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最前線医療の現場と
頼れる専門ドクター
『前立腺がん』の治療に光る豊かな経験と学識
高精度のロボット手術で国内屈指の実績

腫瘍含めた前立腺全摘
技術習得の医師を育成


 米国発の胸腔、腹腔の内視鏡下手術用ロボット「ダビンチ」を使った手術で国内屈指の施行実績を持つのが『東京国際大堀病院』の大堀理(まこと)理事長だ。ロボット手術センターには、Xi、Xの最新鋭機種2台を導入、泌尿器科系と婦人科系の疾患の手術治療に使っているが、中でも実績が際立つのが前立腺がんに対する前立腺全摘術による治療。開院した2019年から2023年6月までのロボット支援手術1384例の約6割を占める792例にのぼる。
 大堀理事長は、前立腺がんの病理学的特徴と新たな診断法に関する研究で医学博士の学位を取得、またダビンチを開発した米インテュイティブサージカル社からダビンチを操作できる専門医の認定資格(da Vinci Certificate)も得た後、ダビンチを日本で初めて導入した東京医科大学で2014年からロボット手術支援センター長として国内で最も多くの前立腺ロボット手術を担当した経験を持つ。 
「前立腺がんは、日本人男性で最も多い疾患。血液検査値PSA値が上昇し発見されることが多く、現在では多くが早期がんで見つかります。早期がんであれば手術、放射線治療、内分泌治療、経過観察などから治療方法を選びます。転移のある進行がんですと内分泌治療が中心となります。手術は、ロボット支援前立腺全摘術といい、全身麻酔下で腫瘍を含めた前立腺と精嚢を尿道と膀胱から切り離して摘出し、膀胱と尿道をつなぎ合わせる手術です。手術時間は約2〜3時間、入院は約10日間です」
 大堀理事長が泌尿器科系と婦人科系の疾患の手術治療にダビンチを使う理由は明確だ。
「ダビンチを用いたロボット手術は、腹腔鏡下手術と同様に患者さんの体に小さな穴を開けて行う傷口が小さい身体への負担の少ない治療方法です。お腹の中に二酸化炭素を注入し膨らませることで止血効果をもたらします。執刀医は、精細な拡大3D画像を見ながら、7方向360度という人間の手よりも自由度が高く精密な動きが可能となるアームの先端を活かして手術操作を行います。従来の手術に比べて傷口が小さく、術中の出血量が減少し、術後の痛みも少ないため、患者さんの早期社会復帰が期待できます。ダビンチによる前立腺がんの全摘術は保険が適用されるのも利点です」
 大堀理事長は、日本ロボット外科学会認定国際A級ライセンス(日本で9名のみ)日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会認定のプロクター(指導医)の資格も持ち、ロボット手術の習得を目指す医師の育成にも力を注ぐ。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 實理会 東京国際大堀病院
TEL/0422-47-1000 
Eメール/ ohorills@ohori-hosp.jp
ホームページ 
https://ohori-hosp.jp/

内視鏡手術と再生医療が可能な初の医院
がん抑制細胞の投与で多様ながんを治療

低侵襲の日帰り手術
豊かな手術経験生かす


 生活に支障を来たす腰痛の原因となる様々な疾患を低侵襲の内視鏡手術と再生医療を併用した日帰り手術で治療する国内初のクリニックがある。「痛みと再生のクリニック」をコンセプトに2023年3月に開院した『表参道総合医療クリニック』。日本脳神経外科学会専門医、脊椎脊髄外科学会専門医として数多くの手術を手がけた田中聡院長の高度の医療技術が光る治療法で、その実力は遺伝子レベルでがん細胞の死滅を促すがん遺伝子治療にも表出する。
 腰痛治療の代表例は、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の治療で、早期の社会復帰を可能にする。日帰り内視鏡手術には、レーザー照射で神経の圧迫を軽減する「椎間板ヘルニアレーザー」、針の先から注入するオゾンと酸素の混合ガスでヘルニアを減少させる「経皮的オゾン椎間板減圧術」、炎症部分に針を直接差し込んで手術する「経皮的内視鏡下椎間板摘出術」、狭くなった脊柱管を広げる「脊柱管狭窄症内視鏡下手術」があり、いずれも局所麻酔下で行われる。
「内視鏡手術は、出血は多くて10㏄、手術創は約8㎜。身体にメスを入れるのは内視鏡を挿入する部分のみで、それも出血と術後の痛みが最小限で済むよう、極力筋肉層にダメージを与えないように行います」 
 再生医療の代表例がPRP療法。受療者から採取した血液の血小板の濃度を高めて多血小板血漿(PRP)をつくり、これを身体の傷んでいる部位に注入して修復を促す治療法だ。
「内視鏡手術とPRP療法を併用する場合、手術で痛みの原因となる神経の圧迫を取り除いた後に、レントゲン下で状態を確認しながらPRPを注射器で直接注入して終了です。麻酔が切れるまでリカバリールームで休憩していただいた後はそのまま帰宅することができ、翌日から普段どおりの生活に戻ることができます」
 がん遺伝子治療は、がん抑制遺伝子を利用する治療法だ。
「細胞分裂の際、遺伝子が壊れ、そのコピーが細胞の増殖とともに繰り返される状態に陥った細胞ががん細胞。がん遺伝子治療は、傷ついた遺伝子を正しい情報を備えた遺伝子に置き換えることで、がん細胞の増殖を抑制し、死滅を促す方法です。当院では10種類のがん抑制遺伝子を用意し、それぞれの特徴を考えながら、患者さんの体内に点滴投与します」
 ごく限られた特殊ながんや小児がんを除き、多くのがんに適応でき、その後の抗がん剤治療や放射線治療の効果が高まることも期待できるという。
(ライター/斎藤紘)

