w令和のベストヒット大賞 2023

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高級感で魅了する馬毛商品
世界初の製造方法で織る馬毛織物

徹底した品質管理貫く
全製作工程が手づくり


 天然の光沢を持った独特の色合いが楽しめる帽子やコサージュ・ブローチ、馬毛二重のれん…。北海道札幌市の『蓮馬株式会社』が希少性の高い高級素材である馬毛の織物、馬毛『飛翔織』で作る商品の一端だ。この織物は同社の古田峰王会長が約20年前に発明した世界初の製造方法で織ったもので、ヨーロッパなどで一般的な馬毛と綿や麻、ポリエステル繊維などとの混紡ではなく、横糸も縦糸も100%の馬毛という純正馬毛織物だ。その高級感が評判を呼び、注文から手に入るまで1年待ちというほどの人気だ。
「従来の混紡の馬毛織物では、馬毛特有の光沢や風合いを生かすことができませんでした。また、68センチの尻尾の毛を撚った糸で織っても68センチ四方の織物しかできず、製品を作ることはできません。これらの課題を解決したのが、馬毛『飛翔織』の製造方法です。機織りと235工程から成り、長さの揃った馬毛の束を準備し、この馬毛束から馬毛を一本一本取り出して、4本1組として長さ方向へ仮止め手段を用いて連結して一本の馬毛糸を形成します。この馬毛糸を横糸縦糸として織り、幅110㎝の馬毛織物の反物を作ります」
 古田会長は、製品開発に当たって、19世紀以降、家内工業で毛織物材料を大量に製造し、中欧の繊維大国といわれるチェコの職人に織機を提供して機織りを依頼。また、馬毛は世界から馬毛が集まるイタリアの馬毛市で調達するルートを構築した。さらに、完成した馬毛織物はドイツの専門機関で検品してもらった後に輸入するなど徹底した品質管理を貫く。 
 馬毛『飛翔織』で作った商品の代表格が手づくりの帽子。男女兼用の『中折ソフト帽子』は56~60㎝のフリーサイズで、羽根のような軽さだ。女性用の『ハイバック帽子』はサイズ が56~60㎝のフリーサイズ。びん皮でサイズ調整が可能だ。女性用の『つば広帽』はサイズが59㎝のフリーサイズで散歩などに最適。男女兼用の『キャップ帽』は、サイズが59㎝のフリーサイズ。ゴルフや散歩など幅広いシーンで使える。いずれも天然の弾力に富み、通気性がよく、夏は涼しく、冬は暖かいのが特長だ。
 『馬毛二重のれん』は、古田会長が約2千頭分の最上級の馬毛を使って約3年かけて織り上げたもので、白と茶色のストライプが印象的で、凛とした風格と重厚さが際立つ逸品だ。『ランチョンマット』『コサージュ』『四つ葉のクローバー仕立てバッチ』も好評だ。
(ライター/斎藤紘)

蓮馬 株式会社
TEL/011-738-3040 
Eメール/info@renma.co.jp
ホームページ 
http://renma.co.jp/

建設残土や浚渫汚泥を改良土に再生
連続式泥土固化処理工法の普及図る

幅広い再利用の用途例
環境保全に大きく寄与


 2億8998万㎥。総務省が2021年に公表した2018年度の建設残土発生量だ。こうした建設残土や河川・湖沼からの浚渫へドロなどの課題である再利用のソルーションとなる工法がある。建設、建機、建設資材などの大手18社でつくる『泥土処理研究会』の『MUDIX(マディックス)工法』。財団法人土木研究センターが「建設事業への廃棄物の利用技術」として1986年に開発した汚泥処理技術を進化させた連続式泥土固化処理工法で、そこから生まれる改良土は建設現場の多様な用途に利用され、環境保全に大きく寄与している。
『MUDIX工法』は、円筒状の混合室、改良材を入れるホッパー、荷重を電気信号に変換するロードセル、ローター形の排出装置などで構成される装置を利用する。処理対象の泥土が混合室に連続的に供給され、その中を流下する途中で空気圧送で吐出散布されるセメント系固化材や石灰などの改良材と混合撹拌され、下部の排出装置から定量の改良土が排出される仕組み。
 泥土と改良材との混合量の割合は、排出装置の回転速度の調整とロードセルによって計測される改良材のホッパー内の減少量を調整することによって任意に設定することができ、高精度の混合で所要の混合割合の改良土が得られるのが特長だ。
 この工法の長所は、連続処理方式のため処理能力が大きく経済的、集中管理方式の採用で泥土の性状に応じて改良材添加量や処理スピートを自由に変更可能、粉粒体材料を使用するため強度の発現が早く、改良土のハンドリングが容易、泥土の性状に応じた各種改良材が使用可能、クローズドシステムの採用で粉塵の発生がない、騒音や振動が少なく、防臭効果も期待でき安全で無公害など多岐にわたる。この工法で固化処理された改良土の用途は幅広い。同研究会がまとめたこれまでの施工事例によれば、河川、港湾、湖沼、ダムなどの浚渫土や残土、火山噴火物などを 港湾、河川の埋立土、矢板護岸の中詰材、河川堤防、スーパー堤防、高速道路、造成地の盛土材、砂防堰堤材、運搬用材 などとして再利用された。
『泥土処理研究会』は、国土交通省が推進する建設リサイクル推進計画を背景に、環境保全を目的に施行された土壌汚染対策法に基づく措置・対策としても『MUDIX工法』の普及を図っていく方針だ。
(ライター/斎藤紘)

