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時代の医療ニーズに向き合って35年
全人的医療と介護の実現に情熱傾注

独自の診療哲学を実践
医学博士の知識を活用


 AIと医療、認知症の防止と治療、がん治療。兵庫県神戸市の「医療法人社団医啓会」の理事長松本正道さんが2022年の年頭に掲げた医療界の喫緊の課題だ。1987年、小さな診療所の開設からスタートし、地域のかかりつけ医的存在のクリニック、有床診療所、訪問看護ステーション、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅から成る医療・看護・介護の拠点を形成した現在に至るまで、その時々の医療ニーズを見極めながら前進してきたその胸に秘めるのは「全人的な医療と介護の実現」だ。
 全人的医療とは、特定の部位や疾患に限定せず、患者の心理や社会的側面なども含めて幅広く考慮しながら、個々人に合った総合的な疾病予防や診断、治療を行う医療のことだ。
「現在の医療は、専門分野だけを診て、専門外の疾患は診ないという医師が増えているように感じます。開業医はゲートキーパーとしての役割もあるため、木だけを見るのではなく、森全体を見るという心構えが必要だと思っています」
 この考えの下で、実践するのが「病気だけではなく病人を治す」診療。
「例えば、肺炎で入院する高齢の患者さんは、 肺炎は治ったものの、 精神的体力的に弱って元の生活に戻ることが難しくなる場合があります。 それで本当に治したといえるのかと自問自答していました。治ったというのは、病気になる前と同じ状態で社会復帰できる、 あるいは家に帰れるという状態です。 そうならなかった場合、病気は治したが、病人を治すことはできなかったということになります。それでは、ご家族と喜びを共にすることができません。病気が完全に治癒しなくても家に帰ることができるほどに回復した場合、 素早く家に帰してあげる、もし色々な事情で自宅に帰れないのであれば、 家に帰ったような環境で生活をしてもらう。しかも木のぬくもりを肌で感じられる木造の建物の中で生活をすると、見違えるほど元気になるという、目から鱗が落ちたような経験をしました。日本人には、木造建築の環境で生活すると心身ともにリフレッシュされるDNAがあるのでしょう」
 松本さんは2014年、木造のサービス付き高齢者向け住宅『おもいやり』を開設したが、その背中を押したのがこの経験。「たとえ家に帰れなくても、あたかも家に帰ったような気持ちになって、木のぬくもりのなかで穏やかに残された時間を過ごしていただきたい」という思いからだ。
 松本さんは、松本クリニックの院長を兼ねているが、そこで行う在宅医療からも診療に向き合う独特の姿勢が伝わる。
「在宅医療が好きで、よく一人で伺います。診察するのは、足腰が弱って歩けなくなったり、認知症だったりとお年を召した方ばかりですが、そういう方々の昔話を聞いていると、その活躍がありありと浮かんできます。そんな話を聞いて私自身まだまだ足りないと反省したり、先のことを考えさせられたりします。体を悪くするとご自分の人生を否定しがちですが、そんなことはありません。社会に貢献された立派な方々ばかりで、往診は私にとっていい学びの場です」
 2008年に19床の病床を持つ有床診療所『松本ホームメディカルクリニック』を開設した松本さんの理由は明確だ。
「高齢化社会の中では、看取りもあり、急性期病床もあり、検査もありといった小回りの利く地域の有床診療所こそが求められています。細分化してしまった現代医療では局部だけを見て、森全体を見ない。医師は、病気ばかりをクローズアップするのではなく、それ以外の要因も考慮すべきです。例えば、患者さんの精神的なケアなども大切な医療行為の一つです」
 時代とともに変化する医療ニーズと向き合ってきた松本さん、年頭に掲げた医療界の喫緊の課題にも対応していく。AIを活用した医療もその一つ。
「医療は日々進歩しており、多忙な診療を行いながら最新知識を絶えず修得する必要があります。人工知能AI診断の確実さは、研修医であっても、熟練した医師以上の診断が可能になるでしょう。いろいろな局面でAIが介入する時代はもうすぐです」
 認知症の予防と治療は、高齢化時代の切実な課題だ。
「いわゆる戦後の団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となるまで三年を残すのみとなり、高齢化の加速により、脳血管障害、認知症などによる要介護者が激増しています。その中でも認知症は最も懸念され、医療、福祉上の重要な課題となっています。脳血管疾患の発症、再発の予防や急性期の適切な治療はまさに認知症予防に直結し、脳ドック により高頻度に見出される微小梗塞や微小出血の合併を減らすことによって、認知症発症、進展を遅らせる可能性を秘めています。すなわち、脳血管疾患の発症、再発予防はまさに医療、福祉関係者が総掛かりで取り組むべき課題といえます」
 認知症の治療はクリニックで進めるが、グループホーム『まごころ』では、認知症を患い一人では生活を送ることが困難な高齢者が介護スタッフの支援を受けながら自立した生活を送り、認知症の進行を遅らせながら他の入居者と共同生活をしている。
 日本人の死因の第一位を占めるがん治療は、最重要課題だ。
「人は、生きている限りがんのリスクから完全には逃れられません。リスクに応じた予防医療やゲノム解析を基盤とした未来型医療の発達によって、がんは撲滅できるのでしょうか。多くの研究者は、それほど楽観的ではないと感じています。今、がんと闘っている人やご家族の願いは根治でしょう。医療者は、そのために最善を尽くすとともに、それが困難であっても最後まで支えになる覚悟が求められています。がんと共に生きること、がんになっても安心して暮らせる社会の構築はがんの克服につながるでしょう。がんは、撲滅できなくとも、克服はできるのです」 
『松本ホームメディカルクリニック』では、全身CTや超音波診断装置で、がんの早期発見、経鼻、食道、胃内視鏡、大腸内視鏡装置による消化器疾患の診断、最新の高周波温熱療法治療機器による温熱治療を主体とした治療を行っている。
 若き日、母校神戸大学医学部からそのまま大学に残り、研究者としての道を歩んだ松本さんが研究費などを賄う目的で仲間と診療所を開いて35年。動脈炎や腎炎の自然発症の免疫学的解析の研究で医学博士の学位を取得した松本さんの深い専門知識と独自の診療哲学が地域住民の健康を支えていく。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 医啓会 松本クリニック
TEL/078-982-2800