表参道総合医療クリニック
TEL/03-6805-0328 
Eメール/info@omotesando-amc.jp
ホームページ 
https://www.omotesando-amc.jp/

遺伝子レベルの検査でがんのリスクを予測
健康寿命の延伸に寄与する戦略的予防医療

ゲノム専門医の知見動員
受診者にセルフケア促す


 消化器内科をベースにゲノム医療、再生医療、老化制御医療などの研究成果を動員し、高齢化時代の課題である健康寿命の延伸を目的に病気の早期発見、早期治療に情熱を注ぐ医学博士がいる。一般社団法人日本先制臨床医学会の理事長を務める『愛知医科大学病院先制・統合医療包括センター』の福沢嘉孝センター部長。その活動の拠点が血液採取による遺伝子レベルの検査で早期にがんのリスク診断する「mRNA (マーナ)健康外来」。mRNAはメッセンジャーリボ核酸の略で、DNAが持つ遺伝子情報を写してタンパク質を作る設計図として機能する分子のことだ。
「『mRNA健康外来』は、戦略的予防医療の最前線に位置する外来で、未病の段階からがんのリスク診断して将来の健康状態を予測し、先手を打って受診される方に意識付けをし、行動に変容を起こさせ、現代人に蔓延する生活習慣病をセルフケアして頂き、予防、改善、治癒に導くのが目的です。これにより、健康寿命の延伸をより一層実現することが可能となり、個々人のQOLの向上へつながると考えています。主に未病受診者、がん患者さん、がんの再発、フォローアップ希望の患者さん、がん完治と告知されたがそれでも心配な患者さんを対象としています」
 検査は健診での採血量の4分の1程度のわずか2・5㎖の採血で行う。
「親から受け継ぐDNAの遺伝情報の基本設計は変わることはありませんが、DNAの命令を受けて様々なタンパク質を合成するための遺伝情報を伝達するmRNAは生活環境やストレスなどの影響を受けて変化します。その変化の状態の解析で病気ではないが健康でもない未病の段階から、男性8臓器、女性11臓器のがんのリスクを診断するのが当検査です。血液の中の白血球の単核球という細胞をコロナ禍で知られるようになったPCR法で培養してmRNAを抽出、解析します。臨床ゲノム医療学会が約500人の解析から割り出した5段階の評価基準に照らし、健常、標準ゾーンなら低リスク、やや注意、注意ゾーンであれば中リスク、警告ゾーンの場合は高リスクと判定します。その結果を報告書にまとめて可視化し、検査から約4週間後に詳しく説明します」
 日本人の2人に1人はがんに罹患し,3人に1人はがんで亡くなり、今後もがん患者が増加し続けることが予想される時代。福沢センター部長の戦略的予防医療の役割は大きくなる一方だ。
(ライター/斎藤紘)