泥土処理研究会
TEL/03-3272-6502 
Eメール/deido-ml@deidoken.gr.jp
ホームページ 
https://www.deidoken.gr.jp/

エコな取り組みで環境配慮
地域の整備をトータルに行う

「SDGs」に注力した
見本にしたい優良企業


 広島県の『有限会社ニシマキ産業』は、「エコアクション21」、「SDGs」活動に積極的な会社として評価、注目され、多くのメディアにも取り上げられている環境整備のトータル企業だ。設立時から「後世に恥じない環境づくりを目指します」というスローガンを掲げ、尾道市を拠点に、全国各地で洗浄および大型吸引車を中心としたプラントのメンテナンスや災害復旧の現場支援作業に従事している。ツインバック特殊車両による粉塵粉体の回収作業など、多様なニーズに応えるため、吸引車、パウダークリーン車、粉体吸排車、高圧洗浄車、ツインバック車など、特殊吸引車の中でもさらなる特殊吸引車を使用し、作業を行っている。2t~11t車までの各種特殊自動車を保有し、日夜環境改善に取り組む。近年では、目で見ることのできない下水管や地下の埋設管などのカメラ調査、ラジコン草刈機で公園や土手を整備できた雑木などには、粉砕機などでチップ状の肥料にしたり、庭や土手の除草防止に役立てている。生活環境改善事業も行っている。さらに、できる限り減量化やリサイクルを中心とした処分方法を提案しながら、産業廃棄物収集運搬、土木事業も展開。理念は、「できる限り減量化し、持ち込む」。代表の西牧修作さんを中心に、従業員一同一丸となって環境に配慮した事業を行う。特に「エコアクション21」で、明確に結果を出しているのが軽油とガソリンの使用量。給油レシートを回収することで、どの業務にどの程度の燃料が必要なのかをデータ化。社内で明確化することで、社員一人ひとりがエコドライブやタコグラフの推進により、ムダな運転が減ったという。また、週3回の朝礼をオンライン化することで、本社と現場間の移動にかかる燃料と時間を削減。社員全員に発言の機会を設け、コミュニケーションも活発化した。過去10年間で59%のCO2削減に成功。特殊車両での労働時間の削減や「エコアクション21」の評価、美化活動などを掲載した社内報を社員の自宅に送付し、家族内でも話題となっているという。その真摯な取り組みから「エコアクション21オブザイヤー2022環境経営レポート部門」の優良賞を受賞している。また、環境省が推進する国民運動「COOL CHOICE」に賛同し、地球温暖化対策のための取り組みも欠かさない。空調服で熱中症対策を行う、ブラインドを効果的に利用する、ゴーヤのグリーンカーテンでCO2削減、コピー用紙は裏面も使い有効活用するなど、小さなところまで細かく心掛けている。
(ライター/播磨杏)

