井形慶子 イギリス
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設備開発にも力を入れており、2枚貝の良品・不良品を自動選別する装置の開発も行っている。年内に完成予定。同設備の処理能力は、従来的な一般手作業と比較すると7~8倍程度の効率UPとなる。
半導体部品を扱う、類いまれな高技術を応用!
様々なビジネスの成功に関わる、モノ作り企業の雄
不況の現在、もの作り技術の向上はもちろん、その応用の仕方も注目されている。半導体部品であるカバーガラスリッドの製造を手掛ける『キョウユー』は、まさにそれを実践している、教科書のような存在。実際にどのような事業を手掛けてきたのか聞いてみた。

 ICの保護カバーとなる封止キャップガラスの製造を行っている『キョウユー』。繊細な機器で数ミクロン単位の汚れも許されない洗浄作業も、アルカリ溶剤・超音波各種とナノバブルを組合せた特殊技術で細かいチリやホコリも根こそぎ落としてしまう。同社はその専門的で高い技術を生かし、様々な事業を手掛けているのだ。
 最近では、農家とタッグを組んで行う新しい方面での仕事が増えているとのこと。以前より農家から声があがっていた『農薬噴霧器』を制作。効率的に撒くことができるので、水と農薬の使用量が半減する上、作業者に農薬が降りかかるという健康上の問題も解決した優れもの。水の値段が高い中国をはじめ、海外でも大反響を呼んでいる。
 また、半導体生産のデータ管理方法をアレンジし、ハウス毎に天候や、湿度、糖度などのデータを収集。それにより、最適な栽培時期や肥料を使った、熊本スイカ『玄翠』が完成。一般的なスイカの2倍の鮮度をもち、皮の際まで甘みを楽しめる。スイカは塩をかけて食べるとなおさら甘みを楽しめるといわれているが、このスイカはまさしく塩分が高いところがポイントだ。
 農業とはまた違うアプローチだが、CO2の出ないモーターバイクの生産と販売にも取り組んでいる。しかも、ただの環境に優しいバイクではない。韓国の企業が開発したモーターで、同韓国企業が国際特許を取得。韓国モーター製造(テグ市)、韓国貿易商(釜山)、日本貿易商(長崎県)と連携し製造から販売まで行い『キョウユー』は、モーターと他付属部品の一部を輸入し、部品加工や組み込み製造・販売を行う。今普及しているバイクが1度の充電で40㎞走るなら、このモーターなら100㎞走る。また、これまでのバイクが10〜15度の坂道までしか上れないところ、25度まで登ってしまう。
 同社の高技術は可能性無限大。今後もどんどん新たなビジネスに挑戦していく注目の企業だ。
(ライター/前川定)
 
有限会社 キョウユー
(本社) TEL/0966-78-405  090-8760-5553 FAX/0966-78-4074 Eメール/t.nakamura@k-kyoyu.com
(設備開発工場) TEL/0966-67-5210 FAX/0966-67-5211
 
  ホームページ  http://www.kyoyu.co-site.jp/
   
「本業から大きく逸脱する事業展開は避け、地域に必要不可欠な存在になるように、着実な成長を目指したい」と足立和彦代表。
「人を大事にする」信頼が新たな事業展開へ
着実に成長を重ねる、流通不動産の注目企業
不況の影響をまともにかぶった倉庫業。その賃貸を受け持つ不動産業において、信頼の人間関係から、新しい事業が生まれるなど、どんどん成長を重ねている企業があるとのこと。

 「人と会うことが好き」その思いに忠実にキャリアを積み重ねてきた『ヤマトクリエイト』の足立和彦代表は、人の縁というきっかけをもとに、人間関係のネットワークを構築し、仕事の幅をどんどん広げている。そんな同社の本業が、物流の流れの中で重要な中継地点になる倉庫を賃貸物件として取り扱う不動産業。立地・機能・コストのあらゆる要素を加味しつつ、お客様に最適な倉庫を仲介している。お客様の業務内容や 取り扱う荷物の種類や量などの状況や特性をよく理解し、物件の立地や環境と照らし合わせて、本当に最適な物件を紹介することは、人好きな足立代表には合っていたそう。
 足立代表が独立する以前勤務していた会社も、倉庫をメインに店舗や工場を賃貸物件として扱っている不動産会社だ。経営を任されしばらくして、リーマンショックが起こり、在庫を可能な限りもたないという方針の企業が増加した。倉庫業には大きな打撃となり、前会社も事業規模縮小がやむをえない状態になって退職。2010年1月に独立しようと立ちあげたのが『ヤマトクリエイト』だ。
 その際、支えになったのが多くの人々の協力。そもそも家族から「みんなで協力するから、もう一度挑戦すべき」との声がなければ創業に踏み切っていなかったとのこと。人の縁から原状回復工事も請け負うようになり、これまでの倉庫の仲介に加えより幅の広い事業が展開されている。さらに、仕分け作業やピッキング作業、シール貼りなどの内職業をフランチャイズ化した、話題の事業を行なっている企業とも協力関係にある。顧客への柔軟な対応、内職従事者へのより安定した仕事の提供を実現したこのシステムは、今後さらに注目されていくことだろう。同社は、本業と人間関係を大事にする姿勢が顧客の信頼を生み、新たなビジネスのチャンスを引き寄せ、着実に成長しているのだ。
(ライター/前川定)
 
