注目情報はこれだ! 2016


イギリス生活情報誌 
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超高齢社会の厳しい現実を直視
介護問題の解決に意識改革求める

『介護ストレスをゼロにする10の思考法』(幻冬舎)
第1章:介護ストレスで、心を患う家族が急増している
第2章:「終わりのない苦労」という意識が家族の介護生活を辛くする
第3章:介護のストレスをゼロにする10の思考法
第4章:共に生きてきた家族だからこそプロ以上のケアができる

有限会社 大正舎 代表取締役
メンタルアナリスト 深澤昭彦氏
山梨県出身。25年以上の間、精神神経科病棟を中心に准看護師として勤務。独学で心理カウンセラーの資格を取得し、患者の心のケアを重視した看護臨床の実績を積む。その後ケアマネージャーの資格も取得。老人保健施設、居宅事業所の立ち上げなどを経て2003年、『大正舎』を設立。
介護問題の負の連鎖に実務経験から警鐘
独自の思考法で介護ストレス解消を伝授

 約620万人。2015年11月現在の要介護、要支援と認定された人の数だ。その周りには介護に明け暮れる家族や施設の職員たちがいる。介護疲れ、介護のための離職、老老介護、挙句の悲惨な事件は、超高齢化時代の厳しい現実を浮き彫りにする。独自の理念で介護事業に取り組む『大正舎 介護くらぶ』代表取締役、メンタルアナリストでもある深澤昭彦さんは、負の連鎖の背景にある人材不足、教育不足の改善の必要性を指摘し、介護ストレスを解消する思考法を提起、「心の問題」として向き合う意識改革の重要性を説く。

人材不足、教育不足に問題の根
安易なシルバービジネスを嘆く


「高齢化社会で介護が大きな問題になるのは自明の理。大事なのは介護問題に家族、行政、事業者がどう向き合うかです。介護施設に限っていえば、人材不足と教育不足が深刻です。介護のノウハウもない異業種からシルバービジネスとして参入し、職員に十分な教育を施さないまま事業を展開するケースが増えました。そこに、就職難のいろいろな人が安易な気持ちで入ってきました。ところが低賃金で大変な仕事。介護離職が多発し、人手不足に直面しました。国の予算では介護報酬は上がらず、安易な事業者が増えるだけという悪循環に陥ってしまっているのが介護を取り巻く現状です。これを本気で改善していかなければ、負の連鎖は断ち切れません」
 家族による介護の辛い現実にも心を痛める。介護疲れなどを理由に、60歳以上の高齢者が家族に殺害されたり心中したりする事件が毎年50件前後で推移し、加害者の58.0%が老老介護のケースという現実。
「厚生労働省の調査によると、介護者の60.8%が悩みやストレスがあると回答していますし、事件の多くは介護ストレスに起因しています。要介護者が認知症の場合はその苦労は想像に難くありません。最高裁判決で家族の賠償責任は否定されましたが、91歳の認知症の男性が徘徊中に列車にはねられて死亡した事故は他人ごとではありません。介護に起因する苦痛は時に人生や家庭すらも崩壊させるような致命的な問題に発展します。そんな辛い状況から抜け出すために介護施設や在宅介護などのプロに助けを求める家族も少なくありませんが、介護施設の不足は深刻な上、入居者3人が転落死した川崎市の有料老人ホームのような虐待の例もあり、安心して施設に預けることを躊躇する家族もいるでしょう。内憂外患、これが介護の現実なのです」

心理カウンセリングの技法駆使
心のコミュニケーションを重視


 こうした現実に深澤さんが出した答え、介護と向き合う理念は、心からのアプローチだ。「大正舎」の「リハビリティーサロン時の灯り」では、予防介護に力を入れ、自立して生活できる状態に導いていくが、ユニークなのは「回想法」。昔の経験を思い起こさせ脳の働きを活性化させる心理カウンセリングの技法だ。機能訓練と組合せたプログラムで成果を上げ、声価は高まる一方だが、「経営者はコンセプトをしっかり持って現場にいることが大事」と施設を増やす考えはない。その替り、これまでの成果を広く伝えたいと出版したのが「介護ストレスをゼロにする10の思考法」。精神科病棟での准看護師経験、心理カウンセラーやケアマネージャーとしての経験、「大正舎」での実績の集大成だ。198ページ、4章から成るこの著書は、個人に止まらず、介護のプロや関係団体の勉強会やセミナーなどで使われているという。
「介護は、心のありように問題解決のカギがあると考えています。
心と心のコミュニケーションです。ご家族も本人の気持ちを理解することができれば、穏やかな心の状態で日々接していくことができるはずです。ご家族に止まらず、施設のスタッフの教育にも役に立つと思っています。介護は心の問題として、すべての関係者が真剣に向き合う意識改革が求められているのです」

大正舎 介護くらぶ
TEL:042-649-6617 FAX:042-649-6618 Eメール:kaigo-k@taishosha.jp
ホームページ http://www.koureisha-shien.com/