有限会社 ニシマキ産業
TEL/0848-29-7858
ホームページ 
http://nishimaki.jp/

年間管理のトータルクリーニング
清掃と設備メンテをワンストップで

清掃後に抗菌施工実施
清掃コスト抑制に寄与


 大阪・浪速区の『株式会社アンプラ』は、商業施設や店舗、ホテル、病院、オフィス、住宅などの清掃から衛生設備機器の管理、害虫駆除まで一括で請け負う業界では異例の『トータルクリーニングシステム』で業績を大きく伸ばしている会社だ。クライアントと年間管理契約を結んで月ごとの管理計画に沿って業務を進める周到な事業スキームと確かな仕事ぶりが評価され、契約を結んだ事業所はコンビニチェーン、ショッピングモール、ホテル、建設会社、商業ビル会社、映画館、児童施設、学習塾、神社、駐車場会社など多様な業種に広がっている。
「トータルクリーニングシステム」で同社が行う業務は、客席床や厨房床、厨房フード、窓や・出入り口ガラス、埋設管排管、排気ダクト、グリーストラップなどの清掃、カーペットや椅子、ソファなどインテリアのクリーニング、空調機や冷蔵庫、給排気設備、給排水設備のメンテナンス、貯水槽や冷却塔点検清掃と水質検査、ゴキブリやネズミ、家ダニなどの害虫駆除、抗菌施工など広範囲にわたる。
 清掃後には、『バイオプロテクト5000c』という薬剤を静電スプレーであらゆる部分に噴霧し強力に薬剤を固着させ、新型コロナウイルイスを含む18種類の細菌・ウイルス・微生物を90日以上にわたり物理的に消滅させ、施工済ステッカーを発行する徹底ぶりだ。
「施設の美観や設備の機能を維持するには、施設側の日常的な清掃と定期清掃業者による清掃の分業化が有効です。定期清掃には様々な項目が有り、それらの業務をそれぞれの専門業者に依頼するとなると、手配が面倒で大きなコストがかかりますが、年間管理システムを組むことによってランニングコストを削減し、発注の手間を省くことできます。特定の業務にしぼった年間管理契約も可能です」
 2021年6月から経営を担う代表取締役の𠮷田里美さんは、早世した創業者が確立したこの業務スキームを堅持し、清潔な社会環境に貢献していく決意だ。
 同社は、従業員の健康増進の取り組みが高く評価され、「経済産業省」から健康経営優良法人に認定されているほか、プロバスケットボールBリーグの「大阪エヴェッサ」のオフィシャルパートナーとして地域活性化にも力を入れ、2022年、浪速区内の公立中学校3校にバスケットボール12球を寄贈し、当時の松井大阪市長から感謝状を贈られている。2023年度もバスケットボールとビブスを寄贈し、応援している。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 アンプラ
TEL/06-6644-9191 
Eメール/info@anpura.jp
ホームページ 
https://anpura.net/

鉄骨階段No.1ブランドが提案
個人住宅向け階段ブランド

70年以上の知識と技術
圧巻のクオリティ


『YOKOMORI』こと「株式会社横森製作所」は、半世紀以上にわたって階段をつくり続けてきた「階段屋」。どんな建物でも寸分の狂いもなく納めることができる寸法精度。つくり手がその意匠性を最大限に発揮できる技術力。そして美しく合理化された生産ラインと、徹底して安全と品質を追求する姿勢。超高層ビルにおいてのシェアは80%以上。日本一の高さを誇る「東京スカイツリーⓇ」や「六本木ヒルズ」「あべのハルカス」など、数々の超高層ビルや有名建造物に『YOKOMORI』の階段が使われており、その実績は確かなものだ。
 そんな鉄骨階段No.1ブランドである『YOKOMORI』がこれまで培ってきたすべてを注ぎ込んだのが個人住宅向け階段ブランドの『SYSTAIR(システア)』。「横森製作所」が70年以上にわたり蓄積してきた知識と技術を基に開発され、カスタマイズ性の高さ、クオリティ、サポート体制のどれもが最高レベルで実装された「住宅用の魅せる鉄骨階段」だ。
 特筆すべきは、そのカスタマイズ性の高さ。階段を構成する「タイプ」「踏板」「ササラ桁」「手すり」の仕様と素材を豊富なラインナップの中からセレクトでき、お部屋の間取りや広さなどに合わせて、段数や幅も設定可能。規格品のような手軽さでフルオーダークラスのこだわりを実現してくれる。こうしたカスタマイズを実現できるのも独自のCADを使用した多種多様な間取りに納める設計技術や伝統の溶接技術による美しく確かな製作があるからこそ。お客様の要望を引き出し、提案する営業スタッフの姿勢や専任の熟練工による責任施工といった個々の技術力を活かして高いクオリティを実現している。
 また設計から施工、経年劣化やライフステージに応じた部品交換といったメンテナンスまでも『YOKOMORI』がトータルサポートしてくれる点も大きな魅力。引渡し後の対応も2年間無償と、長期間に渡る快適な住空間を実現。10年後、20年後も、安心して暮らせる万全のサポート体制となっている。
 公式ホームページでは、モデルハウスや展示場に加え、実際の住宅の施工例を掲載中。階段メーカーからのコメントも付いておりイメージがつきやすい。『SYSTAIR』の階段で家、そして暮らしのクオリティが上がる。
(ライター/長谷川望)

