日本が誇るビジネス大賞 2016


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
代表取締役 宍戸信照さん 
神奈川県相模原市生まれ。「信和土建」を創建した父親の背中を見て育つ。父親が他人の借金を背負って窮状にあった少年期から教育委員会に掛け合って家業を手伝う。師匠でもあった父親の「仕事は見て覚えろ。ワザは盗むもの」という教えを胸に経験を積み、事業を継承。
住宅の基礎工事に光るマイスターの気格
完成度高める鉄筋の自社加工で異彩放つ

整然とした施工状態に高評価
夫婦二人三脚で経営基盤築く


 滅多に人の目に触れないが、その完成度如何が全体の価値を左右する仕事がある。その一つ、住宅建築における基礎工事で名工と賞賛される職人がいる。『信和土建』代表取締役宍戸信照さん。高評価の源泉は仕事に向き合う誠実な姿勢だ。社会を揺るがした昨年の杭打ち工事データ偽装事件とは対極を為す、職人としての矜持がここにはある。
 第三者の目で住宅の安全性などを検査する事業を全国展開しているホームリサーチ社が優れた建築職人を顕彰するマイスター制度で、社長は一昨年、最高レベル三ツ星の配筋マイスターと転圧マイスターに認定された。マイスターは全国でわずか33人、まさに名工だ。
「基礎工事は、簡単に言えば、建築現場に穴を掘り、敷き詰めた砂利を機械で固めて下地をつくり、その上に鉄筋を組み、コンクリートを流して土台を形成する作業。転圧は下地つくりを、配筋は鉄筋の組み立てを意味します。実際の工事は複雑多岐にわたりますが、一つひとつの工程を丁寧にやってきたことが評価に繋がったのだと思います」
 工事を担う業者がそれぞれ独自の工法で施工し、完成度を競い合うこの業界で、『信和土建』が異彩を放つのは、鉄筋の自社加工。
「大方の業者は鉄筋に既製品を使いますが、当社は鋼材メーカーから鉄筋用棒鋼を仕入れ、自社の加工場で加工した鉄筋を使っています。住宅の構造から必要数を割り出し、配置場所や形状を図面に落とし、曲げたり切ったり、一棟ずつ、構造に合うよう加工していきます。その数は大きな基礎になると、数千本にのぼります。ユニット鉄筋は長いもので4mくらい、継ぎ手や補強箇所が多くなることによって鉄筋本来の特性を損なう可能性があります。そのことも考え当社では、7.5mの鉄筋も加工していて無駄な補強を減らすことにより作業効率を上げ、仕上がりの美しさで大きな差が出ます。この差を生む施工体制が当社の最大の特長といっていいと思います」
 建築現場で実際の仕事ぶりを検査した検査員の認定理由には「均一で良好な状態」「整然とした規則正しい施工状態」「寸法に誤差が殆ど見受けられず」「すっきりとした配置」などの評が並ぶ。
 宍戸さんは、他人の借金を負って窮状にあった父親の仕事を少年期から手伝い、経営を継いだ苦労人。それを支えてきたのは中学の同級生で約17年前に結婚した妻の直美さん。事務を担当し、時に資材を現場に運んで仕事を後押しする妻と、誠実に仕事と向き合う夫の夫婦二人三脚が、会社の基礎を固め、成長軌道に乗せた原動力だ。

有限会社 信和土建
TEL:042-763-4443 FAX:042-760-2611

有限会社 大正舎 代表取締役
メンタルアナリスト 深澤昭彦氏
山梨県出身。25年以上の間、精神神経科病棟を中心に准看護師として勤務。独学で心理カウンセラーの資格を取得し、患者の心のケアを重視した看護臨床の実績を積む。その後ケアマネージャー、心療回想士などの資格も取得。老人保健施設、居宅事業所の立ち上げなどを経て2003年、「大正舎」を設立。

『介護ストレスをゼロにする10の思考法』(幻冬舎)
第1章:介護ストレスで、心を患う家族が急増している
第2章:「終わりのない苦労」という意識が家族の介護生活を辛くする
第3章:介護のストレスをゼロにする10の思考法
第4章:共に生きてきた家族だからこそプロ以上のケアができる
『介護ストレスをゼロにする10の思考法』
経験が生んだ心と体のアプローチ「回想法」に注目!

