今の大ヒットはこれだ!! 2022

ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
日本を元気にする
サービス&ビジネス
故人を偲ぶデジタルサービス
自分史や写真をディスプレイで表示

室内納骨堂に導入
懐かしい思い出可視化


 デジタル化の波は墓参にも達した。終活などシルバーファミリーコンサルティングサービスを提供する『株式会社ニチリョク』が東京・赤坂の古刹威徳寺にある室内納骨堂「赤坂一ツ木陵苑」で2022年4月から開始したデジタルサービス『家系樹』は、その象徴だ。
 故人の思い出の写真や動画、文章などをデータとして取り込み、お墓参りの際にディスプレイ表示する画期的なサービス。モニターはタッチパネルなので、誰でも直感的に操作できる。家族の思い出をテレビを見るように共有できる『家族樹』は、供養の在り方を現代風にアップデートさせた機能と注目度を高めている。
 『家系樹』は、従来のお墓に刻印されていた墓誌に加え、祖先を辿る家系図、我が家の思い出の写真やビデオ、自分史、家系にまとわるエピソードや伝説などの家族史、家系史、生家の記録に加え、開封日を指定して公開できるタイムメッセージなどを表示できる。
「『家系樹』によって、これからのお墓は、在りし日の思い出を振り返り、故人と対話する未来に向けた力をもらうことができる場所として進化いたします。ご家族のつながりや思い出といった情報を可視化することで、お墓は、思い出とともに家族が語る場へ生まれ変わります」と同社は利用効果を説明する。
「赤坂一ツ木陵苑」は、国内最高級の自動搬送式納骨堂。法事、葬儀も可能な設備を完備し、高級ホテルのような重厚な施設の中で故人を心安らかに供養するための環境が整っている。契約した後、希望すれば『家系樹』の利用登録ができる。また、自分史の書き方をわかりやすく解説するセミナーも随時開催している。
 威徳寺は、平安時代の開山、1600年に現在地に移転した真言宗智山派の古刹。江戸時代は、紀州徳川家の祈願寺で、八十八ヶ所霊場の75番札所でもある。
『ニチリョク』は、1983年に多摩聖地霊園の販売代行を開始して以来、日本初の自動搬送式納骨堂の販売代行や葬儀での生花祭壇を一般化するなど時代の葬送ニーズに応える新しい形のお墓、葬儀、終活を提供し続ける会社。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ニチリョク
TEL/03-6271-8920 
Eメール/info@nichiryoku.co.jp
ホームページ 
https://www.nichiryoku.co.jp/

花植物好きを魅了する緑のオアシス
レストランもある老舗園芸店が人気

広大な敷地に店舗展開
英国製ポタリーも揃う


 1976年創業の『渋谷園芸』は、花を愛し、ガーデニングを楽しむ人たちを魅了し続ける、都会の中の緑のオアシス的な園芸店だ。1500坪の広大な敷地に店舗、花壇、温室からカフェ・レストランまであり、花や庭木、観葉植物、苗、球根、種子、園芸資材、雑貨など品揃えは豊富。ショッピングをし、レストランで一休みしてお茶や食事を楽しめば、心が癒されると評判だ。
 花は、鉢花ほか、商材の切り花も充実。また、フラワーアレンジメント、花束、ブリザーブドフラワー、フェイクフラワーなどの種類も豊富。ネット販売が中心の昨今だが、お店に直接足を運んで、花のプロが厳選したギフトを選ぶのは至福のひと時と評判にもなっている。もちろん、フラワーアレンジメントやブーケ、花束、胡蝶蘭、観葉植物などの全国配送も可能だ。オフィス、商空間に欠かせない観葉植物も豊富に揃え、アドバイザーが植物のある室内環境を提案するほか、レンタルも行っている。
 園芸用品は、ガーデングローブやハンギングプランターなど多岐にわたるが、中でも人気なのが、土づくりから成形、焼成まですべての工程が手作業で行われ、世界中のガーデナーから愛される英国・コッツウォール地方の最高級手作り植木鉢、ウィッチフォードポタリーだ。英国内ではバッキンガム宮殿をはじめ各地の庭園やガーデンで愛用されている。『渋谷園芸』の店舗の前には、大きなウィッチフォードポタリーを屋根に積んだ車のディスプレイがあり、看板代わりになっているほどだ。
 カフェ・レストラン『樹藝夢(ジュゲム)』は、季節の花や木々など緑に囲まれながら過ごせるレストラン。白壁にアンティークの照明がやさしく、フランスの食堂をイメージしたという。常駐のシェフが創る料理はイタリアンやフレンチ中心の西洋料理で、ランチとスイーツがメイン。テラス席は常に人気。そして、毎日焼き上がるパンはテイクアウトも可能で、このパンを目当てに訪れる人も多いという。
 同社は、もともとは地主・農家。広い敷地のシンボルツリーであるケヤキは、100年を超える大木。明治元年築という木造の納屋を利用した素朴ながらお洒落な店舗が魅力の大きな要素だ。店舗近くには、かつて花卉市場があり、そこに花や植物を出品していた生産者などとの深いつながりを維持し、必要な花や植物を入手し、提供できるのも強みだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 渋谷園芸 練馬本店
TEL/03-3994-8741
Eメール/8741web_store@shibuya-engei.co.jp
ホームページ 
https://www.shibuya-engei.co.jp/