左:倉元彩光が描き上げた「千手観音」
右上:『男の子の名づけ事典』『女の子の名づけ事典』
右下:『サイコーの改名力』

「開運 サイコー館」 倉元彩光先生
運命鑑定士、姓名研究家。国家公務員、自営業を経て鑑定士の道へ。米国認定サプリメント・アドバイザー、修法師、整体師、認知症予防支援相談士の資格を持つ。姓名判断、気学、算命学、手相、人相など様々な手法を駆使した独自の占術スタイルと人間味溢れる語り口で上野の母と慕われる。
仏像に感涙流した心を仏画に投影
運命鑑定に深みを与える求道精神

大家に師事し完成度高める
数十点描き、個展で披露も


 詩書画で知られる著名な作家の個展でのこと。天使の絵を見て「絵が動いた」と作家に話すと、「絵に入る瞬間がある」と作家がいったという。「上野の母」の愛称で相談者から慕われる占い師倉元彩光先生の経験談だ。「絵に入る瞬間」は、先生が仏画を描いているとき、今も感じる不思議な心の状態と重なる。「無心に描いていると、涙があふれてくるのです」。魂が絵に引き込まれる心の変化がここにはある。
 日本易学連合会の認定鑑定士で姓名研究家の先生が東京上野に「開運 サイコー館」を開いたのは1999年。以来、何千人もの運命を鑑定してきたが、この活動を支える力の源泉は、生後間もなく、生死の境を乗り越えて命を与えられたころにさかのぼる。目に見えぬものへの感受性が歳を重ねるごとに強まり、霊感を意識していった。
 倉元先生は有名な寺院で修業したときのこと。奥の院に一人進み、並んだ仏像を見た瞬間、全身に鳥肌が立ち、堰を切ったように涙があふれ、号泣した。「人の心動かす仏像の力は計り知れない」と感じたという。この経験から仏像彫刻を目指すことも考えたが、仏画を選択した。
 倉元先生は、仏画の大家に師事し、描き方を習い、アトリエを兼ねる「開運 サイコー館」で何十点もの仏画を描いてきた。2013年1月には東京・新宿のギャラリー新宿ブリコラージュで「倉元彩光 仏画展」を開いた。一部は額に入れて、室内に飾ったり、大事に保管したりしている。

精神集中し一点完成に半年
緻密な千手観音に個性滲む


 描き上げた「千手観音」は子(ねずみ)年の守り本尊。正式には「千手千眼(せんげん)観世音菩薩」とも呼ばれる。千本の手のそれぞれの掌に一眼を持ち、千本の手はどのような衆生をも漏らさず救済しようとする観音の慈悲と力の大きさを表すとされるが、その姿は複雑。仏画の先達の作った線画の下絵をベースに、心に焼き付けた像を天然の土などに染料を染め付けた微粒子の水干絵具(すいひえのぐ)で表現していく緻密な作業は精神の集中を要するといい、一点を仕上げるのに短くても半年以上、絵によっては年単位の時間がかかるという。
「仏画で描く諸尊は、干支によって異なります。子年は千手観音、丑(うし)、寅(とら)年は虚空蔵菩薩、卯(うさぎ)年は文殊菩薩、辰(たつ)、巳(へび)年は普賢菩薩、午(うま)年は勢至菩薩、未(ひつじ)、申(さる)年は大日如来、酉(とり)年は不動明王、戌(いぬ)、亥(いのしし)年は阿弥陀如来。絵画ですから、描き手の心の在りようで仕上がりが変わり、個性が滲み出るのです。私が描く仏画にも他の人たちと異なる描法のオリジナリティがあるのです」
 易学、姓名判断、九星気学、算命学、手相、人相、印相、タロット、四柱推命など多様な手法で、相談者を悩みや迷いの闇から解放し、未来への希望を呼び覚ましてきた倉元先生。豊富な人生経験と人間味あふれる語り口は、年齢、性別を超えて多くの人から支持されている。全国各地から相談に訪れ、繰り返し足を運ぶ人も多い。各地からの相談依頼にも応え全国を飛び回る多忙な日々だ。
「私の運命鑑定は、占術という学問によって相談者自身の気づきを導き、問題解決に努めます。自身でどうすべきかに気付き、行動することで運命は変わります」
 運命鑑定と仏画。仏像に感涙を流した先生の心に触れることができるはずです。

倉元彩光
TEL:03-5817-0255 FAX:03-5817-0255

①戌辰激戦地の碑
②宇治川堤防より京阪電車を臨む
③高瀬川
④三栖の閘門と十石舟
⑤伏見港付近
⑥寺田家
⑦宇治上神社本殿
⑧宇治上神社拝殿
⑨平等院
⑩平等院鳳凰

株式会社 GNR 代表取締役 千田明氏
「株式会社ミライト」で通信工事の施工管理に従事。東営業所所長、EGW工事部長、取締役などの役職を歴任。退職後、2011年5月に電気工事業、電気通信工事業を業務とする『株式会社GNR』を設立し、事業を牽引している。
東海道五十七次の歴史を辿る旅・寝屋川〜伏見①
電気通信工事のプロの飽くなき探求心

