令和のブームはこれだ! 2021

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信頼できる
スペシャリスト
ポリウレアの優れた特質を生かし
融雪製品や技術の開発に取り組む

織物状の発熱体を活用
交通インフラにも応用


 防水性、耐薬品性、耐摩耗性、耐熱性、防食性に優れた樹脂化合物、ポリウレアを活用した製品開発に取り組み、寒冷地を悩ます雪害を省エネで解消する『ポリファヒーター』で技術力の高さを示したのが『株式会社Fabtech』の代表取締役鳥居彰夫さんだ。前職の化学品メーカーで非塩化物系液体凍結防止剤および自動散布装置などの雪害対策製品を開発した技術者で、化学に関する専門知識と発想力で交通インフラの雪害対策への応用技術の開発を進める。ポリウレアは、ポリウレタンの材料になる化合物イソシアネートと生理活性物質ポリアミンの化学反応で生成されるウレア結合を基本とした樹脂化合物。米国で開発され、今は中国が主生産地。
「ポリウレアは、対象物の強度を劇的に高めるライニング材として重用され、世界では1兆円市場といわれています。日本国内での普及はまだまだというレベルですが、その優れた特質から活躍シーンは広範囲の産業分野に広がっています。当社は中国から輸入したポリウレアを活用して、海外とは異なる日本独自の製品、世界へ発信できる製品の開発に取り組み、一部は商品化に漕ぎつくことができました。今は新たな活用法の実用化に向けた技術開発に取り組んでいるところです」
『ポリファヒーター』は、通電すると発熱する特性があるカーボンナノチューブをコーティングした導電性緯糸と電気を通さない経糸で織物にした「ファブリックヒーター」と断熱材などを純ポリウレア樹脂でサンドイッチ状に挟むような構造。「ファブリックヒーター」は、単純形状の3D加工も可能で、カーブミラーの着氷、LED製品などの防曇、屋外カメラケース窓の防曇、化学製品などのプラントの配管温度管理など様々な用途に使われてきた。しかし、荷重付加、酸、アンモニアなど使用環境が厳しいところでは、従来のゴムや塩ビ製ヒーターが使用できないことがあり、耐薬品性、強靭性がある『ポリファヒーター』の実用化を目指している。
「数年前から寒冷地を走る電車や車に付着する雪を溶かす装置、また掘削しないで路面に直接施工する薄くて耐久性のある薄膜ロードヒーティングの評価試験を継続しており、最近では耐アンモニア性が高く軽量であることから寒冷地での家畜用床暖ボードなどの開発を開始しました。」
 鳥居さんは、実用化すれば、海外でも需要が見込めるとみている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 Fabtech
TEL/022-207-3600 
Eメール/ info@fabtech.jp
ホームページ 
https://www.fabtech.jp/

地域社会の安全を支えて半世紀
廃棄物処理や下水道管理で実績

社会的規範遵守を重視
機密文書の迅速処理も


「生活インフラでもある廃棄物収集の仕事は止めることができない。市民の安心安全を守るためにも、できることはすべてやる」
 栃木県第二の都市小山市を中心に、一般廃棄物や産業廃棄物の収集運搬、下水道の管理、側溝や水路、貯水槽の清掃などに取り組んで半世紀の歴史を刻む『有限会社関東実行センター』の三代目社長山本久一さんの信念だ。父親、兄が築いた事業基盤を継承、「環境の保全に努め、環境に優しい企業活動を行うこと」を基本理念に掲げ、顧客とのコミュニケーションの徹底、社会的規範の遵守、社員の健康管理を重視しながら会社の躍進を牽引していく。
 山本さんの信念を実践する従業員は、保守管理部門の24人を含め総勢89人。土木施工管理技士や管工事施工管理技士、下水道管路管理主任技士、貯水槽水道衛生管理士、し尿処理施設技術管理者、し尿・汚泥再生処理施設技術管理士、電気工事施工管理技士、電気工事士、消防設備士、危険物取扱者、消防設備士などの資格保有者も多数在籍、保有車両は65台にのぼり、文字通り「できることはすべてやる」体制だ。
 同社の確かな仕事ぶりは、例えば下水道管渠内清掃を見れば歴然。高圧ホースの先端に取り付けられた斜め後方への噴射ノズルの噴出によって管内の汚泥を攪拌しながら前進、自走式カメラロボットで管内の状況を把握、記録し、先々の対策検討資料にするといった具合だ。
 厳格な情報管理のニーズに応えているのが機密文書出張処理事業だ。対外的に情報セキュリティ対策を徹底していることを証明できる国際規格ISO27001を取得、企業などから要請があればドイツ製特殊鋼カッターを搭載した2tトラックで出向き、大量の書類も迅速に処理する。
 従業員の意識を高める方策として、全車両にドライブレコーダーとデジタルタコグラフを搭載し、毎月の頑張り具合をランキングで示す。また、わずか40秒で洗い終える洗車機も導入して車両の美化、衛生管理を徹底、それが業務の効率化につながっている。さらに、女性が働きやすい環境を積極的に整備してきたことが評価され、2020年9月、栃木県知事から「男女生き活き企業」として認定された。こうした取り組みを貫くのは、「信用を築くは一生 無くすは一日 日々精進しよう」という社訓の精神だ。
(ライター/斎藤紘)

