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自らの手で、人生を力強く創造し
魂が震えるような喜びを生きるヒーリングメソッド

見えない世界を不思議に思いながらも
リアルなエネルギーを体感して、現代の魔法使いに!!


 看護師として脳外科ICU、OPE室、訪問介護など、命の灯と向き合う現場で、投薬や医療の限界を超えた奇跡や「人間の可能性」を何度も目の当たりにしたことが私の原体験になっていると語る、『Mana Life Creation』代表の玉置仁美さん。玉置さんは約10年間の看護師経験や、自身の卵巣癌発症からの生還等を通じ、心と体がいかに密着しているか、今この瞬間を生きる尊さを痛感。そして2009年に渡米。自分探しをする中で、まるで何かに導かれるような偶然が重なり、世界トップレベルのレイキティーチャー、アリス・ラングホルトさんに師事することに。
「靈氣(レイキ)とは、宇宙エネルギーを活用して、心身を調和し活性化させる癒しと共に、精神的な成長を促し、私たちをより一層幸せへと導いていくエネルギー療法だといわれています。それが日本発祥と聞き、体に電気が走るような感覚を覚えました。しかし、当時、見えないものへの信頼が薄かった私は、〝そんな世界があるわけない〟と、最初は斜に構えていました。でも、初めてアリスに出会ったカフェで、目を閉じて、目の前でレイキを流され始めた途端、瞼の裏に表れる光のゆらぎや時間を忘れるような感覚を通じて、エネルギーを体感することができたのです」
 とてもパワフルで、マントラやシンボルといった作法を必要とせず自由度の高い西洋レイキを学び終えると、レイキティーチャーとして自らレイキを教えるようになっていった玉置さん。セッション数は、これまでに延2万件を超える。しかし始めた当初は、国を超え、時差を超え、お相手の不調和に気づき、深い癒しと調和のエネルギーをお相手に届けられるようになった自分が、まるで〝魔法使い〟になったようだと喜んでいた一方で、実はその頃、子育てではまだ、大きな苦悩を抱えていた。後にADHD(注意欠陥障害)と解った長女との関わりに感じる難しさ、度重なる親子の衝突…。慣れない海外での子育て。誰かに助けてともいえなかった。一番効いてほしいところにもレイキが効かないようにも思えて、私なんてと自分を小さく感じ、「私にはレイキを教える資格などない」と自分を責め、自己価値観もどんどん低くなっていった。しかし、娘との度重なる衝突の中で、ある時にふと「〝今〟を大切に、〝自分そのもの〟をちゃんと生きているのは、逆に娘の方かもしれない…」と気づけたところから、大きく風向きが変わっていった。親子の絆はもう一度深く繋がり合い、娘は自力で立ち上がり、得意を生かして自らの人生を切り開き、たくさんの有難い出会いや奇跡と共に、大切に支え合う仲間の輪が広がっていく…、そんな喜びに満ちた世界が繰り広げられていった。こうした経験から、自分の軸を見失い、満たされない 〝本質の在り方を生きられない時の苦しさ〟と、 〝本質の在り方を大切に生きる力強さ〟の対極を痛感。そうして「神なる我(神我)」として生きるように、その本質の生き方が起こしていく様々な奇跡を、自身も、きてくださるクライアント様もどんどん経験してくようになっていったという。
 レイキは、日本発祥といわれているが、戦後の時代背景により国内での普及は一旦影を潜め、現在は海外の方が盛んに取り入れられており、全世界でのレイキ施術者は800万人とも1000万人(121ヵ国)以上ともいわれている。西洋医学の分野においても研究が進んでおり、様々な考察から既に、痛みの緩和やリラクゼーション効果、睡眠や食欲の向上、不安の緩和、ストレスの軽減、鎮痛剤の使用頻度の減少や免疫システムの向上など、レイキの様々な効果が示されている。
「お相手が本来持っている魂の底力を信頼して、ただそのままを愛し、認め、慈しみ、自ら人生の創造主として生きていけるように伴走していく。そうして見える、その先の皆様の笑顔が、私にとって何よりの喜びであり最高な幸せなんだなと実感させていただく毎日です。レイキは、本当に素晴らしいツールです。心も体も癒され、色んなことが不思議とうまくいくことを体感していきます。でも、それでも、時折うまくいかないように思えることも起こってくる。誰にも頼れず、抜け出し方が分からず、負のサイクルに陥ったように思えるその間は、本当に苦しいですよね。でも、どうかそこで諦めないでいただきたいのです。そこにこそ、本当に大切な、魂からのメッセージが込められているから。どんなことも全ては愛からできていて、どんなことも、あなたに乗り越えられないものは起こらないし、どんなことであっても、それは私たちの真の喜びへと繋がっていくのです。そこにたどり着くには、ほんの少しのコツがいるのだけど、【私たちには皆、その力がある】。自分で自分の人生を書き換え、昇華させ、そこを超えた真の喜びを味わっていくことができる、そんな、とてつもない力を私たちは持ってるんだよ! ということを皆様に思い出していただきたいのです。私自身、自己肯定感をなかなか感じられず、全く思うように行かないと思っていた人生が、思考や在り方を変え、そこにエネルギーを導いていくことで、どんどんと状況が変化し、温かく、心からホッと泣きそうになるほどの幸せを実感する、そんな毎日に変化していきました。そんな経験から、レイキを癒しのテクニックとして使うだけでなく、 〝生きづらさを脱し、もっと生きやすく、魂ふるえる喜びの生き方に変化させる方法〟を加えてお伝えするように変わっていきました。それが次第に口コミで伝わるようになり、現在の人生創造の仕組み×ヒーリングを体系化したオリジナルメソッド『MLC(Mana Life Creation)/まなレイキⓇ』が生まれたのです」

