注目情報はこれだ! 2017


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
大阪市内12年目のマンション(SRC造14F・6棟283戸)
屋上庭園あり、近い将来、漏水の可能性あり。ルーフバルコニーも多く、植栽が各住戸あり、防水の納まりが難しい。
左:奈良県内の25年目のマンション(RC造5F・5棟272戸)
渡り廊下に屋上庭園より、漏水あり、室内の結露が顕著なので改善検討。
右:兵庫県内12年目のマンション(SRC造14F・4棟533戸)
近い将来、漏水の可能性のある為、改善検討。
熊本地震に遭った中破壊認定マンション(RC造10F建2・築11年35戸)コンクリート躯体の破損、室内まで貫通、タイルの大幅な剥落と浮き、玄関扉取替。

グループ会社
株式会社 非破壊調査SST研究所
株式会社 あつまり暮らすと

営業時間/8:00〜18:00 定休日/土・日曜日・祝日
アクセス/大阪谷町線谷町4丁目駅、御堂筋線北浜町駅より徒歩約10分
マンションの大規模修繕工事において
管理組合をサポートする建築設計事務所

 資産としてのマンションをどう守ればいいのか。個々の住民をはじめ、管理組合としても頭を悩ませる問題だろう。マンションの老朽化が全国的に取りざたされる今、頼りになる存在が、大阪にある『K15建築設計事務所』だ。大規模修繕工事を主業務とする同社の代表取締役上村允郎さんは、数多くの管理組合の実情を目にしてきた現状からハード面、ソフト面に精通した専門家と顧問契約を交わし、緊密に連絡を取り合って、適切なアドバイスを受けることが最善策と断言する。
「マンション資産を守るということは、建物を守るのと同時に、管理組合に積み立てられた資金を守ることでもあります。管理組合によっては、何か問題が発生するたびに管理会社や知り合いの業者などに修繕を依頼することで、不要な工事の経費まで負担しているケースも少なくありません」上村社長は続ける。「それに対し、信頼できる専門家を顧問に置いていると、本当に修繕が必要か、工事費が正しく計上されているかなど、厳しい目でチェックすることで無駄な出費を減らし、大切な資産を守ることができます」
 マンション管理士は、2001年から登録が始まった比較的新しい国家資格。管理組合の運営、大規模修繕を含む建物構造上の技術的な問題、維持・管理に関する相談に応じ、助言や指導を行うマンション管理のスペシャリストだ。「マンション管理士の試験に合格したからといって、すぐに正しく判断するのは困難です。実務経験を積んで初めて、実際に貢献できるようになります。管理組合に良い提案をするだけでなく、他のマンションの動向や参考にすべき点など、ヒントとなる情報を伝えるのも大切です」と上村さんは語る。同社では上村さんをはじめ、スタッフもマンション管理士の資格を取得し、実績を積み重ねてきた。大阪をはじめとする関西に限らず、熊本で震災に遭ったマンション修繕の相談が舞い込むなど、同社へは、各地から問い合わせが相次いでいる。
(ライター/大倉恭弘)

創造と技術のちいさな不思議な会社
株式会社
K15建築設計事務所
TEL:06-6809-4303 FAX:06-6809-4304 Eメール:k15-kamimura@yahoo.co.jp
ホームページ http://www.kei-ichigo.com/

代表取締役 松本英孝 氏

営業時間/7:00〜18:00 定休日/ 無休
アクセス/JR植田駅より車で約10分
コンセプト生かす店舗のリフォームで実績
大工職人の匠の技で快適な商業空間に蘇生

