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最前線医療現場と
頼れる専門ドクター
先進的医療技術の国際研究会をWEBで開催
大動脈瘤に対する低侵襲手術法を解説

米国の恩師なども招待
海外での普及に力注ぐ


 長引くコロナ禍で様々な学術会議がオンラインで開催される中、海外の著名な医学博士も招いて大動脈瘤治療の先進的な医療技術である『オープンステントグラフト法』について話し合うアジア・パシフィック大動脈外科学会の研究会が2022年4月にオンラインで開催される。主宰するのは、大動脈瘤の手術治療で国内屈指の実績を重ねる『新東京病院』の中尾達也副院長兼心臓血管外科主任部長。自身、この手術法のスペシャリストとして、その全体像について講演する。
 大動脈瘤は、心臓から全身に血液を送る大動脈にコブができ、破裂すると生命の危機につながる疾患。『オープンステントグラフト法』は、血管バイパス手術とステントグラフト(日本ライフラインが製造した国産商品)内挿術とを組み合わせたハイブリッド手術法。中尾部長は、その海外指導医の資格を持つ。(写真1)
「『オープンステントグラフト法』は、胸を開けて患部の血管にステントグラフトという金属製の骨組みに支えられた人工血管を挿入する方法です。直視出来るので患部にステントグラフトを確実に留置できるだけでなく、人工血管置換術よりも傷口が小さく済み、身体的な負担が軽い手術法で、胸部真性、急性、慢性解離性大動脈瘤などあらゆる形態の動脈瘤に適用できる上、高齢者や他の心疾患合併で同時手術を要する患者様にも行えるのが特長です。本法でエホバの証人の急性、亜急性、解離性大動脈瘤の手術経験もあります。もちろん無輸血です」
 中尾部長は、手術時間の短縮と低侵襲治療の実現に寄与するこの手術法で、大動脈瘤に苦しむ海外の人たちも救いたいとの思いから、2018年から台湾(台北・台中/写真2・3)の病院での実施指導や台湾胸部心臓血管外科学会・アジア胸部心臓血管外科学会・台湾血管外科学会(Web講演 写真4)などで講演を重ねてきた。また、イタリアでこの手術法を解説したプレゼンテーションが最優秀賞に選ばれ、その内容が世界に配信する価値のある学術資料として承認された経験も持つ。(写真5)
 4月に開くアジア・パシフィック大動脈外科学会(ON-Line)には、台湾(台北・台中)や香港のドクター以外にも、中尾部長が若き日に留学したオーストラリア・シドニーのロイヤルプリンスアルフレッド病院のPaul Bannon先生を招く。
「『オープンステントグラフト法』は優れた手術法ですが、さらに海外のドクターたちのアドバイスも生かし、様々な機会を利用して海外にその技術を広めていきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 誠馨会 新東京病院
TEL/047-711-8700

