今の大ヒットはこれだ!! 2022

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令和時代の
エキスパート
企業経営と並行して人道支援に注力
発展途上国を対象に発電設備を建造

業容を拡大し社会貢献
若い世代に奮起を促す


 社会が必要としているものを掘り起こしては、それに対応できる事業を一つひとつ立上げ、今では職種のデパートといわれるほど多様な事業を展開する一大企業グループを形成するまで成長させたのが『ライフグループ』の会長菱沼博之さんだ。地域貢献意識や業容はHPで一目瞭然だが、HPからでは伺い知れない世界で菱沼さんが力を注ぐ活動がある。発展途上国を対象にした人道支援だ。軍事政権発足とコロナ禍で中断しているが、ミャンマーで毒蛇に噛まれたときの血清を保存するためにも電力は必要だろうと考え、3000ヵ所に小水力発電所を造る計画を立てて推進、フィリピンでは建設資材やダンプカーを調達、提供したりしてダムの建造に奔走した。こうした活動を円滑に進めるため、当該国の政府要人と太いパイプを作ってきた菱沼さんが新たに着手したのが、途上国の企業向けの小水力発電の普及に加え、太陽光発電パネルと自動車の古いバッテリーを利用した家庭向けの発電だ。
「途上国では、電力不足のため家庭で電気を使えない地域が多く存在します。電力網が張り巡らされ、電子機器も不自由なく使える日本のような先進国の現実は、途上国の人たちにとってはタイムマシンに乗って見る未来の夢なのです。その夢を叶える小さな一歩として、各家庭に太陽光パネルを1〜2枚付け、古バッテリーと組み合わせて蓄電し、生活に必要な電気を賄い、家電や携帯電話が使えるようにする計画を進め、文化的生活の実現に貢献していきたいと思っています」
 発電支援活動は、再生可能エネルギーを利用した発電所の建設をサポートするグループ企業の太陽光・風力・水力発電トータルプランナー事業の経験と技術を生かすものだ。
 菱沼さんは、20代で独立し建設業で起業したものの、30代半ばに不渡り手形で10数億円もの借金を背負った。借金は3年ほどで返済したものの、その後は哲学書などの読書に耽る日々を過ごす中で、世の中に貢献したいとの思いを再び膨らませ、事業を起こし、成長軌道に乗せたという波乱万丈の人生を歩んできた。
「社会が求めているものの実現のために若者が強い意志を持って進み、周りの人たちも前例主義にとらわれず、その行動を受け入れなければ、この国は衰退してしまう」
 人道支援活動の根底に秘められた現代社会へのメッセージだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ライフ建設
TEL/0285-81-7916 
Eメール/lifeconstruction@themis.ocn.ne.jp
ホームページ 
http://life-group-global.com/

宅地や道路など社会資本整備で躍進
人と建機一対の派遣体制で信頼獲得

国家資格の知見を活用
環境配慮の施工を重視


 1973年創業の『株式会社開発工業』は、ゼネコンから請け負う本州各地の宅地造成や道路舗装などの社会資本の整備で躍進してきた建設会社だ。創業者の夫亡き後、23年間にわたり経営を牽引してきた代表取締役社長坂巻美代子さんは、土木施工管理技士の国家資格を持ち、土木工学や施工管理法などの知識を生かした専門性の高い経営と夫から受け継いだ同社独自の人と建機一対の派遣体制、環境に配慮した施工を重視する姿勢がゼネコンから信頼される理由だ。若き日、服飾関係の仕事を目指していた坂巻さんは、建設業を営む夫との出会いから土木業界で生きる道を選択、会社経理を学び、女性受験者がまだ数えるほどしかいなかった時代に難関国家試験に挑み、一回で合格、その知識を生かして経営を支えてきた。1999年に社長に就任してからも堅持してきたのが人と建機一対の派遣体制だ。
「人と建機一対の派遣体制は、マンパワーとマシンパワーの相乗効果で現場の施工性と機動性を最大化する施工体制です。工程管理責任者となるスタッフ、建機オペレーター、協力会社の社員を含めた作業員と建機をセットで現場ごとに派遣します。長期にわたる工事では、スタッフがアパートを借りて常駐し、工事が終われば会社に戻り、次の工事のためのチームを編成して派遣します」
 建機は原則5年サイクルで更新し、GPS全地球測位システムなどのITC情報通信技術や環境に優しいエコ運転機能を搭載した最新鋭のブルドーザーや油圧ショベルをはじめ、ローラー、破砕機、ダンプトラック、建機を運ぶトレーラーなどこれまで導入した建機は205台にのぼる。中古建機は中国に輸出したりして無駄にならない工夫もした。
 環境に配慮した施工は坂巻さんの信念だ。
「環境対策は時代の要請であり、周辺環境に大きな影響を与える土木工事では特に留意しなければなりません。また、環境保護を重視する国や公団などの公共事業を担う大手ゼネコンの厳しい条件もクリアすることも求められます。このため現場では自然環境や周辺環境に影響を与えない工法や作業手順を考えながら、環境にできるだけ負荷をかけないように進めています」
 時代とともに変化する土木工事のニーズに柔軟に対応できる、使われ易い会社。坂巻さんが長年目指し、確立した会社の姿だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 開発工業
TEL/046-241-3364 
Eメール/info@kaihatsu-kogyo
ホームページ 
http://kaihatsu-kogyo.co.jp/

