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 MPシングル白書 読者アンケートからさぐる
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MPシングル白書

今月の課題
熟年離婚ブームに見る今どき愛される実感

写真
 同居期間20年以上の熟年夫婦の離婚は、ここ10年で急速に増えている。そして、団塊世代が大量に定年を迎えた今年を境に、さらに増加することが予想されている。では、最近、熟年率が上昇中のMP読者の場合はどうなのか?

なぜ2007年を境に熟年離婚が増えるといわれているのか

写真 2007年4月より、年金改正で離婚時の厚生年金の分割が始まった。いわゆる年金分割といわれる制度で、離婚後も、夫(妻)の厚生年金の一部を妻(夫)が受け取ることができるようになる。細かい条件は色々とあるが、厚生年金の最大半分まで受け取ることができる。
 ちなみに以前は、離婚後、老齢基礎年金しかもらえなかった。
 つまり、これまでは老後自活する経済的基盤がないために離婚を思いとどまっていた妻たちの懸念が消え去るのである。ただでさえ、熟年離婚は「妻側から」切り出すパターンがほとんど。そして、団塊世代の大量定年が重なって、夫と顔をつき合わせる時間も増える……。役所に緑色の紙をもらいに走る熟年妻が急増することになるのか。答えは間もなく出る。

Q1 あなたには現在、パートナー
  (配偶者または恋人)はいますか?

グラフ

Check●1
ずっと独身、死別、離婚……
「いない理由」はそれぞれ

 若い独身読者から熟年層まで、幅広い読者層を誇るMP……というわけで、パートナーがいる人は6割を切った。これをどう見るべきか。恋人も含めてこの数値なので、決して高いとはいえないのではないか。ちなみに、パートナーが「いない」と答えた層は、若者だけに限らず、配偶者と死別した熟年層や、離婚して現在独身という層もいる。


Q2 あなたはどんなときに愛されていると感じますか?

優しく接してもらったとき
     ……………60.0%

直接言葉で言われたとき………………20.0%
プレゼントをもらったとき……………0.3%
その他……………………………………19.7%

  (態度で示してくれたとき、言葉では言い表せないが雰囲気を感じたとき、等)

Check●2
優しさの表現上手になりたいものだ

 ダントツでポイントを集めたのが「優しく接してもらったとき」。多くの女性がこの選択肢にチェックをつけた。日本男児の優しさの表現ベタはDNAに根強くあるようなのだが、それゆえに、ちょっとした優しさが貴重になる。男たちよ、照れずに優しさを全面に出せ! である。

Q3 あなたは今のパートナーと
  仲が良いほうだと思いますか?

グラフ

Check●3
少し愛して、長ーく愛して

 パートナーとの仲が「とても良い」と回答したのは3割にとどまった。だが「普通」が5割ちょっといて、両者を合わせれば8割オーバーとなり、皆さん「つつがなく」暮らしていらっしゃるという結果になった。熱愛期間は過ぎた。不満がないわけじゃない。けれど、だからといって他の人とこれからどうこうなんて思わない。少し愛して長ーく愛して、なんて古いCMコピーをふと思い出す。


Q4 あなたは、今のパートナーとの生活を
  あとどれぐらい続けられますか?

グラフ

Check●4
不満がないわけじゃないけど
やっぱりこの人

 「一生この人と添い遂げる」なんと9割近くの人がそう答えた。熟年離婚の増加傾向が喧伝されるなか、MP読者はまったく影響を受けていないという結果だ。もちろん「先のことはわかりませんが」という注釈つき回答も多かったけれども、それでも、9割はできすぎ。MP読者は夫婦仲が円満のようだ。


Q5 生まれ変わっても今のパートナーと
   暮らしたいと思いますか?
グラフ

Check●5
皆さんなかなかお熱い

イラスト 6割が「生まれ変わってもこの人と」。自動的に残り4割は「今度は別の人が」と考えていることになる。正直、そこそこ皆さん今のパートナーに満足しているのだなと感じる。4割の人だって、今の人がトコトン嫌だから、というわけでもなさそうなのだ。


Q6 「熟年離婚」について、
   あなたの意見を聞かせて下さい。
  • お互いにいちいちケンカするのが嫌だから、本音はその場で言わずに、他人に言ってストレス発散しているんじゃないでしょうか。言えたら、そんなラクなことはないし、熟年離婚も減ると思います。
    (20代女性 栄養士)
  • 女性は仕事を持って自立している人は少ないだろうから、今更別れるうんぬんと言ったところで、子供に頼らなければ、生活できないのは目に見えている。思ったとしても踏み切れないのも事実だろうと思う。
    (30代女性 会社員)
  • 離婚までいかなくても熟年別居が多くなるのは、暮らし方の価値観がズレてくることが原因だと思います。男性は、社会の中で人間関係で疲れ果て、わずらわされない自分のテリトリーの中だけで暮らしたいと考えるのではないでしょうか。
    (20代男性 会社員)

総 論
団塊世代よ
リベラル回帰せよ

写真 MP読者に限って言うならば、熟年離婚の危機はアンケート結果にまったくといっていいほど表れてこなかった。いや実は、世間一般の空気もそう変わらないのかもしれない。マスコミが面白おかしく煽っているだけで、多くの熟年夫婦は、それなりにうまくいっているのが本当のところだと、そう信じたい。
 だが、年金分割制度の開始で、熟年離婚のハードルが低くなっていることはたしか。企業人として突っ走った団塊世代のお父さんたちには、その精神を一旦捨てていただき、その前のリベラルな空気を満喫した学生時代を思い出していただきたい。キャンパスで青春を謳歌した頃のように、奥様に優しく接することを心がけていただきたいものだ。



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