ヒットの予感!! 2017


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
有限会社 まるみ麹本店 代表取締役
山辺啓三氏

岡山県出身。大学で微生物について学び、卒業後、1950年に麹製造で創業した『まるみ麹本店』に入社、専務を経て2005年、父親を継いで二代目社長に就任。味噌、甘酒、米麹、ひしおもろみ、醤油、酢などの製造販売、ネット通販を展開。岡山県中小企業家同友会副代表理事・吉備高原支部役員。
発酵食品製造の老舗二代目の社長として、自然の法則に従い、自然の力を生かす伝統製法を堅守し新技術で補強する。
発酵食品に生かす自然の法則
伝統的な製法を新技術で補強

 自然の法則に従い、自然の力を生かす。発酵食品づくり一筋、に66年の歴史を刻む『まるみ麹本店』の伝統製法に息づく理念だ。二代目社長山辺啓三さんは、この理念を継承、新たな工夫と技術で自然の力を最大限引き出す環境を整えてきた。味噌、醤油、甘酒など自然栽培の米、麦、大豆、海塩で作り上げる製品が愛され続ける理由がここにある。
 床下、壁、天井を備長炭で覆い、マイナスイオンの多い環境を実現した味噌蔵、2016年におかやまIT経営力大賞を受賞した工場温度管理システム、厚生労働大臣表彰を受けた衛生管理、契約農家との連携による米、麦の自然栽培、清流高梁川の伏流水の電子イオン水としての活用……。最良の環境づくりの意志が伝わる努力の数々だ。
「大豆が高騰した平成17年のことですが、あまりのコスト増にどう対処すべきか先代の父と激論になり、会社の理念を守ることが大事だと主張して納得してもらい、それをきっかけに経営を継承しました。自然法則に従った昔ながらの良質な環境と、伝統の発酵技術、独自の新たな技術によって素材の力は最大限引き出されると信じています」
 岡山県中小企業家同友会の副代表理事、吉備高原支部役員も務め、人口集中地に止まらず、過疎地域の活性化に寄与する活動に力を注ぐなど郷土発展への思いは人一倍強い。
(ライター/斎藤紘)

有限会社 まるみ麹本店
TEL:0866-99-1028 FAX:0866-99-1085 Eメール:marumi@marumikouji.jp
ホームページ http://marumikouji.jp/

株式会社 コージーファーマシー
代表取締役 高橋一成氏

神奈川県出身。明治23(1890)年、曽祖父が顔料販売で創業した『高橋商店』からスタートした『コージーファーマシー』の4代目社長。薬剤師。薬局4店舗と認可保育園を展開。130店余りが軒を連ねる横浜橋商店街の副理事長。曽祖父は岩倉具視のSPを務めた警察官で、黒田清輝に師事した画家。
TEL:045-251-1027 住:神奈川県横浜市南区万世町2-38-16
http://www.yasuragihoikuen.com/

薬剤師として明治から続く家業を守りながら、薬剤師資格を目指す予備校を計画、看取りの専門施設設立の構想も描く。
薬剤師資格目指す予備校計画
看取りの専門施設構想も描く

 近代洋画の巨匠黒田清輝に師事した曽祖父が明治23年に創業した顔料販売に端を発した『コージーファーマシー』の4代目代表取締役社長高橋一成さんは、社会貢献意識が際立つ経営者だ。薬局店舗と認可保育園を展開、さらに薬剤師資格取得のための予備校開校の準備を進め、人生の最期を支える看取り専門の施設をつくる構想も描く。
「薬剤師の国家資格試験はなかなか合格率が上がらず、薬剤師を目指しながら苦労している学生が少なくありません。大学時代の同僚に資格取得を専門に教え、定年を迎える教授がおり、人生の次のステージに進むタイミングでコラボできる場として予備校を考えました」
 看取り施設構想は、米国でターミナルケアを学ぶなかで生まれた。
「ホスピスは、病院に併設されていますが、独立した看取り施設はまだ存在していません。都市部の介護施設や医療施設は10年もすれば、ほぼ満員状態になると言われ、高度先進医療の裾野を地方へと広げていくことは必要不可欠です。そこで、急患時に対応できるオンコールのドクターと看護師がいる看取り施設をつくりたいと考えています。ゆくゆくは、100人規模の介護老人保健施設も併設したいと思っています」
 夫人、子息も薬剤師。家族が力を合わせ、127年続く家業の伝統を土壌に、新たな社会貢献の花を咲かせる。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 コージーファーマシー
TEL:045-232-8593 FAX:045-334-7589 Eメール:cozy-ph@s9.dion.ne.jp
ホームページ http://www.cozypharmacy.co.jp/