建築工事のBIM積算の決定版が登場
必要部材も自動出力し見積書も作成

3Dモデルを自動生成
部材数量の手入力不要


 建築工事にかかる費用を事前に算出する積算業務の効率を高めるシステム、BIM(ビルディング インフォメーションモデリング)の進化形として建築業界で導入例を増やし続けているのが『株式会社U'sFactory』の『BI for ARCHICAD(ビーアイフォーアーキキャド)』だ。ハンガリー発のコンピュータ支援設計CADソフトウエア「Archicad」の機能を拡張した設計ツールで、従来のBIM積算用ソフトの課題を追究し、クリアした決定版だ。
 建築工事の積算は、工費全体を知りたい施主の要望に応える作業だが、非常に面倒で積算事務所に外注して算出しているのが実状。この作業を効率化するのがBIM積算だ。BIMは、建物をコンピュータ上に建物の3Dモデルを構築し、工程や建材パーツなどの情報をデータベース化して活用するシステム。同社は、 BIM活用を前提とした積算事務所などで利用されているソフトを検証したところ、様々なソフトの組み合わせが必要であることがわかり、この課題に挑み、汎用CADで積算可能なツールとして完成させたのが『BI for ARCHICAD』だ。
「建物の駆体は、一般的にどのBIMソフトでも複合的な数量を出すことは難しい。例えば、鉄筋の複雑な取り合いではプラスアルファの手拾い部分を個別にデータ入力する必要がある。大切なことは、個別入力を減らすために徹底してモデリングすること」で、この現状を打破するため、徹底的に取り組んできた。
 具体的には意匠、構造、設備の連携したモデルで取り合いを納め、鉄筋やコンクリートのふかしなども忠実に再現した〝リアル〟なモデルを積算の根拠にする。そうすることで、実数ベースの積算や複雑な形状の自動積算を可能にする。「実数量」を算出するのと、同時に積算基準に準拠した、かぶりなどを考慮した「積算数量」を両方出力可能とした。
 鉄骨や鉄筋のモデリングでは、構造計算モデルをダイレクトに読み込み、『BI for ARCHICAD』で加工図レベルの詳細な情報を付加する。ガセットプレートやスチフナー、方丈、横補剛材など細部にわたる部材を自動生成し、3次元空間で仕口や継手の納まりを確認する。事前に意匠と構造の調整後に、そのデータを鉄骨ファブリケーターに渡すことで手戻りなくデータを使うことができ、業務効率化につながる。
 内外装、型枠、足場などの各部材も高精度なモデルをベースに積算する。内装仕上げでは、新たにマテリアルボードを開発し、天井、壁、床などの色や材質を一括してBIMにインポートし、部屋ごとに色分け表示する。3次元モデルとカラーパレット、材質が連携し、積算内容をわかりやすくした。
 こうした工夫を施した『BIfor ARCHICAD』について、同社は今後もその進化を追求していく考えだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 U's Factory
TEL/045-348-1560 
Eメール/info@us-factory.jp
ホームページ 
https://us-factory.jp/