物理的、精神的苦労に寄添う
ストレスが増える現実を直視


『介護ストレスをゼロにする10の思考法』。2015年11月、幻冬舎から出版された新書本。大介護時代を目前に、介護する人たちの指針になると反響を呼んだ本書を介護事業運営の経験の中から生み出した著者、『大正舎介護くらぶ』の代表取締役深澤昭彦さんにお話をうかがった。

―198ページ、4章から成る本書は、介護職の方や親を介護をしている家族の間で反響を呼んでいるとお聞きしました。
深澤 本書を読んだという方たちから多くの声が届いています。個人に止まらず、介護のプロの方たちや関係団体が勉強会やセミナーに使うために、まとめて買って頂くケースが多いようです。
―タイトルに「思考法」とあるように、介護を心の側面から見て、課題克服の道筋を示したものといっていいでしょうか。
深澤 介護職員の離職や介護をめぐる家族間の悲惨な事件、介護のための退職など、介護には大変、苦労といった負のイメージが付いて回ります。確かに物理的、精神的な苦労はありますが、考え方を少し変えるだけで、ストレスが軽減されるのです。現実を嘆くのではなく、介護される方の新たな一面を見出すことによって、第二の人生を始めることができるのです。高齢化が進み、介護問題を避けて通れないこれからの時代、心のありように問題解決のカギがあると考えています。
―介護の憂鬱などといわれていますが、介護ストレスに見舞われる人は増えているのでしょうか。
深澤 間違いなく増えています。介護ストレスが増えている背景には、自分の家族はできるだけ自宅で看ていきたいと考える人が増えてきたことが挙げられます。施設不足も要因としてありますが、最期まで自分で親を看て、家族そろって過ごしたいと考える人が増えているようです。それに伴って、ご家族が介護ストレスに見舞われ、心身の健康に支障をきたしてしまうことも増えてしまっているわけです。

心のコミュニケーション重視
介護実践から辿り着いた結論


―心のありようが問題解決のカギということですが、その具体的なヒントが本書で示されていますね。
深澤 介護では、高齢者ご本人の「今どうしたいか」という心を先読みできるようにならなければ良いケアはできません。心と心のコミュニケーションの問題です。ご家族も本人の気持ちを理解することができれば、お互いに穏やかな心の状態で日々接していくことができるはずです。例えば、認知症になると、行動や表現が変わります。それまでニコリともしなかった方が物事にそれまでなかった反応を示したりすることがありますが、そうした言動を忌避せず、新たな一面として向き合う、そういう接した方です。最後までその人らしく生き抜いてもらうためにどう接すればよいかを本書で示したつもりです。
―心からのアプローチは実践の中で生まれたとお聞きしました。
深澤 精神科病棟で准看護師として勤務していた時に心理カウンセラー、心療回想士など5つの資格からなるメンタルアナリストという新たな分野から認知症の高齢者やその家族が苦悩する現実を見て、高齢者が幸せな老後を送ることのできる施設を作らなければとの思いから、2003年に介護事業に乗り出しました。介護の仕事を長く続け、介護で悩む人たちと接してきた経験から辿り着いた結論です。本書が介護に携われる方たちの心の改革の一助になればと思っています。回想法とリハビリによる組合せで心と体のバランスを重視し、結果を出している。

大正舎 介護くらぶ
TEL:042-649-6617 FAX:042-649-6618 Eメール:a-fukasawa@taishosha.jp
ホームページ http://www.koureisha-shien.com/

株式会社 ガウディ
代表理事 有賀理葉さん
総合商社退職後、芸能プロダクションの代表を務める。2014年1月、「株式会社ガウディ」広報担当。2014年12月、取締役就任。2015年1月、「サイマサウンドエステサロン・リリーフ」代表就任。2015年4月、「サイマサウンドエステ協会」設立、代表理事に就任。
音の振動を利用する療法をエステに応用
細胞の振動が共振共鳴し美と健康を実現

