ブームの真相 2014

イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-13-16旭ビル4F
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吉見歯科医院 院長 吉見英広氏
東京都出身。歯学博士。神奈川歯科大学成長発達歯科学講座非常勤講師、神奈川矯正研究会インストラクター、iaaid、Asia副会長、水滸会臨床実習コース主宰(噛み合わせの理論と実践)、噛み合わせに重点を置く革新的な治療で歯科医療をリード。学会や大学での教育など、海外での活動も幅広く実践。長年に渡る研究が、今世界で大きな反響を呼んでいる。

フランスのマルセーユ大学 オースリーブ教授夫妻と共にイタリア学会にて(写真右)
イタリア学会でのプレゼンテーションを行った吉見院長(写真左)
最新の噛み合わせ理論
世界への普及を目指す

 東京都町田市つくし野。閑静な住宅地として知られるこの町で、17年もの間人々の口腔環境を守り続けている『吉見歯科医院』。「健康な生活は、最適な口腔環境から」という理念を掲げる院長の吉見英広氏。対症療法ではない根治を目指し、独自の治療を行ってきた。その功績が認められ、2012年12月にウィーン、昨年10月にはイタリアで開催された学会に招聘されている。吉見院長のプレゼンテーションはいずれも大きな反響を呼び、世界の歯科学会の根幹を揺さぶるものとなった。
 ウィーンの学会では、事前に入念な準備を重ねたという吉見院長。世界トップレベルの歯科医たちを前にしての講演、顎頭蓋研究の第一人者で自身が師と仰ぐルドルフ・スラブチェック教授が発起人ということもあり、大きなプレッシャーがのしかかっていた。その甲斐あってか続くイタリアでは、かなり落ち着いた状態で臨めたそうだ。
 開催地はイタリア第2の工業都市トリノ。産業都市として多くの建築や芸術が持ち込まれたこの街では、古い建物がそのまま店や文化施設として活用されている。いわば、街自体が博物館といったところ。吉見院長もその美しさに感銘し、幾度となくカメラのシャッターを切り続けたという。市内の劇場で行われた学会のメインテーマは、「顎頭蓋系システムの再構築」。世界各国から約150名が参加し、各々の理論と研究結果を披露した。
 活躍目覚ましい吉見院長の次なる海外遠征は2月。ウィーン大学で師匠・佐藤貞雄教授が主催する矯正を主体とした顎頭蓋系機能再構築臨床実習コースの助手を務める予定だ。その後は息つく間もなく、ポーランドの学会に出席。しかも、通常の診療をこなしながら、それぞれの準備を進めていかなければならない。目もくらむようなハードスケジュールが待ち構えている。
「我々世代の務めは、スラブチェック・佐藤両教授の理論の普及を図ることにあります。お二人とも高齢ですし、自分達がここで踏ん張らなければ、この理論は広まりません。ですから、どんなに辛くても頑張る所存です」
 学会での発表や世界の反響。やっと理論が広がり始めている矢先に、体を壊している暇はないと、吉見院長は語る。酒もたばこもずいぶん前に止めた。最近では12㎏ものダイエットに成功。日頃から厳しく体調を管理している。
「直面する問題から目を背けない、というのが私のポリシーです。問題が起きたとき、酒やたばこといった代償行為に逃げないことにしています。それがやめられないということは、本気で何かを成し遂げようという気持ちがないということです。人というのは確たる目標があれば、いくらでもストイックになれるものですよ」
 長年研究・実践してきた「噛み合わせの理論」。それがようやく陽の目を見ようとしている。両教授の理論を引き継ぎ、次世代へ伝えることが吉見院長の使命だ。現在50代。そろそろ全てを引き継ぐ人材を発掘しなければならない。
「実は、私にとって一番の課題がそれなんです。もちろん、教育活動には力を入れていくつもりですが、後継者となると話は別だと思っています。自分と同じ人間はいないということはわかっていますが、全てを引き渡せる人物がいつか現れるのではと、どこかで願っているんです。残念ながら、そういう人とはまだ出会っていません。私自身が人間としての器を完成させたとき、運命の出会いが待っているのではないかと、期待しています」
(ライター/乾雅美)