真の保育を求めて歩んだ半世紀回想
新著で働き方改革の現代的課題指摘

福沢諭吉の教えに言及
積極的保育の背景解説


「子どもと人生の運命をともにするという大人側の認識が弱くなっている」
 独自の積極的保育を実践して46年、幼保連携型認定こども園『大東わかば保育園』の園長山本良一さんが2022年春、5冊目となる著書「保育に哲学を―一人ひとりの子どもを深く見つめる真の保育とは」を刊行した動機の核心を為す認識だ。この中で、今、大きな社会的な課題として浮上した働き方改革に言及、この課題に取り組んだ自身の経験から問題点を指摘、合わせて、子育てに熱心だった思想家で教育者の福沢諭吉の生き方や教えから学ぶべきものがあると指摘する。
 山本さんは、働き方改革に取り組んできた経験を回想する。
「1976年の保育園開園当初から働き方改革と保育内容の調整、調和を重要な問題として意識してきました。まず、直面したのが人材確保問題でした。当時、新設の法人の保育園は専門学校や短期大学の新卒の保育士の採用は困難でした。そこで日刊新聞の三行広告に応募のあった地方出身の人を定員の半分近くを採用しました。当時の大阪の民問保育園では、住宅手当を出して地方出身の保育士を採用する保育園はほとんどなかったのですが、地方出身の人にも就業の機会を与えたいという意識を当時から持っていたので、苦労して住宅手当を捻出しました。また、一人暮らしの人の食事の充実のために、保育園の給食内容を量的質的に高いものにする努力をしました」
 地方出身の保育士はその後、家庭の事情や結婚のために地方に戻り、他の保育園や幼稚園で保育士として働いたといい、その人たちから、「大東わかば保育園ですごした数年間は私の人生の中の宝物です」などといった頼りが寄せられたという。その一方で、園に馴染めず、退職したり離職していったりした保育士もいたという。
「この4、5年の間に一人は、当園での実習を経験して自ら希望して保育士になったものの、子どものことを第一に考える当園になじめない旨の理由をいって一年で退職しました。また、一人は就職フェアで当園を知り、保育士として一年間働いたのですが、保育園やほかの職場で働いている友人のほとんどが日曜日は気楽にしているが、日曜日も保育のことを考えなければならない雰囲気になじむことができないといって一年で退職しました。10年以上も前から日本社会ではこのような理由で保育士を離職する人が増えている傾向があるように感じます。保育に限らず、あらゆる業種で、労働時間や待遇、自己中心的な感情面だけしか見ない人が増えているように思います。このままでは、日本社会の将来が心配です」
 この心配は現下の働き方改革にも及ぶ。
「人材確保が困難な状況、過労死問題や離職、休職が起こる職場が多くみられることから、働き方改革が日本社会にとってとり組まなければならない問題になっているように思います。保育の現場でも、行政や保育団体からも現在の人材確保因難な状況を解決するためにも働き方改革は進めなければならないといわれています。また、現在のコロナ禍、デジタル化とも関連させて働き方改革の方策が考えられています。そして、保育内容にも影響を及ぼしているように思います。現場での現実を見ていると、働き方改革、デジタル化、少しさかのぼりますが、個人情報保護や社会福祉法の改正などの多くの制度改正や改革は、そのときどきの日本社会にとって必要な改革であると認められますが、いつも保育内容、ひいては子どもにどのような影響を及ぼすのかがあまり真剣に考えられてこなかったといわざるをえません」
 こうした問題意識の中で、学ぶべきものがあるとして取り上げたのが福沢諭吉。幕末、維新、明治期の代表的な思想家だ。
「保育現場において子どもと家庭を見てきて痛切に思うことは、子どもと人生の運命をともにするという現実認識が弱くなっている現実の一般化です。家族の人間関係が弱くなるとともに子どもの運命に対する思いが弱くなっている現実からいろいろな問題が増大していることです。次世代育成支援対策推進法なども一つの対策として企業もまきこんで整備され、一定の効果を上げていることを認めることができますが、法として整備されたり、行政が関係したりすると、かたち、計画をつくることで終わってしまうように思います。その点、日本の近代化に大きな寄与をした福沢諭吉が明治初年から晩年の明治30年代初期までにわたって展開した教育論、家族論などの諭考から多くのことを学ぶことができるのではないかと考えています。福沢諭吉は、下級武士で儒学者でもあった父を1歳半で亡くし、清廉潔白で慈悲深い母親に育てられ、人としてあるべき道を学びました。中津藩士の上級武士の娘と結婚し、九人の子に恵まれました。子育てにあたっては確固たる教育方針を持ち、子どもの持てる能力を最大限発揮できるようにするべきだなどと述べていて、ここには学ぶべきものが多くあります」
 山本さんは、福沢諭吉の著書や民主主義社会の発展に通じる活動にも触れて、自身の決意を新たにする。
「福沢諭吉の思想の基本的なところに生育した家庭があったことを見落としてはならないと思います。経済の重視、個人主義、科学主義の偏重に導かれた現代の日本は、情報と言葉と数字の洪水の中で人間は気息奄奄の状態です。『個人の智徳の進歩』や『人間(じんかん)交際の改良』など福沢諭吉が提起した概念を持ち出すことはとてもできない状況です。人間関係はますます浅くなるばかりです。人間であるかぎり、自分の中には倫理性が存在しています。人と気持ちを通じあいたい、ともに幸せになりたいという気持ちもたしかに残っています。この倫理性をしっかりと見つめるとともに確かなものにする意識を持ち続けようと思います」
『大東わかば保育園』では現在、約110人の子どもが在籍し、保育教諭、看護師、栄養士など合わせて25人のスタッフが保育している。ここで、山本さんが実践しているのが、「現実的な諸問題にとらわれずに、子どもの力を信じて伸ばしていくことを第一に考え、安心、信頼、感動を重視して保育に取り組む」という積極的保育だ。
(ライター/斎藤紘)