内側に潜む魂のテーマを徹底解剖する過程で
離れていても育まれる、家族以上の同志との絆


『MLC(まなレイキⓇ)』は、世界に誇る伝統的な日本の靈氣と、シンボルもマントラも必要とせずに遠隔でもパワフルに送受信できる実践的な西洋レイキのテクニックの要素を融合させたものに、玉置さんが人生をかけて培ってきた悟りと気づきのすべてを交え、〝魂の成長(悟り)〟 を加速的に促していく。手軽でパワフルなテクニックを学びながら、ここで人生に本気で向き合いたい、と思っている人に、強くお勧めしたい。
 講座は、玉置さんが在住するロサンゼルスから世界各地の生徒さんと繋ぎ、配信される。オンライン上で一見不確かなように思える『見えない世界』を扱うからこそ、単なる知識の受け渡しに留まるのではなく、時空を超えて送られるエネルギーを実際に体感し、繰り返し実践して、誰もが日常を自分自身で変えていける喜びと自信を手にしていただくことを大切に構成されている。そのため、これまでまなレイキをお伝えしてきたこの約10年間の中で、最後までエネルギーの実感や効果が得られなかったと感じた卒業生は一人もいないのだという。物事の本質を捉え、自ら人生を変えていく在り方へシフトしていける喜びは、想像をはるかに超えるものなのだそうだ。
「ヒーリングのセッションは、とてもリラックスでき心地よいものです。ですが、私たちは本来、誰かにヒーリングをしてもらわないといけないような弱い存在ではないはず。いつも誰かに頼らないと心身の不調を治せない、という状況は作りたくないのです。皆さん一人ひとりが自分で自分を存分に愛し、認め、赦し、癒して、人生を書き換えていく本当の強さを取り戻し、あなた自身が満たされ、太陽のように周りをも明るく照らしていく、そんな存在になっていっていただきたいと思います。エネルギーを意図的に扱えるようになるということは、今まで徒歩でしか移動手段を持たなかった人が車やジェット機を手にするような驚きと、限りない可能性を秘めています。そのように枠が外れることで見えてくる人間の可能性とその感動を、一人でも多くの方に味わっていただきたいと願っています。そのために、こうして皆様の内に秘める偉大なる強さを引き出していくことが、私のお役目かなと感じています」
 人生が思うようにいかない生きづらさを抱えている人や、被害者意識ではなく、なんとか自分で生きづらさから抜け出したいと思っている人、大切なご家族や最愛のペットの力になりたい人、育児や介護に追われて自分を後回しにしながらも頑張っている人、家族を健康に幸せにしたいと願う人、家庭内や職場などの人間関係を再構築したいと願う人、真面目に頑張りすぎてきた人やもう少し楽になりたい人、自分を許せない人や自己肯定感を上げたい人、その他、許し難い相手とのトラブルから解放されたい、癒したい過去がある、今世の天命と共に、喜びを存分に味わって生きていきたい…。そんな思いを抱えてらっしゃる方には、ぜひ『MLC(まなレイキⓇ)』の講座を受けてみて欲しい。「ようやく人生の暗闇から抜けられた。不安だらけだった人生がこんなにも楽になった」「お互いに愛し・愛される、大事な感覚が蘇ってきた」「家族が変わった。私自身や周りの笑顔が増えた」といった受講生からの喜びの声が後を絶たない。また、病気や生きづらさの根源の癒しにつながると、教育に携わる方や医療・介護従事者からも高い評価を得ている。
 オンライン講座なので、自宅など居心地良く安心な場所で、リラックスして学べるのも嬉しいところ。ベーシックの段階から、アチューンメント(エネルギーを自在に扱えるようになるため、エネルギーの回路を開き、段階的にチャクラバランスを整えること)という儀式を受けることで、シンボルやマントラ、ハンドポジションなどの特別なお作法なしでも時空を超え、距離が離れたお相手にも、パワフルな癒しのエネルギーを送ることができるようになっていく。散歩中でも、会議中でも、いつでもどこでも、誰でも日常に使え、どんな業種のどんなシチュエーションとも相性が良い。寝ずにぐずる子どもや、兄弟や友達同士の喧嘩に対応するママや保育士さんも、悩める子どもたちを元気づけたい先生も、ストレス過多で自身を犠牲にしながら頑張ってくださっている医療関係者も、子どもの反抗期や引きこもりに悩む親御さんにも、家族の癒しにも、そして過去の傷や痛み、トラウマに悩む人も、無くし物やギフト探しにも…。エネルギーを活性化させたい対象は、人物のみならず、動物やモノにも、イベントやチャンス、過去生やDNA、亡くなられた方との繋がりや未来の自分にもと幅広く、その使い方や可能性は無限大だ。また、約4カ月間の講座を通じて、共に学ぶ同志たちと家族のような深い絆が育まれていくのも特筆すべき点だ。玉置さんとの日々のやりとりや仲間からのコメントは、受講中の全期間を通して、多い人で優に500〜700件を超えるという。ワークへの不安や疑問はその都度解消しながら、一人ひとりの日常や悩みに寄り添い、思い通りにならないように思える状況を紐解くことで見えてくる本当の愛や絆、信頼や自分らしさを共に取り戻していく。
「私たちはこの講座の中で、それぞれが徹底的に自分の内側と向き合っています。そうして得る気づきや悟りは至福の喜びに繋がっていきますが、それだけではありません。自分の悩みが他の誰かの気づきとなり、さらけ出すそのままの私をお互いが認め、支え合っていきます。 お相手の弱さ・苦しさを慈しみ、支える強さや信頼に繋がっていく経験が、どんな自分も愛し、許容していくことの土台になっていくと共に、受講生同士が深く深く繋がり、応援し合う素晴らしい絆になっていく様子。愛でしかないこの安心の場が、これからも更に拡がっていくといいなと感じています」
 日本、アメリカ、アジア、ヨーロッパなど世界各国より集まってくる受講生の実に97%が口コミにより訪れているというのも、過去の卒業生の受講満足感が高い証。ここにいると心安らぎ、自分軸に戻れるからと、何期も繰り返し受講されるリピーターが多いのも、『まなレイキⓇ』の大きな特徴の一つといえるだろう。講座は「ベーシック」「アドバンス」「マスター」の3段階を経て進んでいく。「ベーシック」ではエネルギーを日常生活に使っていくやり方や、エネルギーの感じ方・受け取り方を学ぶ。ここからすぐに、自分自身や他者へのヒーリングや遠隔でのヒーリングも行えるようになり、動植物やモノ、食べ物、部屋の浄化、人間関係の癒しなど、日常のあらゆる場面に早速パワフルに使っていく方法を学んでいく。「アドバンス」では、エネルギーの通り道を清め、更に強化する特別な浄化の一週間を経て、エネルギーへの感度や、パワフルさも一段と向上。より深く体の不調和やチャクラのエネルギーバランスを見つめ、エネルギーがどこにどのように流れるのかエネルギーと対話し調整していくスキャニングの手法を学んでいくと共に、自身が望む人生を創り出すために、より深く、思考を具現化していく手法もここで身につけていく。そして「マスター」では、DNAヒーリングや過去世ヒーリング、30秒で全チャクラを調整していくパワフルなテクニックなど、興味深く効果的なヒーリングを習得。また、エネルギーと共に思いを具現化し、多くのことを望むように引き寄せていくようになってもなお、時折うまくいかないように思えるそのモヤモヤを紐解き昇華させ、その奥にある大切な気づきと共に、人生を大きく好転させていく思考と在り方、そのテクニックを身につけていく。そして、ここまで学ぶとエネルギーを最大限かつ効果的にパワフルに扱えるようになり、他者へのアチューンメントを伝授できるまでに。
 まずはレイキがどういうものなのかを知りたい、エネルギーを体感してみたいという方向けに、簡単なレクチャーと共に、受講生や卒業生とで送り合わせる豊かなエネルギーを体験できる「レイキ体験会/レイキサークル」も月1回開催している。親子問題に悩むご家庭が、愛と信頼を取り戻し、イキイキと輝いて過ごしていけるように応援する無料オンライン相談会「はれのひカフェ」も不定期開催中。誰にでも簡単に身に着けることができ、自分も周りも癒し、美容にも、人間関係にも、開運にも、願望実現の加速にもといわれるエネルギーテクニック。「一家に一人」を目指して。そこから広がる安心と喜びの波動を、ぜひここから体験してもらいたい。
(ライター/山根由佳)

