日本が誇るビジネス大賞 2017


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
有限会社 ワールドクリーン 代表取締役
秋元稔氏

東京都出身。学業終了後、建設や上下水道工事に携わる。その後、不動産会社に移り、23年間勤務し、取締役として退職。弟が2005年に立ち上げた『有限会社ワールドクリーン』の規模拡大に伴い、経営を引き継ぎ、同社の代表取締役に就任。約50坪の倉庫をリニューアルし、総合リフォーム取扱い店舗『Needs Park』開設。
上:店内には海外輸入商品が豊富に取り揃えられている。
右下:今話題の『フィッシュフック』はハワイより続々入荷。
建築家のリフォームへの要望から生まれた
ハワイのアンティークグッズなどが並ぶ倉庫

 神奈川県横浜市でお部屋探し、建築工事などをサポートする「有限会社ワールドクリーン」が運営する『Needs Park(ニーズパーク)』。同スペースは、一級建築士などからのリフォームの要望に対応するため、約50坪の倉庫を改装して誕生した。店内には海外テイストの家具、アンティーク調のインテリア、ハンドメイドの製品などが数多く並べられ、「見て、触れる」ことができる。
『Needs Park』で特に力を入れているのが、ハワイアンたちに受け継がれてきた「フィッシュフック(釣り針)」。素材は牛骨、クジラの骨、貝、木などの自然素材で、昔は釣り針に穴を開ける道具がなく、ハワイアンラッピングと呼ばれるユニークな紐の巻き方が施されている。この「フィッシュフック」は何度も漁で使われながら、親から子へ大切に受け継がれてきたことから、「安定・繁栄」といった意味が込められ、また、夢や幸せを釣り上げられる、と「お守り」の役割も果たしてきた。
 他にも、「フィッシュフック」の素材にもなっている、ハワイでも貴重な木「コアウッド」に着目し、直輸入を開始。建築家やインテリアデザイナー、スタイリストなどにも親しまれている『Needs Park』は、一般のこだわり派の人を中心に多くの人に愛されている。
(ライター/大倉恭弘)

Needs Park
TEL:045-507-7727 FAX:045-507-7727
ホームページ http://www.needspark.jp/
有限会社 ワールドクリーン
TEL:045-309-1210

株式会社 開発工業 代表取締役
坂巻美代子さん

山梨県出身。1986年、『株式会社開発工業』設立。1999年、代表取締役に就任。現在に至る。
30周年を迎え、更なる躍進を目指す。
少数精鋭 優良機械土木専門工事会社を
支える代表の横顔

 代表取締役坂巻美代子さんは、4年半前に他界された前会長である夫君とともに二人三脚で会社を支えてきた。「社員や周囲の人に恵まれ、ここまで続けることができた」と振り返る。
 前会長が30年前に立ち上げた同社に経理などの管理業務で坂巻さんも尽力、大手ゼネコンの信頼を得て安定した経営を続ける。「〝使われ易い〟会社を目指しています。自己主張はせずお客様の要望にフレキシブルに対応するようにしております」
 その姿勢が続けられるのも、少数精鋭でキャリアの優れた社員揃いだからであろう。平均年齢50歳は業界内でも高い方で若い社員にとっては学べることが多い職場でもある。累計200台に及ぶ建機数は、それを操れる社員の力量を示している。飛び込み営業は無し、工事は本州全土にわたる。前会長が他界された4年半前からそれまで無趣味だった坂巻さんは、ゴルフを始めた。そして2016年、大手建機メーカーの方、地元行政の方を招き、前会長との馴れ初めのゴルフ場を回った。
(ライター/近藤純)

株式会社 開発工業
TEL:046-241-3364 FAX:046-241-0678 Eメール:info@kaihatsu-kogyo

株式会社 ism 代表取締役
菅原進治氏

東京都生まれ。高校卒業後、1983年に光和精工(株)にて精密プラスチック成形金型製作を行う。1985年に三晃モールド(株)へ転職し、営業として大手取引先を担当。1989年に独立し金型設計会社『IAデザイニング』を設立した。その後、(株)菊池製作所の出資も受け3DCADによる金型設計も担ったが、2004年に解散。2005年に新たに金型製作会社『(株)ism(イズム)』を設立。
導入実績には、カメラパーツなどがある。
最新設備により、高い品質管理を行っている。近日、三次元測定機を導入予定。
プラスチック金型のスペシャリスト集団
低コスト、短期納品、安心安全を

