令和のブームはこれだ! 2023

包括的ヘルスケア体制
成果上げるチーム医療

　超高齢社会にも耐えうる医療提供体制の中で重要な役割を担う地域医療に使命感を持って取り組んでいるのが、『医療法人春風会田上記念病院』の中村浩一郎理事長兼院長だ。急性期治療を終えた後の在宅復帰を医療、リハビリテーション、在宅医療の連携で支える包括的なヘルスケア体制で特に力を入れているのがリハビリテーションだ。
　その拠点となるリハビリテーション部には、理学療法士や脳卒中に対応可能な認定理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、呼吸療法認定士、介護支援専門員、福祉住環境コーディネーターなどの資格を持つスタッフが揃い、医師の診療方針に基づき、一人ひとりの状況に合わせたオーダーメイドプログラムを策定し、チーム医療で身体機能の回復をサポートする。
　リハビリ用機器では、ＴＯＹＯＴＡと藤田医科大学が共同開発したリハビリ支援ロボット『ウェルウォークWW-2000』や高次脳機能障害を残した脳血管障害に対応可能な『ＨＯＮＤＡドライビングシミュレーター』などリハビリ医療の進化を象徴する技術も導入した。
（ライター／斎藤紘）

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治療に運動療法取入れ
デイサービス施設併設

『ますだ整形外科クリニック』は、医師、看護師に加え、理学療法士や柔道整復師、スポーツトレーナー、ケアマネージャーまでを擁し、四肢及び体幹の外科といわれる整形外科で治療実績を重ねるだけでなく、高齢化時代に重要な健康寿命のための身体機能や生活機能の維持向上にも力を注ぐ地域の医療福祉拠点。「元気なお年寄りを増やしたい」。リハビリのための充実した診療体制を構築した増田博院長の願いだ。
　治療には運動療法も取り入れ、専門スペースで専門スタッフが歩行訓練や関節可動域訓練、心肺機能改善訓練、筋力増強訓練などを支援する。また、介護が必要な高齢者を対象にした訪問リハビリテーションも実施、理学療法士などが利用者宅に行き、身体機能や生活機能の維持向上を図るほか、住環境整備や趣味や地域活動への助言も行う。
　さらに、医院にはデイサービス施設『エンジョイ』を併設し、高齢者が健康器具を揃えた広々とした空間で体操や作業、レクリエーション、食事、おやつ作りなどで一日を楽しく過ごすことができる。
（ライター／斎藤紘）

TEL／072-957-6815

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