有限会社 関東実行センター
TEL/0285-23-3026
ホームページ 
https://kantou-jc.co.jp/

物流の多様なニーズに応える決意
運輸業界の協働ネットワーク活用

社員の労働環境を整備
独自人事で業務効率化

 自動車運転者の有効求人倍率が3倍を超える深刻な人手不足に直面している物流業界の中にあって、労働環境を整備して社員の雇用を維持し、合わせて地域の同業社と形成した物流ネットワークを活用して多様な物流ニーズに応える体制を築いた経営者が富山県にいる。『豊商運輸株式会社』の代表取締役島田誠さん。モットーの「仕事は断らず、必ず届ける」を豊かな経営感覚で実践してきた。
 同社は1990年に設立され、現在、社員約70人、トレーラーや大型平、ウイングなど車両53台を擁し、一般貨物自動車運送と産業廃棄物収集運搬を免許事業に北陸のドラックストアの配送業務、鉄筋の搬送業務、木材や鋼材、アルミ関連商品などの長距離運転業務などで実績を重ねてきた。島田さんは2016年から経営を牽引、まず力を注いだのが第一線でこれらの業務を担う社員の労働環境の整備だ。
「代表に就任時、新たな社訓に掲げたのが感謝という言葉です。お客様や協力会社、取引業者、それに社員の頑張りへの感謝の気持ちを込めました。社員については各種保険をはじめとする保障や福利厚生を整備し、安心して長く働ける環境づくりを進めてきました」
 島田さんは、得意先に評判のトップセールスのドライバーを「ミスター豊商」としてフロント業務に抜擢する異例の人事も行い、効果的な仕事の回し方、組み合わせを委ね、業務の効率化も図った。
 2018年には、富山県内の運輸業者17社の力を結集して物流と情報を新しい形で管理、運営する新輸送ネットワークシステムを実践する富山ネットワーク協同組合に参加し、よりスピーディに物流ニーズに応える決意を示した。
「荷主企業に代わって効率的な物流戦略を提案し、包括的に受託して実行するサードパーティー・ロジスティクスが登場するなど物流業界の新しい潮流を視野に、相互扶助の精神で21世紀の物流サービスを創造するとの目的を掲げ、会員会社全てがコンピュータ管制で結ばれ、ひとつのホストへ発注していただくだけで、それぞれの会員の持ち味を生かしてお客様の多様なニーズに応えていく活動に共感して参加することを決断しました。業務を融通し合うだけでなく、業界の地位向上のためにも共闘していきたいと思っています」
 島田さんは、同組合で理事・組織委員会委員長の重責を担う。
(ライター/斎藤紘)