体調改善の効果を自ら体験
サウンドエステの普及図る


 可聴域周波数の音の振動を発する音響励振装置による音響振動療法サイマティクス・セラピーをエステに応用して効果を上げているサロンがある。東京・表参道の美容サロン「TOUCHEZ DU BOIS(トゥシェドゥボア)」内にある『サウンド・エステ・リリーフ』。サロンを営む『ガウディ』で広報担当だった有賀理葉(まさよ)さんが体調不良のとき出会ったサイマティクス・セラピーの効果に驚き、日本サイマティクス・セラピー研究会の北村賢一代表に師事、サイマティクス・セラピストの認定を受けて、エステへの応用を思いついて開いたサロンだ。
 サイマティクスCYMATICSのCYMAはギリシャ語で波動を意味するKyuma(キューマ)に由来する。サイマティクス・セラピーを確立したのはイギリスのピーター・マナーズ医学博士。40年以上に及ぶ研究で人体の臓器や器官3500カ所以上の周波数を測定、細胞が健康なときに発信している音(振動)を分析し解明した。これらの周波数をそれぞれ5つの周波数の調和音として再現し、患部や組織に充てると、乱れた細胞の振動が共振共鳴して健康状態に戻ることを発見、生体の疾患に止まらず、精神的なストレスまでも改善できることを臨床上実証し、医学や健康に活用すべきと考え音響振動療法を開発、サイマティクス・セラピーと名付けた。音響振動療法は代替医療として、国連やWHO世界保健機構で認定、推奨されている。
『サウンド・エステ・リリーフ』の「サウンドエステ」のメニューは、リラクゼーション、リフトアップ・アンチエイジング、スリム・ヘアケア、オリジナルマッサージなどがあり、新たに脱毛予防の新プログラム、サウンドヘアエステ・パイドックヘッドスパ・ブローも加わった。
「音の振動は耳に心地よいだけでなく身体に良い作用することが発見され、それを活用したのがサイマティクス。 痛みや副作用がなく効果が得られるのが魅力です。私自身が大病を経験し、心身ともに不調に苦しみましたが、今ではこのセラピーのお陰で体調もよく、心穏やかな日々を送っています。これまで医療分野では多くの実績もありますが、『サウンドエステ』を広く普及させ、お一人でも多くの方々の心身の健康、心からの美をサポートさせていただきたいと思っています」
有賀さんは2015年4月、『サイマサウンドエステ協会』を立ち上げ、代表理事に就任し、「サウンドエステ」を広く普及させることに力を注いでいる。

サイマサウンドエステ協会
TEL:03-6435-0226 FAX:03-6435-022 Eメール:info@cymasoundesthe.org7
ホームページ http://www.cymasoundesthe.org/

サイマサウンドエステサロン・リリーフ
TEL:03-3403-1991 FAX:03-3403-1973 Eメール:releaf0006@gmail.com

LED デスクライト「PARA.MI」
LED フロアスタンドライト「LAVIGO」
人間の生体リズムに適う次世代照明デザイン、性能が
際立つドイツ社製貿易を通じ世界のベストの製品提供

自然光に限りなく近い光
ストレスの活性度を半減


 サーカディアンリズム、circadian rhythm。約24時間周期で変動する生物の生理現象を意味し、日本語で概日リズムという。光や温度など外界からの刺激によって修正されるとされる。その現象に着目し、人のサーカディアンリズムをシミュレートし、色調や照度が自動的に変化する生き物のような照明器具がある。輸入商社「キャプテンインダストリーズ」がドイツの照明会社「Waldmann(バルトマン)社」から輸入し、販売しているLEDフロアスタンドライト『LAVIGO(ラヴィゴ)』とLEDデスクライト『PARA.MI(パラ・ミ)』。人気テレビドラマにも採用され、次世代照明器具として注目度は上がる一方だ。 

赤外線人感センサーを装備
照明間通信でグループ調和


『LAVIGO』は、直線で構成されたシンプルで無駄のない欧州デザインだが、その機能は驚異的だ。人間が機器に合わせるのではなく、人間中心に仕組みを考えるヒューマンセントリックを重視、赤外線人感センサー「PULSE-PIRセンサーシステム」を装備、人の離着席の動きに反応する。太陽光のレベルも検知する「PULSE-HMFDセンサーシステム」も備え、適切な照度に自動調光し、消費電力も抑える。さらに照明間で通信ができる「PULSE-TALK(パルストーク)」で同じ空間でグループを形成する照明がハーモニーを奏でるように調和する。こうした機能によって、蛍光灯に⽐べ外的ストレスの活性度が約50%減少することが実験で確認され、人間主体の照明を裏付けた。

