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 MPシングル白書 読者アンケートからさぐる
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今月の課題
あなたの一番ひどい“痛み”教えてください

イラスト
 医療先進国と言われる日本だが、こと「痛み」という分野のケアでは決して進んでいるとはいえない。診断至上主義で「どんな病気であるか」という分析には力を入れるものの、それに伴う痛み、原因不明の痛み……については「ガマンする」しか手がなかったのである。
  そこでアンケート。あなたの一番「痛かった思い出」聞かせてください。

Q1 痛みを感じた部位 を教えてください
    (複数回答可)
第1位  歯の痛み 得票率 40%
第2位  腰の痛み 得票率 36%
第2位  肩の痛み 得票率 36%
第4位  頭痛 得票率 32%

Q2  その症状に対して、
   どのように治療してきましたか?

病院で治療 57%
我慢した 21%
薬局の薬で 10%
(病院以外の)整体院、クリニックなどで 12%

イラスト


Q3 教¥神経痛や癌などの痛みを
   和らげる医療機関、
   ペインクリニックを知っていますか?
グラフ

 


Q4 これまでペインクリニックを
    訪ねたことはありますか?

graph


〜アンケート結果 から〜
痛みをガマンし続けてきた私たち
 病気の治療というのは、病巣を治療することが唯一の目的であるといっていいわけだが、その過程には「痛み」が伴う。病院に行くまでは痛みと闘うわけだし、治るまではやっぱり痛みと付き合うのだ。そして患部をケアすれば消える痛みばかりではないところがやっかいだ。慢性的な神経痛や頭痛、椎間板ヘルニアの痛み、ひどい肩こり……挙げればキリがないが、こういった痛みについて、考えてみれば、私たちはお手上げだったように思う。
 その証拠に、ペインクリニックについて知っているかと尋ねた問いでは、6割が「知らない」と答えた。利用したことがあるかという問いには、なんと96%が「利用したことがない」、つまりほとんどの人が未経験。
 「知っている」と答えた4割の人にしても、実際にかかったことはないのがペインクリニックなのである。

Q5 今まで体験した痛みで最も
   嫌だった痛みは何ですか?

歯の痛みだけは耐えられない!!

  • とてつもなく下手な歯科医に当たり、親知らずを抜くのを失敗してしまった。その夜の痛みは、それこそ一晩中眠れないほどのひどさで、陣痛よりも苦しかったです。
    (女性 48歳 主婦)
  • 無理に治療する必要の無いはずの歯を治療され、結果 、歯並びがガタガタになったとき。治療も心も痛かった。
    (女性 29歳 家事手伝い)
  • 虫歯の痛みは耐えられないです。歯科医で治療して痛みが消えたときには「お医者様は神様です」と心の底から思いました
    (女性 32歳 出版)

急な腹痛、生理痛、ドアに指をはさんだとき!!

  • 慢性盲腸炎をだましだまし切らずに済まそうとしたが、さすがに痛みに耐えた6ヶ月は苦しかった。結局、手術しました
    (女性 70歳 翻訳)
  • 電車のなかでの腹痛。たいてい時間の余裕のないときにやってくる。駅から駅の間のなんとも言えず不安な時間。体力も相当消耗します。
    (女性 28歳 パート)
  • ぎっくり腰。自分の意志では何もできず、横になっているだけの日々。病院に通 うことすら大変でした……。
    (女性 32歳 パート)
  • 一番痛かったのは“こころ”。体の痛みは治療や薬で回復するけれど、心の痛みは時間が経ってもなかなか癒やされることはない
    (女性 55歳 主婦)
  • ドアを閉める際に思いっきり右手の人差し指と中指を挟んでしまいました。大量 の血がドバッと、そして半べそかくほど痛かったです。でも大の医者嫌いなのでひたすら痛みに耐えました。それにしてもなかなか痛みが引かず…。もだえ苦しみました。
    (男性 36歳 会社員)
  • 生理痛に悩まされた人生でした。今は閉経し、頭痛に悩まされたりはしますが、あの痛みに比べればなんとラクなことでしょう!
    (女性 51歳 無職)
  • 網膜剥離の手術。あれは麻酔が効かないのです!
    (男性 48歳 会社員)



ペインクリニックってなに?
 ペインクリニック。おぼろげなイメージとしては、ガン患者の痛みを和らげるためにモルヒネ注射とかを行う治療院……おおかたの認知はせいぜいこの程度ではないのか?
 もちろんそういった治療も行うが、それだけではないのだ。もっと普遍的な痛み……今まで野放しにされてガマンするしかなかった痛み……についてのケアを行うのがペインクリニックの本筋なのである。
イラスト 基本的には麻酔科医の領域だ。痛みは神経が伝えてくるものだから、その大元の神経に「神経ブロック注射」という麻酔を打ち、痛みを和らげる。そもそも激しい痛みが一カ所でもあれば、集中力は欠くだろうし血行は悪くなるし、肉体全体に悪影響を与えてしまう。だがそれを軽減すれば、少なくとも、もとより悪くない他の神経は正常に働くことができる。痛みの連鎖を断ち切ることで、精神的にも肉体的にも劇的な回復が見込める。
 たとえばギックリ腰の人が治療後歩いて帰宅できたり、椎間板ヘルニアが他の神経を圧迫して手足のしびれなどが起こる人でも、痛みが軽減することでしびれが収まったりするわけだ。
 痛みは我慢せず、治療する時代なのである。


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