Mana Life Creation
Eメール/mana.life.creation1@gmail.com
Line/https://lin.ee/AzQcum0
ホームページ 
http://mana-reiki.com/



電子商取引から電子行商人に進化
AIで 1to1 マーケティングを実現

「CRM」と動画配信を融合
先進的ITサービス開始


 20兆7千億円。経産省が2022年8月に公表した2021年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)の市場規模だ。通販サイトが乱立し、ネットショッピングが増加の一途をたどる状況下、ECの波に乗り遅れた、乗ったものの業績に結び付かなといった苦境に立つ中小企業の課題のソルーションとして熱視線を浴びているのが『アーカス・ジャパン株式会社』のITサービスだ。「CRM(顧客関係管理)」と「AI(人工知脳)」を組み合わせ、顧客が来るのを待つ従来のECとは異なり、自ら売りに行く行商人のような働きをする「e-Merchant(EM)電子行商人」として顧客を高い確率で確保する類例のない機能が注目される理由だ。
 「CRM」は、企業全体で、顧客を深く理解し、顧客満足度を高めることで、収益性を向上させていく経営戦略のことを指す。1990年代後半、世界最大のコンサルティングファームであるアクセンチュアによって概念が確立された。
『アーカス・ジャパン』は、その「CRM」の第一人者と評される代表取締役の松原晋啓さんが2020年に立ち上げた会社だ。システム会社でのプロジェクト推進の手腕が評価され、アクセンチュアからヘッドハンティングされ、さらに米国のソフトウェア会社の日本法人設立に参画するために転職、経営を軌道に乗せた後に移った日本マイクロソフトで「CRM」製品を担当した経験を生かし、その経験と知見が事業の推進力だ。
 注目を集めるITサービスの根幹を為すのが2022年1月にリリースしたCRMの進化形『Arcury(アーキュリー)』。「CRM」と「AI」を組み合わせて松原さんが開発した『EMOROCO』を組み込んだ「e-Merchant電子行商人」と呼ばれる次世代のECプラットフォームだ。このプラットフォームの構築は松原さんの現状認識による。
「先進国では、顕在欲求は既にある程度満たされています。その先にあるのが潜在的な欠乏欲求。欲求はあるものの明確な自覚がなく、何を欲しているのか自分でも理解できていないものです。顧客の潜在欲求を読み解き、顧客一人ひとりにアプローチし、商品の購入を促すことができれば、営業がいなくても商品が勝手に売れるというマーケティングを実現できるはずです。その一方で、現状のECには大きな課題があります。ECサイトを訪問して商品を選択し、購入するという流れが一般的ですが、それだけではサイトに訪問してもらえなければ購入してもらう機会は得られないですし、顧客からもニーズに合う商品があるのかを分かってもらうことができません。商品やサービスを推薦するレコメンド機能を有するECサイトであっても、的外れなお勧め情報を出すことも少なくありません。これらの課題を解決するために考え出したのが『Arcury』です」
 それを構成する重要な要素が「CRM」だ。
「社内に散らばった顧客に関する様々な情報を集約、分析し、とりまとめて組織の全体最適化を図るのが「CRM」です。「CRM」に基づく経営のあり方は、いわば顧客中心主義です。「CRM」では、顧客理解のために、あらゆる情報を統合します。製品開発から在庫管理、カスタマサポートなど、顧客と接する様々な情報をつなげていくのです。こうした情報を分析し、顧客が本当に望むものを割り出し、商品へ投入することで、さらなるブランディングを図ります。企業を生き物に例えると、「CRM」はいわば頭脳。「CRM」を導入することで、それまでバラバラに動いていた手足が一つの生き物として、考え行動できるようになります」
 もう一つの構成要素『EMOROCO』は「CRM」と「AI」を融合させた世界初のエモーショナルソリューションだ。
「『EMOROCO』は、従来の 「CRM」機能に加えて、顧客サービスに特化した人工知能サービスと学習データベースを持ち、「CRM」の顧客情報から人工知能のアルゴリズム(計算手順)を用い、顧客の性格や感情を含む深い情報を導き出し、パーソナライゼーション(個客化)を行います。そうすることで、顧客一人ひとりをプロファイリングし、効果的なOne to Oneマーケティングを実現できます。「AI」は情報を蓄積すればするほど成長し、より精度が高まっていく自己進化型のシステムなので、企業の成長とともに、よりハイレベルなサービス提供につながるのです。言い換えれば、顧客の見える化を完遂した企業全体最適化によって攻めのITにおける戦略的活用、知的生産性向上を実現する顧客価値主導型の 「CRM」が『EMOROCO』なのです」
