令和のブームはこれだ! 2020


ミスター・パートナー
〒160-0022
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『CLEAR投資塾』を開講し、多くの人にノウハウを伝授。

代表取締役
後藤健太 さん
『CLEAR投資塾』講師代表。母子家庭に育ち、「お金」の大切さを痛感。高校卒業後は大手企業に就職。その後、様々な副業を手がけるように。バイナリーオプションに出会い、収入アップを達成。その経験を活かし、『CLEAR投資塾』を創設。
バイナリーオプション投資術を
駆使して人を幸せに導く

バイナリーオプションの
頼りになるエキスパート


 バイナリーオプションの投資術を伝授する『CLEAR投資塾』を展開するのが『株式会社CLEAR』。バイナリーオプション取引とは、為替相場等が上がるか下がるかを予想するもの。取引期間終了時(権利行使期限)に事前に定めた権利行使価格を上回った(または下回った)場合に、一定額の金銭(ペイアウト)を受け取ることができる取引だ。代表の後藤健太さんは、アフィリエイトやFXなど、様々な副業を経て、バイナリーオプションと出会った。FXと比べ、はるかに少ない元手で取引を始めることができ、かつ短時間で成果をあげられるため、やり方次第で飛躍的に収入を向上させることができるのが、バイナリーオプションの魅力だという。ただし、しっかりとした知識とスキルがないと、なかなか成果を得ることができないものでもある。後藤さん自身も、信頼のおけるプロから知識やコツを学んだからこそ、「脱サラから2年で月収5倍」を達成できたと語る。この経験とノウハウを元にして、『CLEAR投資塾』を開設。多くの人に、バイナリーオプションのノウハウを提供している。入塾すると、これから投資を始めるにあたって必要な基礎知識や専門用語の授業から、具体的な取引のテクニックや運用方法についての授業まで、幅広いコンテンツについて指導してもらえる。生徒の目線に立ち、かつて自分が初心者だったころに困っていたことなどを全て書き出し、それらをひとつひとつ解決していくスタイルを導入。さらに、SNSを活用したマンツーマンのサポート体制も充実しており、24時間365日、迅速的確なアドバイスを受けることができる。金融取引では、スピードがカギを握ることも多いが、即座にアドバイスが受けられるため、心強いと評判だ。しかも、お金の上手な使い方や目標設定の仕方なども伝授。まさに至れり尽くせりの内容となっている。そのうえ、これらの指導を通じて、万一成果をあげられなかった場合は、入会金が全額返金されるという。足を踏み入れるにはハードルの高い金融取引だが、手取り足取りの指導のもと、安心して始めることができそうだ。また、同社では、新たな取り組みとして、「ウェブ制作」事業も手がけている。今後もさらなる会社の発展を目指して、さまざまな事業を展開していく予定だという。
「私は、ただお金を稼ぎたいのではなく、お金を通じて幸せになりたいんです。私にとっての幸せとは、多くの人と関わり、一人ひとりのお役に立つこと。そして、社会貢献としての仕事のやりがいです。これまでに得た知識や経験を多くの人に伝えることで、一人でも多くの人の幸せに寄与していきたい。そのきっかけを与えられれば私も幸せです」
 プロとしての熱い意欲が、その言葉にみなぎっている。  (ライター/ナガノリョウ)

株式会社 CLEAR
TEL/093-967-0583 Eメール/510.crown730@gmail.com
ホームページ https://clear-1121.com/

「資金も学歴もスキルもない野球少年が20代で資産200億円を築くまで」(ファストブック出版)

写真左から、
「GeneraTion株式会社」 片山晃さん
『株式会社叶夢』
代表取締役会長 山田祥さん
「株式会社YTSプロフェッショナル」
代表取締役 山崎智弘さん
「TrustEffort株式会社」
取締役 高比良駿悟さん