訪問看護ステーション サワ 管理者
鵜飼あい子さん

看護系高校で学び、看護師の仕事を天職と確信、看護系短大に進む。20歳のとき、国家試験を受け看護師免許取得。名古屋市の総合病院に就職。整形外科に配属。5年間勤めた後、看護学校教員に採用。約21年間教壇に立つ。教員を辞して「株式会社シオン」設立し、『訪問看護ステーション サワ』の事業開始。
看護師、看護教員の専門知識やスキルを生かし、高齢化社会で重要性が増す訪問看護で高齢者の療養生活を支える。
適切な看護に生きる鋭い観察力
高齢者の療養支援への強い思い

 総合病院の整形外科での看護歴5年、看護学校での教員歴21年。『訪問看護ステーション サワ』の管理者鵜飼あい子さんが事業運営で最も重視する観察力はこの経験の中で培われた。利用者の状況を的確に判断し、それに必要な措置を講じる実績の積み重ねで信頼を得てきた。
「救急医療などの勉強のために就職した名古屋市の総合病院では、緊急の患者さんに対応する毎日。これは危険だと思えば即座に医師に連絡し、処置しなければなりません。怪我の程度に関わらず、患者さんと接するときに大切になるのが、その人の具合や調子を判断する観察力。様々な現場を経験して培った観察力が事業に生きています」
 全人口の8人に1人が75歳以上の高齢者、国民の6割以上が終末期の療養を自宅で行いたいと願う時代。国は地域包括ケアとして在宅医療を推進し、その中で訪問看護は高齢化社会で重要な役割を担う。
「教員を務める中で思うところがあり、高齢者に感謝されるような仕事がしたいと考えるようになってきて、在宅看護に可能性を見出しました。培ってきた専門知識やスキルを生かして地域の利用者様やご家族をサポートしたいという気持ちが募り、事業を始めました」
 スタッフ6人を擁し、365日24時間体制で名古屋市と近郊を中心に高齢者の療養生活を専門的な視点で支えている。
(ライター/斎藤紘)

訪問看護ステーション サワ
TEL:052-807-7838 FAX:052-807-7839 Eメール:info@shion-sawa.com
ホームページ http://shion-sawa.com/

soyokaze風花 カウンセラー
石井康代さん

10代、20代、30代で病気、離婚、死産、親の死、子供の問題を経験、その思いを伝える事が使命と務めていた会社を辞め、40代で『soyokaze風花』を開設、カウンセラーに。メンタルケア心理士Ⓡ、一般社団法人ひきこもり支援相談士認定協議会不登校訪問専門員。
辛い人生経験を経てカウンセラーの道に進み、対話を通じて真の自分と向き合う覚悟を促し、意識に変化をもたらす。
対面 10:00~21:00
電話・Skype月~日 10:00~25:00
有料。対面カウンセリングは出張スタイル。
対話を通じプラス思考に導く
自身の辛い経験を教訓に助言

「あなたらしく生きるお手伝いをさせてください」。カウンセリングを手掛ける『soyokaze風花』の石井康代さんは、医療福祉情報実務能力協会認定のメンタルケア心理士Ⓡとしての知見とコミュニケーション能力を生かし、自己否定などマイナス方向に傾く頑なな意識を解きほぐし、プラス思考に変える対話で相談者の心を動かしてきた。
「対面、電話、Skype、メールの中の望みの手段で、どの様な考えを持っているかカウンセリングします。課題を出して答えていただくうちに思考が変化していき、自分の気持ちや自分の良い部分、悪い部分が分かるようになっていきます。それが自信につながり、視野が広がって、自分らしい生き方で歩む力になっていくのです」
 10代から30代にかけて病気、離婚、死産、親の死など辛い経験を乗り越えてきたという石井さん。その経験で得た教訓や思いを伝える事が使命と思い、会社を辞めてカウンセラーの道に進んだ。
「自分らしく生きるには、自分を許し、認め、受け入れるプラス思考が必要です。しかし、その課題を克服するのは簡単なことではありません。自分と本気で向き合う覚悟がなければ何も変わりません。私のカウンセリングの役割は、その背中を押し、前へ一歩踏み出すお手伝いをさせていただくことだと思っています」
 2017年1月『子供の気持ちがわかる! 親と子の心の架け橋』(galaxy株式会社刊行)が発刊する。石井さんの思いを少しでも感じ取って欲しい。
(ライター/斎藤紘)

soyokaze風花
TEL:080-8884-6988 FAX:0299-96-9880 Eメール:soyokaze834@yahoo.co.jp
ホームページ http://soyokaze834.jimdo.com/


[イギリス生活情報誌]月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605