吉見歯科医院
TEL:042-795-1359 FAX:042-795-1398 Eメール:yoshimi.shika@kuh.biglobe.ne.jp
ホームページ http://www.yoshimi-shika.com/

堀内克啓院長
インプラントを埋め込んだその日からものをかむ事ができる「即時荷重」も行っている。

診療時間/9:00~12:00 14:00~18:00
休診日/水・木・日曜日・祝日
アクセス/JR和歌山線五条駅より徒歩約15分
最先端の外科処置を駆使
困難なインプラントも可能に

 昨今、インプラントのトラブルが多発し、その大半はインプラント手術に起因している。したがって、最善のインプラント治療を受けるには、インプラント手術に卓越した医療機関を選ぶ必要がある。
 堀内院長は、元奈良県立医科大学助教授、日本口腔外科学会指導医、日本インプラント学会指導医、日本顎顔面インプラント学会指導であり、日本のインプラント外科の第一人者として有名である。
無菌手術室を設け、静脈内鎮静下で、必要な場合には自家骨移植、各種GBR(誘導骨再生療法)、上顎洞挙上術、歯槽骨延長術などを駆使し、天然歯と遜色のない審美性かつ予知性の高い最先端インプラント治療を行っている。
 また、インプラントを埋め込んだ日から噛むことができる即時荷重も、先駆者として海外有名雑誌に掲載され、他院でインプラント治療不可能な患者様でも、満足の得られる治療を行っている。
(ライター/本名広男)

中谷歯科医院
TEL:0747-22-2446 FAX:0747-22-4580
ホームページ http://www.d5.dion.ne.jp/~k.hori/

診療時間/9:00~11:30 13:30~15:00(入院は随時受付)
休診日/第1、3土曜日・日曜日・祝日
アクセス/常磐線荒川沖駅より車で約15分
圏央道阿見東ICより車で約10分

『こころの病』克服に
多角的なアプローチ

 診療科目に精神科・心療内科を掲げる『湯原病院』では、薬に頼り過ぎず人間本来の自然治癒力を引き出す治療を基本として、患者の一日も早い回復と社会復帰の支援に力を入れており、新規入院患者の85%が3ヵ月以内で退院している。ストレスケア病棟での平均在院日数約1ヵ月という結果も残している。
 その治療方針は「早期治療で悪化させない」。こころの病は受診までのアクセスを短くし、早く治療する事がより早い回復に繋がる。また、リハビリテーション室での作業療法の充実に力を入れており、作業療法士の増員を積極的に行った。同院では医師や看護師だけでなく、各専門家が連携し、患者が健康な生活を取り戻せるよう治療を行う。ストレスケア病棟ではコンシェルジュとカウンセラーが細やかな心配りを行っている。それによりこころのエネルギーが低下している人に本来の自分を取り戻してもらうのだ。そして退院後の支援はデイケアで疾患別のプログラムに参加する事ができる。また、メンタルケアとして医師・カウンセラーが企業に訪問し相談業務などを行う、企業連携も積極的に行っている。
 この『湯原病院』の革新的な試みは、精神医療に新たな福音をもたらすだろう。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 恵和会 湯原病院
TEL:029-887-0310 FAX:029-887-7831
ホームページ http://www.yuhara-mh.or.jp/

胃内視鏡は、経鼻的に極細のファイバースコープを使用。今まで、のどの違和感でつらかった胃カメラとサヨナラできる。
診療科目/内科、小児科、皮膚科、外科、リハビリテーション科

