ブームの真相2016


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
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パームスプリングアドバイザリー 株式会社
代表取締役 小泉博之氏
東京都出身。1992年、監査法人朝日新和会計社(現あずさ監査法人)入社し、公認会計士の資格取得。2007年に同じKPMGグループ(世界4大会計事務所の一角)のKPMG中国に駐在し、後に日系ビジネス華北責任者就任。2013年、『パームスプリングアドバイザリー』設立し、国内外の財務調査、M&A、提携、業務開発、内部統制を支援する。
攻と守の戦略で中小企業支援
M&Aと提携で国内外に活路

 アジアを象徴する椰子の木に成長のエネルギーを供給する泉となって育てたい。社名にこの思いを込めた『パームスプリングアドバイザリー』の小泉博之社長は中国、アジアでの事業展開による「攻めの戦略」と効率的な事業継承のための「守りの戦略」で中小企業を支援している公認会計士。国内外での豊富な経験、多様な人脈、経済動向分析による確かな視座が推進力だ。
「中国経済は落ちたといっても日本の何倍もの成長率ですし、アジアの中では人材も育ち、鉱物資源も豊富。また、アジア全体では39億人という人口構成の若い大きな潜在市場が広がっています。国内だけの事業展開には限界が見えています。アジアの将来性を展望した海外事業を模索すべきです」
「攻めの戦略」による支援の中心が現地での買収や合弁によるM&Aと提携。
「多くのアジア諸国では医療、薬、環境、省エネ、新素材、金型などの分野で日本の技術移転を待ち望んでいます。パートナーとなる企業を見つけ、販売代理店契約から始め、合弁会社設立や買収による合弁化へと段階を踏んで基盤を固めていくのが合理的。アジアの国々の起業家や経済団体、政府高官、有力者とのネットワークを構築してきましたので、信頼できるパートナーを探し出す力になれるのが強みと思っています」
 もう一つの「守りの戦略」でもM&Aの手法を重視する。
「385万社の中小企業のオーナー経営者が平均引退年齢の70歳となる10年後までに190万社以上の中小企業が事業承継するという歴史的な大転換期に突入します。親族による事業承継ができなければ自社の株式を売却するか解散するしかありません。事業の継続、従業員の雇用維持のために第三者に事業を譲り渡す株式譲渡によるM&Aが極めて重要になります。その支援にも力を入れていきたいと思っています」
 国際派公認会計士としての知見と手腕が中小企業の活路を拓いてゆく。
(ライター/斎藤紘)

パームスプリングアドバイザリー 株式会社
TEL:03-5830-7758 FAX:03-5830-7758 Eメール:info@psal.jp
ホームページ http://www.psal.jp/

株式会社 LINK INNOVATION
代表取締役 萩森誠行氏
愛知県出身。学業修了後、通信関連会社の営業マンとして働く。3年後、経営コンサルティング会社に転職。その中で、教育関連事業に関心を持ち、人脈を築いて、2013年に独立して『LINK INNOVATION』設立。以後、2015年にかけて学習塾「桜咲個別指導学院」など4つの教育事業を開始。
目的意識を重視する教育理念夢を描ける国、日本の創出