 店舗を改装して営業成績につなげたい、居ぬきの店舗で新たな商売を始めたい、従業員の士気が上がるような事務所にしたい……。福島県いわき市の『株式会社マツケン』は、大工職人の住宅づくり、リフォームの高い技術を駆使して、店舗・事業所のリフォームの要望に応えて来た建築会社だ。24歳で大工職人として独立、様々な建築、リフォーム事業に携わった社長松本英孝さんが細部までこだわった丁寧な施工を指揮し、要望が叶った発注主から喜びにあふれた感謝の言葉が届く。
 リフォームは綿密な打ち合わせで、改装のコンセプトを明確にし、要望を最大限活かしたプラン、見積もりを提示。店の顧客や働く者の満足度を最大化する空間構成やデザイン、外観などを決定し、施工に移る。構造上取り外せない壁や柱を調べ、必要なときは空間構成の変更も行う。室内の印象に大きな影響を与える内装は、コンセプトに合わせて壁紙を貼り替えたり、床材を替えたりする。老朽化している場合は、清潔感を際立たせる。外壁は、豊富なデザインのサイディングや塗装で美しく蘇らせ、耐久性を高める。屋根も軽量化された金属屋根に取り替えて減震効果を高めたり、塗り直しで寿命を伸ばす。
 松本さんは会社を立ち上げた後、設計、施工、監理まで社内で一元管理する体制を構築した。一元管理体制は基礎工事や足場の組み立て、水道設備、電気設備、板金も含み、同社一社で全ての工程に対応できる直接施工方式を可能にした。これによって、それぞれの工程を他の専門業者に依頼する場合に発生する中間マージンを省くことができ、新築、リフォームどちらの場合でも余計なコストがかからず、適正価格を実現、依頼の大小を問わず、地域の建築やリフォームに関する多様なニーズに迅速、的確に応え、信頼を集めてきた。
 新築の住宅は自由設計で、施主の希望に即して設計し、建物の外観や室内を一定の図法によって立体的に表現するパース図も作成、設計図だけではわかりにくい全体のイメージがつかめる。工法は東日本大震災で甚大な被害が出たことも念頭に、柱や梁の軸組で構造を支え、地震に強い伝統工法の木造軸組構法が中心になる。また、多数の木材をストックしていて、建築材の希望にも応えることができる。
「多様な技術を有する大工集団である当社では、常にお客様の立場にたって、親切丁寧な対応を心がけ、豊かな生活のために、事業活動の発展のために、匠の技をフルに生かしていきたいと思っています」
 高い建築技術と豊富な経験に裏打ちされた松本さんの気英姿勢はどこまでも前向きだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 マツケン
TEL:0246-62-6175 FAX:0246-62-6175
ホームページ http://www.matsu-ken.com/

『フリーフレーム工法』施工例。周りの緑と調和する。作業者が安全に施工できるようにも配慮されている。

アクセス/都営浅草線押上駅より徒歩約4分、東武線とうきょうスカイツリー駅より徒歩約7分
災害に備えてのり面の保護・強化
緑化効果もある画期的な工法

「フリーフレーム協会」が推奨する災害、防災などに有効な『フリーフレーム工法』。この工法とは、道路・鉄道・構造物築造などののり面や、ダム湛水のり面・災害復旧・急傾斜地などの保護工が必要な斜面に連続した枠を作ることで傾斜の安定化をはかり、緑効果を施工することで緑の確保にも貢献する。それに地山に応じて自在に変形できる合理的な金網型枠の特性と吹付工法の特徴を生かして効率的に安定的なのり面を造成する。型枠材はすべてメッキ化され、耐久性に優れながらに埋め殺しなので、解体作業は不要。軽量で自在に変形でき、鉄資材の削減からCO2を減らすエコタイプでもあり、施工性にも優れている。FMタイプとFPタイプがあるので施工目的や地山状況に応じて選択可能。地山に直接モルタルまたはコンクリートを吹付けるので、地山と枠が一体となり、強度はより強靭なものに。洗掘作用も受けない。施工後には枠内の植物が繁茂することで、周辺環境との調和が図れ、緑地化効果も。大阪で開催された「建設技術展」で紹介され、来場者から好評を得た注目の工法だ。
(ライター/播磨杏)

