ブームの真相 2015

イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
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アムスホワイト 株式会社 代表取締役
別所憲隆氏
米国コロラド州立大学、ブラザーフッド大学で哲学を学ぶ。1998年に通信教育制の平和学院設立。同年に自然療法健康センター開設。2006年にはパーフェクトヨガのBWTJヨガ学院を開院。2010年には米国ホノルル大学連合客員教授(健康自然科学)に就任。2011年、『アムスホワイト株式会社』創立。


思索が導いた乳酸球菌活用
小腸の働き高める健康食品

 「物質的に健康を回復させる方法として、腸内の善玉菌、悪玉菌のバランスを整えることで精神バランスも整ってくるのです」
 免疫力や生命力、自然治癒力などを強化する仕組みのある小腸で活躍する「乳酸球菌BIO株(Streptococcus feacium BIO ストレプト コッカス フェカリス ビーアイオー)」含有健康食品の製造販売元『アムスホワイト株式会社』の別所憲隆社長は国内外の研究機関での心と身体についての哲学的研究、古代の知恵をめぐる思索の末に「乳酸球菌BIO株」に辿り着いたという学究経験豊かな異色の経営者だ。
「ヨーグルトなどに入っている乳酸菌は老廃物を排泄する大腸で働きますが、乳酸球菌BIO株は栄養素やホルモンを生成する小腸の働きを助ける機能を発揮します。1901年ブルガリアの研究者が小児の腸から採取したものを日本の研究者が持ちかえり、培養し続けてきました。その研究所とタイアップして開発し、製品化したものです」
 乳酸球菌BIO株の生菌体を大型培養タンクで培養、加熱殺菌し、1g中乳酸球菌BIO株1兆個以上を含む死菌体の粉末から製品化する。加熱菌は生菌体に比べて免疫作用を約3倍活性化でき、休眠状態の腸管免疫を活発化させ、悪玉菌を抑制し、善玉菌を増殖させるという。
「私は常に心も身体も健康でありたいと願っていますが、とあるきっかけからアメリカの大学で16年間、心も身体も鍛えながら学んできました。真の健康はやはり魂、心、肉体の三重性のバランスだと考えています。それぞれのバランスを整えるための一翼を担うのが消化器官であり、特に小腸でそれを助けるのが乳酸球菌BIO株なのです」
 現在、「愛と美のBIO−10の11乗」などの商品名で粉末スティックを販売しているが、今後は介護食や飲料に配合するなど、多くの人が摂取できる機会を増やす方法の研究を進めている。
(ライター/斎藤紘)

アムスホワイト 株式会社
TEL:078-361-1281 FAX:078-360-1533 Eメール:bwtj@ams-white.com
ホームページ http://www.ams-white.com/

岩間東華堂クリニック 院長
岩間誠氏
東京工業大学工学部生産機械工学科卒。同大学大学院博士前期課程修了。日立電線に入社し、通信ケーブルや半導体部門で働く。1994年、埼玉医科大学入学。医師免許取得。病院勤務を経て04年、「岩間東華堂クリニック」開院。MR21点滴療法研究会キレーション認定医。


