井形慶子 イギリス
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通常冷蔵庫 いちご・保存20日後 蔵番 ●「アミノ酸増加効果」により、美味しさもUPします。
鮮度保持&長期保存・熟成効果を実現!
食材ロスを減らす電磁場冷蔵装置「蔵番」

 (株)マーズカンパニーが開発した食材の鮮度を保持し驚異的な長期保存のできる冷蔵システム『蔵番』を世に出そうと取り組んでいるが、「(株)ビオスジャパン」の代表・久保田武治氏だ。「現在、日本における食材廃棄量は1900万トンもあります。『蔵番』は食品ロス・MOTTAINAIを低減し、食の安心安全を提供できるもので、このシステムの販売を手がけることは、世界の食の未来の為と情熱を持って活動しています」と語る。『蔵番』はどのような仕組みで鮮度保持を可能にしているのだろうか。
『蔵番』には、NTP(非熱処理)発生システムが付設されており、この装置から発生される電磁場エネルギーが①食材の粒子を隅々まで微振動させることで、マイナス温度の冷蔵庫内でも完全凍結させない②バクテリア等の細菌を抑制する③庫内の酸素と水素を結合させ保水性を促進し食材の酸化を防ぐ④水とタンパク質の結合を強固にして鮮度を保つ⑤食材の細胞破壊を大幅に軽減しての急速冷凍・解凍を可能にする。だから、ドリップがほぼゼロ、鮮度もそのまま!⑥低温熟成効果に加え、アミノ酸増加効果があり、食材のうま味成分が増加するから、肉・魚・野菜等の食材を鮮度保持&長期保存を可能にし、うま味も増加する効果がある。
 既に多数の料理店、ホテル、焼肉店や食材の流通業者等で使用されており、「食材の旨味が増す」「大量仕込み時の無駄の削減に非常に役立つ」「足の速い食材の保存力が従来のものとはけた違い」「食材の廃棄が激減した」「冷凍品が新鮮解凍され解凍作業に絶大の効果がある」と好評だ。同製品は現在、販売協力店を募集中。特許製品で競合他社がないのが魅力だ。食品卸小売、製造、医療福祉分野など幅広く、これからの拡大が見込める、未来ある開発品といえるだろう。 (ライター/早坂七恵 )

 
(開発元)株式会社マーズカンパニー (正規代理店)株式会社Bios Japan 蔵番事業部
TEL/027-289-6565(受付時間/9:00〜17:00) FAX/027-289-6566
   
  ホームページ  http://kuraban.net/
   
NC精密球芯研磨装置
・PM−50型 ・PM−80型 ・PM−100型 ・PM−160型
±3R〜平面、揺動RをNCでコントロール。加工Rを任意に設定出来るタイプです。 高剛性、高精度、高安定で超精密な加工を実現
NC全自動精密球芯研磨装置
・APM−500型 ・APM−800型 ・APM−1000型 ・APM−1200型
±3R〜平面、揺動RをNCで コントロール。加工Rを任意に設定出来るタイプです。 高剛性、高精度、高安定で超精密な加工を実現
高精度レンズの研削をワンタッチでいつでも再現
不可能を可能に、夢を実現する『NC精密球芯研磨装置』