フリーフレーム協会
TEL:03-3624-8374 FAX:03-3624-5189
ホームページ http://www.freeframe.gr.jp/

新築はもちろんのこと、既設構造物に対する耐震対策・液状化対策にも最適。土留壁の底盤改良や欠損防護、シールド発信・到達防護など仮設工事にも利用可能だ。巨大地震や津波に備えて、液状化対策、護岸補強、耐震補強は、できる限り早めに行うことをオススメする。
工期短縮・高品質を叶えた地盤改良工法
巨大地震対策は早めに済ませよう

 東京都飯田橋の「株式会社ミヤマ工業」が提案する画期的な工法『マルチジェット工法』は、無駄なく低コストかつハイクオリティな施工を実現させた。従来の高圧噴射攪拌工法では、円柱状の改良体(コラム)を造成する工法なので、対象範囲に対して無駄が発生していた。それに改良径が小さく、削孔本数が多くなり段取り替えが頻繁に発生するというデメリットがあった。しかし、先端モニターの噴射ノズルをツインノズルにすることで切削エネルギーを効率化し、造成用ロッドの動きを揺動方式にしたことで自由形状の造成も可能になった。さらにジェット削孔採用で、従来のようにケーシング削孔が別工種として必要にならず一連作業も可能になり、埋設管負傷のリスクも軽減する。これらの新しいシステムで既存の問題を解決し、効率よくコストも時間も削減。機器には管理装置が付属されているので、リアルタイムで細かく状況を把握し、一括管理。施工現場、状況に応じたマシンを選択できるので、狭い場所、空頭制限のある場所でもスムーズに施工可能。さらに建造物に噴射せずに改良可能なので、既設建造物の変位などのリスクも軽減できるようになった。
(ライター/播磨杏)

マルチジェット工法協会 株式会社 ミヤマ工業
TEL:03-3239-7543 FAX:03-3230-3105 Eメール: info@multi-jet.jp
ホームページ https://multi-jet.jp/


アクセス/JR郡山駅より車で約17分
交通設備工事で安全な交通環境確立に寄与
迅速で的確な施工に光る高い技術力と経験

 2016年5月、第10次福島県交通安全計画が策定された。交通事故の防止、安全で円滑な交通環境の確立が目的だ。『株式会社ロード』は、その一翼を担う交通設備電気工事会社。信号機工事をメインに道路情報板、速度や進行方向などを検知する車両感知器など福島県内の交通を管理する交通管制センターの端末工事を専門に手掛け、福島県警発注の信号機工事に関しては、ほぼ100%の受注実績を誇る。
 代表取締役の渡邉教幸さんは、義父が経営する電設会社で交通システム設備工事を担当、30年超勤め、退職後、その経験とノウハウを生かして起業した。信号機工事は、施工時間や施工中の安全管理、施工方法、機材の取り付け方法、制御機器設備の取扱い方法などを細かく定めた標準仕様書に従って施工することが求められるが、技術を持った30歳前後の若い従業員の迅速、的確な作業、協力会社との連携で着実に仕事をこなし、元請けの電気工事会社や信号機メーカーから信頼を得てきた。
「仕事に誤りがあれば人命に関わりますので、ミスのないように、しかも迅速的確に仕事を進める努力を重ねていきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ロード
TEL:024-983-1071 FAX:024-983-1072

『エナトラッキングシステム』(エナテクス社)
2軸追尾式太陽光発電システム
1軸追尾式太陽光発電システム
固定式太陽光発電システムに比べて、朝夕の発電量が増し、約3~5割発電量がアップする。

営業時間/9:00〜18:00 定休日/土・日曜日・祝日
アクセス/近鉄天理線前栽駅より徒歩約17分
農家に副収入もたらすソーラーシェアリング
追尾式太陽光発電システムを活用し普及図る 