美しいタスクライトの傑作
フレキシブルなアーム調整


『PARA.MI』は、「私のために」を意味するスペイン語。オフィス空間を自分のために効率よく使用できるタスクライトの傑作だ。自在に回転するセルフロックジョイントピボットを採用、あらゆる方向から照射が可能でアーム間接はフレキシブルに調整ができる。自然光に限りなく近い光を必要な場所だけに効率よく照射できるマルチチップLED&リフレクター、触るだけで電源オンオフや光の強弱が調整できるライトタッチスイッチなどを搭載、シンプルで美しいデザインに敗けぬ性能が備わっている。ドイツデザイン賞2016の照明製品カテゴリーで最優秀賞に選ばれたほか、眼精疲労予防、ストレス緩和、正しい姿勢の維持に寄与する照明器具として評価されている。
 1974年の創業以来、「キャプテンインダストリーズ」は国内、欧米、台湾などの主要メーカーから工作機械用周辺機器などを輸入し、国内の工作機械メーカーなどに販売する事業を展開し、高い評価を得てきた。それを支えているのが機器類の品性、性能、機能、デザインの良し悪しを見抜く力だ。「LAVIGO」「PARA.MI」はその一例。2016年1月、東京ビッグサイトで開かれた「ライティングジャパン2016」に出展し、注目を集めた。
「当社の品質に対する認識は、自然との調和をベースとして、人為的な作品である製品を自然との調和を崩さずに供給することにあります。世界各地で生まれる様々な成果、世界のベストの製品を提供するという信念の下、これからも事業を推進していきます」。40年超にわたり会社の発展を牽引してきた渡辺敏社長の事業に注ぐ意欲は衰えを知らない。

株式会社 キャプテンインダストリーズ
TEL:03-5674-1161 FAX:03-5674-1190
ホームページ http://www.capind.co.jp/

藪吉倉庫 株式会社
代表取締役 上田忠敏氏
1947年福岡生まれ、大阪府吹田市で育つ。父親の仕事で名古屋に転居、名古屋大学卒業後、トヨタ自動車入社。カナダ、英国の海外駐在を経験する。1995年トヨタ自動車を退職。七重夫人(故人)の実家の家業『薮吉倉庫株式会社』の経営を継承。3年前より甥の片岡謙氏(常務取締役総務部長)が転職入社し、会社経営に参画。岸和田聖書教会に通うクリスチャン1男2女、6人の孫あり。

