ブームの真相2016


イギリス生活情報誌 
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働きやすいオフィスは、生産性が高いオフィス
オフィスはレイアウト次第で変わる

 普段仕事をしているオフィスで、デスクのレイアウトがひとつ違うだけで、人の動き、仕事のしやすさ、生産性が大きく変わってくることはご存じだろうか。ではどうすればよいか。そこはプロに相談するのが手っ取り早い。東京・世田谷の『オフィス・トキ』、代表の大塚時功氏は、オフィス環境改善のコーディネーターとして、レイアウトからOA機器のセレクト、セキュリティから老朽化した店舗の改善など、そこで働く人が気持ちよく仕事ができ、生産性が向上する快適で無駄のないオフィス環境を提案し、多くの信頼と実績を挙げている。大塚氏に働きやすいオフィスづくりのために普段心がけているポイントと最近の傾向をお聞きした。

■最近のオフィス作りの傾向は?
「各企業では、経済の動向や経営環境の変化に伴って、作業の効率化、生産性の向上、業務のスピードアップなどが求められます。その課題に即した最適な労働環境作りを提案するのが私たちの仕事です。ご要望をお聞きして、コンサルティングしながら設計していきます。最近は、既存の家具・什器をそのまま利用・流用できないかというご要望が多くなっています。また書類の電子化・ペーパーレス化に伴い、書類が減り今まで収納していた棚関係は減ってきています。棚は整理してスペースを作り、有効活用できるご提案をしています。さらに、最近多いのが自分の席を決めないフリーデスクです。業種・職種にもよりますが、外周りが多い営業の方などは空いている席に座るフリーデスク、事務系の方は固定デスクを使用するケースが増えています。
 人の出入りが多くなると、重要になるのがセキュリティです。特にコンピュータ関係、サーバー室などの場合は、どこに置くかのレイアウトも含め、入室管理が大変重要です。そのため入口のドアに指紋認証やロック錠を付けるなどの対策が必要になります」

■独自のサービスは?
 「オフィスの設計をするにあたり、図面を引いて設置・施工工事をすることは他社でも普通にやっていることです。当社では、そこにできるだけ付加価値をつけることを考えて日々業務にあたっています。例えば、在庫管理が簡単にできるように、レイアウトの設計デザインに用いるCADのデータを元に、オフィス内の事務機器、什器、備品などの数をまとめてご提供しています。フロア毎に図面で一目瞭然に把握することができると大変ご好評をいただいています。
 また、経済の動向や会社を取り巻く環境の変化に合わせて、オフィスも進化していく必要があると思っています。状況に合わせ、働きやすく、生産性の上がるオフィス作りをご提案しています」

■オフィス設計で重要なことは?
「レイアウトを考える上で一番大事なのは図面です。まず動かすことのできないスイッチやコンセント、照明、エアコンの位置をマークします。物件を内見する時、壁、天井を張っていないスケルトンの状態で部屋を見られるのが理想的です。照明やコンセントの位置に囚われず自由にレイアウトすることができます。既存のものを利用しようとすると使えるスペースが限られる場合がありますが、方向性を変え、新しい発想で考えると違うものが見えてくることがあります。デッドスペースにならないように活かすのが私たちの仕事です。
 限られたスペースにどのように人員を配置するか。その部屋を何に使うのか、そのために必要なのをリストアップし、効率的で能率があがるように配置する。そしてお客さまの生産性が上がり、業績アップに貢献できるとこちらもうれしいですね」
(ライター/後藤宏幸)

有限会社 オフィス・トキ
TEL:03-5779-1225 FAX:03-5779-1226 Eメール:office.toki@road.ocn.ne.jp

左:LED照明5灯用(30W) 右:LED照明を8個または12個を花びらのように配置した水銀灯1000W相当の「LED照明240W」

左:白熱球500W相当の「灯光器型LED照明40W」
右:球体の「宝石箱」(直径120mm 重量1500g)