つくばの風土に適した住空間を形成
自然を味方にした快適な生活を実現

デザインに光る発想力
遊び心あふれる設計も


 茨城県つくば市を中心に県西、県南地域を施工エリアとする地元密着型の工務店、『株式会社カイテキホーム』四代目代表の石塚政憲さんは、「つくばの自然と共存した住まいの提供」という同社の伝統的なコンセプトを堅持しているだけでなく、そのコンセプトを形にする上で斬新なアイデアを取り入れ、住まいを求める人たちを魅了するハイセンスな住空間の形成を牽引してきた経営者だ。
「四季を通じて自然を楽しめる日本では、家というものの考え方を変えなければいけないと考えています。厳しい自然から身を守るための箱ではなく、自然を味方にして豊かで快適な生活を送るための場としての家です。つくば市は、都市と自然が融合したとても住みやすい街であり、この環境に適した快適な住まいを提供するのが当社の基本的なスタンスです」
 同社は、これまで700棟超の注文住宅を建ててきたが、その軸になったのが家づくりの流れを可能な限りシンプルにすることで建築家との家づくりを手の届く価格で実現する「R+house」と、高性能を備えたあそび心あふれる家「Nagomie」、自然の心地よさを取り入れたパッシブデザインの家「cocokala」の三タイプの商品だ。これに同社が擁する設計士の創造力と発想力が生み出す斬新なデザインが加わり、施工実績を伸ばしてきた。
 問い合わせ数No.1の『つくば平屋モデルハウス』の陽の光が注ぐ24帖のLDKは、梁を出した勾配天井で開放感たっぷり。リビングからつながるウッドデッキは、第二のリビングとして使うことができ、南側の居室すべてから庭に出られ、自然を感じられる。また、漆喰の塗り壁を採用し、住まう家族みんなが心地良い空気に包まれる。
 このほか、高気密、高断熱で室内の熱が逃げにくく、外気の影響を受けにくい、健康的な生活が送れる高性能住宅はもちろん、風が気持ちいい季節に友人たちと食事をしたり、休日に夫婦で静かな時間を過ごしたり、子どもが伸び伸び遊べたりする、少しだけ贅沢に感じられるエクステリアも提案する。
「子どもたちが将来もずっと笑顔で暮らせる街づくり」も、石塚さんが大事にしているコンセプトだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 カイテキホーム
TEL/0120-39-1146 
Eメール/info@kaitekihome.jp
ホームページ 
https://www.kaitekihome.jp/

