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 MPシングル白書 読者アンケートからさぐる
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今月の課題
どうなる!?
北京オリンピック

カット

北京オリンピック直前、チベット問題で揺れる中国は、諸外国からの厳しい批判に晒されている。だが、我が日本国政府は、腫れ物にさわるかのような及び腰の対応に終始している。
MP読者の皆さんは、この問題、どうお考えだろうか?

Q1 北京オリンピック開幕は楽しみですか?

グラフ

Check●1

まず、今回の投票結果がネット上での集計だということを最初に明記しておく。ネット上では中国や韓国などに対して批判的な論調が噴出しやすいため、その傾向のフィルターがかかっているということを念頭に置いて、結果を眺めてほしい。約8割の人が北京オリンピックを楽しみでないと答えている。スポーツの祭典であり、誰もが楽しんで観戦できるのがオリンピックの真の在り方だ。過去にもテロやボイコットなどがあったが、今回のチベット問題もしかり、その影響力は多大なものだ。そして、5月12日に大地震も起きた今、本当にこのままで、北京オリンピックは何事もなく開幕することができるのだろうか。かなり不安がよぎる。


Q2 先日のチベット問題に対する
 中国政府の対応をあなたはどう思いましたか?
グラフ

Check●2
やはり不当弾圧!?

写真今回のチベット問題を「不当だ」と考える人々がいかに多いかということはお分かりいただけるはず。そしてそれは、こと中国に対すると途端に及び腰になる与党政治家や一部マスコミへの不信感の表れともいえるだろう。この結果は、単に反中意識からではなく、人権に関して日本人が感じた素直な回答だといえよう。しかし、9割強というのは、いささか偏りがあるのか。


Q3 ポーランド首相、チェコ大統領、イギリス首相と
 次々とオリンピック開会式を欠席する意向を
 明らかにしました。これについて、どう思いますか?
当然であり、素晴らしい判断だと思う…………………………84.2%
もっと何かしらの厳しい対応をすべきだ………………………12.9%
チベット問題とオリンピックを一緒に考えないで欲しい………2.7%
行き過ぎであり、軽率な判断だ……………………………………0.2%

Check●3
その不透明さに世界中が「ノー」

イギリス首相らの開会式ボイコットの意向を支持する意見がほぼすべてという極端な結果(ネットならではの極端さは当然あるはず)。本来ならば、スポーツに政治を持ち込むべきではないという意見がもう少し多くてもいい気がするが、ここに中国という国の特殊性を感じずにはいられない。共産党一党独裁による不透明なプロパガンダに、世界中が激しい違和感を感じていた、という下地がすでにあったのだ。


Q4 ロンドン、パリにおける聖火リレー妨害を
  見て(もしくは知って)、
  何を思いましたか?
人権弾圧への正当な抗議行動だ……………………84%
妨害は何があってもいけないことだ………………12.9%
気持ちは分かるが、他の方法で抗議するべきだ…2.7%
なぜそんなことをするのか分からない……………0.2%
何も思わなかった……………………………………0.2%

Check●4
国民性といえばそれまでだが

カット聖火リレー妨害事件が世界各地で起こった。「人権」先進国である欧州での反発が特に強く、妨害の先陣を切った。この問いについても、8割以上の人が「支持する」という回答となった。日本でも4月26日に長野で聖火リレーが行なわれ、約8万5,600人が沿道に駆けつけたが大きな混乱もなく無事終了。しかし、妨害行為をしたとして、台湾国籍の1人を含む男6人が威力業務妨害容疑などで逮捕された。逮捕者37人を出したロンドンの聖火リレーを考えると、面倒なことに関わりたくないという日本人特有の保守的な国民性が如実に出た結果だ。


Q5 今回の北京オリンピックは盛り上がると思いますか?

グラフ

Check●5
良くも悪くも注目の大会

盛り上がらないと考える人が9割強。やはり、世界を巻き込む人権問題なだけにこの結果はしかたないのか。さらに追い打ちをかける大地震。これだけ開催前に問題が多発した北京オリンピックは、まず無事開催にこぎ着けられるのかという問題があり、開催されたとしても、抗議活動や悲惨な被災地の映像なども同時に報道されるだろう。そのすべてを吹き飛ばすようなスーパープレイと熱戦で、スポーツの力を見せてくれと願うのだが。盛り上がるかどうかはともかく、良くも悪くも注目のオリンピックになることだけは間違いない。


総 論
ここをどう乗り切るか
国家の正念場

写真 そもそも北京オリンピック、開催が決定したころから「本当にできるのか?」という声がいたるところで囁かれたものだ。チベット暴動でその不安が顕在化した。経済特区を設けることでの急激な経済成長で、世界の大国としての地位を不動のものにした中国だが、あくまで経済“だけ”の成長であり、中国共産党による一党独裁体制という、先進国らしくない不透明な政治体制は依然と残されたまま。
 そこに起こった大地震。中国は、そして北京オリンピックはいよいよ窮地に追い込まれた。この試練を乗り越え、北京オリンピックが復興と人権擁護のシンボルとして挙行されることを切に願う。



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