伝統基盤に先進医療を推進
工学に精通する異色の医師

 330年超の歴史を持つ漢方薬局を基盤に、工学の専門知識を持つ医師が西洋医学、東洋医学の先進医療で治療に当たる。水戸市の『岩間東華堂クリニック』には医院として類例のない特長がある。岩間誠院長はエンジニアから一転、45歳で医科大学に入学、医学の世界に入った異色の医師。伝統に新たな歴史を刻む歩みを着実に進めている。
「10年単位で人生を考えていました。44歳のとき、このまま定年までサラ―リーマンを続けるか考えた末に、母体の漢方薬局と一体となった地域医療の構築のために医師を目指すことを決断しました」
 母体の薬局とは中国・杭州から渡来した中医師が1683年(天和3年)に創業した「岩間東華堂」。薬剤師である夫人が15代代表を務める。自身は東京工業大学を卒業後、日立電線で活躍したエンジニア。45歳で医学の道へ転身。医師免許取得後、内科を専攻。2004年岩間東華堂クリニックを開設。東洋医学研究所と細胞を活性化させる調圧室メディフロールームを併設、薬局、医院、研究所のグループ連携による総合医療体制を整えた。
「伝統の重さと強みを感じます。また今の医療は医療機器やIT技術の進化もあり、多様な科学的知見が凝縮された総合科学といっていいと思います。その意味で、工学の知識が大いに役立っています」
 医院の診療科目は皮膚科、内科、消化器科、一般小児科、在宅診療だが、特殊な薬剤を点滴し人体に不要な有害金属の体外排出を促すキレーション治療、漢方やオゾン療法、高濃度ビタミンC点滴療法などの療法を組み合わせた癌治療、免疫機能の向上や細胞の活性化を促す血液クレンジング療法、ステロイドを使わないアトピー治療など医院の特色が際立つ医療で成果を上げている。「これからもグループの力を結集して地域医療の充実を図っていきます」。決意は揺るぎない。
(ライター/斎藤紘)

岩間東華堂クリニック
TEL:029-300-7110 FAX:029-300-7775
ホームページ http://iwamatoukadou.com/

鍼灸希心院 院長
安達一彩氏
1949年生まれ。明治大学商学部卒業。東洋鍼灸専門学校卒業。顔や後頭部を触るだけの施術で骨格を矯正する、オリジナル施術「美容指圧」を開発。「調和」のエネルギーを法則化した「陰陽学」を提唱している。鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師。


30秒で骨を縮める
美容指圧を独自開発

 たった30秒ほどで顔のエラがみるみるスッキリし、肩幅の骨まで1~2センチも瞬間的に縮めてしまう美容指圧。常識を覆すテクニックを開発したのは、安達一彩氏である。その理論とは?
「骨を縮める」。なぜそんなことができるのか。不思議な話だが、体験者は「なんで、なんで?」と連発。驚嘆の後は笑顔がはじける。お客様満足度は100%。
 人気メニューは、「瞬間小顔パーフェクト」。小顔にとどまらず、猫背や腰の骨も矯正し、全身の骨格を一回の施術で美しくしてしまう。
 ほかに人気上昇中のメニューが「甦りアンチエージング」。肌がピチピチになり、見た目年齢が15~20歳は若返るため、40代以降の女性から抜群の高い評価をもらっている。最近はモデルや芸能人も多数来院する。
 この施術の理論は、「調和の原理」に基づいた「陰陽学」にある。宇宙には、「調和のパワー」と「発展のパワー」が溢れているが、「人類は調和のパワーの凄さをまだ知らない」と安達氏は語る。
「調和とはエネルギーであり、パワーです。そのパワーは求心性、吸収する、取り入れることから生み出されます」
 このエネルギー法則を応用すると、常識では考えられない、魔法のような奇跡が起こる。「この事実を世界中の人々に伝えたい」との切なる願いから、安達氏は「陰陽学の確立」を提唱する。
 さらに驚くのは、シンブルな理論と技術を習得すれば、誰もが「ゴッドハンド」を自分のものにし、身近な人々をいとも簡単に若返らせたり、健康にしたりできるようになるというのだ。
「人の役に立ちたいと思っている方なら、きっと喜びの人生に出会えます。一緒に学んでみませんか」。調和の原理をゆくゆくは世界平和につなげたいとの壮大な理想を胸に、安達氏は熱っぽく呼びかけている。
(ライター/馬場紀衣)

美容指圧 希心院
TEL:0120-977-829 FAX:03-3692-8305 Eメール:gift@biyou-kishinin.com
ホームページ http://biyou-kishinin.com/

株式会社 K15建築設計事務所 代表取締役
上村允郎氏
鹿児島県・屋久島出身。高校までを屋久島で過ごし、大学進学のために大阪に移住。卒業後、大阪の建築事務所に就職、転職を経て大規模修繕工事の仕事に出会う。その分野での経験を積み、独立して2012年に『K15建築設計事務所』を設立。マンション管理基礎セミナーなどで講演も行う。