診療時間/9:00~12:30 14:30~18:00
休診日/日曜日・祝日・木、土曜日午後

健康への不安は、まず相談から!
守備範囲の広い、頼りになるかかりつけ医です

 宮城県仙台市の『ひろせ中央クリニック』は、家庭の「かかりつけ医」プライマリーケアを目指している。内科・小児科・皮膚科・外科・リハビリテーション科があり、健康についてのお悩みや、どこの診療科を受診するべきか判断できない時などに広く対応してくれる。専門科を超えて体や心が抱える問題に総合的に対処。
 岩崎院長の幅広いネットワークで、同院で対処が難しい場合でも責任をもって最適な専門病院を紹介してくれる。院長は、外科医として18年間がん治療に携わってきた。その豊富なキャリアを生かして地域医療を担う『ひろせ中央クリニック』を開業。専門のがんの早期発見や、最新の胃カメラに代わる胃内視鏡など、先端的な予防にも対応している。この内視鏡は、鼻から極細のファイバースコープを入れるので、胃カメラが苦手な患者様に大好評。他にも、テレビでしか見たことがないような「肺年齢検査」や、血管脈波測定で慢性閉鎖性肺疾患の危険性や血管年齢を測れる。経験に裏打ちされた、確かなサポートを実感してみよう。
(ライター/大倉愛子)

ひろせ中央クリニック
TEL:022-391-0755 FAX:022-391-0756

ストレス、人間関係、睡眠、緊張、パニック等に関する健康相談も。初診・再診ともに完全予約制で対応。

山田幸典院長
国立三重大学医学部卒業、2007年開業。

診療時間/午前 9:00~12:00 午後 火~金曜日15:00~18:30
土曜日14:00~17:00 
休診日/月・日曜日・祝日
アクセス/近鉄四日市駅西口より徒歩約3分
丁寧なカウンセリングが糸口
信頼厚い心療内科クリニック

 うつ病、統合失調症、不安障害など精神疾患の患者は増え続け、300万人を超えているといわれる。生活環境の変化、人間関係のもつれ、仕事上のトラブルなど心の負担になるストレスも一因だ。精神科、心療内科を診療科目に掲げる『うの森クリニック』は、親身なカウンセリングと適切な投薬治療で精神疾患と向き合い、信頼を得ている。精神保健指定医の山田幸典院長は、カウンセリングを重視し、病気の要点をきちんと伝えると同時に、聞き役に徹し、話しやすい雰囲気になるよう意を尽くしている。「コミュニケーションが大切」と、完全予約制で1日に診る患者を30数人に抑えているのはその一例。訪れるのは、圧倒的に女性の患者が多いといい、小学生からアルツハイマーを患っている高齢者まで年齢層は幅広い。「患者さんの苦痛を軽減し、より豊かな生活をサポートしたい」と語る山田幸典院長の目は温かい。
(ライター/斎藤紘)

うの森クリニック
TEL:059-354-5235 FAX:059-354-5600
ホームページ http://unomoriclinic.com/

マンモグラフィー検査/第2、4四土曜日。
自費の場合8,000円(予約制)
結婚前の健康状態を調べるブライダルチェックも。

クリニックがある流山おおたかの森メディカルモール。

診療時間/月~金曜日9:15~12:30 15:00~18:00
土曜日9:15~12:30
休診日/水・日曜日・祝日・第3土曜日
アクセス/東武鉄道流山おおたかの森駅より徒歩約4分
乳がん検診も受けられる婦人科
女性の身体の悩みに幅広く対応

 女性のがん検診は、子宮がんは婦人科、乳がんは乳腺外科で受けるのが一般的だ。流山市の『古屋産婦人科クリニック』は、乳房をX線撮影して乳がんを早期発見するマンモグラフィ検査を導入、一か所で両方のがん検診が受けられ、負担が軽くなると地域で歓迎されている。院長の古屋潮さんは「7割の女性が乳がんも婦人科で受診することを希望していて、それに応える診療体制にしました」と語る。マンモグラフィー検査では、触ってもわからないような早期の小さな乳がんや良性腫瘍も見つけることができるという。また「専門性を打ち出すより、幅広く対応できるクリニックにしたい」との院長方針で、女性の体の悩み全般を診る一般婦人科や妊婦健診をはじめ、月経異常、不正性器出血、不妊、避妊、更年期障害など診療の間口は広い。更年期障害の治療には、ホルモン補充療法や漢方療法も取り入れている。
(ライター/斎藤紘)