社会福祉法人 弘法会 認定こども園 大東わかば保育園
TEL/072-878-4121

子どもたちの個性を大切に
育てる幼児教育を実践

その名の通り
ぽっかぽかな保育園


「保育理念は、『自分の彩でいられるぽっかぽか空間』。「みんなちがってみんないい」の思いで、自分の彩(個性)のまま伸び伸びと育っていく様子を見守っていきます。そして、『ぽっかぽかな親助け』。親育てではなく親助けの思いを大切にし、この思いからICT(コドモン)やグーグルフォト、YouTubeの限定公開を始めました。私たちが保護者にとって共に子育てを育んでいく、身近な存在になれたらと思っています」
 悩んだ時に手を伸ばしてあげられる関係を築いていきながら、親子が心身ともに安心できる場所づくりに全力を注ぐのが、宮城県仙台市にある小規模保育事業B型の保育園『ぽっかぽか彩保育園』の代表理事・高橋昌光さんだ。もとより小さな子どもと関わることが好きだった高橋さんは、高校卒業後に幼児保育専門学校に進学し、卒業。市内の保育園で4年間、幼稚園・保育園一体型の園で10年間勤務したことで、改めて幼児教育により得られる喜びや楽しみを再認識し、自ら保育園を手がけることを目指すように。そして2014年に集合住宅の一室を借り、小規模保育事業C型の保育園『ぽっかぽかhome』を始めたものの、「庭があり、子どもたちが伸び伸びと遊べる環境を整えてあげたい」という想いが募ってゆき、2019年に古民家をリノベーションして『ぽっかぽか彩保育園』を開園させた。
「待機児童問題が社会問題となり、小規模保育事業の充実化に向けて地域を上げて取り組む中で、当保育園をスタートさせました。ここに来るまでには大変なこともありましたが、私はどうしても子どもたちの個性を大切に育てる幼児教育を自分の手で実践したかった。小規模保育事業B型の認可を得られた時は心底嬉しかったです」
 園内には、家庭的であたたかい雰囲気が漂っており、全力で走り回ってどろんこ遊びも楽しめる庭や、植物の成長に関心を持ったり野菜を収穫して食する喜びを実感できる『ぽっかぽか菜園』など、子どもたちが伸び伸びと楽しく過ごせるような環境が整っている。
 同園が最も大切にしているのは、子どもたちの気持ちに寄り添うこと。自己肯定感を高め、自信を持たせてあげること。まだ喋れない子どもが噛み付いて意思表示をした時には、叱るのではなく気持ちを理解して話しかける。同じ目線で共感する。生活に必要なことや、子どもが興味を持って取り組む遊びにおいても、できるようきっかけを作り、自信を得られるようサポート。今より一歩成長するためのポシティブなサイクルを促す。そうすることで自ら考えて積極的に行動するようになり、それでこそ感じられる感情も増えるという。
「子どもたちが一つでも多く夢中になれる遊びや活動を見つけられるようなきっかけ作りをしていきながら、自ら考えて行動する事で感じられる様々な感情を一緒に共有していきたいと思っています」
 そのため、イベントも多い。月に数回、遠方に出かけて新しい体験をする『お出かけ保育』や、一人ひとりの『誕生日会』、新入生が入る時期の『新しいお友達を迎える会』や『​​新入園児歓迎イベント』『はろいんFes』。12月には、子どもたちの「できた!」の積み重ねから成長が実感できる『いろどり発表会』、年度末の『大きくなったねの会』など、子どもたちの成長を感じられるようなイベントを小まめに実施。もちろん、七夕やお月見、芋煮会、クリスマス、豆まき、ひなまつりなど、暦に合わせた楽しいイベントも盛りだくさんだ。他にも、毎週金曜日には絵本や大人向けの育児雑誌の貸し出し、先月のエピソードやコラムで構成された月に一度の『ぽっかぽかLETTR』の配布など、親も楽しめるサービスも充実している。給食は、菜園活動を通して子どもたち自ら収穫した野菜を使ったメニューをはじめ、季節の魚や野菜、果物を取り入れ、子どもたちが食べやすい味付けはどんなものかを考えながら献立を作成。「四月、半分の量しか食べられなかった子が、一年後におかわりができるようになる。一年を通して子どもたちの様子が大きく変わることを感じます。お友達や先生と給食を食べることを通じて、〝美味しい給食が楽しみ!〟〝食べるって楽しい!〟と思ってもらえればと思っています」
 高橋さんは、今後の展望について語る。
「認可保育園もしくはこども園への移行に向けて準備を進めています。対象年齢が0〜5歳と幅広いので、異年齢の子どもたちが互いに関わり合う中で、協調性や社会性を自然と培い、人への思いやりも持つようになると思うんです。クリアしなければならない課題がまだありますが、子どもたちにとっては理想的な環境ですから、ぜひ実現させたいですね。また、実践したい幼児教育や大切にしたい方針を見つけ、それが子どもたちのためになるならぜひ挑戦したい。同時に保護者の方が気持ちにゆとりを持ち、子育てができるような親助けになるサービスも検討していきたい。これからも、親子でのびのびと無理なく成長できる園であるよう、理想を追いかけ続けます」
(ライター/山根由佳)

