井形慶子 イギリス
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『こたに糖尿病内科クリニック』
小谷圭院長
糖尿病は怖い病気ではない
管理さえできればうまく付き合える病気
世界には約2億人の糖尿病患者がおり、2030年までにこの数は倍増すると
推定されている。
不治の病ではと不安を抱えている人は多いが、『こたに糖尿病内科クリニック』は
患者から疑いのある方まで、糖尿病との付き合い方を教えてくれるクリニックだ。

 糖尿病とは、血糖をコントロールするホルモンであるインスリンの作用不足や分泌不全のため、血糖値が病的に高くなる病気だ。厄介なことに、発症してもすぐには症状が出ないこともあり、知らない間に全身に合併症が進行してしまう。網膜症での失明、腎症からの透析、神経障害による足壊疽などを起こして初めて気付く事も多く、若くして心筋梗塞で命を落とす場合もあるのだ。
 適切な治療のためには大きな病院で専門医や栄養士から指導を受けることが望ましいが、患者にとっては時間的にも精神的にも大きな負担となる。
 そんな状況を打開しようと小谷圭院長は『こたに糖尿病内科クリニック』を開設した。クリニックでありながら予約制を導入し、じっくり患者と向き合う半面、電話での相談にも応じて急な受診も受け入れている。また、小回りがきくクリニックの利点を活かし、いち早い新薬の採用など、大きな病院では望めない有利な面を誇っている。
 小谷院長は大病院勤務などの豊富なキャリアを持ち、痛くない血糖自己測定や、インスリン離脱法、ハーフ糖質制限法などの専門的な技術を広めてきた。クリニックでは糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師が常駐し、患者の不安を和らげ、また管理栄養士がいつでも患者のライフスタイルに合わせた食事相談にのってくれる。さらに普通は大病院にしかない血液検査機器や眼底カメラを置き、クリニックならではの便利さで大病院と同じ治療が受けられるような配慮がなされている。小谷院長は「糖尿病は残念ながら治らない病気です。しかし、きちんと血糖値のコントロールさえすれば、ずっと付き合える病気です。なにも恐れることはありません」と語る。クリニックでは糖尿病と付き合う一助として、糖尿病患者の会を組織している。そこではクリニックのスタッフとのチーム医療でもって、患者さんの心のケアをサポートしている。身体の面でも心の面でも『こたに糖尿病内科クリニック』は糖尿病に不安をもつ人にとっては、頼りになってくれるクリニックなのだ。
(ライター/本名広男)
 
こたに糖尿病内科クリニック
TEL/078-857-5020 FAX/078-857-5021
   
ホームページ http://www.kotani-clinic.com/
神戸ハーバーランドにある
『中山内科リウマチ アレルギー科』

院長 中山志郎氏
1933年富山県生まれ。京都大学医学部卒業。国立京都病院、京都大学医学部第2内科、神戸市立中央市民病院免疫血液内科部長。1992年『中山リウマチアレルギー科』を開設。医学博士。日本リウマチ学会認定専門医。日本リウマチ学会、日本臨床リウマチ学会、日本血液学会、日本臨床血液学会、日本網内系学会などの功労会員。著書「患者さんが読むリウマチの本」(共和書院発行)など。
難病専門のクリニック
関節リウマチ等の患者へ希望を
難病として長らく治療が難しかった関節リウマチに抗サイトカイン療法が開発され、
関節の破壊や変形を抑えることができ予後が画期的に改善できるようになったと、
『中山内科リウマチ アレルギー科』院長の中山志郎氏は語る。

