井形慶子 イギリス
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来院する際に持参する問診票をHPからダウンロードすることができる。また、精神科訪問看護も行っている。
こころの元気は、地域の元気!
働き盛りを応援するこころのクリニック

激増する「こころの病気」。しかし依然として敷居が高い「精神科」の門。この差を埋めるべく「うすき医院」の院長が始めた様々な取り組みが今、各方面から注目を集めている。ぜひ、ご紹介しよう。

 「精神科」という言葉の響き。これだけ社会がストレスに満ち溢れ、30代から50代の働き盛りがリストラや企業の倒産などでうつ病を発症、さらには年間3万人以上の自殺者を生み出してしまっている現状ですら、「精神科」の門を気軽に叩ける人は、どれだけいるだろうか。
 新潟県加茂市にある精神科・内科「医療法人社団 うすき医院」では、薄木院長が「ちょっと相談しに行ってみるか」と気軽な気持ちで受診してもらえるような病院づくりを心がけ、様々な取り組みが注目されるクリニックだ。院長は、自身も都内で働くサラリーマンだった経験をもつことから同年代の働き盛りが次々に精神を病み、最悪の結末を迎えてしまう人が大勢いる事実を他人事とは思えず、「サラリーマン出身の自分だからこそ出来るサポートをしたい」と強い決意を胸に日々診療にあたっている。薄木院長の診察は、自身の経験も踏まえた患者に対する共感の姿勢と穏やかで温かい人柄で、じっくりと丁寧に患者と向かい合うことで、自然と患者の心をほぐしてくれる。当然、地元の人々からの信頼も厚く、深刻な悩みから、ささいな悩みまで相談にくる患者は後を絶たない。院長が、力を入れているのは「精神科」に対する偏見と抵抗をなくすこと。「このくらいの症状で受診するなんて大げさかな」とか、「精神科なんて抵抗がある」と思う人に向けて、精神保健福祉士による「初診相談」を用意。精神保健福祉士とは、病気の症状や障害によって生じる社会生活のしづらさを解決し、自立した生活が送れるようサポートするスタッフで、まずはじっくり話を聞いてあげられる場を提供している。2階にデイルームを設けショートケアを実施。精神科の治療を受けながら、自宅療養をしている人などが仲間との活動を通じて社会性を身につける外来リハビリテーションの1つで、地域ならではのこのサービスは、日中家に引きこもりがちな患者にとって、社会参加へのステップの場として大きな役割を果たしている。さらに企業などに出向き、メンタルヘルス講習会を開催するなど、うつ病の早期発見、早期治療に向け、実例をもとにアドバイスしながら、精神科受診の重要性を訴えている。心を元気にすることで、元気な働き手を地域に送り出し、地域全体を活性化へと導く。薄木院長の新たな取り組みと今後のさらなる活躍に大いに期待したい。
 
医療法人社団 うすき医院
TEL/0256-52-1261 FAX/0256-53-3127
   
  ホームページ  http://www.myclinic.ne.jp/usukicli/pc/
   
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