豊商運輸 株式会社
TEL/076-472-5048 
Eメール/ toyoshounyu@piano.ocn.ne.jp

消防・防災設備の点検管理で躍進
精鋭チームがワンストップで対応

発想力で事業規模拡大
契約継続率は90%以上


 年間2万件超の火災が発生し、自然災害も相次ぐこの国で、消防用設備や防災設備など建築防災インフラの点検、保守管理で急成長を遂げた会社がある。大阪府摂津市の『株式会社テックビルケア』。清掃事業から業容を拡大した父親の経営路線を引き継いだ二代目代表取締役茶橋昭夫さんは、WEBマーケティングの手法で集客を図るなど独自の発想力で事業規模を拡大させ、防災インフラの点検管理に対して高まるニーズに多角的、包括的に応えることができる体制を構築、クライアントは医療施設、介護施設、学校施設、官公庁施設、商業施設、宿泊施設、チャペル、事業所、外国公館など全方位に広がる。
 同社が手掛ける事業は、自動火災報知設備やスプリンクラー設備などの消防用設備の点検、不特定多数の人に利用される建造物などの防火対象物の消防設備点検、建物の運用が防災管理者によって消防計画に基づき適正に行われているかどうかを調べる防火対象物点検、換気設備や排煙設備、非常用照明装置、給排水設備などの建築設備の定期点検と監督官庁への報告、非常用発電機が稼働するかどうかを確認する負荷試験、飲料水用貯水槽の維持管理と防災の核心に触れるものばかりだ。
「建物の高寿命化、企業のコンプライアンスへの意識への高まり、全国的な自然災害の増加に伴う防災意識の向上により、それらをバックヤードで支える建築防災インフラの重要性は年々高まり、保守管理のニーズも拡大しています。当社は、消防設備士や防災管理点検資格者、 防火設備検査員、特定建築物調査員、建築設備検査員など分野毎に専門知識を持った精鋭チームがこうしたニーズにワンストップで対応、安心と満足を最優先事項に一社一社の事情に即したお客様目線で作業しています。これまでにご依頼をいただいた件数は、北海道から九州・沖縄まで全国で6000件以上、契約継続率は90%以上にのぼります」
 茶橋さんは、関西大学工学部を卒業後、プログラマーとしてシステム会社で営業支援ソフトの開発に携わり、空調メーカーのグループ会社で業務用エアコンのメンテナンスや故障対応に当たり、防災設備会社で消防設備点検業務に従事するなどの経験を重ねた後、家業を継いだ。「建物の未来を守る仕事」という使命感と培った技術と経験を活かし、さらなる周辺分野への事業拡大も視野に入れている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 テックビルケア
TEL/072-635-3035 
Eメール/a-chabashi@techbuilcare.com
ホームページ 
https://www.techbuilcare.com/

技術力・発想力で斬新な事業推進
HACCP対策アプリ開発で示す実力

時代の要請見極め対応
制御盤設計も得意分野


 改正食品衛生法によって、2021年6月から食品を扱う事業者に義務付けられる安全管理手法「HACCP(ハサップ)」の面倒な作業から解放するアプリが注目を集める。『株式会社F-BRIDGE』の代表取締役CEO吉岡博司さんが開発した『FooF(フーフ)』。タブレットやスマホからタップをするだけで簡単に管理項目の入力ができ、入力されたデータはクラウドシステムによって自動で帳票され、管理することができるアプリサービスだ。2020年12月から提供が始まり、問い合わせが相次ぐ。
「HACCPは、危害分析重要管理点と訳され、食品の製造、出荷の工程のどの段階で微生物や異物混入が起きやすいかをあらかじめ予測分析して、被害を未然に防ぐ方法です。各工程で危害要因になりそうなものを洗い出して分析し、対処方法を検討するなど7原則12手順に沿って進めなければならず、専門的知識が必要と感じて対応をあきらめてしまう事業者は少なくないと推測されます。しかし、食の安全衛生管理は重要であり、食の事故がなくなり、今以上に多くの人が食を楽しめる未来への架け橋になりたいとの思いで『FooF』を開発しました」
『FooF』のサービスは、厚生労働省の指針に沿った一般衛生管理、製品管理、クレーム対応、従業員教育、来店者管理など最低限の管理項目の選定から、トレーサビリティが可能なメニュー登録、改善前後の画像の保存、1週間単位からのPDF形式の帳票の出力、2年分の記録データの保管までカバーする目配りの利いた包括性に特長がある。
 吉岡さんは、電気系大学を卒業後、岡山の製造会社で設計や営業などの仕事を学び、その中で知り合った大阪の70年の歴史を持つ老舗工業機器メーカーの社長に誘われて転職。今の時代に見合う変革を提言したが進まなかったため独立し、2019年に『F-BRIDGE』を設立した。技術力と発想力を動員して、スマホ、タブレット、パソコンのアプリケーションソフトの開発、各種装置用ソフトウェア・システムの開発、工場や特殊な施設の電気系統を管理するための制御盤・分電盤の設計・製造・設置などを業務に取り組む。
「しっかりと地盤固めをして、3年後、5年後に花開くよう、これからも楽しみながら仕事に打ち込んでいきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 F-BRIDGE
TEL/090-9505-1961 
Eメール/info@f-bridge.co.jp
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https://f-bridge.co.jp/