愛知医科大学病院先制・統合医療包括センター
TEL/0561-62-3311 
Eメール/ampimec@aichi-med-u.ac.jp

胎児期から子育てのための環境づくりを促す
独自の胎内記憶教育を世界中に広める

胎児心理学の学説重視
多様な基礎講座受講生


 子どもが母親の胎内にいたときの記憶「胎内記憶」に耳を傾け、出産前後の子育てに役立てるよう促す「胎内記憶教育」を世界中に広める活動をしている医学博士がいる。『池川クリニック』の池川明院長。「胎内記憶」に関する研究を基に、子どもが生まれてからの環境だけでなく、胎児期からの環境づくりが重要と、啓蒙活動の拠点となる日本胎内記憶教育協会を設立して進めてきたのが「胎内記憶教育」だ。
 池川院長は、飯田史彦・元福島大学教授の著書「生きがいの創造」で胎内の子どもにも意識があることを知ったのをきっかけに「胎内記憶」の研究を開始。約3600人の母親に対するアンケートを通じて子どもの胎内記憶の数々に触れ、さらに、胎児心理学の世界的権威、元ハーバード大学教授トマス・バーニー博士が著書「胎児は知っている母親のこころ」で示した「母親の態度、感覚、感情、思考は、ホルモンや神経伝達物質の分泌に影響し、それらは血液の流れに乗って胎盤を通り、胎児の発達中の脳に届いて、脳の配線を決定する」とする学説も合わせ、「胎内記憶」の存在を確信した。
「胎内記憶教育」は人生最初のお腹の中から始める教育といい、その学びの場である基礎講座は、人間の基礎を築くといわれる、母親の胎内に命が宿す前から命の始まりまでの期間を4つに分け、それぞれの期間に起きている事柄やその意味などを、子どもたちが語る「胎内記憶」に基づいた子どもの視点から伝えるものだ。
「『胎内記憶教育』は、子どもに胎内記憶があるかもしれないと意識することで、生まれる前から育児の準備を促すものです。胎児の時から五感で認識することができ、感情を持つ一人の人間だと思うと、お腹の中にいる時のコミュニケーションや出産の方法、そして育児について考えさせられるからです」
 これまでに講座を受講した人は、育児中の女性に止まらず、独身者、子育てが終わった世代の人、医師、助産師、看護師などの医療関係者、 保育士、幼稚園、小学校、高校教諭、アーティスト、カウンセラー、セラピスト、メンタルコーチ、公務員、神職、IT関係者など職種も世代も多岐にわたる。
 受講者からは、「育児により責任感を持てるようになった」「自分としっかり向き合える時間になった」「近い将来、自分の身体とお腹の子との体験談を語れる日が楽しみ」といった感想が寄せられているという。
(ライター/斎藤紘)

池川クリニック
TEL/045-786-1122 
Eメール/aikegawa@jcom.zaq.ne.jp
ホームページ 
http://ikegawaclinic.net/

タイでの国際医療会議に講師として招かれる
医師を目指す高校生を病院の見学に招待

院長就任後も活動多様
病院業務の進化を追求


 病床430床、約1000人の医療スタッフを擁する国内有数の医療機関を牽引する責任者としての管理業務と循環器系疾患の手術を施行する心臓血管外科医としての診療業務を間断なく遂行する『新東京病院』の中尾達也院長兼心臓血管外科主任部長は、海外の医師との交流と国境を越えた先進医療技術の普及に情熱を注ぐ国際派医師でもある。特に『オープンステントグラフクラフト法』による大動脈瘤の手術治療という日本発の医療技術の実施医、指導医として取り組んできた普及活動は交際的に高く評価され、2024年5月にタイ・バンコクで開催される「第2回世界心臓・循環器系疾患会議」にゲストスピーカーとして招待されたのもその証だ。
 大動脈瘤は心臓から全身に血液を送る大動脈にコブができ、破裂すると生命の危機につながる疾患。『オープンステントグラフト法』による手術治療は胸を開けて患部の血管にステントグラフトという金属製の骨組みに支えられた人工血管を挿入する低侵襲な手術法で、手術時間の短縮化が可能になる術式。中尾院長は、台湾を中心に広く普及活動を進め、この術式を解説したイタリアでのプレゼンテーションは価値のある学術資料としてオンラインで世界に配信された。タイでの世界会議では、300例の施行経験と成績を30分の講演で発表する予定だ。
 中尾院長は、心臓血管外科では後進の育成にも積極的に取り組んできた。2023年10月に郷里の広島市から修学旅行に来る市立基町高校の生徒で医療系の進学を希望する男女約40人を病院見学に招いたのもその一環。中尾院長は講話も行い、自身の医師として坂の上の雲を目指して歩んできた人生を振り返った著書「いのちを救い、縁を繋ぐ生き方 心臓血管外科医が次代へ伝えたいメッセージ」の核心である「道の真ん中を歩くこと」「縁を大切にすること」の意義に触れる内容だ。
「『新東京病院』が今後益々進化するように病院職員、スタッフ一同が『新東京病院』で働くことを誇りに思い、新東京病院でずっと働きたいと思うようにすることが院長としてやるべきことだと考えています。さすれば、患者さんが安心して治療を受けられる『新東京病院』に近づけると確信しています」
『新東京病院』に入職して14年目の2023年6月に病院管理者に就任して半年、医院内、海外問わず、様々な業務や活動に取り組む中尾院長の坂の上の雲を目指す旅はこれからも続く。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 誠馨会 新東京病院
TEL/047-711-8700