一般社団法人ぽっかぽか ぽっかぽか彩保育園
TEL/022-352-4767 
Eメール/pokkapokairodori@gmail.com

精神的物質的に真の豊かさを叶える
独創性際立つセッションやセミナー

多様なメッソドを活用
有効なプログラム考案


「世界中の人々に精神と物質両面での幸せと豊かさとリッチさを与える」
 スーパーサイエンススピリチュアリスト、ハッピーラッキーミラクル大仙人の異名を持つ『株式会社高次元宇宙波動研究所』の代表金子慎司さんが心のありようやお金に関するセッションやセミナー、講演会を実施するコンセプトだ。人生の歩みや思考を縛るマインドブロック、固定観念を打ち砕くことに重点を置き、そのためのメッソドは多岐にわたり、いずれも理論構成と演出はスピリチュアルな視点も含め独創的。その泉のように溢れ出る言葉に気付きを与えられてフォロワーになる人は世代を超えて増える一方だ。
 コロナ禍が拡大した2020年9月にオンラインで開催したZoom講演会「運命を変える日 地球が変わる日」は、その一例。金子さんは「運命を変えられる人になるための最短の道は己の運命を動かしてきた人たちが集うエネルギーの高い場に自分の身を置くこと」と指摘し、マインドコントロールに精通した元自衛官の作家や引き寄せの法則に関する著書がベストセラーになった女性著者、思い込みから自由になる生き方に関する著書を持つ元シンガーソングライターを講師に招いて、マインドコントロールの世界からの脱出、悟り覚醒の世界への誘い、次元上昇した地球での本当の引き寄せの真実などを受講者に伝えた。このZoom講演会は、2022年も開催していく計画だ。
「令和の間違ったコアブリーフ解除書き換えセッション」と題したセッションも金子さんの思考回路の特長を浮き彫りにする。
「これまで人を苦しめて来た原因は、子どもの頃をコアとして潜在記憶に書き込んだ間違ったコアブリーフです。このコアブリーフの書き込みを霊視して、エネルギーワークで望むものに書き換えすることで、現実は激変いたします。別の言い方をすれば、ブリーフシステムという潜在記憶の信念体系にあるのは、これまでのあなたの過去記憶に基づいた未来記憶、12本目の染色体に自分の計画として設定書き込みした未来記憶としての予定、ブループリント、青写真です。このDNA12本染色体の未来記憶を書き換えて、自己イメージを全く別人に書き換えてしまうのです」
 このセッションを受けた人からは、「本当の自分の姿を発見できた」「別人になった」「人格が全く変わってしまった」などの感想が寄せられているという。基本は対面セッションだが、Zoom受講も可能だ。
 企業の経営者や社員向けのワークセッションは一段と専門的になる。ここで用いるのが「ディスカバリーブレークスループログラム」。基礎編と応用編合わせて9時間通して行う。利用するのは超自己変容システムだ。
「超自己変容システムは、人間が物事を考えたり、行動したりする際の基本的な構造自体を意識させるサイエンスセオリーで、常識を完全打破する学習手法です。これを学ぶことによって、根本的な変化が生じ、自分の意志や本能のまま生き、真の能力を解放させられるようになります」