営業時間/9:00~17:00 定休日/土・日曜日・祝日
技術が光る高機能高性能の製品
斬新なスタイル生み出す独創性

 磁石や潮流、水流を利用して振り子を動かし、回転軸を回して電気を起こす振り子発電の研究が様々な研究機関で進められている。川越市の「ニューエナジージャパン」もその一つ。牧野徳志社長が資源を節約し地球環境を守る視座から化石燃料に頼らないこの発電技術の利点に着目し、培った技術を動員して開発に取り組んでいる。それらの技術が斬新で高機能、高性能な製品を生み出す力にもなっている。
 その一つが『LED照明』。発光ダイオードLEDを使用した低消費電力、低発熱性、長寿命、高信頼性、低コストの照明として普及が進むが、牧野社長が独創的なアイデアと技術で開発したニュースタイルの「LED照明」は、LED照明を8個または12個を花びらのように配置した水銀灯1000W相当の「LED照明240W」、白熱球500W相当の「灯光器型LED照明40W」の2タイプ。輝度に優れ、形状も独特で、使う場所の可能性を広げ、新たな需要に結びつく製品だ。
もう一つが、球体の『宝石箱』。職人技ともいえる精密加工技術を使って陽極酸化皮膜処理を施したアルミニウムを成形した製品。高級感が漂う美しいスタイリッシユなデザインに加え、宝飾品などの長期保存に最適な高気密の構造が特長だ。注文によっては、ステンレスやチタン、銅などの素材での製作にも応じるという。
 いずれの製品も幼い頃からものづくりが好きで長年電気関係の仕事に携わってきた牧野社長の努力と技術力の結晶だ。「日本が以前のように元気になる為に将来的に何をするべきか考えてきました。日本人は基本的に勤勉で、凡帳面であると思います。特に技術的には 世界に通用するものが沢山埋もれていると思います。その技術を広く知っていただきたいという思いが製品開発に繋がっていると思います」
 牧野社長は、これまでに東南アジアなどの国々に約80回訪問している。日本の優れた技術を活用した共存共栄の道を探るためだ。「共感できる人たちと沢山出会い、共存共栄の精神でやれば道は開けると確信しています」。新たな地平を視野に技術開発の努力は続く。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ニューエナジージャパン
TEL:049-298-5715 FAX:049-298-5716

『ひびうめーる』3つの特長
1、誰でも簡単に施工できる。(一軒家の駐車場や玄関の土間などのひび割れもDIYで直せる)
2、0.5mm〜3mm程度の微細なひび割れに浸透。
3、セメント系なので、コンクリートとの相性が良く、補修箇所が目立ちにくい。
『さびとめーる』主な用途として
1、コンクリート構造物の劣化補修に。
2、マンション、海洋土木工事の補修やメンテナンス。
3、中性化したコンクリートのアルカリ付与に。

営業時間/8:00〜17:00 定休日/日曜日・祝日
アクセス/九州自動車道長野ICより約17分
劣化コンクリートに威力発揮
セメント系高性能クラック補修材と鉄筋コンクリート用防錆剤

 建築系土木資材を手掛ける北九州市の「ツネミ」がコンクリート構築物の劣化改善に役立つ高性能製品を売り出した。一番の売れ筋の、セメント系クラック補修材『ひびうめーる』は、粘り気も強度もあり、コンクリートのひび割れ箇所の奥までしっかり浸透。マンションや工場、商業施設、倉庫、駐車場、玄関の土間などのコンクリートの床面のひび割れの補修や建設会社、工務店などが、コンクリート工事の引渡し前の表面仕上げに活躍する。
 鉄筋コンクリート用防錆剤『さびとめーる』は、亜硝酸カルシウム成分により、コンクリート中の鉄筋、鉄骨の発錆要因である中性化の進行や発錆の防止に効果を発揮。従来の防錆剤に比べて、コンクリート表面から内部への浸透力に優れ、狭いひび割れ内部まで容易に浸透。さらに強力なアルカリ付与効果もあり、中性化したコンクリートをリフレッシュさせることもできる。
 他にもコンクリートの補修材を取り扱っており、通販も行っているので、ぜひホームページをご覧ください。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ツネミ
TEL:093-481-0278 FAX:093-481-0390 Eメール:info@k-tsunemi.jp
ホームページ http://k-tsunemi.jp/