住宅建築販売にデジタル技術を活用
「SDGs」の達成に貢献する意志が鮮明

新ビジネスモデル構築
発想力で新手法を導入


「SDGs」達成を旗印に、デジタル化の波に乗って、住宅市場に新たな地平を切り拓いていく。熊本県山鹿市のハウスメーカー『株式会社Lib Work』の代表取締役社長CEO瀬口力さんが構築したビジネスモデルからこんな情景が浮かぶ。ネットを活用した集客、建築現場へのIT技術の導入、環境に優しい資材の採用、太陽光発電普及の新たな仕組みの考案など創意に満ちた取り組みを支えるのは豊かな発想力と実行力だ。
 瀬口さんは大学院在学中、同社の前身である父親創業の工務店社長に就任、女性が成長の主戦力として活躍し、10年で5倍の売上拡大を実現、2014年に経産省のダイバーシティ経営企業100選に選出されたほか、株式市場に上場するなど快進撃を続けてきた気鋭の経営者だ。標榜する住宅テック企業を象徴するのがウェブマーケティングだ。YouTube上で実際に施工されたモデルハウスを見ることができるチャンネル「Lib Work ch」を展開。一本で80万視聴を超える動画もあり、大変好調だ。このYouTubeチャンネルは集客コストを抑えることにつながっており、千葉については次のような事例も生まれている。千葉店を出店したのは2022年1月だが、その約1年前にこのYouTubeチャンネルを見て、受注が取れた。よってモデルハウスなどの拠点なしに、この動画コンテンツで受注ができているという従来の手法ではないデジタル戦略で、受注拡大(=業績拡大)につながる結果となった。建築現場へのIT技術の導入は、一人の現場監督が担当できる現場は1現場だけというこれまでの常駐型の方法と異なり、一人の現場監督が社内SNSを駆使し情報を共有することで同時に複数の現場を担当できるようにし、現場に必ず必要な現場監督業務の効率を図った。環境に優しい資材の採用の一例は、断熱材に新聞の古紙を再利用した木質繊維のセルロースファイバーの標準装備や国産の天然スギ材の材木を使用。冷暖房効率を高めながら光熱費を抑えられるため、家計にも地球環境にもやさしい素材だ。
 太陽光発電普及の新たな仕組みは、瀬口さんの発想力の高さを示す。
「太陽光パネルの設置はイニシャルコストがかかりますが、太陽光パネルを扱う会社の社長に直談判し、設置後同社が売電収入を15年間受け取ることを条件に設置費用の無償化を承諾いただき、初期費用の問題をクリアし、全戸太陽光パネル設置を実現することができました。SDGsが掲げる脱炭素社会の実現に貢献できたらと期待しています」
 こうした取り組みに止まらず、女性の活用など「SDGs」が掲げる項目達成とともに『アフタヌーンティー』とのコラボ商品の開発にも注力している。『アフタヌーンティーハウス』は、戸建ての新ブランドとして「サステナブルな暮らし」をコンセプトとし、計画植林(FSC認証)された北海道産のナラ材利用や、地産地消の波佐見焼の手洗いボウル、木質断熱のドアなどを利用している。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 Lib Work
TEL/0968-44-3559 証券コード 1431
ホームページ 
https://www.libwork.co.jp/

社会の新たな住環境ニーズに対応
オゾン脱臭除菌器を全住宅に導入

省エネや防災対策充実
空き家問題に独自対策


 住宅の建設、販売を主軸に不動産に関する多角的な事業を展開する『浜土地株式会社』代表取締役の齋藤護さんは、不動産事業に携わって18年のキャリアで培った独自の経営感覚で住宅に対する社会のニーズを的確に捉え、経営戦略に反映させてきた気鋭の経営者だ。その象徴がコロナ禍で生まれた新たな住環境ニーズに対応したオゾン脱臭除菌器AIR CLOVER(エアクローバー)付き住宅の販売だ。
「三つの酸素原子から成る分子であるオゾンガスは低濃度でもコロナウイルスを不活化できることが医科大学の研究で明らかになりました。AIR CLOVERはオゾンガスを発生させる装置で除菌・ウイルス除去、脱臭、防虫のトリプル効果があり、全国の500台以上の救急車に採用されています。この装置を当社が販売する全住宅に導入しました。お子様のおもちゃから床、家具類、手入れの届きにくい部屋の隅まで最大50帖まで効果が及び、安全安心な住環境を保つことができます」
 新た住環境ニーズへの対応はこれに止まらない。働き方改革やコロナ禍で広まった在宅ワークを想定したワーキングスペースのある住宅プランや多発する自然災害対策として常備食や荷物を大量にストックできる収納スペースを確保した住宅なども提案する。さらに省エネ対策として二枚のガラスの間に空気層が設けられ、断熱効果が高まるペアガラスや魔法瓶と同じように浴槽が二重構造になってお湯が冷めにくい魔法びん浴槽、節水トイレなども採用している。
 齋藤さんは、人口減少率と住宅供給数が今のまま推移していけば増え続ける空き家対策にも力を注ぐ。
「全国の空き家が800万戸を超え、街の治安や景観の悪化が危惧されています。平成27年に空き家対策特別措置法が施行され、放置した空き家が問題のある特定空き家に指定されると固定資産税の優遇措置が適用外になり、税負担が6倍になりますので、早期の対策が求められます。その一方で、誰しもが制約なく自由に使える運動公園の不足は深刻です。そこで当社は空き家対策とし、空き家を取り壊した空き地を多目的の有料運動場に変えたり、空き家を地域コミュニティーセンターとして活用したりする方法を地主様に提案していきたいと考えています」
 齋藤さんのモットーである「笑顔の絶えない街づくり」が事業全体に投影されている。
(ライター/斎藤紘)

