥の地。美しいカントリーサイド(女性 49歳 主婦)
  • 自然を守る取り組みが盛んな国。ナショナルトラストの運動は学ぶべき(女性 53歳 主婦)
  • とても保守的で独自の文化を大切にする。ファストフードチェーン店を受け入れなかったり、街並みが何百年も変わらなかったり(女性 28歳 会社員)
  • ご飯がマズイ(女性 27歳 会社員)
  • 質素かつ倹約家。でも自分のポリシーを頑固に持っている(女性 34歳 パート)

Chack!
癒しのカントリー
意識を忘れるな
 伝統を重んじ、質素で、美しい街並みがあって……。1秒ごとに移り変わる現代日本を生きる者たちにとって、イギリスという国は、時間がゆっくり流れる癒しの空間なのかもしれない。
 フランスとかイタリアとかが「買い物に行くための国」とするならば、イギリス「心の洗濯をしにいく国」なのだ。最先端モードの国ではない。美食の国でもない。けれど美しい精神を持った国。私たち日本人にとってのイギリスは、そんな位 置づけなのかもしれない。


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