 行動の目的に対する明確な自覚を目的意識という。この有無で前進意欲は大きく変わる。『LINK INNOVATION』の萩森誠行社長は目的意識を持たせて学ぶ意欲を引き出すことを目標に掲げて、子どもから大人までを対象に教育事業を展開している経営者だ。その教育理念に共鳴して広がったフランチャイズの学習塾はわずか2年で20を超えた。 「例えば、サッカー選手が目標なら、いつやりたいのか、高校、大学、その先なのか、どこでやりたいのか、国内か世界か、どのレベルなのか、アマなのかプロなのか、その選択によって進むべき道が変わってきます。ヒヤリングでそれを見定め、目指すべき学校など夢を叶える道を示し、その為に必要な行動計画を生徒自らが作成できるよう指導していきます。通知表の成績をもとに目指す学校を決定する。受験のための勉強を教えている学習塾と決定的に異なるのが特徴です」 2013年の会社設立から2015年まで、小中高生対象の学習塾「桜咲(おうさき)個別指導学院」、キャリアアップを支援する「桜咲学院総合キャリアアカデミー」、芸能分野の人材を育成する「桜咲学院総合メディアアカデミー」、単位制高校「桜咲高等学院」を相次いで設立。2017年には学校法人の設立を控える。将来の夢に向かって、目的地の方角と距離を計算し、最短ルートを考える点で共通している。 ハーバード大学の学生の多くは起業家を目指すが、東京大学の学生は公務員を目指す。それは12歳でも同じであり、アメリカの12歳はいろいろな夢を語ってくれるが、日本の小学生の将来の夢には、常に公務員が上位に入る。その子らに「公務員になって何がしたいの?」と聞いても何も答えられない…。もちろん公務員を目指すことが悪いとは思わない。でも、その現状を目の当たりにし、すごく寂しく感じました。夢を描けない国になってしまったこの日本において、その現状打開するために、今、夢を持った人たちを徹底支援し、『夢が叶う』事例でいっぱいにしたい。そんな想いから経営コンサルタント業から教育事業に参入した。2015年5月時点で全国にある10105の学習塾の中で、目的意識に主眼を置く異彩を放つ存在だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 LINK INNOVATION
TEL:0562-45-5504 FAX:0562-45-5504 Eメール:info@link-innovation.co.jp
ホームページ http://www.link-innovation.co.jp/

アースエンジニアリング 株式会社
代表取締役 橋本勝之氏
兵庫県出身。約30年前、神戸市で不動産事業会社「フレンド」を興し、北九州市に進出。2013年、経営権を得た産業機器メーカー「九省エンジニアリング」で水素発生装置の製造販売に着手、2015年、『アースエンジニアリング』に改名。「フレンド」のほかサービス業「Link Style」も経営。
水素発生装置の新鋭機を製造
科学的なデータを重視し改良

 北九州市の産業機器メーカー『アースエンジニアリング』の橋本勝之社長が、主力製品の安定水素発生装置「Suisonia.(スイソニア)」の製造に乗り出したきっかけは、近しい人の病気を機に健康について深く考えたことだった。完成品として自信を持って売り出した3号機は個人、病院、整体院などに普及し始め、製造に追われる状態だ。
「東京のある先生から、老化やがんなどの疾患の原因になる活性酸素を除去する水素を体内へ取り込むには水素ガスが効率的だというお話を聞き、健康促進事業に興味を惹かれ、国内外の医学者の文献を読んで、水素発生装置の製造販売を決意したのです」
 不動産事業を営んでいた3年ほど前のことで、水素発生装置の開発者から基礎特許を買い取り、地元のメーカー『アースエンジニアリング』の経営権を得て、開発・製造を開始し、1号機、2号機と進化させ、応用特許も自社で取って完成させた3号機「FRJ-003」を2014年から売り出した。
「水を熱分解し、水素を含んだ混合ガスを発生させる装置で、出てくる混合ガスを吸入します。家庭や職場用に適するようにより小型化し、性能も向上させました。トライアルセンターで体感した約400人の方々の大半から高い評価を頂きました。その評判を聞いた販売業者から取引の申し出がたくさん来ていますがお断りし、性能、効果を体感して納得して頂けた方に買って頂いています」
 橋本社長が何より大事にしてきたのが、科学的な根拠。
「大学との共同研究、病院での使用実績、体感の3つのデータを重視して改良を重ね、完成品といえるものに到達することができました。日本の技術力が詰まった信頼性の高い製品と自負しております」
 すでに海外からの引き合いもあり、製造に追われる日々が続く。
(ライター/斎藤紘)

アースエンジニアリング 株式会社
TEL:093-617-3181 FAX:093-617-3183
ホームページ http://suisonia.com/

株式会社 SEPINO
代表取締役 井上宗士氏
東京都出身。高機能セラミックス製品との出会いから産業エンジニアの道を志し、工業大学で工業経営を専攻、卒業後、複数の企業で素材研究、製品開発に従事。商社在職中にゼオライト膜脱水技術に出会う。その後、同僚の技術者と電機系の企業へ移籍。2012年、『SEPINO』を設立。
ゼオライト分離膜普及に尽力
有機溶剤の脱水技術に新機軸