駐楽グループ
■株式会社 叶夢(Kyōmu)
TEL:06-6439-7174
■Trust Effort 株式会社
TEL:072-768-7966
■株式会社 YTSプロフェッショナル
■GeneraTion 株式会社
■日駐商事 株式会社
■株式会社 駐楽ホールディングス
■結婚相談所Wonder Partner(ワンダーパートナー)
■selectSIM 湊川プラザ店
TEL:078-599-6180
■selectSIM 出屋敷リベル店
■selectSIM かみしんプラザ店
TEL:06-6990-7040
■selectSIM ユニベール宝塚店
■selectSIM 阪急伊丹店(初の傘下店運営)
TEL:0727-44-1152

右上:代表取締役会長
山田祥 さん
少年期から野球に打ち込み、大学卒業後、独立リーグにてプロ野球選手を目指すも断念。「株式会社ベイ・コミュニケーションズ」などの勤務を経て、2016年『株式会社叶夢 Kyōmu』設立。
野球少年が成長し球団経営目指す
M&Aなど活用し資産200億円築く

独自投資スキーム構築
情報収集し企業を選定


 タイトルを見た瞬間、誰もが驚く本が2019年11月に出版された。『株式会社叶夢Kyōmu』の代表取締役山田祥さんの「資金も学歴もスキルもない野球少年が20代で資産200億円を築くまで」。ビジネスを売買したり、複数ビジネスを一つに統合したりするM&A(合併・買収)をツールにした投資事業で資産を増やしてきた足跡を中心に記録した自伝だ。M&Aで山田さんが経営権を握った企業は60社を超えるが、プロ野球球団経営という夢に向かって投資活動を加速させていく決意だ。その山田さんに投資事業についてお話しを伺った。

―投資事業のきっかけは。

「大学生時代、アルバイト先の会社が事業から撤退するという事態になったのですが、その会社を私が無償で譲り受け、他社に売却を行い、その売却益1000万円を元手に個人事業としてM&Aをツールに投資事業を始めました。ゼロから事業を育てるには、膨大な時間とコストが必要になりますが、M&Aを活用すれば、企業が保有するノウハウや取引先、人材、技術などを継承できるため、時間やコストを抑えて自社の事業を発展させることが可能になります。リスクマネージメントなども学び、投資を拡大させていきました」

―M&Aの対象はどのように選ぶのですか。

「融資に踏み切れずにいた金融機関からの情報を基に企業の存在を把握し、当社独自の投資スキームと選定基準に照らして様々な角度から経営分析を加え、将来性を確信できた企業が対象になります。発行株式の100%取得し、資本上経営権を握ります。買収した企業の業種は飲食、不動産、建設、小売りなど広範囲なジャンルに広がっています。M&Aが成功するか否かは情報収集能力にかかっていると思います」

―経営も担われるのですか。

「経営実務は、各企業の元々の経営陣に委ねています。ただし、経営陣には当社の研修を受けて頂き、当社の経営ノウハウをしっかり頭に入れて、経営資源を最大限生かすよう取り組んでいただいています」

―株式上場は考えていないのですか。

「買収した企業を束ねる持ち株会社、いわゆるホールディングカンパニーを創り、株式を上場させる道もありますが、自前の資金で事業ができていて、資金を調達する必要がありませんので、現時点では上場は考えていません」

―投資活動を続けていく上で目標はありますか。

「資産をさらに積み重ね、将来はプロ野球の球団を経営したいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 叶夢 Kyōmu
TEL/06-6439-7174 Eメール/ info@kyomu.biz
ホームページ http://www.kyomu.biz/

国連アジア太平洋地域本部にて。

研究所所長
山口克也 さん
東京大学法学部卒。米国ルイジアナ州立大学大学院修了。経営学修士。住友化学工業などを経て、吹田市議会議員を2期務める。東北大学大学院環境科学研究科博士課程中退。1998年、『山口総合政策研究所』設立。
日本国際連合協会関西本部理事。
地球温暖化に心砕き対策を考察
グローバルな視点で大胆な提言

