令和のベストヒット大賞 2026

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社会に貢献する
サービス&ビジネス
若者の夢と自立を後押し
2棟目の開設で広がる支援

 何らかの事情により家族と過ごすことが難しい15〜20歳の若者が安心して社会で生き抜く力を身に着けられるようサポートしてきた『自立援助ホームゆうきのつばさ』が2026年に2棟目を開設した。運営元の『NPO法人New Way Joint』の代表である岩間崇さんは、山梨県内の農家や中小企業のIT化を支援してきたITエンジニアでもある。IT関連事業者とのつながりを生かし、プログラミングやWeb制作を学べる機会を用意。起業やマーケティング、お金など学校生活では触れにくい知識を学ぶイベントを開催。得意なことや興味のある分野を見つけ、夢や目標につなげられるよう多方面から若者の可能性を引き出す。通学や就労についても本人の希望や状況に合わせてスタッフが共に考え、個々に適した自立への道を探す。大切にしたい価値観や自身の存在意義に目を向け、将来の生き方を考えられるよう寄り添う。
『ゆうきのつばさ』が大切にしているのは、共同生活を通して人と信頼関係を築き、自分の力で暮らしていくための生活習慣を身につけること。入居者には個室が用意されており、洗濯や自室の掃除は自身で行い、共用部分の清掃や食後の片付けなどは周囲と協力して行う。ほかの子どもやスタッフとの共同生活を通じて、「ありがとう」「ごめんね」「お願い」といった言葉を自然に交わせる関係を育みながら、互いを思いやる気持ちや社会性を養うことを目指す。さらに、日々の暮らしの中で「仕事をすること」「利用料を納めること」「自分のために貯金すること」という三つのルールを設けており、働いて得た収入から、生活に必要なお金を支払い、将来に備えて蓄える経験を重ねることで、退所後の暮らしに欠かせない金銭感覚を身につけられるよう支援する。
 退所した全員が順風満帆な生活を送れるとは限らない。同ホームでは、希望に応じた就職先の紹介やプログラミング、Web制作などを継続して学べる機会を設け、退所後も支援を続けている。2棟目の開設によって受け入れの場を広げ、夢に向かって歩き出す若者たちを長期的にバックアップしていく。
(ライター/彩未)

自立援助ホーム ゆうきのつばさ NPO法人 New Way Joint
TEL/ 0552-07-3119 
Eメール/yuukinotsubasa@nw-j.com
ホームページ 
https://nw-j.com/yuukinotsubasa/

音楽で広がる福祉の輪
地域に響く希望の音色

 人と人とのつながりを生み、心を動かす音楽。その力を福祉の現場に取り入れ、障がいのある方が地域の中で自分らしく輝ける場所づくりに取り組んでいるのが、愛知県岩倉市の「NPO法人きみのいろ」が運営する『障がい者グループホーム希望の音』だ。「障がいがあるというだけで、社会との距離を感じてほしくない」。そんな想いを胸に、「障がい者グループホーム希望の音」を3種運営し、一人ひとりの個性や生活リズムを尊重した支援を続け、誰もが社会の一員として役割を持ち、その人らしく生きられる環境をつくる支援に取り組んでいる。
 家庭的な雰囲気の中で行う自立支援は、日々の食事提供や生活相談など、一人ひとりに寄り添った細やかなサポートを行いながら、入居者が安心して未来へ進める土台を整えている。さらに、福祉と音楽を融合させた取り組みにも力を注ぎ、誕生日会やセミナー、地域交流イベント、レクリエーションなど、入居者の趣味や興味を大切にした活動も積極的に開催。「ホープ岩倉」では毎月第4日曜日にマルシェを開催し、地域住民との交流の場を創出している。
 当事者が自身の言葉で語る「障がい福祉講演会」や地域のユニットを招いたコンサートなども実施。施設の中だけで完結するのではなく、街とつながることで、障がいへの理解を広げ、誰もが自然に関われる地域づくりを目指している。障がいという枠だけで人を見るのではなく、一人の人として向き合うこと。その想いを形にする同施設の姿勢は、地域からの信頼につながっている。
 また、理事長の河北大介さんは 福祉活動と並行して、「KITA坊主」の名前で音楽活動を続けるミュージシャン。福祉の現場で感じてきたこと、利用者や地域の人々との出会い、誰もが安心して暮らせる社会への願い。そんな一つひとつの想いを音に乗せ、発信している。歌や演奏を通して、障がいの有無や世代を超えた交流のきっかけを生み出し、音楽だからこそ届く想いを多くの人へ届けている。
(ライター/播磨杏)