 この二つを組み込んだ次世代のECプラットフォーム『Arcury』は、電子行商人として、深く高精度なマッチングによって、これまでのECでは実現できなかった、顧客が潜在的にほしいと思う商品を提案できるようになるが、松原さんの開発意欲はこれに止まらない。『Arcury』をベースに新たなITサービスを開発し、2022年9月に提供を開始した。その一つが『Arcury for Live Commerce』。『Arcury』と動画配信を用いて、視聴者が配信者の動画を視聴し、動画内で紹介された商品を購入できるサービスで、『Arcury』での売り方のチャネルを拡大させたものだ。
「従来の通販サイトでは、静止画と説明文のみで、商品の魅力を伝えづらい状態でした。すでに動画を活用したECもありますが、単なる説明にとどまっており、新たな購買を促すのには不十分といえます。これに対し、『Arcury for Live Commerce』は、視聴者の閲覧履歴や購入履歴から『EMOROCO』が視聴者の好みを学習し、ニーズに沿った内容の動画を提案し、実店舗で店員さんから商品を買うように、商品の魅力を直接的に伝えることで、よりリアルな顧客体験をECで実現できるのです」
 具体的な機能は三つあり、「動画配信者向け機能」は、配信予定の作成や売り上げの管理、配信・公演予定の作成と確認、ライブ配信やアーカイブ配信の視聴、配信チケットや配信と同時に販売する商品などの登録、出品したチケットや商品の注文状況の確認が可能だ。「マネージャー向け機能」はログイン中のマネージャーに紐づく配信者アカウントの確認、配信予定の作成や売上の管理、「視聴者向け機能」は最新情報やお勧めの配信などの表示、公演中の配信・公演の確認、ライブ配信やアーカイブ配信の視聴、コメントの投稿や参照、配信・公演に関連する商品の購入、配信者や商品をお気に入りへの登録ができる。
 一般視聴者が1視聴当たりの視聴料金と任意での投げ銭を動画配信者に支払い、動画配信者側は各地域の名物や商品を紹介することで各小売店の販売を促進するビジネスモデルも可能だ。
 もう一つのサービスが『Arcury for Location』。『Acury』と位置情報を用いて、狩猟やイベント、災害時の救助活動などチーム内の動きをリアルタイムで把握し、作戦の計画から遂行、評価までを支援するサービスだ。端末登録機能、作戦一覧機能、作戦登録機能、作戦計画機能、作戦遂行機能、作戦評価機能などを備え、AIが作戦分析、作戦遂行後の評価結果から類似パターンを学習し、効率よく作戦遂行が行える計画を提案する。タブレットやスマートフォンで簡単に利用できる。
 これらのサービスは、優れた機能だけでなく、顧客サイドに立った料金の安さも大きな特長だ。導入にあたっての初期費用や月額費用はかからず、必要なのは、売上が発生したときの手数料のみ。手数料も従来のサービスと比べ安価に設定されている。これには地方創生を重視する松原さんの思いが投影されている。
「停滞している日本の経済を立て直すには、地方の企業が元気になり、地域が活性化することが必要と考えています。また、コロナ禍で、飲食店や小売業などを中心に、多くの企業が経営に苦しんでいます。顧客へ専門性の高い商品を提供できる全国の中小企業が手を取り合って成長していける、新たな時代の創造につなげたいのです。これを実現する上で『Arcury』が役立つと思っています」
 同社は『Arcury』をベースにしたITサービスを導入した企業には、仕組みを分かりやすく解説し、パソコン上での操作方法などのトレーニングも行う。
「ECを活かしていくために、まずCRMに取り組むことからはじめてほしいと考えています。顧客のことを第一に考え、徹底的にやり抜く。そしてニーズに合わせた戦略を構築し、それを反映した商品やサービス、施策がECの発展には必要なのです」
「CRM」の進化を追求する松原さんの意欲は膨らむ一方だ。
(ライター/斎藤紘)

アーカス・ジャパン 株式会社
TEL/06-6195-7501 
Eメール/info@arcuss-japan.com
ホームページ 
https://www.arcuss-japan.com/