 「需要と供給の架け橋になる」。『SEPINO』は塗装や洗浄、印刷などの作業現場で広く用いられる有機溶剤の純度、溶解度を高める最先端脱水技術、ゼオライト分離膜脱水の普及と市場の創出に力を注ぐ技術商社。代表井上宗士氏は、脱水技術の研究からゼオライト分離膜メーカーと有機溶剤ユーザーをつなぐ事業に転じた異色のエンジニアだ。
「ゼオライト分離膜の優れた特長が溶剤ユーザーによく理解されず、普及が進まない実情を目の当たりにして、この技術に精通した我々が通訳として仲介し、特長を伝える必要性を痛感したのが技術商社立ち上げの動機です。普及には市場形成が先とも考えました」
 ゼオライト分離膜は沸石類鉱物を膜化したもので、有機溶剤と水の分子の大きさの違いを利用する技術。ゼオライトの孔は0・4nm、 水分子は0・3nm、 多くの有機溶剤の分子は0・4nmよりも大きく、孔を通過することができる水分子を分離することができる。
「有機溶剤は使用過程や製造過程、様々な過程で水を吸収します。その水分を除去して濃縮し、純度を高めるのが脱水技術ですが、従来の共沸蒸留法は非常にエネルギーがかかり、かつ設備が大掛かりなどの問題がありました。その点、ゼオライト膜脱水は省エネルギー、コンパクト、コスト削減に大きく寄与します。廃棄溶剤のリサイクルも可能で、廃棄費用、溶剤購入費も削減できる利点があります」
 同社は、ゼオライト分離膜型有機溶剤脱水装置の開発やデータ解析、システム設計、最適技術の選定などによるゼオライト分離膜脱水事業のサポートで存在感は増す一方だ。separation (分離)とinnovation (革新)を結合させた社名がゼオライト膜脱水技術の市場浸透、ニーズとシーズのマッチングを追求する経営理念を象徴する。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 SEPINO セピーノ
TEL:03-6455-6961 FAX:03-6455-6962 Eメール:info@sepino.co.jp
ホームページ http://www.sepino.co.jp/

野村興業 代表 野村康智氏
岐阜県養老郡養老町出身。足場設置の仕事をしていた叔父の仕事ぶりに強く惹かれ、16歳の若さで鳶職の世界に入る。10年ほど現場で経験を積み、2005年に独立、一般住宅から大規模な公共事業まで足場を手がける「野村興業」を立ち上げ、代表に就任。
経済を下支えする鳶職の誇り
難事回避の若者の挑戦に期待

 2020年東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の建設費やデザインをめぐる論議とは別に、建設業界で懸念されている問題がある。それは建築現場で足場を設置する鳶職人の人材不足だ。自身、鳶職人として生き、岐阜県養老町で足場設置事業を営む『野村興業』代表野村康智氏は、慢性的な人手不足を現場作業で痛感し、鳶職の魅力を機会あるごとに伝えながら若年層の早期育成に力を注いでいる。
「失われた20年といわれる経済低迷による建築不況で、中堅層の鳶職の人材が育たなかったうえに、熟練職人の高齢化が進み、人材不足が深刻化したのです。加えて大震災の復興事業やビルやマンションの新築、老朽化した建物の改築なども重なり、深刻化に拍車がかかっているのです。若年層の育成が急務ですが、きつくて危険な仕事を敬遠する若者の風潮も根強く、容易ではありません。しかし、鳶職人は建設現場の花形といわれるように無くてはならない存在であり、現役である我々がそのことを率先して示していくほか道はありません」
 足場の用途は主に外部工事用、内部工事用、架構工事用、補修工事用と四種に大別され、さらに構造によって支柱式、つり式、張り出し式、その他に分かれる。設置場所の状況を把握して、必要な材料を読み、搬入搬出経路、組立と解体の手順を考えてから作業に取りかかる。
 野村氏は、16歳の若さで鳶職の道に進み、場数を踏んで専門的なノウハウを体にたたき込んで覚え、その後独立して足場設置のエキスパートとなる。
「足場設置は判断力と機敏な動作が求められます。逆に考えれば、機械では置き換えられない能力です。それを経験の中で培い、生かすことはやりがいに繋がります。足場は解体され、形としては何も残りませんが、経済社会を下支えしているという誇りは消えません」
(ライター/斎藤紘)