障害者グループホーム 希望の音 NPO法人 きみのいろ
Eメール/ kibou-oto@ki-bo-u.org
Instagram/@aichikitafukushi
ホームページ 
https://www.ki-bo-u.org/

自信を育み、自立を支援
心に寄り添う障がい者就労支援

 愛知県豊橋市と豊川市を中心に、10年以上にわたって障がいや難病がある方々の就労支援に取り組んできた『株式会社中部メディカルサポート』。就労継続支援A型・B型事務所の運営を通じて障がい者の働きたい気持ちに寄り添い、自立への一歩を支援してきた同社が、2026年6月に静岡県浜松市に就労継続支援A型事業所「中部メディカルサポート浜松」を開設した。就労継続支援A型事務所では、障がい者や難病を抱える方が雇用契約を結んだうえで、障がいや病気に理解のある職場スタッフの丁寧なサポートを受けながら、一般就労に近いかたちで経験を積むことができる。作業の内容は、輸出車両部品の作成や医療用検査キッドの作成、梱包資材の組立業務などの施設内就労や食品工場内における食品選別など幅広い。ビジネスホテルの室内清掃、ベッドメイキングなどの施設外就労も行っており、利用者一人ひとりの状況に合わせて、やりがいを感じながら続けることができる。また、豊橋市の就労継続支援B型事業所では、障がいや年齢、体力面など理由で企業で働くことが難しい方が自分のペースで軽作業に取り組んでいる。利用者それぞれの体調や状況に合わせながら、働く習慣や社会とのつながりを育むことができる。同社が重視するのは、利用者の自身を育むこと。過去にいじめや無視、失敗を経験し、自分は仕事ができない、価値がないと思い込んでいる方も多いため、綿密なコミュニケーションを通じて利用者が前向きな気持ちになり、居場所を取り戻せるように丁寧な支援を行っている。利用者のトラウマに向き合い、心の部分から変えていくことが大切と考え、学校のように仕事のカリキュラムを組み、まずは毎日決まった時間に起きて毎日職場に来ることからはじめ、作業に参加して達成するたびに「できたじゃないか」と根気強く声をかけることで、少しづつ自信を取り戻していくことができるという。来てくれた方の25%が就職につながっている。利用者の自立を支えるためには、信頼できる仲間とのチームワークで利用者さんにとってより良い支援を続けていく。
(ライター/彩未)

就労継続支援A型・B型就労選択支援 中部メディカルサポート
TEL/0532-63-5650 
Eメール/tyubu.m.s@outlook.jp
ホームページ 
http://www.chubu-ms.com/

作品づくりを通して自信を育む
個性が輝く就労継続支援工房

 大阪府阪南市の『工房りんか』は、障がいがあり、一般就労が難しい方がものづくりで個性を発揮し、自分らしく働けるように支援している就労継続支援B型事業所だ。自由な感性で織り上げる「さをり織り」や糸を組み合わせておしゃれなタペストリーや小物を作る「マクラメ」といった作品づくり、メダカの飼育などを通して、一人ひとりの個性やペースを大事にしながら働く力を身につけられるよう取り組んでいる。
『工房りんか』では、内職作業の工賃を利用者全員で分配する方法ではなく、利用者さんが制作した作品を事業所が買い取る仕組みを採用。日常生活全般にわたって全面的なサポートが欠かせない区分5・6の障がいを抱える方の家族のなかには「この子は働いてお金を稼ぐのは難しい」と諦めているケースも多いというが、最初は長時間席に座る訓練からはじめ、時間をかけながら少しづつできることを増やしていくことで作業に参加できるようになるという。たとえ、500円や1000円でも自分の力でお金を稼ぐことができれば、本人の自信になり、家族の喜びにもつながる。また、隣接するドッグカフェの協力を得て、犬と触れ合う機会を設けたり、メダカの飼育も行う。メダカすくいイベントを計画するなど、利用者が地域と関わる機会づくりにも力を入れている。
 障がい者福祉の現場は需要が非常に高い一方で、受け皿となる事業所や人材が不足しているのが現状。支援者不足や制度上の課題は多くあるが、この仕事は決して大変なことばかりではない。利用者さんたちは、嬉しいときは喜び、悲しいときは悲しむ。建前や駆け引きがないので、とてもまっすぐな関係を築くことができるという。利用者さんの人生に大きく関わるからこそ、支援者は中途半端な気持ちで関わるのではなく、一人ひとりの人生に責任を持って向き合わなければならない。
『工房りんか』では、利用者さんたちが少しでも自信を持ち、自分らしく働けるようにお手伝いしている。
(ライター/彩未)