『中山内科リウマチ アレルギー科』は難病患者のための専門クリニックだ。関節リウマチ、全身性エリテマトーデス を始めとするさまざまな膠原病、白血病など、血液疾患や免疫不全症を扱う。院長の中山志郎氏は、京大病院、国立京都病院、神戸市中央病院を経て約30年間難病治療に携わり、多くの患者を治療してきた経験を持つ。
 難病の中でもとりわけ患者数が多いのは関節リウマチである。リウマチの原因は長らく不明であったが、近年、関節の腫脹や破壊に関与するサイトカイン(免疫伝達物質)の過剰産生によるものであることが明らかになった。免疫は病気から免れるという意味で生体にとって有利な現象である。しかし、免疫力が異常に強くなることにより、自分の体の一部が破壊され様々な病気が引き起こされることがある。自己免疫疾患とも呼ばれ、代表的な例が関節リウマチや膠原病である。ここ10年の間に、この免疫を抑える抗サイトカイン療法が開発され、関節リウマチの予後は画期的に改善されるようになった。現在、使用できる抗サイトカイン療法の薬剤(生物学的製剤ともいう)には、レミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ、オレンシア、シンポニーの6種類がある。なお、制癌剤の一種であるMTXを使用することが基本的療法である。
「わが国には50万とも100万人ともいわれる関節リウマチ患者がいます。男性より女性の発症が圧倒的に多い難病ですが、近年抗サイトカイン療法が関節リウマチに強力な効果があることがわかってきました。ただ、高額なことと、まれではあるが急性肺炎や、肺結核などの感染症を起こすことがある」
 こうした抗サイトカイン療法は、全身管理ができる内科医のリウマチ専門医による適切な投与を必要とする。中山院長は白血病などの血液疾患やリウマチ疾患、膠原病を専門として、重症患者を長年診てきたその幅広い知識と豊富な臨床経験は、これからも関節リウマチを始めとする難病患者の支えとなり続けるだろう。
(ライター/本名広男)
 
医療法人 中山内科リウマチ アレルギー科
TEL/078-360-1835 FAX/078-360-1837
   
ホームページ http://www.jmnn.jp/ad1/archives/2008/02/26/post_204.html
自分の家で過ごしたい患者さんを
最期まで在宅医療で支える
医療スタッフが自宅に向かい、病院と同じように、定期的に自宅で診察する在宅医療専門
医院の『ひだまりクリニック』。
医療を受けたくてもなかなか病院まで出向くことができない一人暮らしの老人、終末期を
自宅で過ごしたい患者など、自宅での診療が必要な患者に、常に笑顔で在宅で医療支援
を行っている。
 

 長期の入院や施設にいる高齢者は自分の家に戻りたいと考えている。そして最期を迎えるなら自分の家でとは誰しもが思うことだろう。しかし、現代では8割以上の人が病院で最期を迎えている。
 今、医療や介護の世界では、自宅での看取りということが少しずついわれるようになってきた。がんによる死亡が増えているが、がんの多くはゆっくりと症状が進行し、痛みもコントロールできやすいので、在宅医療でターミナルケアがしやすく、末期がんの患者で自宅で最期を迎える方が増えているという。在宅医療とは、往診とは違い、医師が病院で回診するように、地域を巡回して患者を定期的に訪問し診療を行うこと。在宅医療は入院、外来診療に続く第三の選択といえる。
『ひだまりクリニック』は、鳥取県米子市近郊で在宅医療を展開している在宅医療専門クリニックだ。
 県内初の在宅医療専門医院として『ひだまりクリニック』を開業したわけを、福田幹久院長は次のようにいう。
「せっかく長い時間をかけて病院にやってきた患者さんでも、外来診察ではいくらがんばっても5分間ぐらいしか看ることができない。もっと患者さんのことを考えて、じっくり話を聞いて診察したいと在宅診療の道を選んだのです」
 地域のケアマネージャーなど介護の現場とも連携し、医療の手があれば在宅で過ごせる患者にむけて、医師3人体制でチームを組み在宅医療を行う。訪問看護ステーションも開設し、より手厚いサービスを行なっている。現在は約200人の患者の在宅医療を行っている。末期がんの患者も多く、これまでに100人近い患者を自宅で看取ったという。同クリニックは、在宅での医療で、少しでも長く在宅で過ごしたい、また在宅で最期を向かえたい患者を医療で支え、より質の高い生活を提供しているのだ。
(ライター/本名広男)

 
ひだまりクリニック
TEL/0859-37-5188 FAX/0859-37-5190 Eメール/info@hidamariclinic.jp
   
ホームページ http://www.hidamariclinic.jp/
口臭は歯磨きだけでは無くならない
善玉菌で体の中から解決を
口臭防止に市販の洗口剤を使ってもあまり効かないという方も多いのでは。
口腔ケアグッズには殺菌剤が使われており、人間にとって大切な善玉菌まで殺しているのだ。
「たなべ保存歯科」の田邊一成院長は、自然で殺菌剤を使わない口腔ケアを提唱する。