重層的な経営支援に光るキャリア
ヒトを人財に変える職場環境創出

テレワークの課題指摘
信頼度高める国家資格


 ウイズコロナ時代に推奨され、常態化するとみられるテレワークなどの在宅勤務の負の側面も見逃さない目配りの利いた視点で、企業の従業員がいきいきと仕事に向かうことができる職場環境の創出をサポートし、存在感を高めている経営コンサルタントがいる。精神分析的カウンセリングや職業能力開発のノウハウなどに精通したキャリアコンサルタントの国家資格を持つ『株式会社マルション・アンサンブル』の代表鈴木恵枝(よしえ)さん。前職の経産省勤務時代に携わった多様な分野の行政実務で得た知見も動員するコンサルティングは重層的だ。
「テレワークは、感染症防止やオフィス維持費の削減、業務のデジタル化推進などのメリットがある一方、管理者による過度の監督やオンライン会議で映し出される家庭環境などのプライバシー露見、個室確保の苦労などがストレスの要因になり、職場にマイナス効果をもたらすリスクも考えなくてはなりません。従業員との個人面談で課題を把握し、職場環境の改善に生かせるようアドバイスします」
 鈴木さんは、経産省で中小企業や通商、貿易、製造産業などの政策や行政に携わり、2014年、セカンドライフを歩むために辞職して経営コンサルタントの道に進んだ。この中で重視しているのが、経営陣と現場の間に立って中立的立場で個人と組織の変革に貢献する代理人的な変革の主体チェンジエージェントに徹するスタンスだ。経営サポートと従業員のキャリア形成のアシストが業務の両輪だが、ヒト、モノ、カネの経営資源三原則の中で最も重視するのはヒトだ。
 「人は仕事に喜びを感じると、働くことへの使命感や自身の存在意義を見出すようになり、その結果、人財となって組織の発展につながっていくのです。この流れを阻害する要因を個人面談や研修で摘出し、経営陣も含めた全員に気付きを促し、改善に導いていきます」
 鈴木さんはまた、怒りの感情と上手に付き合うための米国発の心理教育、心理トレーンング法・アンガーマネジメントファシリテーターの資格も持ち、職場環境の悪化要因となるパワハラに繋がる怒りに任せた衝動的な行動を抑え、怒ること以外の適切な解決策を見つける方法も伝授する。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 マルション・アンサンブル
TEL/044-287-4255 
Eメール/yoshie@marchons-ensemble.co.jp
ホームページ 
https://marchons-ensemble.com/