就労継続支援B型事業所 工房 りんか 合同会社 F.P.S
TEL/ 050-8888-4444E
メール/ rinka_kawakami1719@outlook.jp 
ホームページ 
https://kobo-rinka.studio.site/

心躍る感動を毎日の食卓へ
食にこだわる高齢者向け住宅

 人生の円熟期を迎えたシニア世代にとって、毎日の暮らしを豊かにする鍵となるのが食と安心だ。「栄養バランスだけでなく、食べる喜びや心躍る感動を毎日の食卓へ」。そんな想いから誕生したのが東京都板橋区にあるサービス付き高齢者向け住宅『円樹いたばし四葉』。「すき家」や「はま寿司」などを展開する「ゼンショーグループ」ならではの強みを生かし、これまでにない新しいシニアライフを提案している。最大の魅力は、グループの総合力を生かした食へのこだわり。産地まで足を運んで厳選した米や新鮮な食材を使用し、安全性と品質を徹底追求。二十四節気に合わせた特別御膳や郷土料理、様々な食イベントも好評だ。「次は何が食べられるのだろう」という楽しみが日々の暮らしに彩りを添えている。館内は木の温もりを感じる和モダン空間。最新のリハビリ室や機械浴室、シアタールームを備え、介護・看護スタッフが24時間体制で常駐。協力医療機関との連携も整い、安心して日々を過ごせる。全居室にキッチン・風呂・トイレを完備。広々とした二人部屋も備えており、夫婦でのゆとりある暮らしも可能だ。ペットとの入居相談にも対応。万が一お世話が難しくなった際もペットシッターの利用を通じ、大切な家族と暮らし続けられる環境を整えている。また東都自動車グループとの提携により、毎月9900円までタクシーを無料で利用できるサービスも開始。通院や買い物など外出の負担を軽減し、行動範囲を広げてくれる。さらに、「地域社会の安定と発展に責任を負う」理念のもと、地域に根差した取り組みにも注力。毎月開催している「地域食堂」は、子どもからシニアまで幅広い世代に向けて月替わりの食事を提供。食事を囲むひとときが会話を生み、世代を超えた交流の場となっている。また、板橋区と連携した高齢者向けの筋力トレーニング「10の筋トレ」へ会場提供。地域の高齢者たちが定期的に集い、共に身体を動かす「通いの場」として健康づくりとつながりづくりの両面を支える。入居者だけでなく、地域全体の暮らしにも寄り添う住まい。食の楽しみ、安心の環境、人と人が自然につながる場づくりを通じて、高齢者向け住宅の新たな価値を発信している。
(ライター/播磨杏)

