井形慶子 イギリス
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  掲載クライアント
高橋宗男代表
一級建築士・宅地建物取引主任者
現在、「幸せ住宅の会」を開き「日本を変えたい」という志をもった同士を集め、啓蒙活動も行なっている。
使命感が生み出す、先駆的な技術と顧客愛
魅力的な国産材木造住宅が日本を救う!
とある国産材の木造建築に特化した建築会社が、サービスで感動させ、「貯金箱」をプレゼントしてくれるということが、評判になっている。そのクオリティーへの飽くなきこだわりはどこからやってくるのか。取材を試みると、同社には確固たるヴィジョンと使命感が秘められていた。
 

収穫多き「構造見学会」
先端技術のオンパレード

 宮大工の伝統技術を受け継ぐ職人集団『大作建設』。戸建木造住宅、リフォーム工事、不動産売買・仲介、資産運用コンサルと幅広く事業を展開し、多くの人々の支持を集めている。「出会ったお客様を全て幸せにすること」を社訓に、「24時間・365日体制の決意」「定期点検の実施による一生涯のお付き合い」をすることを誓う、同社の姿勢に偽りはない。たとえ、夜中であっても連絡があれば、不審者がいたら現場に急行、天井裏のネズミ退治、墓地探しの手伝いなど「建築に関わらず、できることなら何でもお客様の力になりたい」との思いで駆けつけてくれる。「昔は、どこの家庭にもご用聞きの出入り大工がいました。僕の目指すのはそこなのです」と高橋宗男代表は語る。
 そのこだわりは、これからのトレンドを先駆けた同社が建てる「100年もつ家」にも反映。それは「構造見学会」に足を運べば一目瞭然だ。見学会では、完成した家と、建築中の骨組みが見える時点での家を見せてくれる。その強固な作りを支えているのが某有名大学との共同研究開発した檜材『スーパージェイドライ』だ。材木は数年間自然乾燥させなければ、材質が安定せず建築後の木材のソリやねじれ発生の原因になる。しかし、現代ではそこまで乾燥させた木材は稀少で、費用も莫大となるのが現状だ。しかし、この木材はある特許にて含水率を15%にまで落とすことに成功。あの世界最古の木造建築、法隆寺をも視野に入れている。
 さらに、注目して欲しいのが、その画期的なシロアリ対策。一般的にはシロアリ材は土台から高さ1メートルぐらいまで撒かれている。日本のシロアリ対策にはそれで十分だった。しかし、現在、日本にも浸食しているアメリカカンザイシロアリは、日本のシロアリとは違い、屋根の上から食べ荒らしていくため、これまでの対策では対処できなくなっている。そこで、同社では、通常の5〜6倍の量のシロアリ剤を建物全体に塗布。しかもそのシロアリ材は、人が舐めても大丈夫なホウ酸系の無害な素材なので安心安全だ。「多少コストが重んでもこれだけは建築屋の義務だ」と言います。

「林業の再生が国家の再生」
森林大国日本浮上のカギ


 国土面積の7割にも及ぶ森林大国日本。本来、日本の森林は国内の木造住宅建設全てを補うキャパシティーをもっているほど豊かなものだ。しかし、現在、輸入材の台頭、コンクリート建築の増加もあり、国産材の需要の低下と労働者の減少を招き、間伐停止林が増加して日本の森林は荒れ果てつつある。木には樹齢があって、山にはサイクルがある。それに合わせて木を刈りだし、更新していかないと山は再生されないのだ。「日本の森林は宝の持ち腐れになっているのが現状。『林業の再生は国家の再生』を意味します。全ての産業の活性化につながるのです。今こそ、日本の木を使わなければならないのです。」と高橋代表。
 建築は日本の基幹産業。国産材を建材に使用することで、林業はもちろん、運搬する流通業や倉庫業、加工、施工する工業やその際に使われる電業、リサイクルする化学産業など、様々な業界を活性化させながら循環していく。さらに、森林の労働は非雇用者約数百万人の雇用対策にもつながるだろう。
「これを進めていけば、お客様の幸せにつながり、しかも絶対に日本が良くなる。」小さい流れとはいえ、同社が国産の木造建築を建てていき、国産材の魅力を伝えていくことは、日本再生への一歩を着実に歩んでいくことにつながる。同社のみなぎる情熱と、旺盛なサービス精神は、このような大きな使命感とヴィジョンが支えているのだ。


(ライター/前川定)
 
大作建設 株式会社
TEL/0120-848-343 FAX/03-3712-5591
   
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