スポーツ障害の治療で国内屈指の実績
実力を示す肩腱板断裂の高度な手術療法

来院治療の7割が選手
スポーツの特性を考慮


 MLBの大谷翔平選手が右肘靭帯損傷で手術を受け、クローズアップされたスポーツ障害。その治療で国内屈指の実績を重ねているのが『麻生総合病院』の鈴木一秀スポーツ整形外科部長だ。相手との激しい接触のあるコリジョンスポーツ選手の外傷性肩関節脱臼に対する新しい術式に関する研究で医学博士の学位を取得した日本整形外科学会認定スポーツ医。名門、早大ラグビー部のチームドクターも務め、その高度の医療技術を求めて全国から障害を負ったスポーツ選手が来院する。
「当院がスポーツ整形外科を開設したのは、2011年。以来、当科を受診される約7割がスポーツ由来の障害を抱えている方です。早期にスポーツ復帰できるよう症状に合わせた適切な治療を行ってきました」
 診療対象は、投球障害肩、野球肘、反復性肩関節脱臼、腱板断裂、離断性骨軟骨炎、オスグット病、シンスプリント、捻挫、半月板・靭帯損傷など多岐にわたるが、中でも実力を示すのが四つの腱から成る肩腱板が切れてしまう肩腱板断裂に対する治療だ。
「肩腱板断裂は、転倒など強い衝撃が加わったことが原因になるだけではなく、加齢などで自然と断裂している場合もあります。小さな部分断裂なら稀に自然回復することがありますが、完全断裂の場合基本的に断裂が拡大し、腱で肩関節が支えられなくなって関節の位置がずれることにより、変形性肩関節症を発症し、人工関節置換術が必要になる場合もありますので早期治療が必要です」
 鈴木部長は、様々な療法で治療する。
「薬物や運動療法による保存療法のほか、自身の多血小板血漿を用いて腱の修復を促す再生医療のPRP療法や低侵襲な関節鏡視下手術で治療します。関節鏡視下手術は、1㎝前後の手術創を5ヵ所作り、内視鏡で見ながら骨に置き変わる吸収性素材のスーチャーアンカーを腱板の付着部である大結節という骨に入れて腱板を修復する方法です」
 修復が難しいほど大きく断裂している場合は、腱板を肩甲骨から剥がして前進させる棘下筋回転移行術で対応するといい、従来30〜50%程度だった術後再断裂のリスクが12・5%まで抑えられるという。この高度な治療を実施できる医師は全国でもまだ少ないという。
「スポーツ障害は、一般的な外傷などとは異なり、スポーツの特性などによって治療法が異なります。個々の選手のご希望に可能な限り応えられるように最適な療法で治療したいと考えています」
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 総生会 麻生総合病院
TEL/044-987-2522
ホームページ 
https://www.souseikai.net/