 基礎編では、様々な状況に対する人間の接し方が価値観や経験などによって歪められていることに気づきを与え、真の可能性の実現のための経路を見出す方向に導き、応用編では、根本的に人間らしい創造能力を探求していく道筋を示す。さらに企業の未来をデザインするためのツールと技術を伝授する。
「企業内の慣れている考え方にとらわれずに、企業内人材の新しい在り方と行動につながる全く新しい視点とアプローチを生み出します。企業の過去に制限されず、企業体の未来を創ることが可能になります。言い換えれば、現実の企業の抽象的、惰性的な考え方やポテンシャリティを可能性に変える技術で、企業の新しい在り方と行動につながるビジョンと目標が出現します」
 お金に関するセミナーでユニークなのが「投資塾」だ。易占いも利用して株式投資を指南するという常識打破の極みともいえるものだ。易占いを担当するのは、易占い鑑定士の池山豪氏。金子さんが景気動向などのマクロ経済と企業業績などのミクロ経済の分析から100程度の銘柄を推奨に値すると判断できる30銘柄まで絞り込む。指南は毎月一回、同社のセミナー室で開くセミナーを基本に、毎週月曜日の株式市場の取引開始前に、30銘柄について池山氏が予測し、オンラインミーティングツールZoomで伝えられた株価動向情報を午前中に塾生にグループラインで流す方法をとる。この占いで推奨とされた銘柄がその後の企業買収に伴う公開買い付けで目標額にまで上がって利益を得たケースや一年で投資額の3倍から10倍のリターンを得た例もあったという。
 もう一つ、「マネー・ブロック・バスター」と名付けたプログラムによる対面セッションも希望者を増やしているセッションだ。「不自由な人生を生きる原因となっているお金と豊かさのブロックを粉砕し、人生における本当の豊かさと自由を叶える」というコンセプトが支持される理由だ。
「生まれてこの方、脱出しようにも脱出できない、最も強烈なお金に対する洗脳を完全粉砕し、ご自分の本来の力をお金が支配するこの現実世界で取り戻していただくプログラムで、二段階から成っています。第一段階では、個人的なお金にまつわる体験をヒアリングし、年月を追って豊かさの実現を阻んでいるマネー・ブロックを完全駆逐して行きます。このときに、3種類の秘伝のスピリチュアルワークを受けていただきます。第二段階では、秘伝のスピリチュアルワーク5種類受けていただき、豊かさの本当の場所が心の中にあることに気付きを与え、お金だけではない、本当の自由と豊かさを実現し、精神的にも物質的にも真の意味のリッチウェルシーマインドを獲得していただきます」
 量子力学と脳機能学を生かした無料メールマガジン「お金創造のリアリティーマスター講座」は、録画データとしても販売されている。
 金子さんは、大阪大学経済学部出身で中小企業診断士や東京商工会議所ビジネス実務法務準一級の資格を持つ一方、霊能力者の導きによって霊感に目覚めたという異色の経験も持つ。その活動を貫くのは、「みんなに幸せになってもらいたい」との思いだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 高次元宇宙波動研究所
TEL/03-5946-8714 
Eメール/daisennin870@gmail.com
ホームページ 
http://super-daisennin.com/