 プラスチック金型を中心とした事業を行う『株式会社ism(イズム)』。試作金型、射出成型加工、マシニング加工など小ロットから量産までの製品に対応する間口の広い会社だ。同社の特長は、スピーディーで低コスト、そして徹底した品質管理。マシニングセンターによる切削、3D化による設計、加工パスの時間短縮などを取り入れることで、完璧な仕上がりで、かつ短期金型納期を可能としている。また、製品精度向上のため、三次元測定器も導入している。
 スタッフは、金型経験20年以上のベテランばかりで、その技術は保証付。仕上げ作業なども熟練している。「企業は人」と考える代表取締役菅原進治さんの教育方針は〝「allrounder」から「specialist」を目指すこと〟。一人ひとりが尊重された職場環境で、スタッフは皆生き生きと輝きながら熱心に作業に取り組んでいる。菅原さんは、若いスタッフへ事業継承していくとともに、今後の方向性として、「自動車業界の中でも上位のメーカーならびにその関連会社とより一層強固な関係を構築できるよう目指していきたい」と、語っている。
(ライター/播磨杏)

株式会社 ism
TEL:042-652-1091 FAX:042-652-1092 Eメール:info@ism-pm.jp
ホームページ http://www.ism-pm.jp/

行政書士小川正志事務所 代表
小川正志氏

旧東京商船大学を卒業後、大手物流会社に勤務。一等航海士を目指し世界中を航海。その後は陸に上がり新規事業立ち上げや経理・総務・法務などの管理業務に従事。定年退職後、契約関係などの問題解決にあたってきた経験を生かし、行政書士の国家資格を取得。2016年、『行政書士小川正志事務所』開設。
熟年世代の人生を支える、カフェのような立ち寄れる事務所。年齢に応じて直面する人生の様々な課題に対して「日常生活アドバイザー」として支援。

営業時間/10:00〜19:00 第1日曜日はセミナー
第2日曜日は相談会を開催 
定休日/土曜日
相続設計の全体スキームを提案
海外勤務者向けサービスも開始

『行政書士小川正志事務所』が新たに始めた海外勤務者向け相続相談サービスは、人生の各ステージで問題に直面した時の人々の窮状に思いを寄せてきた所長小川正志さんの仕事ぶりを象徴する。海外駐在員時代に両親を亡くし、葬式、相続、登記などの処理で大変な思いをした経験から考えたサービスだが、日常業務でも相続に関して気楽に相談できる環境を整え、最適解を見出す努力を重ねている。
「生きていれば様々な出来事に遭いますが、身近に対処法を教えてくれる人がいれば、思うよりすぐ解決することが多いものです。特に相続問題は遺産分割など複雑な権利関係がからみ専門的なサポートが力になります。相談があれば、人生の締めくくりとしての相続の設計全体のスキームを提案いたします。養老生活から遺言書、財産承継、任意後見、遺産分割、遺言執行、死後事務委任まで幅広く支援します」
 事務所では相続に関して、原則、毎月第1日曜日に無料セミナ-、第2日曜日に無料相談会、さらに随時、出張セミナーや参加費千円の遺言書き方教室も開いている。小川さんが掲げるコンセプト、「カフェのように気軽に立ち寄れる行政書士事務所」に偽りはない。
(ライター/斎藤紘)

行政書士小川正志事務所
TEL:0480-88-7379 FAX:0480-77-0622 Eメール:souzoku@office-ogawa-kuki.jp
ホームページ https://www.office-ogawa-kuki.jp/