ベーリング海峡にダム
世界みどり公社で資金


 国内外の様々な課題を独自の視点から考察し、解決に結びつく有効な選択肢を提言してきた『山口総合政策研究所』の所長山口克也さんが、地球システム工学や環境経済学の研究を踏まえ、世界が力を合わせて取り組むべきグローバルな地球温暖化対策を示し、発信している。

◇ベーリング海峡ダム構想◇

「アラスカのスワード半島と東シベリアのチュクチ半島との間にあるベーリング海峡を通り、太平洋から北極海に流れ込んでいる暖かい海水が、北極海を覆っていた海氷を融かし、 夏季の海氷面積は、1980年代の半分にまで減少しています。白から黒に変わった北極海が、太陽光を吸収し、気候に大きな影帯を与えています。 ベーリング海峡は比較的、浅く、狭くダムが作れる場所です。私はここにダムをつくり、水をコントロールすべきだという提案を行ってきました。海峡を通る太平洋水は北極海での高密度水の形成や北大西洋における海水の沈み込みに重要といわれており、ダムを夏期の高温水のみを遮断し、その他の時期の太平洋水を通過させるよう設計すべきだと考えています」

◇有機廃棄物炭化システム◇

「現在大量のプラスティックゴミが行き場を失っており、海洋に流出し、環境汚染を引き起こしています。今後、プラスティックの多くを自然分解可能な素材に変えることは難しく、また、他の有機物と混ざり合った複雑な組成のプラスティックゴミをリサイクルすることも難しいのです。さらにはこれを焼却すると、 地球温暖化をさらに加速してしまいます。一方この問題を解決する、有機廃棄物の炭化システムが存在します。プラスティックゴミの炭化と、陸上処理を進めることができるこのシステムの普及を強く主張していきたい」

◇グローバル・エナジー・インターコネクション◇

「世界の大多数の専門家が、 世界が自然エネルギー社会に移行することが可能だと考えており、そのために必要な 世界中の送電網を結ぶネットワーク、 グローバル・エナジー・インターコネクションがグローバル・エナジー・インターコネクション発展協力機構(GEIDCO)などにより構築されつつあります。2050年までに世界全体を高圧の送電網でつなぐことを目指しています。この構想を支持します」

◇世界みどり公社◇

「炭素排出に世界共通の価格を賦課、カーボンプライシンすることは、 二酸化炭素排出量削減のためには必ず必要だと考えられています。カーボンプライシング実現のためには、世界的な化石資源の専売公社をつくる必要があります。 この公社こそ私が提案する世界みどり公社です。ベーリング海峡ダム建設の膨大な費用を賄うためにも必要です」
(ライター/斎藤紘)

山口総合政策研究所
TEL/06-6330-6721 Eメール/ katsuya1201@u01.gate01.com
ホームページ http://yamaguchikatsuya.net/

2段:観光・特産品研究会でのコスプレ。
立教会MBAの仲間たちと。
MBAの仲間とブランディング研究会。
3段:大学時代の同級生。農業研究会視察。

代表
宮内博明 さん
山梨大学工学部卒。科研製薬入社。KAKEN USA、KAKEN Europeで活躍。 2014年、立教大学大学院で経営学修士MBAの学位取得。2016年、科研製薬を定年退職。2018年、金融人材・企業経営アドバイザー認定。中小企業診断士として独立。
中小企業支援に光る知見の深さ
細部に亘る精緻なスキーム形成

