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全身を活性化し、あらゆる症状を改善に導く！
遠方からも多くの患者が押し寄せる『プラセンタ治療』
ほとんどの動物の母親が出産後に食べて体力を回復させると言われる胎盤。
それを使って、新陳代謝の活発化、生理機能の向上、病気に対する抵抗力の増強など、
身体全体の活性化を図る『プラセンタ治療』が話題となっている。
医学は日々発展している。今まで治らなかった病気も、一つの薬や治療法が見つかったおかげで、完治する病気になることは珍しくない。現在では、西洋医学のみでなく、自己治癒力を高める東洋医学的発想も浸透してきている。
その中で、旧ソ連のフライトフ博士が生み出し、その日本は昭和23年から実施されるようになった『プラセンタ治療』が注目されている。プラセンタとは、ほ乳類の胎盤のこと。実は、この部分は栄養成分が非常に豊富だ。タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミンの五大栄養素や人の活動を活性化させる生理活性物質などがたっぷり。「胎盤には人間に必要な成分のほとんどが含まれている」と言われているのだ。
日本のプラセンタ医療の第一人者、「森下医院」の森下院長はプラセンタを皮下に注射する「組織療法」を行っている。まずは、胎盤を材料に、一週間一定の低温に貯蔵、滅菌、製薬する。生物の組織は冷蔵で貯蔵すると「生物原刺激素」という特殊な物質が生成される。この物質が身体に活力を与え、自然治癒力を高めてくれる。
同院では週末、プラセンタ注射を受けにたくさんの人が日本全国からはるばるやってくる。土曜日・月曜日、台湾からもなんと100人以上は来院するそう。疲労、肩こりなどをはじめ、健康増進や慢性病疾患の改善などを目的に来院する方が多く見られるとのこと。かかりつけの病院で改善が見られなかったという方が、藁にもすがる思いで来院してくることも。アンチエイジングにも有効なので、高齢化社会を支える役割としても期待が寄せられている。
（ライター／前川定）
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