 歯科医院で治療が終わって歯を磨き続けても、また悪くなったという人は多い。
「口の中に虫歯菌と歯周病菌がいる限り、歯はまた悪くなり、口臭も消えない。口腔内トラブルの根本的な解決には、この口腔内細菌を研究しなければ」
 そう語るのは「たなべ保存歯科」の田邊一成院長だ。
 田邊院長は大学研究室や、大手製薬会社との共同研究を始め、乳酸菌WB21に出会う。乳酸菌は、味噌や漬け物、胃腸薬等にも含まれる、人の健康に有益な効果をもたらす善玉菌だ。田邊院長は現在市販されている口腔ケアグッズのほとんどに含まれている殺菌剤が、人間にとって大切な善玉菌も殺してしまうことに疑問を持っていた。
「この善玉菌である乳酸菌を虫歯菌と歯周病菌の除去に使えないかと考えました。その発想の元となったのは、無農薬農法のひとつ、合鴨農法です。通常の農業では害虫に農薬を使います。これでは畑に必要な益虫やミミズ、土壌細菌まで殺してしまい、残留農薬は食の安全も脅かします。合鴨農法では害虫の駆除に合鴨を使い、無農薬の作物を得ることができます。同じように乳酸菌を虫歯菌と歯周病菌の除去に使えれば、殺菌剤を使った口腔ケアは必要なくなります」
 研究では生きた乳酸菌WB21が胃や腸まで届くようにタブレットに配合し、1日3回なめてもらい解析を続け、口臭改善と虫歯菌の減少、歯周炎症が軽減する効果が確認された。これら一連の研究成果は国際口臭学会、日本歯周病学会、国際学術論文として発表されている。
 研究で使用したタブレットは『みんなの善玉菌WB21タブレット』として「たなべ保存歯科」や「福岡歯科大売店」で入手できる。田邊院長は「食の安全、無農薬にこだわる人は増えているが、口腔ケアでは殺菌剤を使用する人もまだまだ多い。そろそろ口の中も『無農薬』にしてみてはどうでしょう」と語った。
(ライター/本名広男)
 
たなべ保存歯科
TEL/092-663-9101 FAX/092-663-9101
   
ホームページ http://tanabe-hozonshika.jp/
顔面に傷が入らない涙嚢(るいのう)鼻腔吻合術『鼻内法』
日帰り・局所麻酔・内視鏡下で手術が可能に

 悲しくないのに、「楽しいお話をしている最中にも涙が溢れてハンカチが手放せないので困ってます」という流涙症のご夫人が非常に多くいらっしゃいます。従来の治療は、入院して、全身麻酔をかけ、涙の袋(涙嚢)と鼻腔内とを繋ぐ手術を行っていましたが、患者さんの顔にカタカナの「ハの字」の傷(瘢痕)が必ず残っていました。身体に負担が大きい全身麻酔を受けたくないし、特に「顔に傷が入るのが一番嫌だ」と思うのは誰でも同じことです。そこで考え出されたのが涙嚢鼻腔吻合術の『鼻内法』なのです。この手術方法は、「お顔の皮膚を切開しない」ので、顔に傷が入りません。傷は鼻の中だけです。しかも、日帰り、局所麻酔で、ご高齢の方でも歩いて帰れます。
(ライター/本名広男)
 
たなか眼科医院
TEL/0968-43-3415 FAX/0968-43-5241 Eメール/tanakaganka@mac.com
   
 
美しく自然なインプラント治療で
心身の健やかさと幸福な人生を

『田中歯科医院』の田中譲治院長は、 インプラント関連の多くの学会での認定医で、ドクター向けのインストラクターでもあるインプラント治療のベテランだ。インプラント治療とは、歯の抜けたところに自分の歯と同じように人工の歯の根を植えて、しっかり根付く新しい歯を取り戻す治療法だ。同院の治療は単に治すだけでなく、歯・歯肉全体・口元全体をトータルに診てより美しく治療するのが特徴で、自分の歯と区別できないほどの自然さと、咀嚼力の実現を目指したインプラント治療を行う。入れ歯と違い安定感があり、またブリッジのように健康な歯に負担をかけずにすむ。美しく自然なインプラント治療は、人生の質の向上に寄与する治療なのだ。
(ライター/本名広男)
 
田中歯科医院
TEL/0120-64-3006 04-7164-3000 Eメール/tdc@tanaka.or.jp
   
ホームページ http://www.tanaka.or.jp/ http://www.shika-implant.com/
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