人と建機一対派遣で土木工事完遂
新鋭機含め導入した建機が205台

施工性と機動性に効果
ゼネコンから厚い信頼


 ゼロからスタートした建機が常時50台に。造成工事や舗装工事を手がけて間もなく半世紀になる『株式会社開発工業』の成長した姿だ。この業績を支えてきたのが、代表取締役坂巻美代子さんが亡き夫から受け継いだ、人と建機一対で現場に派遣し、工事を完遂する自社完結型の施工体制。マンパワーとマシンパワーの相乗効果は大きく、発注元のゼネコンから厚い信頼を獲得、現在、施行する工事の二割が地元の公共工事、残りの八割がゼネコンから請け負ったものだ。
 同社の拠点は本社事務所がある第一事業所、資材置き場と社員寮がある第二事業所、資材置き場と駐機場がある第三事業所の3ヵ所。駐機場にはブルドーザーや油圧ショベル、ローラー、破砕機、ダンプトラック、重機を運ぶトレーラーなどがズラリと並ぶ。
「当社の創業当初は人手とトラックだけでした。それを人と建機一対の派遣体制に徐々に移行し、施工性と機動性に優れた施工体制を構築したのです。この体制では土木施工管理技士資格を持つスタッフや建機オペレーター、協力会社の社員を含めた作業員などの人が重要なのはもちろん、建機も大きな役割を担います。建機は大事に使えば10年、20年持ちますが、当社はメンテナンスのコストも考え、5年サイクルで更新し、これまで購入した建機は205台にのぼります。環境保護を重視する国や公団などの公共事業を担う大手ゼネコンの厳しい条件をクリアするために、GPS全地球測位システムやICT情報通信技術を搭載した最新鋭の機種も積極的に導入してきました。これからも土木技術の進化に遅れることなく、しっかりついていきたいと思っています」 
 坂巻さんは、使わなくなった中古の建機を無駄にしないため、中国に輸出したり、同業者に販売したりして、資源の有効活用にも意を用いてきたという。同社は、工事の工期に合わせて宿泊場所を確保、完工まで人と建機一対で施工に当たっている。業務エリアは本州全域。作業現場は多いときは4〜5ヵ所、少ない時でも2、3カ所で工事を進める。メガソーラー用敷地の造成や都市部に流れる河川の浚渫なども請け負うが、現在は仙台市で新興住宅地建設のための広大な敷地の造成工事を行っている。
「これからも使われ易い会社として、人も建機も大事にしながら前進していきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 開発工業
TEL/046-241-3364 
Eメール/info@kaihatsu-kogyo
ホームページ 
http://kaihatsu-kogyo.co.jp/