ヤマトクリエイト株式会社
TEL/049-291-5611 FAX/049-291-5622 Eメール/yamato-create@cd.wakwak.com
 
   
   
川下寛志代表取締役社長。配達に命を懸けているときっぱり言い切る強さがあるからこそ、会社を神奈川県軽貨物運送業売上実績第1位という輝かしい記録を打ち立てたのだろう。その仕事ぶりを見て、学びに訪ねる同業者も多い。
安心・安全・確実に荷物を届けて30年
その信頼が輝かしい実績を生み出した
「人に嘘をついたり、騙したりすることだけは絶対にしない!」とは、愛媛県から上京する車窓から眺めた美しい富士山に誓った言葉。それを誠実に、そして責任を持って30年もの長きにわたって遂行し続けた結果、今や神奈川県内トップの軽貨物輸送業に成長した『西湘運輸株式会社』。その強さの秘密を取材した。

 軽貨物運送業において、神奈川県トップの売り上げ実績を記録する『西湘運輸株式会社』。代表取締役社長の川下寛志氏にその理由を聞くと「従業員の努力と、取引先さんの応援のたまものです」と何とも控えめな返答。県内第1位となってもなお、驕ることなく誠実に仕事に向き合う川下社長の人柄のなせる業……社長の第一声でそんなことを実感した。
 さて、神奈川県小田原市に本社を置く『西湘運輸株式会社』は、1982年3月27日創業。高校を卒業した翌日に、経営者になる夢を抱いて上京してきた川下社長は、仕事中に指を切断する事故にあい、一時、仕事をさがす時期もあったが、高島屋のお中元の配達をしたことがきっかけで軽貨物運送業界に足を踏み入れたという。運転免許があれば働けるこの仕事を天職とうけとめ、川下社長は同僚の倍以上の配達をこなしたという。ところが、ただがむしゃらに働くだけではなかったのが、他人と違うところ。それは〝任せて安心、安全、確実〟〝嘘をつくな、騙すな〟をモットーに、人とのつながりを大切にしてきた点だ。取材時に川下社長は「私は出会った人の顔を忘れない為にも、必ず2ショットの写真を撮らせてもらってるんです」と今まで出会った人との写真がおさめられているアルバムを見せてくれた。名刺とともに収められたたくさんの写真からは川下社長の人との「出会い」を大切にする「想い」を強く感じた。「これは私の宝です」と語る川下社長の顔には、真剣に人と向きあってきた厳しさがあらわれていた。この真剣さが輝ける事績につながっているのを肌で感じたひと時だった。
(ライター/深井みさわ)
 
西湘運輸株式会社
TEL/0465-36-2410 FAX/0465-37-4379
 
  ホームページ  http://www.seishou.co.jp/
   
人の唯一根本である「魂」に働きかけ
迷い無き本来の姿に導く『ソウルカウンセリング』
あふれ出る情報、忙しい時間感覚、複雑な人間関係、……、物で満たされた社会であっても、なぜか満たされない心を抱えて日々を送る現代人。「心の底で渇望しているのは何なのか」「自分本来の姿とは?」そんな問いに応えてくれる、ニューカウンセリングがあるのだとか。

 「『ジュア』は太陽、『ドゥニア』は地球の意味。私たち人間は太陽と地球の一部であり、その躍動する太極のリズムに全てを委ねて生きることが自然な道なのです。」と語り、独自のカウンセリングで、人々を本来の姿に導いている『ジュア&ドゥニア』の岡林志津子先生。
 ところが、現代人は人為中心の世の中で暮らし、自然のエネルギーに反した生き方をしているとのこと。そのため、本当はどうすればいいのか分かっているのに、それができなくて苦しんでいる現代人であふれている。「精神や心の病気は、不自然な人格の自己の状態にあるということ。それを、正常な状態に戻すには、自己の中を自然な状態に戻してあげることが根本であり、全てなのです」と語る岡林先生。
 どんなに不自然な自己になってしまっても、純粋なまま本来の姿を保っている、人の唯一根本となるのが「魂」。その魂中心で循環できる自己に再生していけば、自然に戻っていくとのこと。その魂に働きかけるのが、岡林先生の『ソウルカウンセリング』だ。まずは、自然の自分でいられなくなったことで起こる、自分の行動や状態の本当の理由を一緒に受け止め、それをしっかりと認識。勘違いやこじつけでがんじがらめになってしまった真実の自分を解放させ、本来の自然の自分に再体制させていく。そうすることで、自然との一体感や本当の自由と可能性を実感し、本来の自分(魂)からのエネルギーに満ちあふれるのだとか。実際に、カウンセリング後の相談者は、自分を信じ委ねることのできる、揺るぎない自分の未知への明日へとワクワクして帰って行く方ばかり。
 家庭、学校、企業での人間関係の問題、いじめ、虐待など、個人から団体でのカウンセリングやワークショップも受付。本来の自分に出会える究極のカウンセリングをぜひ。
(ライター/前川定)
 