がんの手術治療で示す高度の医療技術
大腸がんなど消化器系がんや乳がんに対応

精密な検査で病変発見
手術支援ロボット活用


『札幌医科大学 消化器・総合 乳腺・内分泌外科』で上部消化管、下部消化管、肝胆膵、乳腺・内分泌の四チームを牽引する竹政伊知朗教授は、大腸がんの網羅的遺伝子解析の開発研究で医学博士の学位を取得した日本消化器外科学会指導医で、同学会の理事・評議員を務める。これまでに大腸がんの手術施行件数は3500例を越え、特にロボット支援下手術や径肛門的手術などの低侵襲治療の開発で顕著な実績を重ねてきた。国内外で手術指導に数多くあたっているが、その確実性を支えているのが手術細部にわたる緻密さを追求する姿勢だ。
「がんの治療法の中で中心的な役割を担う手術は、患者さんへの影響がとても大きいものです。まず根治性に優れ、安全であることが大切で、加えて手術創を小さくすることで痛みが少なく、整容性にも優れた質の高い手術が望まれますが、これは小さなことの積み重ねによって達成されると考えています。術野の展開、助手との連携に注意を払い、メスのどの部分で切るのか、脂肪の色や細かな血管の走向を見て、切開したり剥離したりする部位を見極めます。一見小さなことのようでも、状況に応じて素早く判断する緻密さが大事です」 
 治療に当たっては、大腸内視鏡やCT、MRI、PET/CTなどの画像検査に加えて最近では血中に漏出する大腸がん由来の微量循環DNAを測定し、精密な術前検査により病変を正確に診断し、個々の患者さんの特徴を十分に考慮して手術法を選択する。
「下部消化管チームでは、大腸がん症例の約98%にロボット支援下手術や腹腔鏡手術など低侵襲手術を行っています。4K高精細画像によって、神経や膜、血管などの微細解剖の認識が飛躍的に向上しました。特に直腸がんに対して高い根治性、機能温存に関わる直腸間膜全切除(TME)の質が向上すると考えています。さらにロボット支援下手術によって、通常の腹腔鏡下手術より精緻な操作が可能となり、高いTME完遂率と排便機能や排尿機能、性機能などの機能温存を得ることが期待されています。経肛門的直腸腫瘍局所切除術(TAMIS)は、開腹操作を回避する究極の肛門温存種手術です。経肛門的TME(TaTME)では手術時間の短縮に加えて肛門温存率の向上が期待されます。また、手術創を臍に集約した単孔式腹腔鏡手術では、術後疼痛が軽減されるだけでなく、きわめて優れた整容性が得られます」
 結腸がんと直腸がんを合わせた大腸がんの2021年の罹患数は、すべてのがんの中で一番多く、女性では死因の第一位となっている。一方、大腸がんの年齢調整五年生存率は70%程度で、「個々の患者さんに応じた確実な診断と良い治療ができれば、大腸がんは決して不治の病ではない」というのが竹政教授の信念だ。
 上部消化管チームは、胃がんや食道がん、肝胆膵チームは肝臓がんや膵臓がん、胆道がん、乳腺内分泌チームは乳がんや甲状腺がんなどの治療に当たるが、大腸がん治療と同様、最新鋭の検査機器や手術支援ロボット、高度の医療技術を駆使する。
(ライター/斎藤紘)

札幌医科大学附属病院 消化器・総合 乳腺・内分泌外科
TEL/011-611-2111 
Eメール/itakemasa@sapmed.ac.jp
ホームページ 
https://sapmed-surg1.jp/

咳を通して病気を見極める診療に特長
循環器科と呼吸器科を中心に幅広く対応

充実した検査体制構築
生活習慣の改善を指導


「咳の症状にも様々な種類があり、多様な病気の症状となることが多くあります」
 循環器科と呼吸器科を中心に内科領域の疾患全般に対応する地域のかかりつけ医『まつだ内科』の松田剛院長の最大の特長は、咳を通して身体の不調を見つけ出し、治療する診療だ。日本呼吸器学会の咳嗽(がいそう)に関するガイドラインに沿うのはむろん、五つの病院での臨床経験と日本内科学会総合内科専門医としての専門知識も生かし、的確に診断する。
「私自身が小児喘息を患い、非常に長い間苦しんだことから、呼吸器とその横にある心臓を中心に診療する体制を取り、咳から病気を診ることに力を入れています。咳が始まって3週間未満の急性の咳のほとんどは風邪が原因です。3週間から8週間の亜急性の咳の多くはウイルスによる気管支炎が原因です。8週間以上続く慢性的な咳は、鼻炎や副鼻腔炎、アレルギー、結核などの感染症、喘息、逆流性食道炎などが考えられ、症状や経過を確認し、必要に応じて血液検査、胸部レントゲン、呼吸機能検査などを行って原因を特定する必要がります」
 松田院長は、沖縄、長崎、香川、東京、兵庫の病院で臨床経験を重ね、2016年に開院、高血圧や狭心症をはじめとする循環器疾患を中心に糖尿病、気管支喘息、肺炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、花粉症、生活習慣病などの診療に力を注いできた。病状を見極めるための検査体制も強化し、レントゲン撮影、デジタルX線画像診断、心電図検査、腹部エコー検査のほか、動脈硬化の進行度や下肢の血管に狭窄、閉塞などがないかが推定できるABI足関節動脈上腕動脈血圧比検査、骨密度検査、各種血液検査、インフルエンザ検査、尿検査、胃がんの原因になるピロリ菌感染診断、睡眠時無呼吸症候群簡易検査なども行う。
 もう一つ、主な循環器疾患である心筋梗塞や狭心症、心不全、血管性疾患等が喫煙や食事、運動、飲酒、肥満などの生活習慣との関わりが深いことから、循環器疾患を抱えた受診者に対し管理栄養士などが中心になって生活習慣の改善指導に力を入れているのも特長だ。
 第2、4土曜日に完全予約制で行う皮膚科は、専門医が血液検査や病理組織学的検査など駆使して多様な皮膚疾患に対応する。松田院長は、通院が困難な地域の人のための在宅訪問診療も行っている。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 まつだ内科
TEL/078-512-3344
ホームページ 
https://www.matsuda-naika.net/