『Honeycomb Housing』
間仕切りとは違い、防音効果もある。必要のない備蓄時にはコンパクトにたたんで保管が可能。

営業時間/8:30〜17:00 定休日/土・日曜日・祝日
アクセス/大阪市営地下鉄谷町線八尾南駅より徒歩約5分
避難所の生活環境の改善に寄与
段ボール製カプセルルーム開発

 箱の抜き型製作で業界をリードする「レザック」が、災害避難所用の組み立て式段ボールカプセルルーム『 Honeycomb Housing(ハニカム ハウジング)』を開発、2015年2月に横浜で開催された震災対策技術展に出展して注目された。重さは1台当たり15~20kg。サイズは幅1.21m、奥行き2.11m、高さ1.4mで、大人2人が足をのばして横になれる広さだ。2階建てにした場合の高さは2.5m。強度が損なわれないように蜂の巣のような六角形のハニカム構造になっていて、2段積みもでき、スペースを有効に活用できる。LED室内灯や換気ファン、カーテンなどの取り付けも可能だ。男性2人で作業できるように設計され、組み立てに工具を必要としない。素材が段ボールなので、導入コストも安くすむ。1人用のカプセルルームの製造にも応じる。雑魚寝になりがちな被災地の避難所で課題となるプライバシーや睡眠、暖かさの確保、ストレスの解消を簡単な作業で可能にする画期的な製品で、柳本剛志社長は社会貢献事業と位置付けている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 レザック
TEL:072-920-0394 FAX:072-920-0392 Eメール:info@laserck.com
ホームページ http://www.laserck.com/
         http://laserck.com/capsule-room.html

優れた硬化性と良好な印刷適性、インキ壺での流動性を確保し、広い水幅性能を達成。
自然環境への配慮と省電力、そして効率的な生産システムの構築
これら印刷業界の要請に応える高感度UVインキ

 現在印刷業界では、自然環境への配慮と効率的な印刷プロセスの構築が大きな課題となっている。注目されているのがLED UV印刷や高感度UV印刷と呼ばれる次世代UV印刷技術だ。UV印刷では、UVインキにUV(紫外線)ライトをあてて短い時間で硬化(乾燥)させる。
 大阪市の「内外インキ製造」は、省電力UVインキを開発・販売している。従来のUV印刷は、UVライトと排気ブロアで印刷機2台分の電力を必要としていたが、省電力UVインキを用いることでランプ電力を4分の1に低減できる。またLEDランプ用インキではさらに低電力で印刷が可能となる。
 しかし、UVインキは油性インキに比べインキ壺での流動性が劣り、湿し水の調整がシビアなどの課題があった。この課題をクリアしたのが水ありオフセット印刷用『リッチキュアNKシリーズ』。また湿し水の調整でお困りの場合は、湿し水の不要な水なしオフセット用『リッチキュアWLシリーズ』がオススメだ。いずれも省電力用、LED用を用意している。
(ライター/後藤宏幸)

内外インキ製造 株式会社
TEL:06-6458-1161 FAX:06-6458-3808 Eメール:naigai@crux.ocn.ne.jp
ホームページ http://naigai-ink.com/

『サタケ バーサスリアクターⓇ』
培養槽容量/1~10L 温度調整範囲/室温+5~20℃
温度調整精度/±0.3℃ 上下動速度/5段階設定
データロガーを備え、各計測値の経時変化の収集可能。
※『サタケ ブイムーブミキサーⓇ』は、理化学研究所との共同開発品です。『サタケ バーサスリアクターⓇ』は、日揮㈱との共同開発品です。