地方創生を目指し多様な事業を展開
仕事をシェアし経済を回す経営体制

下請けに18社抱える
循環型の経済にも貢献


 絶え間なく歯車を回し、動力を供給し続ける水車のように、絶え間なく事業を起こしては下請けに仕事を提供し、地域経済を回す好循環を生み出している企業グループがある。栃木県真岡市の『ライフグループ』。『株式会社ライフ建設』を中核に4事業体で構成、「TOTAL SERVICE FOR THE COMMUNITY」を経営理念に建設土木事業を主軸に20を超える事業を展開する。その経営体制を構築した会長の菱沼博之さんが目指してきたのは「地方の人口減少に歯止めをかけ、地域経済の活性化を図る地方創生」だ。しかも、限りある資源を効率的に持続して使い続ける循環型経済活動の実践という「SDGs」の精神に合致する側面も持つ。
「人口減少、労働力人口の都市部への流出、高齢化、市場規模の縮小など様々な要因で地方経済が衰退していく、こんな負のスパイラルに陥っているのがこの国の現状でしょう。政府が『まち・ひと・しごと創生総合戦略』で地方創生に力を入れていますが、重要なのは、いかに仕事を作り出すかです。当社は、社会が求めているものを読み取り、それに対応する事業を起こしてきましたが、仕事をシェアしながら地域経済を回すことを大事にしてきました。その精神を表したのがコミュニティのためのトータルサービスです」
 グループを構成するのは、『ライフ建設』『ライフ興産』『ライフ開発』『ニシオカリース』の4社。『ライフ建設』は、専任技術者として一級土木管理施工技士の国家資格保有者など技術スタッフが約70人在籍し、発注者から直接工事を請け負う元請け業者として1件の建設工事につき合計額が4000万円以上の工事を下請に出すことができる特定建設業の許可も得ている。また、重機138台、車両55台、重機を運ぶトレーラーなど大型運搬車9台、杭打機、破砕機、草刈機、水中ポンプ、発電機など保有している。
 道路改良や河川改修、下水道工事、造成工事、外構工事などの「土木工事」、民間施設の建築や既存建築物の修繕や補強などを行う「建築工事」、山や傾斜地、溝、窪地などを整備する「造成工事」、古くなった住居や店舗などを取り壊す「解体工事」などを請け負うが、それらの仕事を18社の下請け会社に順次割り振っていく。何カ所もある工事現場では、同社の施工管理者の下で臨時雇いも含め、400人近い作業員が働き、雇用機会の創出にも寄与する事業体制だ。
「解体工事」は5〜6人のチームで行い、月に空き家を含め12〜13棟を解体しているが、工事費は通常3〜4万円の坪単価をぎりぎりの2万6〜7千円に抑え、依頼主の負担を軽減、増え続ける空き家問題にも寄与している。
 規制に従わずに投棄、堆積し崩落事故を招いたことで社会問題化した建設残土の「処理事業」も社会貢献度の大きな事業だ。栃木県の土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例で特定事業として許可を得た事業。グループが所有する6ヵ所の処理場で建設残土を受け入れるもので、建設残土の捨て場がなく、着工することができずにいる建設業者を救うだけでなく、自治体の要請を受けて公共工事の建設残土も受け入れている。今後、栃木県内で処理場開設のための用地を30カ所確保し、受け入れ体制をさらに拡充する計画だ。
 菱沼さんが推進する事業のもう一つの大きな特長は、循環型社会の実現に貢献していることだ。その象徴が再生可能エネルギーを利用した発電所の建設をサポートする「太陽光・風力・水力発電トータルプランナー事業」。メガソーラーと呼ばれる規模の太陽光発電所をはじめ、風力発電所、水力発電所を不動産、測量調査、設計、土木、建設、保守管理など各分野のエキスパートの力を結集して完成させる。
 このうち太陽光発電については、国内各地で年に200から300ヵ所で設置工事を行ってきたが、驚くのはここから先の取り組みだ。太陽光発電設備設営のために造成した土地の樹木は捨てずに回収し、建築に使う丸太などの用材するほか、用材にできない雑木はチップ化してバイオマス燃料として再利用できるようにする。用材、チップ化する樹木は、月間約1200トンにものぼる。
 循環型経済を絵に描いたような取り組みはこれに止まらない。同社は、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターの厳格な講習を経て栃木県の許可を取得した「産業廃棄物の運搬及び処理事業」も手がけているが、回収したコンクリートや鉄くず、廃プラスチックは粉砕したり、溶融したりして建設資材やバイオマス燃料として再利用するほか、地域で伐採された樹木も自発的に引き取ってチップ化、空き家などの建物を解体して出た木くずもチップ化してバイオマス燃料に活用する徹底ぶりだ。
 こうした施工体制で地域経済に貢献しているだけではない。菱沼さんは町内会の小さな工事、祭りや催事の会場設営や照明などのために重機や車両、発電機などを無償で貸し出す奉仕活動にも力を入れてきた。これもコミュニティのためのトータルサービスの発露だ。
「地方創生は、喫緊の課題です。この課題に対して、地方経済の一翼を担う企業に求められるのは、利潤を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任を持って行動する企業の社会的責任を果たすことだと考えています。当グループは小さな個人事業からスタートし、少しずつ業容を広げ、今では職種のデパートと言われるほどの事業を展開していますが、循環型社会を視野に入れながら、経済を回す工夫を重ねたことで、その責任を果たすことができているのではないかと自負しています」
 菱沼さんは、国内の地方だけでなく、世界の地方である東南アジアの発展途上国にも目を向け、生活を豊かにするための小水力発電所を各地に造るエネルギー開発支援などにも力を注いできた。
 青年期に建設業を立ち上げたものの、取引先の不渡り手形で10数億円もの借金を背負うどん底を経験、哲学書など読書に耽る無作為な日々を送る中で「世の中に貢献したい」との思いが強まり、従業員4人で建設業を始めた経歴を持つ菱沼さん。経営手腕で企業グループを形成するまで成長を牽引してきた、その活動、言葉から浮かび上がるのは「事業を通して地方を元気にしたい」という強い思いだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ライフ建設
TEL/0285-81-7916 
Eメール/lifeconstruction@themis.ocn.ne.jp
ホームページ 
http://life-group-global.com/