厳正、周到な姿勢で向き合う
経年劣化進むマンション対策

 「建物も人間と同じく確実に老化現象が起ってきます。ちょっとおかしいと感じたら遅滞なく専門家の適切な診断を仰ぐ必要があります」
 大規模修繕工事コンサルタント事業を主軸業務に掲げる『K15建築設計事務所』は、マンション管理組合から厚い信頼を得ている事務所だ。その基盤となっているのは、医師が患者に向き合うように、経年劣化事案に厳正にしかも周到に向き合う上村允郎所長の姿勢だ。
「マンションは鉄骨や鉄筋をコンクリー卜で造られ、その上に塗料やタイルで化粧されています。人に例えると骨と筋肉と皮膚です。給排水管は消化系や泌尿器系、電気やガスのエネルギー配線は神経や循環器系、電話やテレビ配線は脳神経系、換気や吸排気孔は呼吸器系に相当します。これらはある年数を経過すると老化現象が起ってきます」
 現在、国内にあるマンションは約590万戸。そのうち、昭和58年までに建てられ築30年超のマンションが約130万戸あり、耐震性の懸念に加え構造的な老化も進み、社会問題化している。大規模修繕工事コンサルタントの役割が大きくなる時代背景がここにある。
「マンションの一つの故障はそれだけに留まってくれません。病気にも合併症があるように、建物の不具合も単独で起こる事は意外と少ないのです。多角的な調査で総合的に診断を下す必要があります。調査や劣化診断にコマーシャリズムが入ると、公正な結果は得られません。調査はあくまで技術指導で行うべきです」
 同事務所では、マンションの各機能をカバーする為に、設計、構造、設備、防水、塗装などの専門家がプロジェクトチ―ムを造り、非破壊検査などの高度な技術も駆使し、あらゆる方向から検討を加える。その後の改修設計、施工業者選定補助業務、工事監理を通じてマンションの資産価値を保持する全工程に上村所長の厳正な姿勢が貫かれる。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 K15建築設計事務所
TEL:06-6809-4303 FAX:06-6809-4304 Eメール:k15_kamimura@yahoo.co.jp
ホームページ http://www.k15.co.jp/

株式会社 木構堂 代表取締役
渡邉須美樹氏
岐阜県出身。工業高校卒業後、ゼネコン、鉄骨会社を経て集成材メーカーに就職。
幅広い知識と経験を積み、木質構造建造物の構造設計のノウハウを習得。1993年に独立し、2012年に『株式会社木構堂』を設立。構造設計一級建築士、JSCA構造士。


住まう人の安全を守る
木質構造建築物

 「私は仕事柄、全国の福祉施設をまわるのですが、木造の建物で過ごしておられる方たちのほうが、穏やかで落ち着いているように感じます。やはり、自然の恵みである木は、人間にもいい影響を与えるのでしょう。一方、木造だと耐震性に不安が残るとおっしゃる方もいますが、木造でも耐震性はしっかりと構造計算をして確認してあるので、その点は心配ありません。コスト面でも、今は新たな工法の出現により、随分とリーズナブルになっています」
 そう語るのは、在来軸組工法から大規模大断面工法まで多様な木質構造建築を手掛けている『木構堂』代表の渡邉須美樹氏。
 渡邉氏は、ゼネコン、鉄骨会社を経て当時業界トップの集成材メーカーに就職。図面を描くことから、設計、施工、耐震性の検査、そして構造計算・構造設計など幅広い経験を積んできた。
「私が手掛けている構造計算・構造設計という仕事は、構造的な安全性を確認するために必要なのですが、現在こなせる技術者の数が極めて少ないのです」全国から依頼が寄せられるのもそのためだ。
 通常、木造2階建ての一般住宅の場合は、壁量計算と言われる簡易な計算で確認される。しかし、3階建て以上の建築物や体育館や福祉施設など大きな木質構造建築物の場合になると、構造計算が必須になると渡邉氏は指摘する。
 同社では、木造住宅では珍しい任意立体での構造解析を実施。大屋根など木造設計が難しい物件にも対応している。顧客の要望に応える誠実で素早く、的確な施工は集成材特殊木造の豊富な設計実績に裏付けされたものだ。
「この業界の市場規模は小さいのですが、住む人の安全の守るためには欠かせない仕事です。今後、人材育成にも努めながら会社を束ねられる人材を見つけられれば幸いです。さらに新年度からは大学の社会人博士課程に入学し、木造建築の研究・開発に取り組んでいきます」と渡邉氏は語る。
(ライター/馬場紀衣)