コヤナギ・ワールド・ワイド
Chairman(会長)小柳建二氏

1973年に英語を学ぶため学生ビザを取得し渡英。76年に日本で結婚。その後、すぐにイギリスに住みたい一心で夫婦で再渡英。イギリス大手引っ越し会社に就職。1977年6月にワーキング・パーミット、その4年後には永住権を取得する。現在、日系運送会社『コヤナギ・ワールド・ワイド』の会長職を勤める。
上:貴重なアンティークも日本人スタッフの目により丁寧にチェックされ、慎重に梱包されて日本へとやってくる。
下:専用のバンで日本人スタッフがピックアップ。航空便は最短1週間、船便は2ヵ月前後で配送してくれる。
日本とイギリスを荷物で結んで40年
海外引越、輸送サービスの草分け

 イギリスに拠点を置き、日本、そしてヨーロッパ各国を結ぶ国際運送会社『コヤナギ・ワールド・ワイド』。40年の実績、そして「メールも電話もFAXも全て日本語でOK」と、日本からイギリスへ引っ越す駐在員や、イギリスで買い付けたアンティークを日本へ送りたいディーラーに重宝されている。安心の日本人スタッフによる集荷、梱包、通関手続きと国際運送のすべてをサポート。現在、同社の会長職を勤める小柳建二さんは、1970年代に単身渡英。現地の運送会社でノウハウを積み、独立。1976年に同社を立ち上げた。現在ではイギリスの他、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギーにも展開し、ハイクオリティの海外引っ越しサービスを提供。また同社は、イギリスでの実績により、パートナーであったマイケルガーソン社と共にエリザベス女王から輸出貢献奨励賞も贈られている。
「送った荷物とお客様の笑顔の再会」をモットーに、日英間の安心安全確実な荷物の輸送が今日も行われている。
(ライター/今井淳二)

コヤナギ・ワールド・ワイド
TEL:+44 (0) 1707-648-518 FAX:+44 (0) 1707-661-668 
Eメール:enquiry@koyanagiworldwide.com
ホームページ http://www.koyanagiworldwide.com/

マレリーク
株式会社 ネオプライス 代表取締役 社長
近藤博之氏

愛媛県出身。2102年、不要品の買取販売を行う総合リサイクルショップ「ネオプライス」、遺品整理を行う『マレリーク』設立、代表取締役に就任。『マレリーク』は、仏語で「私の遺品」の意味。Phone修理の「リペア本舗寝屋川香里園店」も経営。遺品整理士。2017年1月からラジオ番組に出演。
高度の技術でデジタル遺品整理
個人情報流出防ぐデータ仕分け

 大阪府寝屋川市の『マレリーク』は、故人の遺品整理とデジタル機器のデータ処理を一体化させた「デジタル遺品整理」に先駆的に取り組み、実績を重ねている会社だ。代表取締役社長の近藤博之さんは、デジタル時代に必要な事業と位置付け、デジタル技術のプロ集団を形成し、多様なニーズに対応できる体制を整えた。
「パソコンやスマホなどの通信機器、USBやSDカードなどの記録機器には、写真やメール、インターネットバンキングやクレジットカードなどのデータが存在します。そのままにしておくと個人情報の流出でトラブルにつながるおそれがあり、最悪の事態を未然に防ぐ上でも、残すデータと抹消するデータを仕分けする整理が重要なのです」
 物の遺品と異なりデジタル遺品の整理には、機器からのデータ取り出しやパスワード解析、データの整理など高度の技術が求められる。系列会社でiPhoneの修理事業も行っている近藤さんは、デジタル技術に通じた人材を登用し、様々な技術的な課題を克服してきた。
「他社には真似のできない高度なデジタル技術で、ご遺族の方に満足して頂ける安心を提供していきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

マレリーク
TEL:0120-994-287 072-812-3103  FAX:072-812-3176

株式会社 天神製作所 代表取締役
天神一利氏

1950年、宮崎県高城町(現・都城市)に生まれる。大阪に出た後、24歳で帰郷。建設業の営業マンとして10年間勤務する中、ステンレス溶接技術を学ぶ。40歳で現在の仕事に就き、畜産排せつ物を堆肥化させる処理プラントの設計から施工まで手がける。宮崎県内を中心に全国から注文があり、北海道千歳市に営業所・サービス工場を置く。
『TM4軸スクリュー式発酵攪拌機』
堆肥舎幅15m、長さ100mで撹拌時間約9時間で、大幅に時間が短縮でき、効率的。
畜産のまち「都城」から環境対策で地域貢献
家畜の廃棄物を低コスト、短時間で堆肥化

