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 MPシングル白書 読者アンケートからさぐる
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今月の課題
殺人ナイフが簡単に買える
ニッポン、これでいいのか?

カット

6月8日に起きた背筋も凍る秋葉原通り魔事件で、凶器となったダガーナイフがクローズアップされた。驚くべきことに、両刃で人を刺すのは最適の能力を持った鋭いナイフが、普通に売られているという。あなたはこんな日本の現状、どう感じただろうか。

Q1  あなたは、サバイバルナイフや
  バタフライナイフなど、常用外の
  刃渡り6cm以上の刃物を持っていますか?

グラフ

Check●1
コレクションおよび
ファッションとして買う人も

サバイバルナイフは、映画『ランボー』にも登場し、俗にランボーナイフと呼ばれている。登山をやる人なら持っているだろうし、そうでなくとも、「男のアイテム」としてその造形美に引かれて、使わなくとも買ってしまう人も少なくない。とはいえ、MP読者の8割5分の人は持っていないという回答。女性読者が大半を占めるからこその回答だろう。やはり、殺傷力の高いナイフを持つのはいかがかと思うが……。


Q2 銃刀管理法により、
  刃渡り6cmを超える刃物の携帯が禁止
  (8cm以下の果物ナイフ、はさみ、
   折りたたみ式ナイフは例外)
   されていることを、
   あなたは知っていましたか?
グラフ

Check●2
たとえばカッターナイフでも

刃渡り6cmという数値まで知っていた人はごく僅かだと思われる。秋葉原の事件以降にニュースなどの解説によって知識を得た人を加味しての「35%」ということか。たとえば、カッターナイフであっても「正当な理由なく」所持していると職務質問される可能性はあるのだ。やはり必要のない物はまず持ち歩かないことに限る。


Q3 6月8日の秋葉原通り魔事件以降、
  「防犯ベスト」の
  売れ行きが通常の3倍増
  (日刊ゲンダイより)。
  あなたは通り魔対策を何かしていますか?

グラフ

Check●3
さすがに通り魔
対策までは……

防犯ベストの売り上げ増は一時的なものだろう。地震などの災害に備えて非常食やグッズを準備するということはリアリティーがあるけれど、さすがに通り魔に対してふだんから予防を考えられる人はそうはいないのだ。「14%」という結果がそれを物語る。


Q4 殺人事件や暴力事件に使用しやすい
  ナイフ。その所持にあたり、もっと
  厳しい規制が必要だと思いますか?

Check●4
誰でも買えるのは
さすがにマズイ

やはり規制そのものは必要だと考えている人は多い。秋葉原の通り魔が使用したような、犯罪にしか使い道がないようなナイフは、誰にでも売っていいものではないだろう。日本刀などのように登録制にすべきではないか。

カット


Q5 なぜ刃物を利用した事件が
   起こるのだと思いますか?

グラフ

Check●5
メディアに問われる
表現のモラリティ

映画やゲームの暴力映像は、刃物を使った事件に限らず、凶悪犯罪が起こるたび因果関係を取り沙汰される。表現の自由との兼ね合いでうやむやになるのが常だが、表現者側にもある程度の抑制が必要なんじゃないか。映像の刺激の強さに、制作者はもう少し敏感になるべきだ。


Q6 今後、刃物を使った事件は
  増えると思いますか?

グラフ

Check●5
問題は数ではなく

9割以上の人が増えると答えている。その通り、大事件が起こると模倣犯が増えるので一時的に数自体は増加するだろう。だが年間を通してみれば、それほどの急増はないというデータもある。問題は数ではなく、一つの事件の異常性や残酷性、動機の理解不能ぶりが年々加速していることだ。


総 論
悪いのはナイフなのか
時代なのか

写真 秋葉原通り魔事件の後、凶器となった「ダガーナイフ」の映像を見て、こんな殺傷能力の高そうなナイフが普通に売られているのか、と驚いた人も多いだろう。さすがにあれがフツーに買えちゃまずい。
 とはいえ、主に男性だが、ナイフマニアというのは存在する。ライターや時計をコレクションするのと同様に、ナイフの造形美にハマり、収集するのだ。たしかそんな専門誌もあったと記憶している。
 政府もナイフに関して規制する動きをみせている。ただ、規制したから問題解決というわけではない。とにかく予想の斜め上を行く異常者が後を絶たない。そんな時代の空気のほうが恐ろしい。



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