「エグテック」では、農地に設置可能な太陽光発電システムを活用し、作物に必要な太陽光を確保しながら残りの太陽光を太陽光発電に利用するソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の普及に力を入れている。追尾式太陽光発電システム『エナトラッキングシステム』を利用し、ソーラーパネルが水平状態になった時の地面との距離が2.25mあり、農作業に支障のないように設置して発電し、売電による副収入を農家にもたらす事業だ。
『エナトラッキングシステム』は、太陽光の方位角をリアルタイムで追尾する韓国パル社製の光センサー、パネルを太陽の軌道変化に合わせて左右方向に調整するスルードライブ、高度変化に合わせて上下に調整するアクチュエーター、風速や天候の情報も取り込んでシステム全体を制御するコントローラー、駆動装置などから成り、日の出と共にパネルが太陽に向き、時間の変化と共に太陽の方位角、傾斜角に従って追尾し、夜は水平状態になる。本システムを設置することによって、耕作放棄地、遊休農地、休耕田、遊休地、後継者不足の解消につなげたいと考えている。(この事業は、特許出願済)
(ライター/斎藤紘)

株式会社 エグテック
TEL: 0743-87-9621 FAX:0743-87-9631 Eメール:eguchi_electric@sepia.plala.or.jp
ホームページ http://www13.plala.or.jp/egutec/


営業時間/9:00~17:00 定休日/土・日曜日・祝日
特許技術を応用し重力利用の発電機開発
セラミックス超微粒子用いた製品も研究

 化石燃料に頼らず、磁石や潮流、水流の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する振り子発電に着眼し、「動力発生装置」で特許出願中の『株式会社ニューエナジージャパン』代表取締役の牧野徳志さんが、その高い技術力を生かして重力エネルギーを機械的エネルギーに変換して電気エネルギーを発生させる発電機の開発に取り組んでいる。重力の加速度を利用するので、化石燃料による初期の入力エネルギーが必要ない自立発電機で、世界で研究が進む次世代クリーンエネルギーだ。早ければ2017年の実用化を目指し、発電した電力を農事用冷暖房、ビルの冷暖房、エアの圧縮などに提供したり、電力を使って水を電気分解する方法で水素を製造し、車の燃料として利用したりする道を探る。
 同社はこの他にも、超微粒子工学研究の学者の指導の下で、大気中の有害物質を除去する超微粒子焼結体フィルターや耐久性に優れた塗料などセラミックスの超微粒子を用いた製品の開発や発光ダイオードLEDを使用した照明器具のメーカーへの技術協力など環境に優しいテクノロジーや製品の開発に蓄積した技術力を生かす。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ニューエナジージャパン
FAX:049-298-5716 Eメール:makino@kcf.biglobe.ne.jp


アクセス/JR金橋駅より徒歩約10分
難加工素材のカッティングを
より精密に、正確に

 半導体や医療、新素材加工機器など幅広い産業分野にて最先端の製品を開発・販売する「株式会社 タカトリ」。『マルチワイヤーソー』は、LED用サファイアなど高脆性材料で高シェアを誇る実績ある製品。そして、同社から2016年に発売した新型部品素材切断加工機 『ロボットワイヤーソーTWR-300』は、直径0.3ミリのダイヤモンドワイヤーを、ロボットアームなどのマニピュレータに搭載することで、歩留り高く、精密で複雑な制御を可能にし、形状も3Dで高精度・高速に切断することが可能になった。それにより、航空機部品や宇宙開発用機器に使用されるハニカム素材や炭素繊維複合材料などの難加工素材、複雑形状品の切断というニーズにも対応可能。加えて消耗品の削減やランニングコストを抑えることに優れた新型マシン。また、材料にもよるが、基本乾式ワイヤーソーイング工法が可能。さらに、切削による切粉・粉塵の飛散が少ないので、作業現場環境にも優しい。この『TWR-300』がもたらす可能性は大きい。
(ライター/今井淳二)

株式会社 タカトリ
TEL:0744-24-8580 FAX:0744-24-6616 Eメール:info@takatori-g.co.jp
ホームページ http://www.takatori-g.co.jp/


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