 2010年、口蹄疫発生に見舞われた宮崎県。「畜産のまち」として知られる同県都城市で、畜産廃棄物や有機性廃棄物の有効活用に積極的に取り組んでいるのが「株式会社天神製作所」。同社は、家畜廃棄物から堆肥を製造する発酵攪拌(かくはん)機を生産し、県内外から多くの注文を受けている。特に同県においては、口蹄疫の再発防止への意識が高く、糞尿処理は環境面からも不可欠だ。
 そこで救世主ともいえるのが、同社の『TM垂直発酵撹拌機』。最大の特徴はスクリュー式という点だ。通常のロータリー式と比較すると、構造がシンプルで、維持費が安いので経済的。より小さな発酵層で、大量の堆肥を処理できるため、堆肥舎の建設費も抑えられる。また、堆肥をかき上げないので、臭気対策コストの大幅削減が可能となる。
 さらに、『TM2軸スクリュー式発酵攪拌器』は、2本羽のスクリューを回転させるものだったが、新型の『TM4軸スクリュー式発酵攪拌器』は、世界初4本羽のスクリュー先端から温風を吹き出しながら撹拌するので、堆肥化時間を大幅に短縮、ランニングコストも削減される。なにより、同社の強みは面積や形状が異なる堆肥舎ごとにプラントの設計、施工が可能で、迅速なアフターケアまで手厚いことから、全国の農場で高い評価を受けている。2014年滋賀県を皮切りに、北海道、徳島、埼玉、鹿児島と着々と導入されている。天神社長のモノづくり精神が日本の農家の繁栄の糸口となる。
(ライター/大倉恭弘)

株式会社 天神製作所
本社 TEL:0986-47-1825
ホームページ http://www.tenjin-tm.co.jp/

株式会社 農神輿 代表取締役社長
田村吉寿氏

京都府出身。2012~2014年、京都府南丹市で無農薬野菜にこだわった農業に従事し、自作販売を実施。並行して加工品会社と料理研究家の協力を得て野菜ディップ「Nomikoshi」を開発。2014年7月、『農神輿』設立。14年12月、長野県の地震被災地、白馬村役場に「Nomikoshi」150本を救援物資として提供。
収穫祭の祭壇・神輿に献上する想いで作り上げたという「Nomikoshi」は、農業の活性化と食の安全性を追求する田村さんの努力の結晶だ。また、TPP加入に伴う食の安全性と先進国最低の自給率の現状、日本の将来を憂いて未来の子どもたちの為の一助となればと思い、起業した。
健康志向にピッタリの主食の友
自作の無農薬野菜で開発し販売

『株式会社農神輿(のみこし)』の代表取締役社長田村吉寿さんは、農業の6次産業化を絵に描いたように実践してきた経営者だ。無農薬野菜の栽培、販売を手掛け、さらに料理のツボ研究家つちだ縁さんと共同でトマト、ゴボウ、ニンジンを主素材に「Nomikoshi(のみこし)」ブランドの野菜ディップ3種を開発、ネットで売り出した。ペースト状のトマト、裁断した玉ねぎとパプリカ、味噌、なたね油で作った「とまと」、裁断したゴボウと玉ねぎ、パプリカ、味噌、こめ油が素材の「ごぼう」、裁断したニンジンと玉ねぎ、生姜、味噌、なたね油で仕上げた「にんじん」。東京ビッグサイトで2016年に開かれた「第20回グルメ&ダイニングスタイルショー2016秋」に出展し、健康志向時代にピッタリの食品と好評を博した。
「野菜本来の食感や風味を損なうことなく、野菜の特性を活かした和食仕立ての上品なやさしい味に仕上がったと思っています。健康志向の方や日頃野菜の摂取不足の方を念頭に豊富な機能性成分も配合したヘルシーな製品です。主食の友として喜んで頂いています」(ライター/斎藤紘)

株式会社 農神輿
TEL:050-3825-7591 Eメール:tamura_yoshihisa@nomikoshi.com
ホームページ http://www.nomikoshi.com/


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