 大阪府枚方市で電気通信設備工事業を手掛ける『株式会社GNR』の代表千田明さんは、歴史への造詣が深く、中でも以前勤務していた大阪市中央区北浜の「ミライト」社の支店近くに、東海道五十七次の起点とされる高麗橋があったことから、その道程をエンジニアらしい探究心で詳細に辿っている。東海道五十七次とは、江戸時代西国の大名は京都を通過することを禁止され、大阪・京橋から京都を迂回して大津に抜ける道程をとっていたことに由来する。今回は枚方から伏見への道程を辿る。
 「戌辰戦争激戦地①の碑を過ぎ、古き世界を守る者も、すべてを改め新しくする維新を求めた者も、 尊王攘夷を求めた者も、終わってみれば全然違った世界になっていたのが明治であったと思います。さて、いよいよ伏見に向かって京阪電車に沿って進むと踏切があり、右折すると宇治川の堤防②に上り、街道は伏見に向かいます。
 この堤防が切れたら京阪電車は水没するかも知れないと思う傍ら、琵琶湖には水量調整の天ケ瀬ダムがあるから大丈夫などと思いながら、3km程進むと高瀬川③に出ます。高瀬川は角倉了以(すみのくらりょうい)が資材運搬用に開削した水路で、水深が浅いため船底の平らな高瀬舟を使用したことから名づけられました。森鴎外の小説「高瀬舟」でも有名です。鴨川二条付近のがんこ寿司(山形有朋の元別荘)の庭園を通り、日本銀行裏の一之船入(船溜り。過去には何箇所がありましたが現在は埋め立てられ、残存しているのはここ一ヶ所だけです)を起点として、伏見より京都に人と物資を運んでいました。しばらく行くと濠川(ほりかわ)と三栖の閘門(みすのこうもん)④があります。宇治川との水位調整と流量調整の閘門があり、観光用の三十石船と十石舟の船着き場もあります。濠川に沿って上流に上ると伏見港跡⑤の公園が整備されています。江戸時代の大坂・八軒家浜と伏見港間を三十石船は177隻が往復していたそうで、大阪からは曳き舟なので船頭は大変な重労働だったと思います。さらに上り、肥後橋を右折し、道なりに左折するとここも戌辰の激戦地だった京橋を渡り、感傷にふけりながら右折すると寺田屋⑥があります。薩摩藩の常宿で、坂本龍馬も定宿としていたところです。ご存じのように、龍馬は彼女であるお龍さんの機転で幕吏より逃れることができました。また、暴挙に走る薩摩藩の急進派を島津久光候が鎮撫し、9名の犠牲者を出した所でもあります。現在も宿を営んでおり、昼間は見学者で繁盛しているようです。
 さて、ここまで来たからには、ついでに龍馬通りを京阪中書島まで戻り、宇治まで寄り道してみたいと思います。宇治駅を降り、さわらびの道沿いに行くと宇治上神社⑦⑧に着きます。本殿は日本で残っている最古の神社(1060年頃)と言われ国宝であります。古代の祭祀は神が降りてくる巨大な石、磐座(いわくら)で行われていましたが、次第に麓で行われるようになり、仏教伝来に伴い仏教建築と区別するために神社形式が発生した初期の建物と思われます。菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと=応神天皇の皇子、仁徳天皇とは異母兄弟で、仁徳天皇に皇位を譲るために自殺したと伝えられます。歴史は勝者によって書き換えられるので、ここでは古事記・日本書紀に従いましょう)と応神天皇と仁徳天皇が祀られています。拝殿も1215年頃の建立で、国宝であります。宇治はその当時、菟道と書かれていたようで、応神天皇の別荘地であったと思われ、皇子もそこから名前につけられたようです。次に下った所に宇治神社(菟道稚郎子命を祀る)があります。
 宇治神社に拝礼して階段を降り、宇治川に架かっている朝霧橋を渡り、対岸に出ると平等院⑨があります。宇治上神社と共に世界遺産であり1052年に藤原頼通よって開かれたもので、鳳凰堂は10円玉の表面のデザインに起用されています。2014年に改修され、往時の色彩と金色の鳳凰⑩が輝いています。鳳凰堂は1時間30分待ちとかで時間に余裕がないと見学は難しいですが、宝物保管の鳳翔館には国宝の梵鐘・雲中供養菩薩像26体と鳳凰を身近に見学することができます。
 宇治は紫式部の「源氏物語」最終章である宇治十帖の舞台でもあり、大勢の女性客が訪れています。夏の花火大会には、塔の島・宇治橋からの眺めは、花火が宇治川の清流に輝き素晴らしいものです。また夏の鵜飼も炎の中で女性の鵜匠が花を添え必見です。
 さて、宇治駅に戻り、菟道稚郎子の古墳を眺めながら京阪中書島から街道へ戻りますが、ここ伏見には名前の由来となった「伏水(ふしみず)」と呼ばれる沢山の名水があります。この名水から生まれるおいしい酒に思いを馳せながら、今回はここで筆を置くことにします」。

株式会社 GNR
TEL:06-6910-0600 FAX:06-6910-0601
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