渡辺和子さんのベストセラー
「置かれた場所で咲きなさい」(幻冬舎) 200万部突破
病に打ち克つ強い気持ち

 私は7年前、家内七重を癌で亡くしました。2年間の闘病中、癌や白血病に関する多くの本を読み、医学的治療法や免疫療法など様々な方策を追究しましたが、病の進行は早く、2008年8月、家内は天国に召されました。癌は2人に1人が発症する国民病になりました。医療上は早期発見以外に完治は望めないのが現実ですが、心の持ち方次第で、闘病生活も前向きに立ち向かうことができるのです。
 病に打ち克つためには「強い気持ち」が必要です。癌患者の30%はうつ病になるといわれています。医師から余命宣告を受けたとき、患者の反応は三つに分かれます。一、悲嘆に暮れ絶望する人、二、運命と覚悟して受け入れる人、三、敢然と病に立ち向かう人。余命・生存率は過去のデータによる推計であり、必ずしもその人にあてはまるとは限りません。絶望した人は宣告期間よりも早く、受け入れた人はその通りに、立ち向かう人は余命期間を越えて生きることが多いといわれています。その実例として番匠和美さんをご紹介したいと思います。
 神戸市在住の番匠さんは49歳のとき卵巣癌の手術を受けて「5年生存率25%」の宣告を受けましたが、倉敷市すばるクリニックの伊丹仁朗院長が主宰する「生きがい療法実践会」が企画した1987年8月の「癌患者によるモンブラン登山」に参加、悪天候の中、見事ヨーロッパアルプス最高峰(4810m)の登頂に成功したのです。末期癌患者が危険な登山をするのは暴挙、との強い批判を受けながら、伊丹医師は「癌に立ち向かうためには強い精神力と体力が必要、困難な目標に向かって挑戦する気持ちが病に打ち克つ力となる」という信念でこの登山企画を実行されたのです。番匠さんは帰国後、「日本百名山の踏破」という新たな目標を設定して、これに挑み見事に実現されたのです。モンブラン登頂から既に20年が経過していました。
 番匠さんの体から癌が消えたわけではありません。癌は彼女の強い気持ちと登山で鍛えられた体力によって、動きが押さえられたまま、彼女の余命は20年も延長していたのです。2007年夏、広島大学で「生きがい療法実践会」主催のシンポジウムが開かれ、闘病中の家内と一緒に参加し、番匠さんにお会いすることができました。温厚な人柄で、そのような凄い登山経験があるとは思えない方、忘れられない出会いでした。
 もう一つ、心の持ち方が、つらい現実から目をそらさずに苦難を乗り越えて行く力になり得ることを、考えさせられたことがあります。家内は生前、カソリックのシスター渡辺和子さんの本をよく読んでおり、私にも勧めてくれました。しかし私は、忙しさを理由に読みませんでした。家内が亡くなった後ある時、書店で渡辺和子さんのベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」を目にした私は、読んで深い感銘を受けました。「置かれた場所で咲きなさい。置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。…咲けない日があります。その時は根を下へ下へと降ろしましょう。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために」。「置かれた場所」というのは、「病になる」ことも含まれています。直面する現実をしっかりと両手で受け止めて、試練の中でも自分なりの花を咲かせ、一歩前に進んでいくことの大切さを教えてくれました。今私は、出会う人々に渡辺和子さんの本をプレゼントし続けています。きっと天国にいる家内が私の背中を押してくれているのだと思い、感謝しながら毎日を過ごしております。

薮吉倉庫 株式会社
TEL:072-423-0921 FAX:072-423-0925
事業内容:カーペット、カーマット、一般貨物の保管、ミシン加工、通販物流、貸倉庫、賃貸マンション経営など
ホームページ http://www.yabuyoshi.co.jp

直葬に必要なものをすべて含んで105,000円(税込)
※火葬料金は含みません
通夜と葬儀を簡単に済ませたい方 火葬式一式 170,000円(税込)
故人の気持ちを慮り葬儀運営
経済的な諸事情に親身に対応

様々な事情に耳を傾け、
簡素な葬儀にも心を尽くして遺族を支える。


「お葬式はセレモニーではない、人のためでもない、それは、お亡くなりになった故人の為なのだと思います」。北九州市八幡西区の総合葬祭『大央社』代表の嶝野慶子さんが、1994年の創業以来、葬儀の運営を請け負う業務の基本に据えている思いだ。遺族に提示する葬儀プランにその思いが色濃く反映されている。
「お金をかけて大きな斎場で葬儀を行なえば故人は喜ばれるのかなといつも疑問に思っています。病院での闘病生活の末にお亡くなりになった方、突然の事故で不本意にお亡くなりになられた方、亡くなり方にはいろいろとありますが、一度はご自宅に帰りたいという気持ちは誰でも一緒だと思います。ただ、諸般の事情でそれができない事も多々あり、そういう事情をしっかり胸に受け止めて、遺族の皆様が故人の気持ちに寄り添ってお見送りできるようサポートしています」
 高齢化に伴って葬式の件数は増える一方、核家族化、少子化、人間関係の希薄化、経済感覚の変化などの社会的な要因で葬儀の簡素化、平均単価の下落傾向が続いていることが葬儀に関する様々な統計で示されている。嶝野代表はこうした時代の流れも見据えている。
「当社は創業以来一貫して安くて真心のこもった葬儀をモットーに取り組んでまいりました。費用面のご心配は、みなさんお悩みのことと思います。当社のご葬儀プランでは、本当に必要なものだけを追加する形での料金設定となっており、不要なものはセットにされておりません。予算でお悩みの方に費用を抑える方法をご提案いたします」
 葬儀場での一般的な葬式はむろん、ごく親しい方たちが火葬のみでお見送りする「直葬」、家族中心のシンプルな「自宅葬」にも心を尽くし手を尽くして遺族を支える、その姿勢が地域に根差す葬儀社として遺族から感謝され、信頼を集めてきた源泉だ。