超音波内視鏡を用いて膵臓がんを早期発見
胃や大腸がんの早期病変切除術でも実績

高度技術持つ医師在籍
最新の医療機器を駆使


『帝京大学医学部附属溝口病院消化器内科』は、内視鏡を用いた早期の膵臓や胆嚢、胃、大腸などのがんの早期診断、治療で顕著な実績を重ねる診療科。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医の土井晋平科長をはじめ医師たちの高度の医療技術が診療の信頼性を支える基盤だ。その実力を示すのが早期発見が難しいといわれる膵臓がんのEUS超音波内視鏡を用いた診断、治療。特に生検は国内屈指の実績を誇る。
「内視鏡の先端に超音波を装着したEUSは技術取得が難しく、限られた施設でしか実施できませんが、当科にはEUS観測装置が3台あり、十分な技術と知識を培った医師が在籍し、早期診断に積極的に取り組んできました。これまでに1㎝以下の極小膵臓がんも発見しています」
 早期の胃や大腸のがんのESD内視鏡的粘膜下層剥離術も評価が高い。胃や大腸のがんは壁の最も内側の粘膜層から発生するが、ESDは早期の病変を内視鏡の電気メスで粘膜ごと切除する方法で、低侵襲の上、切除後の評価で改めて外科切除すべきか否かの判断もできるという。
(ライター/斎藤紘)

帝京大学医学部附属溝口病院消化器内科
TEL/044-844-3333
ホームページ 
https://teikyo-mizonokuchi-gs.jp/

がん治療後のリンパ浮腫に特化し治療
リンパ管静脈吻合の日帰り手術で実績

最新鋭検査機器で診断
早期検査と治療を促す


『大阪あべのリンパ浮腫クリニック』は、がん治療に伴う合併症の一つ、リンパ浮腫に特化して治療実績を重ねている医院。日本専門医機構形成外科領域専門医・指導医の三宅ヨシカズ院長が特に力を入れているのが、リンパ管静脈吻合術による日帰り手術治療だ。
「リンパ浮腫は、リンパ節切除を伴うがんの手術や放射線治療によってリンパ液の流れが悪くなって起きる病気で、治療部位に近い腕や脚にむくみが出て関節が曲げにくくなり、進行すると皮下組織の細菌感染症や皮膚が硬くなる象皮症になる場合もあり、早期治療が必要です」
 治療は、医師の診察と最新鋭の検査機器で診断、どの部位で手術をすれば効果が出やすいかを決定する。  
「リンパ管細静脈吻合術は、がん手術によってせき止められてしまったリンパ管に別の通り道を作って静脈へリンパ液を流すものです。局所麻酔下で行いますので、体への負担が少ない手術です」
 がん治療後、四肢に違和感がある場合は、早期の検査を促す。
(ライター/斎藤紘)