浜土地 株式会社
TEL/045-264-8530 
Eメール/info@hamatochi.com
ホームページ 
https://www.hamatochi.com/

BLOOKLYN Cafe Style Apartment
賃貸経営に変革もたらす斬新設計

ネットで営業フォロー
サロンとして活用例も


 カッコよく暮らしたい若い社会人や自分らしさを追求する女性、豊かな暮らしを望むカップルの心を鷲掴みにするアパートメントがある。『株式会社ESPRESSO』代表取締役で不動産企画コンサルタントの牛田筧千さんが一級建築士とコラボで、米ニューヨーク市ブルックリンにあるカフェのイメージをもとに生み出した『ESPRESSO』。スタイリッシュな空間構成は美容サロンなどで活用することも可能で、不動産オーナーや不動産投資家から問い合わせが相次ぎ、注目度は高まる一方だ。
 牛田さんは本拠地の愛知県清須市で建てた『ESPRESSO清須』を第一歩に各地に建造、さらに羽田空港近くの『ESPRESSO 大森南』を手始めに東京でも展開する計画だ。部屋はワンルームとロフトの一階タイプ、LDKとロフトの二階タイプの二種類。落ち着いた木調のフローリング、レンガの壁紙、ロールカーテン、ロフトへと続くお洒落な階段がシックで洗練された空間を演出する。
 牛田さんは、土地活用とアパート経営を成功へと導く要件として、デザイン性の高さ、建築コストの良さ、満足度の高さ、空室率の低さ、収益力の高さを挙げ、その全てを満たし、「住みたい人を探すのではなく、住みたい人が集まってくる」賃貸物件として企画したのが『ESPRESSO』だ。また、牛田さんは「賃貸アパート経営を行う上で最大のポイントとなるのは空室対策」として、入居者向けの賃貸物件ポータルサイトと提携、空室対策もパッケージ化して、不動産オーナーや投資家などからの建築依頼を請け負い、バックアップする体制も整えた。
 さらに牛田さんは、『ESPRESSO』ブランドを広め、ファン層を厚くする戦略としてネットサイト「ESPRESSO FAN CLUB」を開設。物件情報だけでなく、「新しい日常New Normalに向けた暮らしの提案」として定義づけた。「ESPRESSO」に入居して開業したリフレッシュサロンやネイルサロンなどを紹介したり、部屋に彩りを添えるキッチン雑貨やステーショナリー、インテリア雑貨などオリジナル商品を揃えたオンラインショップサイトも設けた。『ESPRESSO』では、LINEでの普及を高めており、LINEを行うファン層から支持されている。
 「安易に家賃を下げて入居者を募るという従来の賃貸業の風潮を打破し、入居者が満足して暮らし、物件のオーナーが相場より高い家賃収入で安心経営でき、ともに幸せになれる仕組みができたと思っています」
『ESPRESSO』に注ぐ牛田さんの思いが伝わる言葉だ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ESPRESSO
TEL/0120-358-505 
Eメール/lan@lan-c.jp
Instagram/@espresso.fanclub
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http://espresso-apartment.com/

