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世界中の良いもの、人脈に興味をもつ野口社長の目は、いつも輝いている
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日本の高い技術製品を世界に
海外の優れた製品を日本への架け橋に
今や技術や物流の流れは、地球規模で動いているのは周知。その中からいかに優れているものを選択し、取り入れるかがものを見る目となり、それをいかに紹介し、流れをつくっていくかが、人脈と人望になると言えよう。ノグチトレーディングを設立した、野口昌史社長は、鉄鋼製品・機械をはじめ家具の輸入まで、幅広く物流貿易の流れを、独自で切り開いてきた人物である。中国やベトナム、シンガポールとあらゆる分野で、その輸出入を手がけ、メーカーからも代行としてその任を委ねられ、自らも会社を興して取り組んできた。特に野口社長がライフワークとして手がけているのは、水処理分野。これは近畿大学の研究室で開発された高度水処理装置で、現在は特に中国でそのマーケット開拓を展開している。水処理に関しては、世界中が今最も注目し、又今後のニーズもその規模の大きさは計り知れない。汚水処理、海水の真水化など、中国のみならず砂漠の多い中東地域でも一滴の真水は、一滴の石油に匹敵するとも言われている。中国では、北京の水博覧会に参加し、興味を示した企業を訪問。粛々とその道を切り開いている。世界中に、この水処理関連のライバル企業が存在している中、野口社長はマーケット参入まですでにたどり着いた。これから野口社長の手がける水処理装置が、世界のあちこちで活躍する日も近いだろう。社長の周りには、シンガポールや、上海、ベトナム、インド、韓国の友人が沢山いて、そんな中から、次のターゲットが出てくると言う。そういう人間対人間の付き合いから生まれる次なるビジネスが、野口社長はとても楽しみでワクワクするそうだ。中国へ行くたびにビジネス関係者は、野口社長のゼロから貿易の道をつくり出す向上心と人間的魅力に学び、影響を受けているそうである。
（ライター／ボスニア路子）
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