 「お客様の希望を実現すべく開発を重ねるうち、業界で不可能といわれていたことを可能にしていたのです」と楽しそうに笑うのは、「コジマエンジニアリング」の小嶋秀夫社長。高精度のレンズを製造する上で、これまで複数の研磨機器が行ってきた業務を、一つの機械で、しかも高いレベルでできるようにした。さらに、従来の研磨機ができなかった機能まで搭載した集大成が『NC精密球芯研磨装置』だ。
 タッチパネルで加工条件を設定し、精度を調整する自動制御システムである。レンズ表面の均一度を含め、人間の調整をかけられないほど細かい厚みや精度の部分までコントロール。技術者のウデ勝負だった仕事を計算値で割り出すよう「NC化」することで、ワンタッチで、極めて高いクオリティーを保ちながら、何度も同じように仕上げることができるようにしたのだ。その上、研削工程の段階において、1アクション省略することも可能にした。時間もコストも抑えて、高品質を生み出せるわけだ。
 これらの性能・技術、そして方法論そのものが国際特許を取得する運びとなった。まさに夢のような研磨機に、大手企業をはじめとする業界の皆は最初、信じられないという。デモや展示会で実際に操作してみて、これが現実だと分かると、各社が順次取り入れていく方向へ。革命を起こし、業界の新たなスタンダードを築き上げた小嶋社長は、「お客様の夢を具現化したいという一心で、ワクワクしながら取り組んで来たことがカタチになったんですね。一緒に喜びながら目標へ向かっているんですよ」と話す。顧客から寄せられる信頼が、技術を育むのだと実感した。
(ライター/中村美奈子)
 
株式会社コジマエンジニアリング
TEL/0265-71-1844(受付時間/8:30〜17:30) FAX/0265-71-1845
   
  ホームページ  http://www.kojima-eg.com/
   
「今までわからなかったことが発見できる。それを可能にする機器であり、それが、いままだ解決できない病気の解明や、より効果的な治療法につながることを願っている。」と、慈幸社長。
脳や薬の研究が大きく変わる!
医療計測の最先端機器『MED64 システム』

 技術開発をしていく中で、実験データを集める優れた研究用計測機器は欠かせない。現在、人の部位の中で最も注目を集めているといえる脳や心筋、循環器。これらの仕組みを、多点平面計測できるようになった画期的な医療計測機器が『アルファメッドサイエンティフィック』が開発から販売まで行っている『MED64 システム』だ。
 なんと同社含め世界で2社しか扱っていない稀少な機器で、64ポイントの平面電極の上に生物の組織片を置き、細胞の電気信号を記録してデータ解析するもの。これまでの機器は1〜3点のポイントの狭い範囲でしか計測できず、木を見て森を見ないような状況だった。これでは、測定範囲がせまく、体の部位を総合的に捉えることが難しい。64個のポイントで計測できることで計測範囲が拡大し、各部位の中で、個々の細胞がどのように伝達されているか、見てとれるようになったのだ。この機能を利用して、薬の効き具合をスクリーニングするなど薬の開発や、現代病のうつの解明など脳の研究をはじめとする医療研究の基礎研究が大きく発展することが期待される。
 また、使いやすさも飛躍的に向上。ガラス電極の操作が困難なため熟練研究者のみしか測定できなかったが、同操作が必要ないので、多くの研究者が使用可能になった。そもそもシステムの立ち上げからして、半年はかかる大がかりなものだったのが、2、3時間でセットアップを完了できる。従来は細胞に突き刺して計測していたので、細胞組織に傷を与えてしまい、短期間しかもたなかった細胞も、3、4ヶ月細胞を活かしたまま長期間にわたり研究可能だ。
 元々は『松下電器産業』にて同システムに関わっていた慈幸社長。松下電器産業の構想から同システムが外れた際に、「このシステムは多くの人々を救う」と判断し、事業を引継ぎ起業。認知活動に努め、今では有効性が世界的に認知されつつある。同機器が世界に普及し、さらに医療技術が発達することを願ってやまない。 (ライター/前川定)
 
アルファメッドサイエンティフィック株式会社
TEL/072-648-7973(受付時間/10:00〜18:00) FAX/072-648-7974
   
  ホームページ  http://www.amedsci.com/
   
ガイドマックスを使って、規格サイズの平板を切断すれば、側面に平行に正確に切断できる。 正確に切れるよう丸ノコをガイドするDIYツール ガイドマックス GuideMax (短手方向切断補助定規付属) 41,790円(税込)
簡単に正確に失敗なく切断できる
丸ノコの補助ツールを開発