サービス付き高齢者向け住宅 円樹 いたばし四葉
TEL/0120-37-3313
ホームページ 
https://www.enju-kaigo.jp/

行きたい場所を諦めない
想いに応えるお出かけタクシー

「身体が不自由になったからといって、行きたい場所に行くことを諦めてほしくないと思っています。近くへの買い物でも県外への旅行でも、『出かけたい』という思いがあれば、できる限りお手伝いしたいです」
 徳島市を拠点に車椅子やストレッチャーを利用する方の通院や買い物、旅行、県外への長距離移動をサポートする『お出かけタクシー響』代表の野田晋悟さん。付き添いの家族も一緒に乗車できる福祉タクシーとして、移動に不安を抱える方が安心して目的地へ向かえるよう支援している。もともと乗り物が好きで、運転も大好きだった野田さんは、介護保険制度のもとでは、家族が同乗できず、通院など用途も限られるといった制約があると知ったことをきっかけに、趣味の延長で取得していた大型二種免許を活かして、2012年に事業を開始。
「自家用車に乗れない状況になっても好きな場所へ出かけてほしい」という想いを込めて、『お出かけタクシー』と名付けた。
「身体が不自由な方や移動に不安を感じている方にとって、付き添いの方が一緒に乗ってくれることは大きな安心につながります。息子さんや娘さんが県外で暮らしている利用者さんも多いので、息子や孫のような距離感で話し相手になることもあります。病院へ向かう時間は、決して楽しいものではありません」
 長く続けてきたからこそ生まれたご縁もある。夫の送迎を依頼した女性から、数年後に「今度は私をお願いします」と連絡が入ったことも。どんなに体調がつらい時でも、「ありがとう」「助かりました」と言葉をかけてくれる利用者も多く、その言葉をいただけるだけで「やっていて良かった」と思えると語る。また、車内には、酸素ボンベや吸引器なども備えており、必要に応じて民間救急としての搬送にも対応している。移動を支えるだけでなく、外へ出る楽しみや人とのつながりを届ける『お出かけタクシー響』。野田さんはこれからも、利用者一人ひとりの想いに寄り添いながら、安心して出かけられる時間を支えていく。
(ライター/彩未)

お出かけタクシー 響 ひびき
TEL/090-4974-4700 
Eメール/ hibiki.taxi@docomo.ne.jp

都市インフラ更新と非開削施工
地下管路技術の新たな潮流へ

 高度経済成長から半世紀以上、老朽化した上下水道管や通信インフラの更新需要が全国で高まるなか、都市部では交通規制や周辺環境への配慮、人手不足などを背景に、効率的かつ低負荷な地下施工技術への関心が強まっている。そんな社会基盤整備の現場で存在感を高めているのが『ECO SPEED SHIELD工法協会』だ。推進工法とシールド工法を組み合わせた併用工法を軸に、水道・ガス・通信線など地下管路分野における新たな施工技術の普及を進めている団体。元押しのみでの長距離曲線施工を可能とし、軟岩層から玉石砂礫層まで幅広い地盤条件へ対応する点も特徴だ。さらに、既設構造物到達型や巨礫破砕型など、施工環境に応じた工法展開を行う。また、機内に巨礫を取り込む構造や推進力低減装置「ESシステム」の採用により、工期短縮やコスト抑制に加え、環境負荷軽減へ寄与する。
(ライター/今井淳二)

ECO SPEED SHIELD工法協会
TEL/06-6252-1139 
Eメール/ info@eco-speed-shield.com
ホームページ 
http://www.eco-speed-shield.com

ハロン消火剤をリサイクル
オゾン層を保護し、環境を守る

 消火能力が非常に高く、消火後に残留物がほとんど残らないハロンだが、現在はオゾン層を破壊する物質として生産が禁止されている。しかし、防火対象物の取り壊しや防護区画の用途変更などによって使用されなくなったハロンは撤去回収し、リサイクル活用されている。それを管理している国内唯一の団体が『特定非営利活動法人消防環境ネットワーク』だ。
 再生したハロンは、既設設備の補充のほか、消防法によってハロン消火設備の新設が認められている通信機械室やサーバー室、防災センター、危険物施設の計器室、美術館や博物館、書庫など水系消火剤やハロン以外のガス系消火剤が適さない場所で利用されている。
 限りある貴重な資源を有効活用するリサイクルの輪を継続しながらオゾン層保護と地球温暖化対策に貢献している。
(ライター/彩未)

特定非営利活動法人 消防環境ネットワーク
TEL/03-5404-2180 
Eメール/ info@sknetwork.or.jp
ホームページ 
https://www.sknetwork.or.jp/


ミスター・パートナー
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