経営学修士の実力投影
金融機関の視点も活用


 中小企業経営者のブレイン、右腕となって躍進のための最善の道を見出していく、その実績で存在感を高めているのが『宮内コンサルタント』の代表宮内博明さんだ。中小企業診断士の国家資格に加え、大学院で取得した経営学修士MBAの学位と一般社団法人日本金融人材育成協会認定の企業経営アドバイザーの肩書が裏付ける深い知見を動員して形成する精緻な経営支援スキームで厚い信頼を集める。
 宮内さんの業務は、マーケティング支援、経営コンサルティング、開業医支援、企業研修が4本柱。
 マーケティング支援は、商品展開や販売経路、売上・利益推移などの現状の確認に始まり、市場の可能性や顧客の属性確認などの市場の分析、ターゲット市場、顧客の設定、売上、費用、利益の計画作成、販売と販促プランの作成、行動計画の作成、実行というプロセスを辿る。国内だけでなく、海外への展開も支援する。
 経営コンサルティングは、市場分析や財務分析、社員アンケートなどの現状分析による予備診断、競合調査、社員インタビュー、バリューチェーン調査などによる追加診断、自社の強みや弱み、市場の機会、脅威などのSWOT分析と将来の戦略決定、行動計画の作成及び実行までカバーする。開業医支援は、看護師、技師アンケートなどの現状分析による当該医院の将来の戦略決定、財務指導などを行う。
 企業研修では、マネジメントゲーム(MG)を中心とした経営幹部(候補生)、マネジメントクラス、新入社員などの研修を行う。MGは、ゲームを通して企業経営を体験し、利益・コスト構造を学び、活きた会計学を身につけることができる。企業経営における一つの意思決定の違いが、将来の会社の運営にどのような影響があるかということを疑似体験し、今後の行動に新たな気づきを与えることができる。
 宮内さんの探究心は、半端ではない。もともとは、製薬会社の営業担当者(MR)として開業医から中核病院、大学病院へと確実にキャリアを積み重ね、担当した医療機関の先生方から全幅の信頼を得て活動をしていたが、会社が国際展開するために国際部を設置したのを機会に仕事をしながら英会話スクールへ通い、TOEICで高得点を取得し、国際部への転勤を果たした。また、MBAの学位を取ったのも、アメリカとドイツで勤務する中でベンチャー企業のライセンス担当者の大半が博士(Ph・D)の肩書きを持ち、営業担当であってもMBAを取得していたことに刺激を受けたのがきっかけだった。この探究心で経営支援を深掘りしていく。
(ライター/斎藤紘)

宮内コンサルタント
TEL/090-9290-6930 Eメール/hmiyau@aol.com
ホームページ https://www.hmiyau.com/

右中:①今回、司会を務めた親友であるKuan-Mingchiu先生と講演後に。
右下:②「Taichung Veterans General Hospital」の症例検討会での指導。
左中:③Barto Lomeo先生(左)。
左下:④Barto Lomeo先生主催の学会「Surgery of The Thoracic Aorta」での本法に関するビデオプレゼンテーション。

副院長 兼 心臓血管外科主任部長
中尾達也 さん
広島大学医学部卒。2014年『新東京病院』副院長兼心臓血管外科主任部長。三学会構成心臓血管外科専門医。三学会構成心臓血管外科専門医認定機構修練指導医。日本冠疾患学会評議員。腹部、胸部ステントグラフト実施医。
アジア胸部外科学会で講演し反響
動脈瘤に対する低侵襲手術を紹介