 定年を機に、これまでなかったDIY愛好家向けの便利ツール『ガイドマックス』をオリジナルで開発し、その製造・販売に乗り出した「コレンコ・マシナリー」の代表、堀江秀生氏は語る。「丸ノコを使って平板や集成材を切断する時、真直ぐ切ることが難しくとても苦労していました。特に縦方向では、市販の丸ノコガイド(定規)がとても扱いにくく、キレイに平行に切ることができません。一度ズレ出すと修正が効かず、イライラするばかり。職人技ともあればできるかもしれませんが、DIYを楽しむ人にとってその境地にたどり着くのは至難の業だと思います。そんな時、作業場の天井クレーンを眺めていてひらめきました。固定された状態でガイドが動けば、正確な丸ノコのガイドができるのでは……。平板をはさみ、ローラーを取り付ければスムーズに動くはず。早速、試作機の設計にトライし、改良を続けながら何とか試作機が完成しました。」
 出来上がった試作機は大きく重いもの。手軽に使うというのは、ちょっと抵抗があった。小型軽量にするために設計をやり直し、材料もアルミに変更。さらに、縦に切る場合はこれでよかったが、横に切る時に、スムーズに動いてよいはずのローラーが固定できない。そこで、ストッパーを付けるようにした。その結果、小型軽量で、縦にも横にも切れる。実用性がどんどん増していったそうだ。
「切り落としができない中途半端な切断では、二重の手間となり利便性にかけるということです。そこで、切り落としができるよう改良を重ね、現在のスタイルとなりました。完成モデルは、片手操作で切り落としまでできます。」
 日ごろからさまざまなことに問題意識をもっていたからこそ生まれた製品が、この『ガイドマックス』といえる。
(ライター/土屋啓 )
 
コレンコ・マシナリー
TEL/0576-28-2763(受付時間/8:00〜18:00) FAX/0576-28-2764
   
  ホームページ  http://www.corenco-machinery.com/
   
広島県福山市で履物から創業して以来、カーマットや防水シート・防音機能材まで幅広い分野へ製品提供をしている。土木グループでは地下構造物および上下水道処理施設など、止水と耐震をコンセプトに開発した製品を展開。
総合建設会社からの圧倒的な期待と信頼!
現場で発掘するテーマから、時代が求める新製品を開発

 40数年のロングセラー製品であるコンクリート打ち継ぎ用止水板「スパンシール」をベースに、日頃から建設現場に足を運び、そこで問題となっていることを目の当たりにした上で、新製品テーマを発掘する「早川ゴム」。その姿勢と圧倒的な技術力に多大な信頼が寄せられ、『スパンシール誘発目地材』は開発された。コンクリートの硬化時に起こる温度ひび割れへの対策として、所定の位置にひび割れを発生させて、その部分に止水機能を兼ねそなえた製品である。現場で施工性や効果を確認し、現場の意見を取り入れながら改良を重ねていった結果、「本当に困っていた問題が解消できる!」と、つくばエクスプレスや外環道、圏央道などをはじめとする多くの構造物に採用されている。
 次に、コンクリートは、水とセメントが反応して硬化するが、5日間は水分を供給する必要がある。スポンジマットを敷設して3時間ごとに作業員が散水する従来の方法を改善すべく開発したのが『アクアマット』だ。不織布とフイルムの間に保水材(おむつの素材)を複合して、長時間保水効果を持続できるようにした。戸田建設の土木技術者と共同研究で製品化、平成18年の発売以来、4年間で32万2mの実績を出す。第2東名高速道路、羽田空港拡張工事、ネクスコの尾道・松江道など著名な工事に採用され、現場では、省力化とコンクリートの品質向上を実現するほか、散水回数の低減によりアルカリ汚濁水を減少出来て、環境効果も期待されている。さらにユーザーから、同時に保温保湿効果を希望され、平成21年に『うるおんマット』を完成。オンリーワンの製品づくりで、新たな市場を創造する人財力とチーム力から今後も目が離せない。
(ライター/中村美奈子)
 
早川ゴム株式会社
TEL/03-3642-1180(受付時間/9:00〜17:45) FAX/FAX/03-3643-6288
   
  ホームページ  http://www.hrc.co.jp/
   
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