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 MPシングル白書 読者アンケートからさぐる
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MPシングル白書

今月の課題
駐車違反の民間による取り締まり
あなたはどう思いますか

イラスト
 2006年6月1日からはじまった駐車違反の民間による取り締まり。半ば「当たり前」となってしまった駐車違反を限られた警察の人員だけではフォローしきれず、民間に委託するというものだ。
  だが、果たしてこれ、是なのか非なのか?

Q1 あなたは駐車違反で
   反則金を払ったことがありますか?
グラフ

Q2  6月1日から改正道交法が施行となり、
   民間の駐車違反取り締まりが始まったことを
   知っていますか?

グラフ


Q3 民間の駐車監視員は、
   直接反則金を徴収することが
   できないことを知っていますか?
グラフ

駐車違反取り締まりの民間委託って何だ?
無視すると車検が 受けられなくなる!

 2004年に成立した道路交通 法の改正を受け、2006年6月1日から駐車違反の取り締まりが大きく変わった。今回のテーマである民間委託が行われるようになったのだ。ちなみに東京都内では12区43署で民間委託が行われている。ザッと上げると千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、渋谷区、豊島区、江戸川区。
イラスト 民間に委託されるのは、駐車違反の「確認事務」。駐車監視員なる人物によって「あなた、駐車違反しましたね」と現場を押さえられ、「はい、しました」となる。監視員は専用の端末を持ち、違反車両をデジカメで撮影して警察に送信。ただし反則金については、当事者が後日警察署に出頭して支払うことになる。
 つまり「民間の取り締まりで引っかかったけど放っておこう」と出頭しないドライバーも出る可能性があるが、あまりに無視し続けると車検が受けられなくなるという制裁が待っている。

一瞬でも車を 離れたらアウト!

 また、今回変わったのは、単に民間に委託されることだけでなく、駐車違反取り締まりの基準もより厳しくなった。「駐車時間にかかわらず、ドライバーが車から離れたら、原則的には駐車違反となる」というわけだ。そして宅配業者や引っ越し業者の営業車両にも適用される。少々の駐車違反なしには成り立たない業界だけに戦々恐々だ。


Q4 一瞬でも駐車したことによって
   反則金を徴収されることに
   ついてどのように思いますか?
  • 当然である……………57%
  • ときと場合による……………23%
  • おかしい………………………20%

Q5 それはなぜですか?
当然である
  • 駐車禁止の場所と決められているところに止めるのだから反則金は当然。 (26歳 男性 郵便局員)
  • 公道に勝手に停めちゃダメでしょう! (69歳 男性 無職)
  • 信号機と同じで、赤ならば必ず止まるとしておかないと、事故が続出する。路駐も同様。すべて取り締まるぐらいでいかないと、各人が勝手なことをしてとんでもないことになる (69歳 男性 無職)
ときと場合による
  • イラスト宅配ドライバーなど、業務上避けられない場合もあるのでは? (26歳 女性 栄養士)
  • 営業者が荷物の積みおろしで十数分も道をふさいでしまうような、明らかに行きすぎの場合は取り締まるべきだ (33歳 男性 会社員)
  • 現実問題として、駐車場が一杯でふさがっていることはよくある。用事を済ますためにやむを得ず路駐するのは仕方ないのでは (41歳 女性 看護師)
おかしい
  • 急なトイレのときとか、病人を搬送しているときとか、仕方ないのでは? (48歳 男性 会社員)
  • 道路事情をなんとかするべき! (40歳 男性 自由業)

Q6 今後この改訂によって
   どのような問題が生じると思いますか?

代表意見

  • 相手が警察ではなく民間となると、違反者の抵抗や逆ギレ、果 ては、暴力とトラブルが続出しそうな気がする (41歳 女性 看護師)
  • 流通現場で働く人々(宅配ドライバーなど)がすごく困るのでは。仕事にならなくなりそう (47歳 女性 パート)

〜アンケート結果 から〜
チクリ社会がやってくるのか?
 MP読者はさすが良識派揃いと言うべきか、駐車違反民間委託についても正しく理解している人がほとんどだ。そして、実に冷静な分析をしている。
 Q5「改訂によって今後生じる問題は?」の回答には考えさせられる。「民間相手ということだと、違反者とのトラブルや暴力沙汰が頻発するのでは?」これは言えそうだ。「警察24時」のような番組では、警察相手にさえ平気で逆ギレする民間人の映像がよく流されているが、これが公権力を持たない民間人となると、「お前、何様じゃ!」とキレるシーンは容易に想像できる。
 また、これは一種の「民間人のチクリ制度」の走りでもあるわけで、実際に今後、警察は「匿名の通 報でも操作に着手する」というような捜査方針に転換していく方向であるという。駐車違反だけではなく、今後、民間警察官のような存在が続々生まれてくるのかもしれない。


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