株式会社 木構堂
TEL:0574-28-2160 FAX:0574-28-2168 Eメール:info@kikoudou.com
ホームページ http://www.kikoudou.com/

株式会社 森林経済工学研究所 代表取締役
今井克彦氏
三重県出身。1967年、大阪大学工学部卒業。1970年、大阪大学大学院修士課程終了。1970年、川鉄建材株式会社入社。1997年、大阪大学大学院工学研究科教授。2003年、『森林経済工学研究所』を創業。


木材は強くて使いやすい
建築材の可能性を追究

 今から10年ほど前、「大学発ベンチャーが日経年間優秀賞受賞」というニュースが話題になった。お堅いイメージの大学が、という珍しもの扱いだった。そのベンチャーの名を森林経済工学研究所という。代表の今井氏が当時をこう振り返る。
「私たちが開発しているのは、間伐材を使ったトラス構造材です。トラスというのは基本部材を3角形に組上げて集合させた構造物のことですが、その基本部材は、棒材で両端に接合用のジョイント金具を付けたものです。この素材に鋼材でなく木材を使うというのが私たちの狙いでした。」
 日本は森林大国だが、手入れが進んでいなく、間伐材の有効利用も進まない。地域の衰退にも関係している。木材の可能性を広げることで課題解決に寄与したいというのが今井研究室のテーマだった。しかし、『木材は鋼材ほど強度はない』という根拠なき偏見があった。この偏見の打破を実証することから今井氏たちの研究がスタートした。2000年から阪大工学部で開始した「丸棒実物大引っ張り試験」は今や伝説的だ。
「長さ2m近くの丸棒を金具でつかんで両方から引っ張り、破断強度や破断部位を調べる試験です、世界でも例がない。というのも丸棒をつぶさずにつかむジグがないから、それから開発しなければならなかった」
 試験の結果、間伐材でも鋼材に劣らぬ強度を持つことがわかった。従来、市場価値が低かった木材も「使える」と証明されたのだ。以後、ジョイント金具の改良、高精度で丸棒の長さを測定できる長尺ノギスの開発、特殊なスクリューねじの開発……と、要素技術の開発と強度試験などが次々と続いた。それだけではない。
 普及のために木造トラストを誰でも作れ、組み立てられるようにすることと、施工面のトライアルと工夫も重ねてきた。そして生まれた木造トラストを「KiTruss(キトラス)」と名付けた。
 そして今井氏は今後の取り組みについて次のように語った。「スパンの長い大型体育館の屋根なども建設されるようになり、実績は確実に増えています。今、課題にしているのは老朽化した既存コンクリート建築の耐震補強に、この技術を使うことです。大変な社会問題ですからね。開拓しなければいけない領域はまだまだ広大なんです。」
(ライター/土谷晴)

株式会社 森林経済工学研究所
TEL:072-750-2286 FAX:072-750-2265 Eメール:karl@shinrin-ken.co.jp
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地域活性プロジェクト 合同会社 代表社員
加藤孔一氏
島根県出身。サラリーマンを経て、実家の運送業・土木業・農業を営む。『地域活性プロジェクト』設立後、多くの店舗や企業と取引を行っている。