大工職人のチーム力高めた求心力
新築・リノベーションに高い評価

伝統工法で住空間構築
新築時以上の機能実現


「人を大事にすれば、必ず自分に返ってくる」
 北海道札幌市を拠点に新築工事やリノベーションを手がける『建匠株式会社』の代表取締役前坂憲二さんの信念だ。社員4人と大工職人22人との関係を特に大事にし、その心が求心力となって強いチーム力を発揮、日本伝統の木造軸組工法に通じた高度の技術力と相まって、コロナ禍で一時落ち込んだ受注を取り戻し、前年を上回る売り上げを着実に積み上げるまで回復させた推進力になっている。
「社長一人で会社を成長させることはできません。社員や施工を担ってくれる職人さんの力があってこその会社です。特に職人の皆さんとはフラットで対等な関係を維持し、コミュニケーションを大事にして、何事も話し合いで決めるようにしていますし、独立して現場を担ってもらう形で力を発揮していただいています」
 同社の実力が伝わるのは木造軸組工法による住宅建築だ。前坂さんは、その技術と伝統を継承する日本在来工法住宅協会の会員。
「木造軸組工法は、基礎に土台をのせて柱を立て、梁などの水平な材を渡して骨組みを造ったりして建物を支える構造です。柱の位置や長さを自由に設定できるため、デザインや間取りの自由度が高く、筋かいの入った壁以外なら窓やドアなど開口部を自由に設けることもできます。和風の建物だけでなく洋風の外観にも対応できます。一生に一度の買い物とも呼ばれるマイホームをより長く、快適にご利用いただけるよう、真心を込めて施工します」
 出来栄えの品質から受注を伸ばしているのがリノベーションだ。
「リノベーションとは、既存の建物に大規模な改修工事を行い、暮らす人、利用する人の生活スタイルに合わせて建物や部屋を刷新し、新築時以上の機能性を実現させることです。既存の部屋の形や色、間取り、用途などにとらわれず、一から再構築します。当社は戸建て住宅に止まらず、マンションや店舗、ビルなど様々リノベーションをこれまで手がけてきました。これからも時代を経ても色あせないリノベーションでお客様の要望に応えていきたいと思っています」
 同社は、店舗の新築、改装、設備や内装、外装の工事も手がけ、前坂さんは、店舗の認知度アップや集客効果などを考えた施工プランを具体化し、店舗オーナーから高い評価を得てきた。
(ライター/斎藤紘)