総合葬祭 大央社
TEL:093-611-4949 FAX:093-611-5015
ホームページ http://daiosha.com/

株式会社 ファーマ 一級建築士事務所
代表取締役 望月重美氏
横浜市出身。武蔵野美術大学美術学部建築学科卒業。同大学院建築コース修了。1981年、建設会社に入社し、1999年に退社。2000年、エム・ファシリティズ研究所を創業。2008年、株式会社ファーマ一級建築士事務所を設立。

〈調査診断ポイント〉
■危険箇所の発見
■建物の長寿命化に関わる劣化の発見
■美観上の問題の発見
マンションを劣化から守る対処法指南
深刻な事態を招く不具合の放置に警鐘

 全国のマンション約600万戸の3分の1が築後30年を超え、安全性や資産価値を損なう劣化とその対策に関心が高まっている。住民はこの課題にどう向き合えばいいのか、多くの大規模修繕工事に携わる『ファーマ一級建築士事務所』の望月重美社長にお聞きした。

適正な措置で建物の長寿命化を図る
管理組合有志による修繕対策も一案


―修繕積立金の見直しを行う管理組合が増えているとお聞きしました。
望月 分譲マンションを購入すると、一人ひとりにとって大切な財産ですが、 その建物自体は共用部として管理組合という組織で維持管理して長持ちさせなくてはなりません。建物は多くの材料によって構成されており、様々な原因で不具合が発生します。それを放置すると建物の寿命に係る場合もありますので、適正な処置を行っていく必要があります。
―対応に積極的でない管理組合もあるとお聞きします。
望月 管理組合の役員は交代制で回って来ますので建築に詳しい方が居ない場合は、管理会社の報告や提案によって、その対応の良し悪しが決まってしまいます。大切な財産ですから、管理会社任せにせずに、積極的に維持保全委員会や修繕委員会などを管理組合の有志で立ち上げ、様々な不具合の発生に対応していくことが建物の長寿命化につながります。

タイルの浮きひび割れに注意
打診棒によるチェックも有効


―不具合とは、どの様な現象を指すのでしょうか
望月 タイル張りの建物において注意すべきことは、タイルの浮き、ひび割れからの水分の浸入です。特にタイルの浮きは落下事故に繋がる場合があるので注意が必要です。打診棒(写真1)を使ってタイルの表面を打診すると音の違いでタイルの浮きが判ります。市販されていますので管理組合で持つのも良いと思います。手の届く所を打診してみて、浮きが多い場合は良く外壁を注意して見て下さい。大きくタイル面がはらんでいる所があった場合は落下の危険性が大きいと言えます。(写真2)
―タイル面のひび割れからどのような問題が起きるのでしょうか。
望月 タイル面のひび割れは水分の浸入により浮きの原因になり、室内への漏水の心配もあります。水分が浸入している場合は、白華現象(写真3)が現れることが多いので外壁を良く見て下さい。塗装面もタイル面と同じように白華現象(写真4)が見られた場合は注意が必要です。ひび割れ等からコンクリートの中に水分が入っているために発生しています。
―水分の侵入は錆びにつながりますね。
望月 水分の浸入が続き、中の鉄筋が錆び始めると錆色の汚れが出るようになります(写真5)。鉄筋の錆が進行すると、その膨張によりコンクリートが押し出される爆裂という現象が起きることがあります(写真6)。鉄筋が錆びると構造体に大きく影響することはもちろんですが、コンクリートが落下すると大きな事故に繋がる可能性もあります。タイル面や塗装面にこのような現象が多くある場合は、部分的な補修を検討したり、大規模修繕工事の時期を再検討したりすることも必要となります。

