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 MPシングル白書 読者アンケートからさぐる
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MPシングル白書

今月の課題
コンビニの深夜営業は
必要だと思いますか?

カット
コンビニ=24時間営業が当たり前として考えられている昨今。しかし、調べてみると、深夜の営業を維持するためオーナー家族に過剰な労働が強いられている事実も明らかになってきた。コンビニの深夜営業は、現代、本当に必要なのか。あなたはどう思いますか?
深夜=22時以降〜翌朝5時までのこと

Q1  身内などの長時間労働によって
  深夜営業を維持しているコンビニが
  あることを知っていますか?

グラフ

Check●1
店長家族はコンビニエンスな労働力

ほとんどのコンビニエンスストアは、個人とチェーン本部とのフランチャイズ契約で運営されている。現在、コンビニは全国で ※42,246店で、そのうち24時間営業は39,878店と90%以上を占めている。そのコンビニのウリである「24時間営業」を維持するためには、その個人の努力が必要になる。アルバイトが出られないとき、すぐ対応すできるのは店長とその家族であり、しわ寄せが行くのだ。その大変さを消費者である我々も、理解しておく必要があるだろう。
※08年2月末、日本フランチャイズ協会(以下JFA)調べ


Q2 コンビニ側が深夜営業をやめようとすると
 数百万円の違約金を(本部に)支払わなければ
 いけないことを知っていましたか?
グラフ

Check●2
違約金なんて払えないから

フランチャイズ契約の多くは、加盟店の都合により契約期間内に解約すると、中途解約違約金を支払うことが義務づけられているのだ。実際、サークルKサンクス本部が埼玉県の元加盟店に622万円を請求し裁判になり、幸運にもその請求が取り下げになるという事件も起きた。違約金の存在は、MP読者も7割が「知らない」と、一般的には知られていない。やめたくてもやめれない、そういった事情もあるようだ。それじゃあ、店長家族は無理するしかない……それでいいのか!


Q3 CO2削減などの環境意識から、
  深夜営業を廃止しようという
  動きに賛成ですか?

グラフ

Check●3
深夜は閉めたほうがエコ

実に、9割近くが「環境を考えたうえで、24時間営業廃止に賛成」。繁華街のコンビニはともかく、郊外の住宅地のコンビニなど深夜は誰も人がいない。バイトはレジに立たず奥で休んでいる……というような状況は当たり前。稼働時間の割りに無駄な時間が多いのは事実だが……。


Q4 防犯の上で、コンビニの深夜営業は
  必要だと思いますか?

グラフ

Check●4
エコ的にはダメ
防犯的にはありかも

前の質問で9割が「いらない」と答えた深夜営業。防犯面を考えると「必要」が4割を超えた。それでも過半数には届かないが、質問の角度を変えると、意見を翻した人もかなりいたということだ。深夜の駆け込み寺としての役割はたしかにある。その一方で、深夜開いてるからこそ犯罪の温床になるという意見も。

やっぱりコンビニは
駆け込み寺!?

JFAによると、昨年深夜のコンビニに助けを求め駆けつけた人は約13,000人いたと発表した。田舎へ行けば行くほど街灯もなく、コンビニの明かりが頼りになるのもまた事実。そう考えると、やはり深夜営業は必要なのか……と思ってしまう。


Q5 どのくらいの頻度で
  深夜コンビニを利用しますか?

グラフ

Check●5
意外なほど利用していなかった!

カットなんと、6割近い人が深夜コンビニを利用しないと回答した。回答者が女性や中高年の割合が比較的高いことも無関係ではないだろうが、学生だとか昼夜逆転の職業の人以外は、夜遅い時間帯にコンビニに行く習慣を持っている人は予想以上に少ない。これは意外な反応だ。


Q6 さまざまな問題を踏まえたうえで、
  コンビニの深夜営業は
  必要だと思いますか?
グラフ

Check●6
開いてて良かった時代は終わる……?

カットさまざまな意見が出たものの、やはり最終的には「深夜営業はいらない」が圧倒的多数となった。ただし、「終電までは開けるべき」だとか「午前2時に閉めればいい」とか、ある程度遅い時間まで開けておくべきだという意見は、賛成派・反対派に共通している部分だ。実際に今、京都や埼玉、神奈川などで深夜営業を規制する動きがあるようだ。今後の動向がが気になる。

総 論
コンビニエンスの
落としどころ

写真 現在、ほとんどのコンビニは「24時間営業」し、公共料金の支払いやATMなどさまざまなサービス事業によって、なくてはならないものに定着した。ただし、若干無理をしすぎた感もある。この不景気、アルバイトも雇えず家族で身を削って働いている。違約金もあるから、やめたいけど……。便利を追求しすぎた「ツケ」が今、重くのしかかっているのだ。また、エコを叫ぶ時代の中で、一度立ち止まり、絶対に必要な部分とやりすぎな部分の取捨選択をする時期にきているのも事実。現代にふさわしい「コンビニエンス」はどの程度なのかを住民層や地域性も考慮して、もっと臨機応変な営業形態を考えてもいいのではないか。



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