参加医師強い関心示す
手術視察の招待も決定


 先進医療技術の海外普及に力を注ぐ『新東京病院』の副院長兼心臓血管外科主任部長中尾達也さんが2019年11月、台湾・台北の国際会議場で開催された「第29回アジア胸部外科学会のランチョンセミナー」で行った講演が大きな反響を呼んだ。学会副会長であるkuan-Mingchiu先生の司会のもと、各国から参加した約80人の医師を前に中尾さんが紹介したのは、胸部真性、急性、慢性解離性大動脈瘤などあらゆる形態の動脈瘤に対する『オープンステントグラフト手術』という新しい手術法での171例の経験について。手術を受ける人の身体の負担を軽くする低侵襲性に優れた高度の医療技術に参加者から強い関心が示され、講演後、質問が相次ぐなどセミナーは盛り上がったという。(写真①)
「大動脈瘤は、心臓から全身に血液を送る大動脈にコブができ、破裂すると激痛を伴うショック状態から心停止、呼吸停止に至り、生命の危機につながる病気です。『オープンステントグラフト手術』は、患部の血管にステントグラフトという金属製の骨組みに支えられた人工血管を挿入する方法です。胸を開けて行うのが特長で、患部を直視できるのでステントグラフトを確実に留置できるだけでなく、コブができた血管を人工血管に換える人工血管置換術よりも傷口が小さく済み、身体的な負担が軽いので、高齢者や他の心疾患合併で同時手術を要す症例にも行えます。国境を超えて広く普及させる価値のある手術法だと思っています」
 中尾さんは、2018年4月に国立台湾大学で『オープンステントグラフト法』による初症例となる手術を指導。同年11月には、台湾の医師数人を『新東京病院』での中尾さん執刀の手術の見学に招待した。さらに2019年夏には台湾台中の病院で約40人の医師が参加したレクチャーでオープンステントグラフト手術について詳しく解説した後、手術室で実際の手術に立ち会い、執刀した病院の医師たちに助言しながら成功に導いた。(写真②)
 今回のセミナーでの講演は、学会運営責任者である台湾の医師の勧めで実現した。会場では、台湾の医師だけでなく、実際の手術の視察と将来母国への本法導入を強く希望されている香港、ベトナム、マレーシアの医師たちを2020年に『新東京病院』に招待し、セミナーを開催する計画も決め、医療技術の普及を図る国際医療活動を前進させた。
 中尾さんは、台湾から戻った後、間をおかず、イタリアに向かった。オープンステントグラフト手術分野の世界的権威であるボローニャ大学のBarto Lomeo先生とオープンステントグラフトや人工弁(ON-X機械弁)の最新の医療技術をめぐって情報交換し、医療技術の進化に役立てるのが目的。(写真③④)学識や技術の吸収と還元に労を惜しまぬ国際派医師の情熱が伝わる行動ぶりだ。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 誠馨会 新東京病院
TEL/047-711-8700

院長
惠谷秀紀 さん
和歌山県立医科大学卒。大阪大学医学部付属病院、国立病院機構大阪医療センターなどを経て、2014年、『OBPクリニック』院長。日本内科学会総合内科専門医。日本脳卒中学会、日本循環器学会専門医。日本医師会認定産業医。
超高齢時代の医療ニーズ視野に
病院並みの検査設備で健康を管理

生活習慣病などを予防
事業所の健康管理支援


 大阪ビジネスパークの高層ビル内に大学病院並みの医療空間を形成し、外来診療と並行して人間ドックや健康診断による疾病の早期発見、早期管理に力を注いでいるのが『医療法人財団医親会OBPクリニック』だ。2014年から院長を務める惠谷秀紀さんは、超高齢社会とそれに伴う医療体制の変化を見据えながら診療に取り組む。
「2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、超高齢社会が拡大します。このことに対応して社会保障と税の一体化改革の中で、 医療体制が大きく変わろうとしています。高齢になる前の中高年の時期に生活習慣病などの疾病を早期発見、早期管理をしておくことはこれまで以上に重要なことになっています。当クリニックは、2025年までに激変する医療体制の中で、健診業務など予防医学、産業保健業務、外来診療業務などを地域の他の医療機関と連携して機能分担を行い、質の高い医療を提供し、地域医療に貢献することを目指したいと思います」
 同クリニックは、東京海上日動メディカルサービス株式会社と提携し、国立循環器病研究センターや大阪大学医学部附属病院など阪大系の医療機関と連携する診療所として1991年に開設された。内科(循環器、消化器、糖尿病、脳循環、呼吸器、腎臓)、皮膚科、眼科の外来診療、健康診断・人間ドック、事業所を対象にした産業医活動を診療の3本柱として活躍している。
 内科医師3人と放射線科医師1人が常駐、ドック診察室をはじめ、胸部X線撮影室、胃X線撮影室、マンモグラフィー検査室、CT撮影室、婦人科診察室、超音波検査室、肺機能検査室、心電図検査室、胃内視鏡室、眼圧・眼底検査室など病院並みの検査設備を備えている。健康診断・人間ドックは日帰り人間ドック、生活習慣病健診、定期健康診断、雇入時健康診断、婦人科健康診断、オプション検査とメニューの充実ぶりが際立つ。
 事業所を対象にした産業医活動も時代の要請に応える活動だ。
「急速な技術革新の進展などによって、労働者を取り巻く職場環境は著しく変化しています。その結果、脳血管疾患や虚血性心疾患による突然死、生活習慣病などの慢性疾患が増加してきています。こうした状況の中で、日常的な健康状態を的確に把握し、健康を損なうことのないように事前の予防体制を充実させることが労働者のみならず、事業者にとっても大きな関心事であり、特に健康管理体制が十分でない事業場では、早急に健康管理の適切な対応が求められています。当クリニックの産業医活動はこうしたニーズに応えるもので、予防医療体制を軸に健康管理体制の構築も支援しています」
(ライター/斎藤紘)