風雨に晒される屋上も要点検
部分的補修や保護塗装が必要


―屋上はどうでしょうか。
望月 屋上防水は雨漏りを防ぐための大事な部分となります。漏水が発生した場合は、その影響を受けた居住者のために至急補修をしなければなりません。防水層の表面は日射や風雨等、過酷な影響を受けているので劣化状況の点検とともに、適切に部分補修(写真8)や保護塗装(写真9)をおこなうことが必要です。簡単にできる事として、雨水が流れて行くドレン部分の清掃を定期的に行うことも必要です。日当たりが良いところで土が溜まると植物が育ち(写真7)、根が張ることで、防水層に穴を開けてしまい、漏水に繋がる場合があります。ぜひこのような視点で、自分の財産としてマンションの共用部を捉え、建物の維持保全を考えて頂けると幸いです。

株式会社 ファーマ 一級建築士事務所
ホームページ http://www.fa-ma.jp/

東京都墨田区生まれ。機械組立業だった実家との関係から「池田精機」社長に嫁ぎ、経理を担う。現在、代表取締役。長女が難病を発症、通わせた学童保育室「たんぽぽ福祉村」の活動に携わり、2000年、『NPO法人たんぽぽ福祉村』代表理事に就任。
子どもたちの心豊かな成長を願い本を寄贈
仏教の「和」の精神、日本文化がわかる漫画に着目

愛娘の難病発症を転機に活動
精神が荒む社会に投じる一石


「将来を担う子どもたちが心豊かに成長できますように」。大型機械部品の金属加工業「池田精機」の経営を担い、障がい児の学童保育室、NPO法人『たんぽぽ村』の代表を務める池田敬子さんが、公益財団法人仏教伝道協会刊行の上製本『まんが 仏教のひみつ』を川口市内の小学校に寄贈し図書室で閲覧できるようにする活動に乗り出した。
『まんが 仏教のひみつ』は、小学校5年生の女の子が愛犬の死を通じて仏教の教えに接し、それまで気づかなかった自分と周りの人達とのあり方に目覚めながら、悲しみを乗り越えてゆくストーリー。
「お釈迦様の一生や仏教の教えがよくわかりますし、日本の伝統や文化についても書かれていて、子どもたちが心豊かに、精神的な強さをもって成長していくのに役立つと思ったのです。多くの子どもたちに読む機会を与えたいと考え、仏教伝道協会に相談したところ協力していただけることになり、主人の青年会議所時代での先輩の議員さんを介して教育委員会にお話し、図書室への寄贈という形で承諾をいただきました」
 池田さんは、仏教精神を礎に「敬虔」、「勤労」、「高雅」を三大目標に教育を行う小中高一貫校「国府台女子学院」で学び、家庭科教師の免許も持つ。がんで夫が他界した後、「池田精機」の経営を担い、納税思想の涵養などを目的とする公益社団法人川口法人会の女性部会長としても活動している。その活動の中で、仏教本寄贈のヒントがあった。
「租税教育の一環として、ボランティアで小学校の児童にお話しする機会があったのでが、教材に使ったDVDで、「おじいさんの赤いつぼ」
というアニメドラマがあり、漫画で子どもたちに考えてもらう活動を思いついたのです。学校の図書室だけでなく図書館や公民館にも置いてもらうことも考えています」
 池田さんの第三子の長女は3歳とき、女の子だけに発症するといわれる進行性の難病、レット症候群を発症し、池田さんは長女を『たんぽぽ福祉村』に通わせながら育て、施設運営にも関わるようになった。NPO法人になった後の2000年に代表に就任し、「いろいろな気づきを与えてくれました」と長女と地域や行政・ボランティアさんたちに感謝しながら会員さんと共に施設を運営してきた。その背中を押しているのが仏教精神だ。
「日本は技術大国になりましたが、足元をみれば、精神のすさみも見受けられます。学校でのいじめもその表れでしょう。子どもたちには、多くを学び、感謝と思いやりの心を持つ人間に成長していって欲しいと思っています」

NPO法人 たんぽぽ福祉村
「法人本部」 「たんぽぽスマイル」TEL:048-297-9521
「HAPPY DAYS」TEL:048-262-7073
「one da full days」 TEL:048-262-7057
 池田精機 株式会社 TEL:048-222-6146
ホームページ たんぽぽ福祉村


[イギリス生活情報誌]月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605