営業時間/8:45〜17:30 定休日/土・日曜日・祝日
動物細胞を効率的に大量培養
撹拌と通気の新技術組合わせ

 バイオ医薬品への利用に期待がかかる動物細胞の培養効率を飛躍的に高める装置が登場した。化学機械・化学装置メーカー「佐竹化学機械工業」の『サタケ バーサスリアクター®』。上下動撹拌機『サタケ ブイムーブミキサー®』と『SPG膜スパージャー(シラス多孔質ガラス膜分散管)』を組み合わせた高性能の動物細胞用培養装置。『サタケ ブイムーブミキサー®』は、せん断力により細胞を壊すおそれがあった従来の回転式撹拌装置と異なり、培養槽内に配置するインペラ(羽根)による低せん断作用の上下動撹拌方式を採用し、良好な槽内循環流と高い混合性能を発揮する。培養槽を貫通する軸に対する摺動部も必要なく、完全密閉構造が可能で異物混入を防ぐことができる。『SPG膜スパージャー』は、マイクロバブルの均一分散による効率的通気によって培養液中の酸素濃度を向上させる。2つの装置の組み合わせにより繊細な動物細胞の培養効率の向上を追求できる。また、再生医療におけるiPS細胞の培養への適用に向けて更なる開発を進めている。
(ライター/斎藤紘)

佐竹化学機械工業 株式会社
TEL:048-441-9200 FAX:048-444-1042 Eメール:info@satake.co.jp
ホームページ http://www.satake.co.jp/

日本、中国、台湾を「アジア」として捉えた視点で相互発展を目指す。日本人の枠にはまらない山本社長の行動力。中小企業が利益を上げられるシステムを構築。

日本の工業生産の根底を支える総合商社
国内外の企業と提携し短納期・低コストを実現

 静岡県浜松市の『ワイテック』は、金型をはじめ、製缶・治具・加工品の設計・試作・製造販売に特化した総合商社として日本の"ものづくり"を支えている。代表の山本文規氏がかつて海外で仕事をしていた経験と人脈を活かし、海外企業とのタイアップで、短納期・低コストを実現、国際競争にも勝てる体制をとっている。
 プレス金型、製缶、治具、加工などお客さまの様々なニーズに応えるべく、国内向けは国内で開発・試作を行い、日本企業の要求する厳しい品質レベルをクリアできる技術力のある海外メーカーで製造。その後日本で検査、修正を行い納品される。海外向けは、原材料の調達も含め、現地調達・現地生産を行うことで製造コスト、物流コストを抑えられるメリットがある。主に台湾・中国で材料の調達・加工・仕上げ・量産を一括受注をし、日本および海外に高品質の製品を低コスト・短納期で提供している。長年の経験と実績、高い技術力で信頼に応える『ワイテック』は、海外のネットワークとのコラボレーションで日本の、そして世界の〝ものづくり〟を支えている。
(ライター/後藤宏幸)

株式会社 ワイテック
TEL:053-461-3215 FAX:053-461-3215
ホームページ http://ytec.tudura.com/

左:『超モノづくり部品大賞』 奨励賞受賞
『ロボットベース』中型アームロボット用
座面が□340×340mm以下の各社のロボットに対応
座面高/650mm、700mm、750mm 3種
右:NEW『ロボットベース ミニ』
小型アームロボット、スカラー型ロボット用
座面が□210×210mm以下の小型アームロボット、
スカラー型ロボットに対応
座面高/300mm、250mm、200mm、150mm 4種
産業用ロボットの働き支える台座開発
振動吸収性に優れたアルミ鋳物製

 食品機械メーカー「レオン自動機」の子会社「レオンアルミ」が、アルミ鋳物の振動吸収特性を応用して、高速化、高精度化が進む産業用ロボットの本来の性能を引き出す高性能の台座『ロボットベース』を2013年にリリースした。2015年第2弾として小型ロボット用ベースの販売を開始する。高さは150〜300㎜で4種類のラインナップを追加。材質は耐腐食性、粘り強さに優れたアルミ合金AC7Aの鋳物。4㎏可搬高速ロボットでのテストで座面の振れ0・02㎜とステンレスベースの3倍以上の制振性能を実現し、ロボットの位置決め静定時間の短縮、タクトタイムの向上に大きく寄与する。サイズが標準化され、設計の手間がかからず納期も短縮できる。食品や医薬品の工場、クリーンルームに最適のロボットベースだ。一連の技術が高く評価され、2014年『超モノづくり部品大賞』の奨励賞を受賞した。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 レオンアルミ
TEL:0285-52-0301 FAX:0285-52-0302 Eメール:yoshitaka.sakai@rheon.com
ホームページ http://www.rheon-alumi.com/


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