YOKOMORI  株式会社 横森製作所
TEL/03-3460-9229(住宅事業部)
Eメール/interior@yokomori.co.jp
ホームページ 
https://systair.jp/

ニーズに合わせたリフォームプランで
豊かな生活をサポート

一級建築士が提案設計から
施工まで一貫して対応


『スマシア株式会社一級建築士事務所』は、リノベーション、リフォーム、リニューアルを創造する建設会社。「お客様の想いをカタチに」をモットーに住宅のリフォームから店舗のリニューアルまで幅広い物件を経験豊富な一級建築士が提案、設計から施工まで一貫して対応している。
「素敵なお家に住みたい」「ペットが喜ぶ家にしたい」「自宅でサウナを楽しみたい」「今すぐゴルフがしたい」そんな想いを叶えるのがリフォームプラン『smacia reform style』だ。
 中でも、ペットとの共生を考えた『PETCIA by smacia』は、特に注目を集めているプランの一つ。人間が住みやすいようにできている住宅だが、ペットにとってはどうなのかという考えから生まれた、ペットと幸せに暮らすためのリフォームプラン。ペットの幸せを追求し、より快適な生活環境を提供することを目指している。
 例えば、猫のためのリフォームを提案している『にゃんだふる』では、飼い主さん目線に立ったニオイや騒音の解消はもちろん、猫目線にも立った設計で、キャットウォークや傷がつきにくい表面加工でペット対応クロス・フローリング、ペットドアなど様々なアイデアを提案。犬のためのリフォーム『わんだふる』では、犬の行動や健康を考慮した空間設計で犬との生活をより楽しいものえと変えてくれる。壁付けリードフックや足洗い場など犬と暮らすにあたって必須のリフォームも実施してくれる。壁付けリードフックは、デザインも豊富で好みのものやお家の雰囲気にあったものを選択可能だ。
 また、『smacia reform style』では、自宅でサウナを楽しめる『SaunaCIA』や自宅でゴルフを楽しめる『GolfCIA』なども提案。『SaunaCIA』は、自宅で本格的なサウナ体験を実現してくれる。庭に設置するオープンエアサウナや室内に設けるコンパクトなサウナルームなど多様なニーズに対応。心地よい温熱効果に包まれながら疲れを癒し、リフレッシュすることができる。『GolfCIA』は、自宅でゴルフを楽しむための特別な空間を提供してくれるプラン。五つのシミュレーションゴルフコースが楽しめる環境を整えてくれる。
『PETCIA』『SaunaCIA』『GolfCIA』の個々のプランは、それぞれのニーズに合わせたリフォームプランを提供し、豊かな生活をサポートしてくれる。
(ライター/長谷川望)