企業・店舗から
地域を元気にする会社

 飲食店でお客様が再来店する割合は2割程度だという。8割のお客様が店へと足を運ばなかった理由、それはお店の印象が薄く記憶が残っていないからだと語るのは『地域活性プロジェクト』代表の加藤孔一氏。
「お客様に再来店していただけるようにと大手企業ではメールマガジンを取り入れています。しかし、実のところメールマガジンのシステムを一から開発すると中小企業やお店が簡単に出せる価格ではありません。その値段を抑えつつ、同様の効果を期待できるのが『アットメール』なのです」
 同社はビジネス用アプリケーション「アットメール」の販売代理店。PC、スマホ、タブレット、3G携帯などの端末に対応した業界初のHPシステムを取り扱っている。自由に更新できて安価、しかも配信機能が付いているので売り上げアップも期待できるという優れものだ。
「『アットメール』の強みは何と言っても、新規集客、売上アップ、コスト削減が可能になるということです。一般の方はあまり把握されていませんが、大手企業や大手フランチャイズ企業などはこういったシステムを有効に活用しています。機能の豊富さを考えると、国内屈指のコストパフォーマンスを実現しているといえます」 
 その他にも、「ウェブ会議システム」「ウェブ給与システム」などインターネットを駆使したサービスをクライアントに提案している。
「当社の事業は、売り上げや業績を伸ばしたいと考えているお店や企業といかに繋がれるかが大切」だと語る加藤氏。営業に赴いた際は、仮に商談がまとまらなくても印象を残すことを心がけているという。
 加藤氏が目指すのは、浮かせた経費や利益をクライアントが地域に落とし、地域の活性化に繋げること。人とのつながりを重視した加藤氏の事業運営。その根底にあるのは、企業やお店から、地域を元気づけたいとの熱い想いだ。
(ライター/馬場紀衣)

地域活性プロジェクト 合同会社
TEL:090-1688-4993 FAX:0859-26-1390 
Eメール:yonago-c2@10803948.info.at-ml.jp
ホームページ http://wp.at-ml.jp/10803948/

株式会社 酒井設備 代表取締役
酒井直樹氏
東京都出身。父親の仕事の都合で愛知県に移る。幼いころからサッカーに傾倒、その実力から強豪校への推薦を得たが、理不尽な出来事から取り消しに。高校中退後、事業を営む祖父の姿を見て経営者になることを決意、18歳で設備工事関連の会社に就職。25歳で独立し、『酒井設備』を設立。

Jリーグを目指した経営者
ビジネスのピッチを駆ける

 愛知県豊田市で各種ダクト工事や配管工事を手掛ける『酒井設備』。代表取締役の酒井直樹氏は、25歳で独立し『酒井設備』を設立した。「会社を興してすぐにリーマンショックが起き、元請けが倒産しました。赤字出発となりましたが、諦めずにどんな小さな仕事でも引き受けました。おかげで2年後には法人化できました」その後も気配り溢れる丁寧な仕事ぶりが評価され、取引先を増やし順調に業績を伸ばしている。そして現在32歳の酒井氏、40歳までに10億円の年商を目指している。そこには明確なロードマップが描かれていた。「まず売上げを伸ばすためにも全国展開を図ります。そのための足場づくりと人脈の開拓を、現在自分が陣頭に立って進めています。将来的には海外への進出も視野に入れています」
 また、36歳から飲食業への進出を考えているという。「元々『食』に対するこだわりがあり、地元の豊田市で美味しいものを紹介して共有したいという思いがありました。そのため出張先でも有名店を訪れては、料理はもとより、食器から内装、サービスに至るまでデータを収集しているところです」
 まずは基幹となる事業で地歩を固める。さらに新しい事業を起こして発展させる。そのために必要なのは、ビジネス、プライベートを問わず、人との出会いを大切にし、共に働く仲間を束ねるリーダーシップだ。酒井氏は、かつてサッカーではキャプテンとして、ミッドフィールダーという司令塔のポジションを務めていた。「フィールドを俯瞰して適確な指示を出し、ゲームを組み立てチームを勝利へと導く役割でした。会社経営でもその経験は役立っていると思います。チームメイトである社員を適材適所に配置し、共にゴールへ向かって走り、そして勝つ。そのために私がドリブルで突破してキラーパスを出していきます」と熱く語る酒井氏の前には、大きなビジネスのピッチが拡がっている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 酒井設備
TEL:0565-41-4435 FAX:0565-41-4435


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