引き算の健康法と足し算の栄養学伝授
脳と心と体に効くゆるゆる断食を推奨

アドバイザー資格付与
企業向けの研修も実施


「私たちの身体には100人の名医がいる」
 こう指摘し、健康、美容、幸福を手に入れるために名医たちの活動を活発にする「引き算の健康法」と「足し算の栄養学」を伝授する学びの場がある。ギリシャ語で全体性を意味するホロスを語源とするホリスティックを社名に冠した『株式会社ホリスティック美容食育Ⓡアカデミー』代表取締役の丸本恵子さんが主宰する『ホリスティック美容食育Ⓡアカデミー』。西洋医学と東洋医学を糾合したそのノウハウは企業の健康経営にも取り入れられるほど評価が高く、これまでの受講者はオンラインも含め4万人を超える。
「食育基本法の理念に基づき、食育を通じ生涯にわたって健全な心身を培い豊かな人間性を育み、一人でも多くの人が本来もっている自然治癒力を取り戻し、健康で美しく輝いて生きられる社会を実現する」
 丸本さんがこのアカデミーを立ち上げた目的だ。食育基本法は、国民一人ひとりが食への意識を高め、健全な食生活で心身を培い、豊かな人間性を育むことを目的に2005年に施行された法律。
 丸本さんは、2011年の東日本大震災後、自分の生き方を変えるため試行錯誤を続ける中で、食の知識と細胞のメカニズムを学び、食選力を身に付け、健康意識を高めて実践する人材育成活動を行う一般社団法人分子整合医学美容食育協会と出会い、1ヵ月半の最短記録で一級講師資格を取得し、食育講演家として活動を開始した経歴を持つ。
 アカデミーでは、この設立目的を達成するために活動する「引き算の健康法」の専門家「ファスティングアドバイザー」と「足し算の栄養学」に精通した『ホリスティック美容食育Ⓡアドバイザー』を育成する。ファスティングは、英語で自主的に飲食行為を断つ断食のことで、丸本さんの指導の中核を成すものだ。
 その神髄が、わかる本がある。丸本さんが2019年に刊行し、大きな反響を呼んだ著書「幸せもキレイも手に入る『0円断食』の魔法」。脳、心、体に効くに1回、24時間の誰でも簡単に続けられる丸本さん考案の「ゆるゆる断食」の方法や断食のメカニズム、歴史、タイムスケジュールを分かりやすく解説したものだ。
「ケネディ大統領やガンジーも実践していた断食。世界の偉人たちが断食を行っていたのは、魔法のような効果を知っていたからです。統合医学健康増進会会長の宗像久男氏もすすめる脳、心、体に効く断食は、あなたの人生までも変えてくれることでしょう。『ゆるゆる断食』は、食を一切断つのではなく、重要なミネラルなどの栄養素を摂りながら、安全かつ健康的に断食を行う断食法です。3日坊主にすらなれないほどに、とにかく簡単で楽。しかも、お金もかからないので誰でも簡単に続けられます。断食中はセロトニン、アディポネクチン、レプチンなどのホルモンが分泌され、普段の生活では味わうことのない感覚と出会うこともできます。また、人の体には、細胞自体は残しつつ、細胞内の不良タンパク質などを自食するオートファジーという仕組みがありますが、ファスティングによってこの機能を促進することもできます。このようにミネラルファスティングが身体にどのような影響を与えてくれるのかをわかりやすく解説しました」
 丸本さんは、分子整合医学美容食育協会でミネラルファスティングを学び、健康と美容と食育のスペシャリストであるプロフェッショナルファスティングマイスターの資格も持つ。アカデミーのミネラルファスティングの講座では「ゆるゆる断食」を学び、実践する。
 一方、「足し算の栄養学」は、『ホリスティック美容食育Ⓡアドバイザー』養成講座で学ぶことができる。丸本さんの東洋医学や心身医学、四柱推命、陰陽五行、五臓六腑思想などに関する幅広い知見が指導に投影される。その内容は、栄養学の基礎知識から食材に含まれる成分や効能などのほか、日本人にとって食の原点である雑穀、発酵食、薬膳などの知識を網羅した健康知識、五臓六腑を活性化させ、人生を豊かに輝かせる臓活食養生まで及ぶ。
 丸本さんは、日本人にとって食の原点である雑穀について深く理解し、その知識とスキルを雑穀を使った商品開発、メニューやレシピ開発、企画、販売、教育などに生かし、食品を取り扱う企業や農業、料理、教育など様々な分野で活躍することがきる雑穀アドバイザーや、日本の古の叡智の陰陽五行食養生に栄養学、持って生まれた先天の精を知り、一人ひとりの個性に合った養生法や生き方まで指導する臓活食養生アドバイザーの資格も持つ。
 その指導を受けて『ホリスティック美容食育Ⓡアドバイザー』の資格を得ると、有料でカウンセリングができるようになり、高齢になっても仕事を続けることも可能という。これまでに100人以上のアドバイザーが誕生し、一線で活躍しているという。
『ホリスティック美容食育アカデミー』は、また法人向けの健康経営に関する研修やセミナーも行っている。
「従業員の健康に対する意識の向上、健康づくりは、生産性の向上や従業員の創造性の向上だけでなく、企業イメージの向上などの効果が期待でき、企業におけるリスクマネジメントとしても重要であることから、健康経営に取り組む企業も増えてきています。経済産業省の健康経営優良法人認定制度で康経営優良法人に認定され、健康経営を推進していることが評価されることによって、企業価値、ブランドイメージの向上にも繋がってきます。研修やセミナーでは、現代社会を健康的に生きるために不可欠な健康法の知識を身に付けていただけます。具体的には、私が推奨している『ゼロ断食Ⓡ』の有用性についてはもちろん、陰陽五行思想に基づく東洋医学についても造詣を深めていただけます。企業様のご要望に合わせた実践的に学べるプログラムを提案していますが、健康知識を学ぶことで、体や心の不調が改善され、ストレスの軽減、生産性の向上など、ビジネスにおいても、高いパフォーマンスが期待できます。企業様の健康に関するご相談に合わせ、研修プログラムを提案させて頂き、企業家の皆様の成功、発展を応援していきたいと思っています」
 研修はオンラインでも出張でも可能で、全国の企業へ対応が可能。スマホで簡潔に学べるオンライン講座は、15000社の企業の福利厚生に利用されているという。(ライター/斎藤紘)