大阪あべのリンパ浮腫クリニック
TEL/06-6635-0101
Eメール/info@osakaabeno-lymph-clinic.com

胆石症を小さな孔一つだけの切開で治療
胆嚢を摘出する単孔式腹腔鏡手術で実績

術後孔が見えなくなる
美容的に優れた手術法


「小さいキズで患者さんの負担を軽くしたい」
『板橋中央総合病院』の多賀谷信美消化器病センター長は、まだ身体を大きく切る手術が当たり前だった1990年代に腹腔鏡による手術を全国に先駆けて行った医師の一人。その信念は、脂肪を消化するために肝臓で作られた胆汁を溜めておく胆嚢に石ができる胆石症や胆嚢炎に対し、小さな孔一つの切開で胆嚢を摘出する単孔式腹腔鏡手術の施行実績からも伝わる。
「胆石症は、痛みや吐き気などのほか、肝機能障害や黄疸を引き起こす病気。治療法には胆石溶解療法、体外衝撃波胆石破砕療法などがありますが、根本治療は胆石が作られる畑になっている胆嚢の摘出。単孔式腹腔鏡手術は、おへその部分に2〜3㎝の孔を一つ開けて腹腔鏡という小さなカメラを挿入して行いますので、術後、孔はおへその中に隠れて目立たなくなり、美容的にも優れた手術法といえます。超音波などを使った画像評価によって行いますので安全性も確保されます」
 腹腔鏡下胆嚢摘出術の施行実績は都内随一で、年間約400例にのぼる。
(ライター/斎藤紘)

板橋中央総合病院 消化器病センター
TEL/03-3967-1181 
Eメール/ tagaya.nobumi@ims.gr.jp

不妊治療で声価を高める生殖医療の拠点
受診者の切実な思いに最先端技術で対応

深い知見と経験生かす
体質改善の努力を促す


『佐久平エンゼルクリニック』は、不妊治療のために受診者が遠方からも訪れる生殖医療の拠点。政井哲兵院長は複数の公立病院の産婦人科で臨床経験と研鑽を重ねた日本生殖医学会認定生殖医療専門医。「なるべく自然に」「最新技術を用いてでも」などといった受診者の切実な思いに、生殖医療に関する深い知見と高度な技術で応えてきた。
「不妊の治療方法にはタイミング法や人工授精、体外受精などがありますが、高度生殖医療を選択できると、妊娠の確率は飛躍的に上がります。顕微鏡で見ながら、卵子が変形しないように微細な振動で穴を開け、精子を注入するピエゾICSI法や受精卵を動画として観察できるタイムラプスインキュベーターで観察し、ホルモン補充周期にある凍結胚を移植する胚盤胞移植などの最先端技術で成果を上げています」
 政井院長は、妊娠に必要なのは治療だけではないとも指摘し、栄養や体づくり、身体の内側から妊娠しやすくなる体質改善に取り組むよう指導、人が本来持っている妊娠する力を引き出すことにも力を注ぐ。
(ライター/斎藤紘)

佐久平エンゼルクリニック
TEL/0267-67-5816 
Eメール/ngd41981@nifty.com

認知症の入院治療で信頼集める専門病院
患者家族も温かく支える重層的診療体制

重い認知症に積極対応
心身に働きかける療法


 神奈川県厚木市の『神奈川中央病院』は、認知症治療に特化した国内でも数少ない医療拠点。180床を擁し、専門的な診断から入院治療、リハビリまでカバーする重層的な診療体制に加え、高齢者のケアに心血を注いできた家族をスタッフが労わるように支える姿勢で信頼を集めてきた。
 日本認知症学会認定専門医・指導医で認知症治療の臨床経験を重ねた後、2021年2月に就任した能登雅明院長の診療方針は明確だ。
「認知症は、誰でもなりうる病気。在宅や高齢者施設などでの対応が困難な場合、入院して治療に専念することも選択枝となります。当院では、特に重度の認知症や基礎疾患がある方などをより多く受け入れ、認知症が年々増えていく時代の要請に応えていきたいと思っています」
 作業療法士や精神保健福祉士などの専門職も数多く在籍し、総合的に入院生活を支える。治療は、薬物療法のほか音楽やレクリエーション、ゲーム、手作業、カラオケなどを利用する作業療法、リハビリで身体、情緒双方への働きかけを行う。予約制の外来診療も行っている。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 やすらぎ会 神奈川中央病院
TEL/046-204-2111 
Eメール/ info@yasuragi-atsugi.or.jp
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https://yasuragi-atsugi.or.jp/


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