Jua & Dunia(ジュア&ドゥニア)
TEL/0267-31-0882 FAX/0267-31-0882 Eメール/jd@jua-and-dunia.jp
 
   
   
インスタントテイー開発物語。 
あの顆粒状の緑茶も?
手軽に色々な味が楽しめるインスタントティーの魅力とは。今や飲食店でも目にします。始まりは13年前中国での共同開発で始まったという。便利で気軽に使える商品こそ消費者が喜ぶ物ではないでしょうか。

 最近のインスタントティーはおいしいし、お茶本来の持つ渋みや甘みも、茶葉からのお茶と遜色なく、むしろ味が濃くておいしい気がする。回転寿司で顆粒状の緑茶を飲んだ経験がある方は、思い出してもらえるだろう。ここ柳屋茶楽のインスタントティーシリーズはその厳選された茶葉を使って顆粒状の緑茶や、インスタント黒ウーロン茶、最近では、より味がまろやかになったインスタント乳酸菌入り緑茶、又麦茶など、すべてお茶を顆粒状にして、どこでもおいしいお茶が飲めるようにした。又、インスタントティーは、エコな飲み物である。水分を含んだ茶葉(茶ガス)が出ないので、ゴミ削減につながり、そのゴミ処理にも手間が省ける。もちろん、急須やお茶こしも必要がないので、本当に場所を選ばずおいしいお茶が飲める。この茶楽のお茶は顆粒状なので、お菓子づくりや料理にも大活躍している。このおいしいさをにがさずつくられた顆粒状のお茶は今から13年前に中国でのスプレードライ製法の共同開発に端を発し、顆粒状のお茶の商品化が実現した。社長である永柳雅信氏は、先見の明の人物で、今日本は年々人口が減少していく一方で、世界中のあらゆる商品が手に入る時代。消費に関しても右肩さがりの時代だけに、本当に良いもので、便利なものしか残れない時がきているという。どんな商品だったら消費者に喜んでもらえ、市場に残すことが出来るのか?そんな商品の開発、提案に取り組む企業をつくり上げた人でもある。
(ライター/ボスニア路子)
 
柳屋 株式会社
TEL/0120-193220 052-383-3220 FAX/0120-293220 052-383-2910
 
  ホームページ  http://www.yanagiya-charaku.jp/
   
スケールメリットを生かした健全な牧場経営を目指す同社が取り入れた"繁殖牛委託オーナー制度"。契約後14日間は無条件でクーリングオフが可能。途中解約は10%の違約金がかかる。さらに私の牛が死亡したときには同社の牛を代わりに提供してもらえるので興味があったら即ホームページにアクセス。
繁殖牛委託オーナー制度に参加して
食品自給率200%の北海道を元気に!
日本の食糧生産基地である北海道の農家、酪農家、畜産農家が元気になることを願っている会社が北海道札幌市にある。それが『株式会社 なの花畑』だ。"繁殖牛委託オーナー制度"を取り入れて、北海道の第一次産業が健全に運営できるようサポートしているという。その取り組みを取材した。

 広大な大地を利用して栽培した農産物、豊かな自然がはぐくんだ海の幸……北海道は美味しい食材の宝庫だ。この恵まれた自然を生かして、クリーンで安心・安全な食づくりを念頭に掲げ、北海道の畜産農家と全国の消費者を結ぶ架け橋となっているのが『株式会社 なの花畑』。北海道全域を拠点に、道内各地の牧場に農業生産法人を設立し、地域の状況や気候に合わせた牧場経営を行い、農業生産基盤の確立を目指している。
 地元ブランドを前面に出した農産物や食料加工品の販売、観光牧場をはじめとするアグリビジネスの展開など、先頭に立って北海道の畜産事業の未来を築いている同社だが、数ある事業の中でも、『株式会社 なの花畑』ならではの〝繁殖牛委託オーナー制度〟に、今注目が集まっている。
 これは高齢化・後継者不足といった深刻な問題を抱えている生産者農家の現状を解決しようと生まれたもので、たとえば繁殖牛を1頭100万円で購入し、飼育委託期間を6年とした場合。子牛の予定売却利益金が95000円という契約であったら、購入後は毎年95000円ずつの子牛売却利益金が支払われ、6年目には95000円にプラスして、契約した金額に応じて、繁殖牛を買い戻してくれるという仕組み。委託期間が1年なら20000円、3年なら50000円と、委託する期間によって子牛予定売却利益金も変わってくる。牛の頭数が増えれば人件費や飼育費が抑えられるので、利益を生むことが可能になるのだという。ある意味、銀行や証券会社にある商品を買うのと同じ感覚……牛を飼って資産を活用しよう! という制度なのだ。
(ライター/深井みさわ)
 
株式会社 なの花畑
TEL/011-615-7087 FAX/011-615-7084
 
  ホームページ  http://nanohanabatake.co.jp/
   
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