古屋産婦人科クリニック
TEL:04-7156-5123 FAX:04-7156-5124
ホームページ http://furuya-clinic.com/

西本院長とお年寄りの患者との合い言葉は「一緒に歩いてオリンピックにいこう」。

西本邦弘氏
早稲田大学の重量挙部で活躍。アルバイトを続けながら国立旭川歯科大を卒業。徳洲会を経て湘南鎌倉総合病院の整形外科部長を務める。平成24年に「西本整形外科」を設立、自分が体験してきた筋肉トレーニングの良さを生かした医療を展開している。

診療時間/9:00~12:00 15:00~19:00 土曜日9:00~12:00
定休日/木・日曜日・祝日
痛みやこりなどの原因を解消
筋肉トレーニングで長生きを

 総合的な医療を提供する「西本整形外科」では、高齢者であっても筋力トレーニングで筋肉を鍛えることを勧めている。
「筋肉トレーニングは大元の原因を解決する根本的な治療なのです。すべてがそうとは限りませんが、筋肉を付けることにより90%の方は痛みをかなりの所まで解消できるのです」と西本院長。
 同院では高齢者向けの筋力トレーニングとして東大の石井先生が提唱するスロートレーニングを推奨している。
「筋肉はすぐにつくものではなく、3ヵ月なり半年なりかけて直していくことになります。かなりのお年寄りでもやり方によって筋肉を付けていくことは可能です。例えば片足立ちで1分間立つ方法があります。これを両足1日3セット行う。これで一日30分歩いたのと同じ効果があります。これはダイナミックフラミンゴ法といい、お年寄りでも無理のない筋力トレーニングなのです。ゆっくり行うスロートレーニングは循環器系にも無理を与えずかつ効果的な方法といえます」と西本院長は健康長寿時代へ向けて語った。
(ライター/本名広男)

西本整形外科
TEL:046-870-3787 FAX:046-870-3788

生活習慣病やうつの予防も、認知症対策としては有効だ。

福本潤院長
京都大学工学部で人工細胞研究に携わった後、東京医科歯科大学院大学医学部医学科卒業。身体合併症管理を要する認知症治療を専門とする。順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。平成25年「福本 認知 脳神経 内科」開院。地域において、脳神経疾患の講演活動を行う。

診療時間/9:00~12:30 14:30~18:00 19:00〜21:00
土・日曜日・祝日9:00~12:30 14:30~18:00
休診日/無休
アクセス/JR灘駅直結、JR灘駅ビル2F
増大する認知症患者
正しい認識をもつために

 神経内科・神経精神科・心療内科を診療科目とする「福本 認知 脳神経 内科」では神経に関する病気全般を扱うが、特に認知症を始めとする高次脳機能障害の治療に力を入れており、若い方からお年寄りまでの治療までを行っている。
「認知症は、加齢に伴い脳の高次機能に障害が現れる高次脳機能障害の一つ。感情や意欲と記憶、そして知覚して認識し、推測や判断をする機能に障害が起こります。人間は加齢に伴い、遺伝要因や脳神経系の既往歴、生活環境により個人差は大きいものの、認知機能の衰えは避けられません。誰でも年齢とともに物覚えが悪くなりますが、それを病気として捉えるのかは難しい問題。水頭症などの脳神経疾患で認知症の症状が現れることがありますが、この場合は疾患を治療する事により良くなる事があります。また生活習慣病が要因となることも。このように認知症は非常に多面的であり日常生活に根ざした原因から起こる病気なのです」と、福本院長。
 身近な人に認知症の兆候があったらどこに相談すべきか。
「現状では、脳や神経、心と体を総合的に扱える高次脳機能障害の専門医でなければ難しいと思われます」
 これから拡大する一方の認知症患者。私たちは医療に対して的確な判断が必要になってくる。
(ライター/本名広男)

福本 認知 脳神経 内科
TEL:078-802-0732 FAX:078-702-0742
ホームページ http://brain-care.net


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