利回りの高い「RC新築一棟マンション」
建物が働く投資用物件『働く建物Ⓡ』

施工内製化で工費抑制
成長を導く働く経営者


『働く建物Ⓡ』と聞いて、「建物が働くというのはどういうことだろう」と誰もが首を傾げる。
そんなブランドコンセプト『働く建物Ⓡ』のもと、RC(鉄筋コンクリート)構造、マンションやRC造住宅を自社で施工するのは、『株式会社大和工務店』代表取締役の大﨑和彦さんだ。RC造の建物をその優れた構造特性から多様なメリットを生み出す長期安定稼働資産と定義づけ、それを強く対外的にアピールするように表現したものだ。同社の高い建築技術力と相まって、この経営戦略が功を奏し、ついに2022年4月にブランドコンセプト『働く建物Ⓡ』が完成した。
 RC造は、建物の柱などの骨組みを鉄筋で組み上げ、その周りを型枠で囲み、コンクリートを流し込んで建物を造る方法で高い防災・減災性を有している。特に耐久性、耐震性、耐火性、遮音性に優れているというのが大﨑さんの見解だ。
「総合建設会社として、様々な建物を手がけていますが、中でも主力はRC造です。『働く建物Ⓡ』という言葉には様々な意味があるのですが、第一に建物の資産価値という点が挙げられます。家を建てる工法によって耐用年数が大きく異なり、木造なら22年、軽量鉄骨造なら27年、重量鉄骨造では34年ですが、RC造の法定耐用年数は47年です。建てるとそれだけ長く資産価値を維持できるのです。また柱と梁で家の骨格を造る木造に比べ、RC造は大きくスペースを取りやすく、木造・鉄骨造では実現できない、あるいは実現が難しい意匠を取り入れられ、建築主のイメージした好みのデザインにも対応可能であり、都心部などの狭小地にも大きなスペースを取れる利点を生かし広々とした空間を提供することが可能です。さらにリフォームをしやすいという強みもあることによって、昨今のコロナによるテレワーク・在宅ワークなどの生活の変化にも応じることができ、家が働いてくれるというわけです」
 RC造は、木造に比べて高価といわれるが、同社では自社でできる工程をできるだけ内製化することで、建物(RC新築一棟マンション)一棟1億円を実現している。同業他社が「その価格ではとても無理」と難色を示す案件も引き受けてきた。その結果、利回りの高い建物・投資用物件、すなわち『働く建物Ⓡ』が誕生した。
 大﨑さんは、建築現場で型枠工事を担う型枠大工から身を起こし、東京に進出し起業。型枠専門工事業からスタートして、RC造に特化した建設事業を展開する総合建設業へと成長させた気鋭の経営者。『働く建物Ⓡ』倣えば「働く経営者」として存在感を高めている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 大和工務店
TEL/03-5876-6428 080-6511-9989(直通)

Eメール/nfo@yamato-2013.co.jp
ホームページ 
http://yamato-2013.co.jp/

不動産事業の新分野を開拓し躍進
不動産価値創造企業の理念を実践

条件なしの宅地で成功
同業他社にも及ぶ恩恵


 兵庫県姫路市を拠点に不動産事業を展開する『株式会社赤鹿地所』代表取締役社長の赤鹿保生さんは、業界では未踏の画期的な事業分野を開拓して新たなビジネスモデルを確立、不動産を求める人だけでなく、同業他社にも恩恵をもたらしてきた改革者的な経営者だ。経営ビジョンで目指す企業像として、手がけるすべての不動産に新しい価値を生み出す「不動産価値創造企業」を掲げ、業績を着実に伸ばし、会社を成長軌道に乗せながら前進してきた。
「地方には、いまだ手つかずの農地や事業跡地など様々な事情で持て余されている不動産が数多く存在します。そのような難しい案件に着手し、地域に調和し多くの方の生活を豊かにすること」
 その実践の象徴が、自社で土地を開発し、建築条件を付けずに土地のみを販売する事業だ。
「宅地の販売が建売と建築条件付きばかりで、土地だけを売ることがないと気づいたのがきっかけです。建売付きだと同じような外観の建物が立ち並び、注文住宅だと限られた展示場を見学して決めなければいけません。新規の分譲地だけを販売して、建築は多くのメーカーから選べるという住宅購入の仕組みにすれば必ずニーズがあると確信し、中核事業として推進しました」
 農地を購入して宅地化し、「ロワイヤルガーデンズ」ブランドで売り出した12区画が2週間で完売、これを機に、建築条件なし宅地分譲のモデルを確立し、大きな成功を収めた。
 もう一つが、注文住宅業者に宅地情報を提供する「B to B to C」スタイルの確立だ。
「地域で営業する大手や地元のハウスメーカーが持つお客様をターゲットに宅地販売を展開するものです。ハウスメーカーの営業担当者向けの勉強会などを開き、情報を収集して、他社の分譲地の販売を請け負うことで売り上げがウィンウィンの関係になります」
 さらに、注文住宅の施工会社選びで苦労する人を対象にした無料の「いえとち相談窓口」も開設した。同社が持つ施工会社情報を基に、第三者的なアドバイザーとして公平な比較検討の下で最適の会社を紹介する。2021年には、賃貸事業部を設立、オーナーが高齢化してメインテナンスできず、空室に困っているような賃貸物件の管理サービスに乗り出した。
 「人を幸せにする仕事」という赤鹿さんの不動産事業に対する信念が伝わる。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 赤鹿地所
TEL/079-295-7774 
Eメール/ a-tochi@akashika.co.jp
ホームページ 
https://www.akashika-jisho.co.jp/


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