株式会社 ホリスティック美容食育アカデミー
Eメール/info@zerodanziki.com
ホームページ 
https://zero-danziki.com/

発展途上国のモノづくりを支える
日本製中古プレス機械の輸出で実績

調達解体輸送設置まで
一貫体制で事業を遂行


 金属の板材を金型に挟み、強い力をかけて製品を成形するプレス機械。モノづくりに欠かせないこの機械を求める発展途上国で需要が高まる一方の中古の日本製を輸出し、業績を伸ばしているのが『株式会社NTR』だ。現地ユーザーから希望を聞き、設置予定場所を下見、希望に沿う機械を在庫と市場から探し出し、価格と納期を知らせ、解体して輸送、工場で据付け、試運転で精度や動作を確認するまで一貫体制で行う事業のフレームワークで信頼を集めてきた。
 NKK製油圧1000tプレス、アイダ製鍛造プレス、日本製鋼所製450t電動射出成形機、コマツ産機製パワープレス…。同社がこれまで納入したプレス機械の一端だ。在庫の機械には、コマツ産機製の冷間鍛造800tL2Cトランスファーなどがある。
「日本の中古プレス機械が人気なのは、製造プロセスが確立されていて、高品質、高精度、高剛性の機械部品を製作でき、メンテナンスにも長けているからです。当社は、自動車部品を作るプレス機械などを国内で買い取り、メンテナンスをしてから海外の主要工場に納めるのが仕事ですが、ちょっとしたマンション程度の大きさがあるプレス機械の場合、船に積むことができるサイズまで、3ヵ月から半年ほどの年月を掛けて解体し、船で輸送した後は海外の現地でもう一度組み立て、設置後のケアまで行います。物流効率化、コスト削減、確実な搬送が当社の強みだと思っていまます」
 自社事業の特長をこう説明する代表取締役社長野々下亮さんが事業を始めたきっかけは、住まいを探していた不動産会社で機械の海外貿易を営む社長と出会ったこと。その社長の下で働く中で、台湾や韓国、インドなどで現在の仕事につながる人脈が形成されたという。2006年に産業機械の移設などを手がける会社を設立。2013年には、中古プレス機械の輸出に乗り出し、2019年にインドのチェンナイに営業所を開き、2020年に『NTR』を設立してプレス機械の輸出を本格化させた。
 現在は国内に7人、インドに営業担当のみの5人の従業員を擁して事業進めているが、今後はインドで工場向けの生産業も始める予定だ。これからも中古機械、運送、移設そして船積みまで産業機械を取り揃え、世界のモノづくりを支える。こうした事業展開の推進力は、「世界中のモノづくりを中古機械で支えたい」という野々下さんの強い思いだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 NTR
TEL/03-6658-4019
ホームページ 
https://ntr-japan.com/

米国発の火無し銅配管継手が上陸
低温・空調設備の配管工事を効率化

圧着機能で接続が簡単
作業負担・コストを削減


 火気が使用できない環境で行う低温・空調設備の配管工事に最適で、しかも作業効率を飛躍的に高める画期的な火無し銅管継手が日本に上陸し、普及を加速化させている。冷凍・冷蔵設備工事の設計施工を手掛ける『レイテック株式会社』が輸入販売するアメリカRLS社製『ラピッドロック』。冷媒管に使われる銅配管継手のロウ付け作業を圧着接続に置き換えるツールで、専用の工具で決められた手順で作業するだけで、約10秒で確実で素早い配管工事を実現する。
『ラピッドロック』の最大の特長は、独自のテクノロジーで開発された360度の真円で圧着し、リーク(漏れ)のリスクを最小限にすることができる機能。施工も簡単で、付属のデプスゲージを使って銅管に挿入する位置を油性マジックなどでマーキングし、継手に正しく差し込み、充電されたバッテリーをセットした専用工具のトリガーを引くと、圧着が開始され、圧着が完了すると自動的にシリンダーが戻る。
 銅管継手には、ストレート継手、レデューサー継手、エルボー継手、チーズ継手、キャップ継手、フレア継手など様々な場所で使用できる形状とサイズが揃い、配管径は先端のジョーの交換で幅広いサイズに対応する。圧力は4・3MPa(メガパスカル)まで、温度はマイナス40℃~149℃の範囲で、ほとんどの冷媒や冷凍用途にも使用でき、火気の使用ができないあらゆる現場で活躍する。バッテリーは1回の充電で約100~150回使用することができ、わずか15分で充電できる急速充電器も付属している。専用工具は、10000回稼働するとLEDが点灯して点検整備の時期を知らせる。
『ラピッドロック』の導入メリットは、専用工具を使用して作業するため、施工時の注意点を守るだけで、誰でも確実な配管作業が行え、しかも作業に必要な機材が少なく、工程を削減でき、溶接作業と比べ、作業時間を約77% 短縮できることだ。これにより、作業員の負担を大幅に軽減し、施工にかかる現場管理費や作業費を削減することができる。また、火花を使用する溶接作業とは異なり、火災のリスクゼロで、火気使用申請をせずに施工できるので事務手続きも省ける。
 こうした優れた特長が評価され、『ラピッドロック』は世界で1000万個以上、国内でも大手ゼネコンの新築空調工事などを中心に数十万個以上の使用実績を誇る。
(ライター/斎藤紘)