医療法人財団 医親会 OBPクリニック
TEL/06-6941-8693(外来受付) Eメール 06-6941-8687(健診受付)
ホームページ https://www.obp-clinic.jp/

院長
山本匡(ただし) さん
昭和大学医学部卒。江戸時代から続く医師家系に育ち、1994年、逝去した父の医院を継承、『山本皮膚科医院』として診療を行う。広島大学で医学博士の学位取得。日本皮膚科学会、日本アレルギー学会認定の専門医。
広範な皮膚疾患に充実の診療体制
丁寧な診察とレーザー治療に特長

全身を考慮しながら診察
アトピーをコントロール


 診療科目に皮膚科とアレルギー科を掲げる『山本皮膚科医院』の院長山本匡さんは、皮膚の細胞が1型アレルギー反応を引き起こすIgE抗体の産生に対して与える影響の研究で医学博士の学位を取得した日本皮膚科学会、日本アレルギー学会認定の専門医。深い学識と数多くの臨床経験から診療では皮膚に関する疾患全体をカバーするが、中でもアトピー性皮膚炎などアレルギー性疾患の治療で実績を重ね、執拗な症状に苦しむ人たちから頼りにされる存在だ。
「アトピー性皮膚炎は、痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎ですが、その発症メカニズムには、先天的または後天的皮膚のバリア機能障害があり、そこにアレルギー炎症が加わることによってかゆみが生じ、掻くことによってさらに皮膚バリア機能が低下、そしてアレルギー炎症の増幅とかゆみの増悪が起こるため生じると考えられています。多くは乳幼児期に発症し、症状がひどい状態を放置しておくと、大人になるまで症状が続くことがあります。広範囲に湿疹が長期間あるとアレルギーの体質が悪くなる可能性があります。いずれにしろきちんとした治療をすれば、多くの場合、症状はコントロールされます。成人の難治性のアトピー性皮膚炎も標準的な治療を行うことによって、多くの場合コントロール可能と考えます」
 山本さんの診療スタンスは、「皮膚は内臓の鏡」といわれるように常に全身を考慮して診察に当たることだ。皮膚疾患の診断に当たっては、ライトの付いた10倍程度の拡大鏡を用いて表皮から真皮浅層までを観察するダーモスコピー検査、顕微鏡検査、皮膚病理組織検査、アレルギーに対する血液検査、かぶれに対するパッチテストなどを活用して正確に診断する。
 検査体制に劣らず充実しているのが、各種疾患に対する治療機器の充実だ。ナローバンドUVBやエキシマライトは尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などに対して有効で、治療に効果を上げている。シミ、そばかすなどの色素性病変に対しては、最新光治療器(ライムライト、アキュチップ)、Qスイッチ・ルビーレーザーを用いて治療を行っている。Qスイッチ・ルビーレーザーはこの他に先天性のあざや入れ墨に対しても用いられる。さらにロングパルスNd:YAGレーザーによるジェネシスは、美肌再生用にプログラミングされており、単独もしくはライムライトと組み合わせて相乗的に効果を上げている。また、ライムライトはニキビに、ジェネシスはニキビ跡の治療にも有効である。その他にもロングパルスNd:YAGレーザーは、毛細血管拡張症、老人性血管腫、脱毛治療にも用いられる。
(ライター/斎藤紘)