健康寿命の延伸に腰ひざ股関節の手術治療
寝たきりにならず健康的な日常生活を実現

年間千件の手術を施行
著書で手術の利点解説


「痛みで歩けない人を一人でも救いたい」「寝たきりで人生を終える人を一人でも減らしたい」
 腰、ひざ、股関節の手術治療を中心に年間1000件という屈指の実績を誇る整形外科のゴッドハンド『宇都宮記念病院』の三輪道生副院長兼整形外科部長・腰・膝・股関節センター長は、長寿化時代の中、健康寿命の延伸のために運動器の手術治療の必要性と利点を挙げ、健康的な日常生活を取り戻すためのベストな方法の啓蒙に努めている日本整形外科学会整形外科専門医だ。
 手術治療の利点欠点の解説を2023年3月に幻冬舎から刊行した著書「現役スゴ腕整形外科医が教える本気で治したい人のための最強のひざ治療」と2020年8月刊行の腰ひざ股関節シンドローム100歳までシャキッと歩くために知るべきこと」で詳しく述べている。
「人生100年時代が到来し、人生の後半をいかに健康に暮らすかが課題になっています。平均寿命と健康寿命の差を生む原因の一つに骨、筋肉、関節、神経などの運動器の障害が挙げられます。特に腰、ひざ、股間節は不具合が生じると日常生活全般にも影響を及ぼします。壊れきった腰ひざ股関節を手術で元通りに治すことに専念してきました。一般的には、腰なら腰、膝なら膝、と担当医が変わりますが、腰も膝も股関節も悪い方が少なからずおり、三つの部位をトータルで捉え、手術、治療することが大切だと考えています。著書では、予防、治療、リハビリ、外来、入院生活などを具体的にイメージできるように解説しました。手術という優れた治療法があるということを理解してもらうことは、高齢でも治ること実証してきた私の役割だと思っています」
 三輪副院長は、国立病院などで臨床経験を重ねた上に慶應義塾大学医学部整形外科に入局し、腰、ひざ、股関節全般にわたる術式をマスターした。2010年に『宇都宮記念病院』の副院長に就任後、数々の手術を施行。人工膝関節置換術311件を含む膝の手術は合計497件(2012年)、腰椎後方椎体間固定術186件を含む脊椎椎間板ヘルニアなどの腰の手術は合計235件(2013年)、全人工股関節置換術・人工骨頭置換術111件や骨折などを含む股関節の手術は合計176件(2021年)もの手術を行った。
「80歳以上でも、たくさんの方が手術をして歩いて帰っています」
 さらに難治性腰痛症に対する脊髄電気療法(SCS)や人工足関節置換術、腰椎内視鏡手術なども手掛け、三輪副院長の医療技術を求めて遠方からも来院する人が後を絶たない。
(ライター/斎藤紘)

社会医療法人 中山会 宇都宮記念病院
TEL/028-622-1991
ホームページ 
https://www.nakayamakai.com/

コロナ5類移行後も緊張感を維持
コロナ以外の感染症にも万全の対応

感染源を持ちこまない
要員と家族の対策徹底


「高齢者や慢性腎臓病、糖尿病、高血圧などの持病がある重症化リスクの高い人にとっては、コロナは依然として命に関わる病気であり、感染防止対策に万全を期しながら診療しなくてはなりません」
 感染症法上、季節性インフルエンザや感染性胃腸炎などと同様の5類感染症になった新型コロナウイルス感染症について、『ひだまりクリニック』の福田幹久理事長が堅持する診療スタンスだ。在宅医療に特化した診療に先駆的に取り組んで20年目、高齢の在宅療養者とその家族を支えてきた経験が感染法上の分類に左右されない診療姿勢を支える基盤だ。
「コロナが5類感染症になった2023年5月以降、鳥取県では1医療機関あたりの平均の患者数が20人前後と依然として高い水準が続いています。当院がある米子市を含め県内では集団感染も数多く発生しています。5類に移行したことで政府が一律に日常における基本的感染対策を求めることはなくなり、罹患者の社会的な制約も緩和されましたが、季節性インフルエンザで年間約1万人の方が亡くなっていることからもわかるように、感染法上の分類とは関わりなく、医療現場では緊張感を持った対応が求められるのです」
 在宅医療で最も重要なことは感染源を持ち込まないことだという。
「在宅医療に従事する医師や看護師はむろん、在宅療養者様のご家族がウイルスや細菌を持ち込まないようにするのが基本です。医師や看護師は微粒子対応マスクや飛沫感染予防のためのサージカルマスク、使い捨て手袋、手指消毒用速乾性アルコールなどを携行し、持参する医療器具などが感染源にならないよう消毒、除菌を徹底します。家族に感染者が出た場合はスタッフから外します。医療廃棄物や排泄物などの汚物処理にも万全を期します。在宅療養者様のご家族にも感染症のリスクを説明し、マスクの着用や手洗いやうがいを徹底していただきます」
 福田理事長は医学博士の学位を持ち、2004年に在宅療養支援診療所として開院、訪問看護ステーションも併設し、現在の在宅医療の利用者は約380人にのぼり、平均年齢は80歳を超える。医師と看護師で複数のチームを組み、利用者宅を訪問する時は検査機器を携帯し、医療措置や栄養管理からがん終末期の緩和ケア、看取りまで行う。薬も薬局から届け、病状の急変には昼夜を問わず駆け付ける万全の体制だ。
(ライター/斎藤紘)

在宅療養支援診療所 ひだまりクリニック
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Eメール/info@hidamariclinic.jp
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