建匠 株式会社
TEL/011-769-3533
ホームページ 
https://kensyo-k.com/

ビュッフェ形式の家づくりで示す
老舗工務店社長の先進的経営感覚

自然素材を自由に選択
気候や風土に合う設計


「心地よい風が自然に入る設計と風化サンゴの塗り壁や県産杉などの自然素材で、人と自然が共に暮らせ、家族が健康に安心して暮らせる家」
 雪国、新潟県長岡市で112年の歴史を刻む『河内工務所』の四代目代表河内大志さんが目指す理想の家だ。その経営感覚の先進性を示したのが、『Naterie House(ナテリエハウス)』ブランドで始めた住宅建築の新たなビジネスモデルといえるビュッフェ形式の家づくり手法だ。
「『Naterie Hous』のNaterieは、自然Naturalと素材Materialの造語で、全体では自然素材を取り入れた家を意味します。このコンセプトの下で、食事を自由に取り分けて食べられるレストランのビュッフェのように、決まった価格でサンゴの塗り壁やオーガニックの壁紙など豊富な自然素材の中から好みに合うものを自由に選んでいただき、住む人の個性や暮らし方に適合し、自然素材の持つ柔らかな質感、木のぬくもりや爽やかな香りを感じながら、リラックスした時間を過ごせるような住空間を形成するという、当社独自に考えた家づくりの手法です。建築に掛かる前に予算がしっかりと決まっているので、追加料金なく家づくりを進められる点でも安心していただけます」
 河内さんは、地域密着型の工務店として曾祖父、祖父、父親が守ってきた役割の継承を強く意識し、土地特有の気候や風土の中でも快適に暮らせる住まいにこだわる。長岡市は雨や雪が多い地域だが、窓を開けたり、モノを干したりできる大きな庇を設けたり、心地よい風が自然に入るようにしたりする設計がその一つ。もう一点が地域住民との接点を重視する姿勢だ。
「当社は、創業当初から商圏を3㎞にしています。家を建てるまでよりも建てた後のお付き合いの方が長いので、近い距離にいる方がすぐに駆けつけられて便利だからです。お客さんもいつもすぐに来てくれて安心と喜んでくれますし、私もそのたびに、この仕事をずっと続けていかないとと身が引き締まりますし、家づくりを通して心の距離が近づくことも喜びの一つです」
 父親が亡くなった後の2018年に経営を担った河内さんは、ホームページの刷新やSNSによる情報発信、顧客宅へのニュースレターのポスティングなどIT情報時代を意識した経営にも力を注ぐ。
(ライター/斎藤紘)

河内工務所
TEL/0258-77-4892 
Eメール/info@nateriehouse-kawachi.com
ホームページ 
https://nateriehouse-kawachi.com/

安心条件が揃う再生中古住宅販売
ウィズコロナ時代の住宅の選択肢

買いやすい価格に設定
国の制度で品質を担保


 テレワークが推奨されるウィズコロナ時代、新たな住宅の購入を模索する若い世代の心をつかんだ新感覚の再生中古住宅がある。『株式会社アートランド』の代表取締役武本尚さんがプロデュースし販売する『リフレッシュ住宅』。仕入れた土地付き一戸建て中古住宅を新築と見紛うほど美しく堅牢にリノベーションしただけでなく、周辺の家賃相場より安い住宅ローン支払いで買える価格設定、「安心R住宅」の認証、保証期間5年の既存住宅売買瑕疵保険 『リフレッシュ住宅』は、武本さんが中古住宅を顧客目線で調査して厳選し、瑕疵担保責任などをすべて免除する免責条件を付けて買い取り、パートナーの工務店がリノベーションした再生中古住宅。
 その魅力の第一は販売価格。武本さんは、周辺の家賃相場をベースに頭金が10万円程度で周辺の家賃と同額か下回る月々の支払額のローンシミュレーションとともに2000万円前後の物件を中心にそろえ、中には、月々の返済が4万円以下の物件もある。
 魅力の二つ目は、「安心R住宅」の認証を得ていることだ。
「安心R住宅のRは、〝Reuse、Reform、Renovation〟を意味しています。当社が販売する『リフレッシュ住宅』は、買いたい既存住宅を選択できる環境の整備を図るための国交省の制度で、昭和56年6月以降の新耐震基準に適合し、建物状況調査インスペクションで構造上の不具合が認められない中古住宅に対して、国交省が登録した住宅・不動産業界の団体が付与する『安心R住宅』の標章を得ています」
 第三の魅力は、国交大臣指定の住宅専門保険会社が扱う保証期間5年の既存住宅売買瑕疵保険に入っていることだ。
「既存住宅売買瑕疵保険は、主が基本構造部分の瑕疵について買主に対して負う責任を履行するための保険で、売主が宅地建物取引業者で新耐震基準などを満たす優良住宅が対象。瑕疵保険が附帯された住宅を購入しますと、所有権移転登記の登録免許税や不動産取得税の軽減、住宅ローン控除など様々な優遇措置が受けられます」
 当初、「リフレッシュ住宅」の購入者は、姫路市を中心に兵庫県西部の人が大半で、その7、8割が30代以下の若い世代だったが、コロナ禍以降、京都や大阪、神戸、遠くは神奈川などからも問い合わせが相次いでいるという。
(ライター/斎藤紘)

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