野村興業
TEL:0584-32-1626 FAX:0584-32-3955

株式会社 大島工業
代表取締役 島康一郎氏
宮城県仙台市出身。学業修了後、廃品回収やスイカ、竹竿の行商などを経験、解体業に携る。地元の老舗建築会社に就職し、9年間の勤務を経て「大島工業」を設立。従業員21人を擁するまで成長させる。労働条件の整備に力を入れ、震災復興にも尽力。
自分と同じ苦労はして欲しくないと
安定した労働環境を整備

 主に宮城県を中心に型枠解体工事全般を手掛ける『大島工業』の代表取締役大島康一郎氏は、多趣味な人だ。中でも社内に「大島工業釣り部」を作るほどの釣り好きで、子どもの背丈ほどもあるヒラメを釣り上げた様子など、その釣果はホームページの「社長ブログ」にも紹介されている。忙しい仕事の間隙を縫って社員を海へ連れ出すのは、社長の社員を気遣う気持ちの表れでもある。
「仕事で疲れた従業員が集中力を取り戻すには、船釣りは効果があります。海風にあたれば元気が出ます」と大島氏は語る。
 さらに『大島工業』では、従業員が働きやすいように労働環境を整えている。日払いが当たり前の建設業界で、社会保険と雇用保険に加入し、一般企業と同じように退職金も支給している。社員が安定した生活を送れるようにすることで優れた人材が集まり、個々の意識向上や迅速かつ精度の高い仕事に繋がり、ひいては会社の信頼と実績に繋がるからだ。
 その背景には、東日本大震災後の復興に向けた建設ラッシュがあるという。「圧倒的に人が少ないのが問題の一つです。建設現場がどれだけ厳しい状況で働かされているか、世の中の人はあまり分かっていません。いくつもの現場を抱えながら、期日までには仕上げなければならない。こういう過酷な状況が続き、体を壊して辞めたりで、1ヵ月続く人はほとんどいません。工事には多くの人材が必要です。ですから人材を確保するためには高い賃金を設定しなければなりません。そして来てくれた人たちに長く働いてもらうためにも、安心して働ける安定した労働環境が必要だと思っています。私がサラリーマン時代に経験した苦労を従業員の皆には味わってほしくないんです」
 技術的にも人間的にも優れた人材が揃っている『大島工業』。熟練した職長からスタッフの一人ひとりまで、プロとして自己管理を行い、日々安全第一で震災復興に取り組み、地域・社会貢献に邁進している。
(ライター/後藤宏幸)

株式会社 大島工業
TEL:022-397-8426 FAX:022-397-8429 Eメール:ttkhw755910@yahoo.co.jp
ホームページ http://www.1049.cc/web/ohshima/

有限会社 シィーズ・ネットワーク
代表 和田美智子氏
若い頃に舞台女優を目指して劇団青年座に所属。その後、エアロビクスのインストラクター資格を取得。結婚後も個人教室で教えてきた。その後ボディポテンシャルの指導士に転身。1991年に「シィーズ・ネットワーク」を設立した夫、和田義章氏が2013年に急逝後、社長に就任。
消費増税後の需要減を乗切る
さらなる飛躍目指して挑戦続ける