専用アプリで酒気帯びをチェック
法改定対応のクラウドサービス登場

飲酒運転事故防止目的
義務化事業者用に開発


 飲酒運転による被害撲滅を目指す道路交通法施行規則の改定で、2022年10月から一定台数の白ナンバー車を保有する事業者に対して、アルコール検知器を使ってドライバーの酒気帯びの有無をチェックすることが義務付けられる。その対象となって対策に追われる事業者の頼りになるサービスが登場した。それがコンピュータソフトウェアの開発支援などを手がける『鈴与シンワート株式会社』の安全運転支援クラウドサービス『あさレポ』だ。いつでもどこでも、スマホの専用アプリと携帯用デバイスを使ってアルコールチェックし、測定データをクラウドサーバで一括管理ができるので、安全運転の徹底と安全管理者やドライバーの負担軽減が可能になる。
『あさレポ』は、専用のアプリに「SEIKOIST」製の専用携帯デバイスであるスマートアルコールチェッカー「XENSE 82BT」をBluetoothで接統し、アルコールチェック、検温、出退勤打刻を行うクラウドサービス。アプリは、個々の端末にインストールするスマホ版と共有タブレット版(iPad対応)がある。「XENSE 82BT」は、半導体ガスセンサーで呼気のアルコール濃度と検温が40秒以内で測定できる。スマートフォンのGPS機能を利用して測定地点の位置情報も取得する。
 検温などの測定データは、アプリからクラウドサーバに即時送信され、社内で一括管理できる。管理画面で、予め設定(道路交通法では酒気帯び運転とされる呼気1リットル中のアルコール濃度は0・15ミリグラム以上)された異常値が検出されると安全管理者にメール通知し、スムーズに交代運転者の手配などが可能になる。専用アプリのログインにはAI顔認証を採用し、なりすましを防止する。
 ユーザー登録は管理画面から利用者自身で簡単にできる。電源は、USB Type- Cの充電式リチウムバッテリーで、乾電池は不要だ。クラウドサービスの利用料金は、使い放題の定額プランと使用日数で課金する従量課金プランがある。
 検知器によるドライバーのアルコールチェックは、緑ナンバー車を保有する事業者に義務付けられていたが、白ナンバーのトラックに小学生5人がはねられて死亡した2021年6月の千葉県八街市での飲酒運転事故を機に白ナンバー車を保有する事業者も義務化の対象にしたのが今回の道路交通法施行規則の改定。乗用定員数が11人以上の自動車1台以上、または、その他の自動車5台以上を保有する事業者が対象で、違反すれば罰金が課される。
(ライター/斎藤紘)

鈴与シンワート 株式会社
TEL/03-5445-2651(クラウドサービス事業本部SaaS開発センター)
Eメール/st-service@shinwart.co.jp
ホームページ 
https://www.shinwart.co.jp/

日本の近世近代を支えた石文化
「伊豆石」の学術的研究と発信

地域の知られざる文化や
魅力について学ぶ


 伊豆半島とその周辺地域には、大迫力の石切場、哀愁漂う石造物、ハイカラな石造建築物が多く現存している。これらは地元の「石文化」がもたらした特色だ。この地域では、古くから多種多様な石材が採られてきた。伊豆半島やその周辺で採られるこれらの石材は総称して、「伊豆石」という言葉で呼ばれるようになった。
「伊豆石」には、細かく名称や分類があり、「沢田石(現河津町)」「横根沢石(現伊豆の国市)」「江ノ浦堅石(沼津市)」「小松石(相州西部)」など、産地に由来していたり、「青石」「白石」「斑石(現下田市)」など、見た目に由来していたりと実に様々だ。伊豆半島とその周辺の石材は、海底火山・陸上火山等の時代ごとの成り立ちの複雑さから、地質学的に安山岩系、凝灰岩系に大別され、その硬さの違いでそれぞれ「堅石(かたいし)」「軟石(なんせき)」という分類で説明されることも多い。
 人々は、これらを特徴に応じて様々な物に利用してきたが、実は「伊豆石文化」が与えた影響は地元にとどまらなかった。
 江戸幕府によって、江戸城、将軍家代々の墓石などに使用されるようになると、江戸方面から丈夫な堅石の需要が急増した。江戸に運び込まれるようになった「伊豆石」は、明暦の大火後の災害復興に寄与し、玉川上水にも使用されるなど人々の生活の支えにもなってきた。
 その後、廃れていた「伊豆石」に再び注目が集まったのは、幕末明治の混乱の時代。ペリー来航以来、品川台場、横須賀製鉄所、横浜外国人居留地、鉄道建設など、石材需要が高まると、伊豆半島とその周辺は石材の主要な産地となった。ペリーに贈られた下田産の伊豆石は、アメリカに持ち返られ、現在もワシントン記念塔で日米友好の象徴として展示されている。建築界では、和洋折衷の建物や近代宮廷建築に用いられ、京都国立博物館、日本銀行本館、迎賓館赤坂離宮などハイカラでオシャレな伊豆石建築が現存する。当時は、洋風の官庁ビル群や駅舎、銀座煉瓦街などに「伊豆石」が使用され、日本の近代都市化が進められていた。
 西洋からの技術導入に加え、「軟石」の採石・加工のしやすさも相まって、「伊豆石」は大量生産が求められる明治期大正期の資本主義時代に適応し、関東で圧倒的なシェアを誇っていた。しかし、様々なストーリーとは裏腹に、現在まで東京から名古屋にまで及ぶ「伊豆石文化圏」の全貌は明らかにされぬまま、歴史の闇に埋もれ、地域の石造建築物なども老朽化から解体が進んでいる。「伊豆石文化探究会」では、年齢・居住・性別問わず幅広いメンバーが集まり「伊豆石文化」の学術研究と広範囲な情報発信を試みている。
(会長/剣持佳季 ライター/山根由佳)