レイテック 株式会社
TEL/03-3669-1150 
Eメール/info@rei-tech.co.jp
ホームページ 
https://www.rei-tech.co.jp/

アルミ溶解炉の設計施工に高評価
付帯設備含めワンストップで対応

技術力と機動力に強み
アルミに惹かれて起業


 東大阪市の『株式会社KS工業』は、アルミの鋳物製品を造るための材料であるアルミニウムのインゴットやスクラップを投入し、700~800℃前後で溶かすアルミ溶解炉と付帯設備の設計、製作、据付施工、保守、補修を一貫体制で行い、アルミ製品製造業界を支えている会社だ。代表取締役の藤田一海さんが牽引する経験豊富な少数精鋭の高度の技術力と全国に広がるパートナー企業とのネットワークを生かした緊急の対応も可能な機動力が業績伸長の推進力だ。
 設計は、コンベア専門企業と溶融炉製造企業で経験を積んだスタッフが担当、発注元の初期計画に基づき、溶融設備全体を俯瞰し、すべての作業工程を詳細に網羅する。特別なカスタマイズにも対応する。製造、設置の施工は、同社の管理者の指揮の下、同社のスタッフと現地パートナー企業のスタッフ合わせて約20人が協力して安全かつ確実に行う。作業期間が数ヵ月に及ぶプロジェクトだ。新規設置だけでなく、設備の入れ替えに伴う解体も行う。
 保守、補修の確かな仕事ぶりも発注元の信頼を支える業務だ。
「高温で稼働する溶融炉は、小まめな保守、補修を必要とする生き物です。私たちが体調管理を必要とするように、アルミ溶融炉も保守作業を行う必要があります。作業は主にお客さまの製造ラインが停止する年末年始や長期連休などの期間で行いますが、冷却時に内部を詳細に確認したときに予期しなかった問題が見つかることも少なくありません。そのような場合でも、当社の高い経験値と柔軟性がお役に立ちます。お客さまのラインを正常に動かすための努力を惜しみません」
 アルミの溶融設備を構成する溶解炉本体と付帯設備は、多くの場合、それぞれ別々の業者が取り扱うため、複数の業者間で仕様のすり合わせや設置時の工程管理で多くの調整と追加コストが必要になるといい、溶解炉本体と付帯設備をセットで取り扱うワンストップサービスが同社の強みだ。
 同社は、ものづくりをしたいという思いからアルミのインゴット製造設備会社や築炉会社で経験、技術、知識を蓄積する中でアルミの社会で果たす役割の大きさに惹かれていったという藤田さんが2019年に立ち上げた会社。随時、耐火物の研究開発も行っており、新商品もできあがってきている。
「溶融炉は、いとしいわが子のような存在。わが子がお客さま先で元気に働いているのを見るのは最高の喜びです」
 この言葉にその思いが凝縮されている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 KS工業
TEL/072-968-7224
ホームページ 
https://ks-kogyo.jp/

マンション大規模修繕の要点を解説
目からうろこが落ちるセミナー開催

東京での初開催が好評
多数の管理組合が参加


 経年劣化した分譲マンションの大規模修繕にどう取り組めばいいのか。管理組合が悩むこの課題をテーマに、専門家が包括的な指針を示す画期的なセミナーが進行中だ。関西電力グループのIT企業『株式会社オプテージ』主催の『未来を考えるマンション大規模修繕セミナー』。
 これまで関西で開催してきたが、2023年3月には初めて東京で開催、多くの管理組合関係者が参加し、その濃密な内容に「目からうろこが落ちた感じ」などと感謝を交えた感想が聞かれた。
 東京でのセミナーは神田と品川で2日連続で開催、午後2時から5時まで三部構成で行われた。第1部「大規模修繕基礎講座」で『オプテージ』の廣田安將コンシューマ事業推進本部未来を考える大規模修繕プロジェクトリーダーが大規模修繕の問題点や標準的な進め方などを、第2部「マンション管理の最新事情」でマンション管理士藤谷弘光氏が分譲マンションの現状や管理組合の目的などについて解説した後、大規模団地の再生などにも取り組んだ大規模修繕のスペシャリストでもある「K15建築設計事務所」の上村允郎所長が第3部「賢く進める大規模修繕」で留意すべき点を教示した。その内容は概略次のようなものだ。
「修繕工事を賢く進めるためには、良い設計事務所を選んだつもりが予算オーバーした、施工業者の現場代理人が不慣れだった、竣工後に塗装が剥がれたといった例など、成功事例よりも失敗事例から学ぶことが大事」
「長期修繕計画には根拠のある計画と根拠のない計画があり、設計と並行して長期修繕計画を見直し、調査診断や積算などによって計画の精度を上げることが重要。工事の数量や単価などを算出した内訳明細書を根拠に作成した修繕計画から積立金を設定、劣化度と必要な概算予算を示し、長期計画に反映させること」
「修繕での無理なコスト削減は手抜き工事など不備につながるので、コストを削減するには専門家に相談し、合理的な計画を立案することが重要。材料などの選定ではメーカーを複数指定し、相見積もりでコストの比較を行うことも大事」
 セミナーで上村所長自身が実際に作成した長期修繕計画書の実例を示しながら解説するので、参加者の理解が深まる。セミナーのスケジュールや内容などは『オプテージ』の専用サイト「マンション修繕なび」に詳しく掲載されている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 オプテージ
TEL/06-7506-9605 
Eメール/mirai-syuzen@optage.co.jp
ホームページ 
https://optage.co.jp/


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