 経済環境の変化の波を乗り越え、社会の動向を見極めながら新たな活路を見出す経営努力を重ねている女性経営者がいる。首都圏中心にビルメンテナンス清掃事業を展開する『シィーズ・ネットワーク』の和田美智子社長。急逝した夫の後を継いで3年。消費増税に伴う需要減を凌ぎ、清掃業務の拡大を目指している。
「オフィスビルやマンション、個人店舗などの定期清掃を請け負ってきましたが、消費増税後、経費節減の影響を受け、単価の減額交渉や定期の年間回数の削減、清掃箇所の縮小等を求められる一方、ユーザー様のニーズは経費削減とサービス向上、品質の維持を求めている傾向に着目しました。撤退する同業者もありましたが、今こそ踏ん張り時と、社員一丸となり需要開拓に勤めてきました。その結果上半期、何とか売り上げを維持する事ができました。これはひとえに、当社のモットーでもある『爽やかなあいさつ、親切丁寧』に基づいた現場での対応、クレームゼロの質の高い作業が支えてくれたと思っております」
 シィーズ・ネットワークでは、このクレームゼロの実績から、ここ数ヶ月間で新たな定期清掃の受注が相次ぐ。手がけた新たな現場では、エンドユーザーから「見違えるほどきれいになった、もっと早くお願いすればよかった」と喜びの声が多く寄せられている。経費節減で料金の安い業者に頼むと、サービスの品質が低下しクレームが増える。そんな中、外注先を変える顧客が増え、シィーズ・ネットワークへの依頼が増えているのだ。
 今後は外注先を変える顧客への営業を拡大し、さらなる展開を目指す。今年6月、IT企業に勤めていた長男が退社して、清掃現場で事業全体を把握するための修業を積んでいる。
「若い力と新しい感覚で事業を発展させてほしい、それが私の願いです」
(ライター/後藤宏幸)

有限会社 シィーズ・ネットワーク
TEL:042-843-8039 FAX:042-843-8055 Eメール:info@cs-network.net
ホームページ http://www.cs-network.net/

朝日みらい 株式会社
代表取締役 橋田美和氏
北海道出身。高校卒業後、警備会社に入社。経理や現場での経験を積み、その後、別の警備会社に移り、専務を務める。退職後、多くの人たちの応援を得て独立、2005年、警備会社『朝日みらい』を立ち上げる。06年、本別連絡所設立、09年、岐阜出張所設立。人材紹介、学生下宿経営などの事業も展開。
人材紹介で人手不足を救う
事業を通じて地元に恩返し

 収穫の秋、十勝平野の畑で警備員や年金暮らしの退職者、大学生、高校生たちが農作業で汗を流す。人手不足で手が回らない農家からの依頼で警備会社『朝日みらい』が紹介した助っ人たちだ。橋田美和社長は、警備事業のみならず人材紹介事業にも力を入れ、人手が必要なときの拠り所として地域の様々な分野の事業者に頼りにされる存在だ。
「人材紹介事業の許可を取り、いろいろな方たちに人材として登録して頂いています。農作業は春、秋の農繁期に依頼が増えます。大型トラックの運転手が急に必要になった事業所に運転手を紹介したり、イベントのスタッフを紹介したり、紹介先は様々ですが、ニーズに合わせた適切な人材の紹介でお役に立っていると思っています」
 警備事業は、店舗や公共施設などの常駐保安警備や巡回警備、工事現場やイベント会場での交通誘導警備、雑踏警備まで請け負う。帯広に本社があるが、遠く岐阜県羽島市にも営業所を置いている。
「冬は積雪の関係で北海道では、道路工事は大きく減少し、交通誘導警備などの仕事も少なくなります。現在、警備員は45人ほどいますが、警備員の仕事を確保するために、岐阜に出張所を置き、高速道路などの工事現場の仕事を受注する努力をしています」
 同社は学生下宿も経営しているが、これも、冬場、通学に苦労する帯広の学生や生徒たちのことを思ってのことだ。寮母を社長の母親が務め、アットホームな雰囲気が特徴だ。下宿脇に置いた50円の激安自動販売機が地元紙で取り上げられ、評判にもなった。
「警備も人材紹介も下宿も、仕事をさせて頂いている地元への恩返しになればとの気持ちで取り組んでいます。これからも地域の役に立てるような仕事を模索し続け、実行していきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

朝日みらい 株式会社
TEL:0155-28-6053 FAX:0155-28-6025 Eメール:asahimirai_hasida@yahoo.co.jp
ホームページ http://asahimirai.co.jp/


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