伊豆石文化探究会
TEL/055-926-8241 
Eメール/ izustone.quest@gmail.com

介護・医療の大グループで地域貢献
多様な事業形態で時代の要請に対応

往診圏内に施設を配置
介護人材育成にも注力


「cocolo(心)」ブランドで「介護と医療のトータルケアの提供」を経営方針に掲げる『株式会社TDF』は、系列二社と連携し、大阪、岸和田、堺の三市で介護関係12事業体と医療関係3事業体によるグループを形成、高齢化と共に膨らむ介護・医療のニーズに多角的なサービスで応え、地域に貢献している会社だ。内科、精神科、整形外科を擁するクリニックが医療の中核を担い、介護スクールで介護人材を継続的に育成する充実した体制だ。グループを束ねる代表取締役の佐藤隆さんが力を注ぐのは、利用者もスタッフも笑顔が絶えない環境づくりだ。
 事業形態は、ケアプランセンター、デイサービス、訪問看護、訪問介護、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者賃貸住宅、福祉用具レンタル販売など。ケアプランセンターで利用者や家族の意向に沿った介護プランを提案、居住関係では清潔感あふれるラグジュアリーな空間で24時間介護、医療が連携し健康的な生活を支える。自宅療養中の高齢者には看護師やセラアピスト、介護スタッフが訪問し、家事を援助し、健康を管理する。デイサービスは、レクリエーションを楽しみながら心身機能の維持、回復のためのリハビリができる。
「当社の事業体制の特長は、人員基準以上の看護師を配置していることです。看護師は介護職員ができない処置ができるので、ご利用者様の入院リスクを減らすことができます。また、グループ内にはクリニックがあり、すべての施設が往診できる半径16㎞圏内にあるので、緊急時にも迅速に対応することができるのも強みです」
 介護スクール「JAPAN COCO CARE SCHOOL」には、介護職員初任者研修、実務者研修、喀痰吸引等研修、福祉用具専門相談員などの課程があり、福祉介護分野の知識が学べる。また、佐藤社長は長期的な人材確保策として医療介護職に興味を示したり素養があったりする小学生以上のスタッフの子どもの教育支援にも着手した。
 佐藤さんは、人材派遣業で起業したが、要介護状態になった祖母に対する介護がまるでものを扱うように機械的な作業だったことに悲しみを覚え、本物の介護を提供したいと決意、介護施設で経験を重ねた後、2003年に『TDF』を設立した。構築した介護・医療体制には「一人の人間として心を込めて接してほしい」との思いが投影されている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 TDF
TEL/06-6562-3556 
Eメール/cocolons310@gmail.com
ホームページ 
https://cocolo-556.com/

全方向どこでも動く
忍者のような台車車輪

スムーズに
そして静かに走行


 ベアリングやコンベヤの基幹部品の製造・開発を行っている『株式会社富士製作所』は、優れた技術で日本のものづくりを支えているトップメーカーの一つだ。このたび開発した『FUJI NINJA WHEEL®(フジニンジャホイール)』は、360度あらゆる方向へ走行できる搬送車用の全方向駆動型車輪。ローラを中央部で分割し、軸をずらすなど独自の工夫の積み重ねにより滑らかな回転による静粛性、耐荷重を従来品より飛躍的に高めることに成功した。工場や倉庫内の危険な業務の無人化など少子高齢化による人材不足問題の解決策として、近年進化の著しいAGV(無人搬送車)や自走ロボットへ応用が大いに期待されているが、「将来的には、この技術が当たり前に使用され、自動車やモビリティの進化により人の暮らしを豊かに便利にする時代が来る」とさらにその先を見据えている。
(ライター/今井淳二)

株式会社 富士製作所
TEL/0595-46-0777 
Eメール/eigyo@fuji-bearing.com
ホームページ 
http://www.fuji-bearing.com/


ミスター・パートナー
東京都新宿区新宿2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605