PETCIA by smacia
TEL/03-6904-1806 
Eメール/t-wako@smacia.co.jp

木工家具の完成度の高さに高評価
発注元の要望に的確に沿う職人の腕

多能工職人が手づくり
顧客の負担軽減も工夫


 商品陳列台、レジカウンター、収納什器、壁面収納オブジェ、テーブルや椅子などの造作家具、収納家具…。『株式会社A・1インテリア』の工房で、分業方式ではなく、多能工職人一人ひとりが自動カンナ機やプレス機、大型パネルソーなどの木工機械を使って作り上げる一品仕様のオーダーメード製品の一端だ。工務店や設計事務所、家具メーカなどから受注し、形や構造、サイズ、デザイン、素材、性能など設計や仕様に忠実に作り上げる完成度の高さが評価され、「なくてはならないパートナー企業」と信頼を集めてきた。
「特注品のご依頼があれば、ヒアリングを行い、品質、価格、納期のすべての面からお客さまのご要望にお応えできるよう、熟練の職人たちが積み重ねた経験と知識を生かして、丁寧な手仕事で世界に一つだけの製品を作り上げます」
 情報処理分野の専門学校を卒業後、パソコン販売企業に就職し、22歳から飲食業に転職、30代後半まで約15年間活躍した後、36歳で家業を継いだ代表取締役の光永政洋さんが堅持する「妥協を許さず高い品質を追い求める製作スタンス」だ。製作した什器や家具類は、飲食店や物販店、美容室、ショッピングセンター内テナント、オフィス、病院、学校などに納品され、造形美と使い勝手の良さは使う人にも、出入りする人にも笑顔をもたらしてきた。
 建築業界では、コロナ禍などを背景に輸入品も含め木材や木製品の価格が前年の6割超も値上がりしたウッドショックの影響が続いているが、光永社長は質を落とさない条件でより安い素材を探し出して提案し、発注元の負担を軽減する工夫にも努力する。10年以上同社に製作を依頼してきた家具メーカーが製品の完成度とともに評価するのが光永さんの人材育成手法だ。職人の考える力を養いながら応用の効く技術を習得させていくもので、技術継承と特注への対応を可能にし、取引の長期継続につながった。
「オリジナル家具の製造は本当に奥が深く、チャレンジしがいがある仕事。ものつくりが好きな方なら、きっと同じ感動を味わえると思います。チームワークも抜群で、ともに考え学びながら技術を磨いていける環境です」
 大学でアニマルバイオサイエンス学を学び、ペット関連企業で働いた後、家具職人を目指して『A・1インテリア』に入社した若き職人の言葉から人材育成の成果が伝わる。
「職人技を次世代に伝え、さらに技術を進化させていきたいと思っています」
 光永さんの決意に揺らぎはない。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 A・1インテリア
TEL/0567-69-5560 
Eメール/info@a1-int.jp
ホームページ 
https://www.a1-int.jp/

部位選択的モノペグ化技術で創薬
真性多血症に有効な新治療薬を開発

革新的な技術により
患者負担を大幅に軽減


 台湾の医薬品メーカーの日本法人、『ファーマエッセンシアジャパン株式会社』の最初の製品である真性多血症の新治療薬『ロペグインターフェロンアルファ|2b(商品名ベスレミ)』が欧米などに続き、日本でも製造販売承認を得て、2023年6月より発売された。真性多血症は骨髄増殖性腫瘍の一種で、本製品は既存治療の効果が不十分な場合に用いられ、腫瘍細胞に対する増殖抑制効果が期待できるという。この新治療薬の開発を可能にしたのがコアテクノロジー、『部位選択的モノペグ化技術』だ。
『部位選択的モノペグ化技術』は、タンパク質内にある特定のアミノ酸にポリエチレングリコール(PEG)という高分子化合物を固定させ、選択的に活性や反応性などの機能を変化させることができる革新的な技術。化学的に均一なペグ化タンパク質の生成を可能にするという。
 こうした特徴を持つ『部位選択的モノペグ化技術』が薬にもたらす具体的な効果について、同社代表取締役の米津克也さんは次のように解説する。
「医薬品に使用することにより、ポテンシャルが高いにも関わらず十分な効果を発揮できていない医薬品の可能性を最大限に引き出すことが可能と考えられています。この技術を使用することで、優れた薬物動態、薬力学的特性を示す、長時間作用型タンパク質医薬品を創り出すことを可能にしました。また、タンパク質医薬品の体内における分解を抑制することで半減期を延長させ、効果を長時間にわたって持続させ、投与間隔の延長が期待できます。さらに、選択的モノペグ化タンパク質は(他の)異性体により引き起こされる副作用の懸念がないため、患者さんの負担の軽減につながります」
 同社製品として、創薬の対象にした真性多血症は、骨髄中の造血細胞の異常によって全種類の血球が過剰生産される上、治療のために一定量の血液を体外に取り除く瀉血などによって合併症を引き起こすこともある病気。新治療薬『ベスレミ』は、『部位選択的モノペグ化技術』の効果に加え、体内の免疫を調整し、遺伝子変異のある造血幹細胞の排除、増殖抑制の働きや合併症予防効果もあるという。「ベスレミ」は、世界38の国と地域で発売されている。
 同社は2017年の設立以来、新薬の研究、開発に取り組み、今後も『部位選択的モノペグ化技術』で新規性の高い医薬品の創製を目指す。
(ライター/斎藤紘)

ファーマエッセンシアジャパン 株式会社
ホームページ 
https://jp.pharmaessentia.com/


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