▼株式会社インテリジェントセンサーテクノロジー　▼株式会社ダイオー

新型味認識装置「TS-5000Z」

　これまで人の官能検査に委ねられていた「味」の評価。統一基準はなく、各社ごとの価値基準で行なわれ、個人差や疲労による誤差も大きい。
　そこへ「インテリジェントセンサーテクノロジー」は、人の舌の味覚受容メカニズムを模倣した『味覚センサー』を作り、味のものさしを作り上げた。九州大学との20年間の共同研究により、味認識装置の実用化に世界で初めて成功したのだ。基本味（酸・苦・旨・塩・渋）はもとより、後味、コクやキレの定量化もできるのだ。現在約200社に導入され、マーケティング、開発、営業PR、品質保証に活用されるようになっている。
　この中で、旨味の後味がコクと相関があることが分かってきた。例えば、めんつゆに魚醤を足すことで旨味の後味が増える。調味料や食品メーカーが、この「旨味の後味」の「コク」を活用。また、生ハムを１〜２年長期熟成した場合も、旨味の後味が増えていることが分かった。こうして、コクのものさしは熟成条件の最適化に役立ち、大幅なコストダウンにつなげられるようになったのだ。
　同社は味を数値化、視覚化できる味覚センサーを、食の文化に貢献すべく食品業界へ普及させている。例えば、味の好みの地域差、男女差、年齢差やトレンドが、味のマップとして見えるように。また、他社の動向や戦略が見えてくる。自分たちで新商品を手がける際、コンセプトや目標が明確になり、開発も敏速に、どこまで達成したかも目で確認できるのだ。また、社内のトップ、バイヤー、消費者の目に味が見えるので、努力や創意工夫点への正当な評価につながる。数値で求められる場合など、営業のプレゼンでは強力なツールとして活用されている。
　コストダウンや賞味期限の設定にも大活躍。実際に市場に出てからも、食品の中身を数値化することで、消費者は味を見ながら楽しんで選べるのだ。鰹節のカビ付け等の伝統技術のよさも、味覚センサーで証明されてきたことも画期的。
　今後よりいっそう可能性が広がる予感。「味のものさし」の世界基準を目指して、さらなる研究開発が行なわれる。　

株式会社インテリジェント
センサーテクノロジー

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DH-300　大型カラーLCD採用の高輝度・高視野角の液晶モデル。

　「ダイオー」が開発したゴルフ場向けのナビ『DH-300』の精度・性能の高さが評判を呼んでいる。人工衛星を利用し、ゴルフカートからカップまでの距離を計測、その距離をスピーカー音声と液晶画面にてプレーヤーに知らせてくれる優れ物だ。同商品の注文が受け付けられた時点で同社社員がゴルフ場に派遣し、一週間かけて徹底的に環境の調査を行なわれる。そこで集積されたデータを一つ残らずナビに組み込んでいく作業を経て『DH-300』は完成する。さらに従来の品より秀でている点は、その安全性の高さ。例えば、プレーヤーの打ち込みに危険性がある場合には画面を赤く表示し、音声により警告してくれる。１秒以上ボタンを押せば、各カートからマスター室に緊急連絡をとることも可能。また、落雷の危険性がある場合はマスター室から全カートに対し、一斉に知らせることができ、各カートへ直接案内を放送。同時に、画面上に避難場所の指示を表示する。その他にも「キリ発生モード案内」など、さまざまな緊急事態発生時に対応し、威力を発揮してくれる安心アイテムだ。安全面をより強化する『DH-300』の導入は、ゴルフ場経営者のみならずプレーヤーにも必ずや喜ばれることだろう。

株式会社ダイオー

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