山本皮膚科医院
TEL/082-231-1177 Eメール/ 082-231-2656
診療時間/月〜金:9:00~12:30 14:30〜18:00(木曜は午後休診)
土:9:00~14:30 定休日/日曜日・祝日
ホームページ http://www.yamamoto-hifuka.jp/

院長
川岡知博 さん
大阪大学医学部卒。同医学部附属病院、大阪府立病院、市立豊中病院、大阪大学医学部大学院、市立池田病院勤務を経て、2011年、川岡内科クリニック副院長。2015年『川岡クリニック』開院。医学博士。日本泌尿器科学会専門医。
泌尿器科診療に光る高度の専門性
高齢化のニーズに応える訪問診療

来院困難な高齢者訪問
排尿障害の治療で実績


 泌尿器科を専門領域とする『川岡クリニック』の院長で医学博士の川岡知博さんは、高齢化時代の医療のあるべき姿を追求し、独自の診療スタイルを確立した日本泌尿器科学会専門医だ。勤務医時代、泌尿器がん手術や腎臓移植手術などの外科治療を数多く手がけた臨床経験と排尿機能などに関する深い知見が診療全体に投影されるが、来院が困難な高齢者を自宅や施設に訪ねて診療する訪問診療にも多くの時間を割き、高齢者本人はもとより、その家族からも厚い信頼を得ている。
 同クリニックの受診者は、70〜80歳代の高齢者が中心。完全予約制を採用した外来診療は水曜日を除く平日10時〜13時のみで、それ以外は訪問診療に充て、患者宅やグループホーム、高齢者住宅などに出向いて診療する。訪問する地域は広島市内全域に止まらず周辺市町村まで広がる。訪問診療に対する積極的な姿勢と的確な診療が評判になり、介護支援を行うケアマネージャーや他の病院からの診療の協力要請が後を絶たない。
 川岡さんは、訪問診療には携帯可能なエコーやX線の検査機器を持ち運び、診断の確度を高めている。また、療養上の助言にも力を注ぐ。
「病気だけでなく、患者さんの置かれている状況を把握して、 療養環境を整備することも重要になります。いくら適切に投薬しても、療養環境が整っていなければ効果が出ません。患者さんやご家族の話に丁寧に耳を傾け、 あらゆる情報を得て必要な環境が整うよう助言しています。また、ご家族が何気なく話されたことから、専門分野の医師でなければ気付きにくい 神経障害などによる隠れた排尿障害を見つけることもあり、なんでも話して頂ける信頼関係を築く努力もしています」
 医院の受診者で多いのが排尿障害だ。意識することなく尿が漏れる失禁やトイレが近い過活動膀胱のほか、突然強い尿意をもよおす、尿意があるのに尿が出ないなどの排尿障害だ。
「排尿障害は、男性の前立腺肥大症、 糖尿病や脳血管障害などによる神経障害、泌尿器科がん、薬剤の副作用など原因は様々で、 高齢になるほど泌尿器の機能も低下するため発症しやすくなります。排尿障害で一番問題となるのは、 尿が出ないこと。放置すると腎不全になるため、緊急的に尿道にカテーテルを入れ排尿させる導尿を行い、感染症予防のために排尿管理を徹底しながら経過をみます。導尿と合わせて尿検査や血液検査、 エコー検査などを行い、尿の出ない原因を精査し、原因が見つかれば投薬で症状の改善を図ります。糖尿病による末梢神経障害が原因となることもありますので、内科的疾患の有無にも注意を払います」
 細部にわたる目配り、気配り、心配りが川岡さんの診療の特長だ。
(ライター/斎藤紘)

川岡クリニック
TEL/082-836-6661
ホームページ 川岡クリニック


〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605