生活に即した自由な勤務体系確立
企業の課題解決型サービスを提供

働き方改革先進モデル
女性の就労機会を拡大


 女性パート社員の生活実態に合わせた驚くほど自由度の高い勤務体系を採用しながら、受注した仕事を着実にこなしていく経営体制を構築し、注目度を高めているのが『株式会社足立商事』の社長足立健実さんだ。働き方改革のパイロット的モデルともいえるこの体制は、働きたくても家事や子育て、介護などに縛られて叶わなかった女性の就労機会の拡大と人手不足に悩む地域の製造企業の人的支援の側面を持ち、「地域製造企業の労働力不足解消に貢献する新たな外注加工サービスの展開」として兵庫県から経営革新計画承認企業に選定された。
 同社の事業は、ピッキングや梱包作業などの流通加工業務のノウハウを生かしたもので、深刻な人手不足で発生しているボトルネック工程の解消や、繁忙期の一時的な業務量拡大に悩む地域の製造企業からのブリザートフラワーの束上げ作業や精密部品の検品、鞄の値札付けなどの外注業務を一括して請け負う。企業の積極的課題解決型サービスに特長がある。
 注目の勤務体系は、フレックスタイム制の自由度をワーク・ライフ・バランスの観点から飛躍的に高めた独自の「フリーフレックスタイム制度」がベース。パート社員は1週間前に自己申告して好きな日と午前8時~午後6時の間の好きな時間に働く。遅刻、早退、欠勤にペナルティはなく、休憩時間は自由に取得でき、家族からの急な電話にも応対可能というものだ。受注する仕事量はパート社員全員の働ける時間の総体に合わせる。加えて、女性が働きやすいと思える職場づくりにも取り組み、ロッカールームや食堂、トイレに至るまで女性に優しい設備も充実させた。
 その一方で、実力主義制も採用、作業時間や内容、精度をICカードで把握し、働いた分だけ給料に反映するように管理する。さらに、品質目標と評価基準を明確化し、できる人は短時間でも多くの評価を得られる仕組みを作ることで限られた短い勤務時間に集中して効率的に業務に取組む業務体制も整えた。現在約50人のパート社員が在籍、生活とバランスを取りながら元気に働いている。
「働き手の生活様式に即した、働きたい人が一歩踏み出しやすい柔軟な就労スタイルを提案できれば、雇用のチャンスは一挙に広がると思います」
 足立さんが実践から得た確信だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 足立商事
TEL/0795-78-9620 
ホームページ 
http://adachi-syouji.com/

独創的な体幹経営の実践法を指導
スポーツのパワーポジション応用

金トレ講座などを開催
百の思考より一の行動


 ダイハードトレーニングスペシャリストなどの資格を持つ筋トレマニアとして培った筋トレのノウハウを企業経営に応用するユニークな企業支援事業で注目度を高めている税理士がいる。『税理士法人MOVE ON』の代表税理士孫﨑健次さん。会社を体と見なして、その金肉(筋肉)、お金(血)、税金(贅肉)、固定費(基礎代謝)をバランスよくコントロールすることで不況に強い会社を作る経営手法を「体幹経営」と呼び、その実践法を指導するスキームも確立した。
「スポーツをやるときに欠かせない姿勢にパワーポジションがあります。スクワットの姿勢で、次の動作をすばやく、力強く行うために必要な姿勢です。経営にもパワーポジションが存在します。あらゆる経営のパワー発揮の際に、必ず作らなければならない、文字どおりパワーポジションです。その力点、作用点を経営者として日ごろから鍛え、そして動作をすばやく、力強く行う必要があります」
 孫﨑さんは、そのパワーポジションを、経営環境の変化を高性能レーダーのように嗅ぎ取り、ライバルに先んじてキャッシュポイントを見つける起業家、そのキャッシュポイントを顧客が欲しいと思う良いモノに作り込んでいく職人、売る現場で実際に顧客にどう買ってもらえるか管理するマネージャーがその役目通りに能力を発揮できる体制と定義、経営環境が変化しても体制を維持し続けることができるよう指導する。その前段で経営者にヒアリングし、会社の問題点や将来の方向性など確認し、4期分の決算書の数値から経営分析して会社の体力測定を行う。
 体幹経営に関連したセミナーにも力を入れ、前半1時間で体力のトレーニングを行い、後半1時間で有用なビジネス書を使った金力のトレーニングを行う「金肉道場」、毎回テーマを変えて様々なジャンルの情報の中から会社の未来のために必要な情報を読み解く力をつける少人数座談会形式の「金トレ講座」、銀行系セミナーでは言えない裏情報などを基に企業にとって有利な生き残り法などを伝授する少人数ワークショップ形式の「超実践経営塾」を定期的に開いている。
「今の自分、今の会社を変えたいと思うなら、100の思考より1の行動」
 孫﨑さんが経営者の背中を押す励ましのメッセージだ。
(ライター/斎藤紘)

税理士法人 MOVE ON
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Eメール/ info@moveooon.jp
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