今の大ヒットはこれだ!! 2022

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令和時代の
エキスパート
使命感が光るコロナ禍の雇調金申請
申請マニュアルで顧問先以外も支援

経営理念の精神を実践
相談殺到に支援を決断


「手のひらで救える目の前の人に注力する」
 コロナ禍で雇用維持が困難になった事業所を経営理念に掲げるこの精神でサポートし、社労士としての使命感を広く印象付けたのが『寺嶋社会保険労務士法人』の代表社員寺嶋卓さんだ。コロナ禍対応で特例措置が設けられた雇用調整助成金の申請で独自に作成した申請マニュアルを顧問先以外の事業所にも提供し手数料なしの自社申請に寄与し、顧問先の窮状を救っただけでなく顧問先以外の企業も支援した。
 雇用調整助成金など厚労省が提供する助成金の申請は社労士のみに許された独占業務。コロナ禍が急拡大した2019年中ごろから同法人に相談の電話が殺到、その対応で生きたのが経営理念だ。
「当法人には当時は13人のスタッフがおり、感染防止に在宅勤務を取り入れていて、殺到する助成金申請依頼への対応とスタッフの命を守ることとの板挟みで圧し潰されそうでした。そんな時スタッフが経営理念に立ち戻ることを思い出させてくれたのを機に、申請支援に一気に舵が切れました」
 以後、寺嶋さんを先頭に法人が一丸となって申請支援を行った事業所は数百社、従業員数は数千人規模にのぼる。寺嶋さんの対応はこれに止まらず、同業者や経営者団体に向けてオンライン会議アプリZoomを使ったセミナーも開催し申請マニュアルを無償提供した。
「厚労省の申請フォームをコピーし、各項目ごとの記入の仕方をだれでもわかるように解説し、一円もかけずに自社で申請できるようにマニュアル化しました。わからないときは質問にも答える形で支援し、どうしてもという場合は書類作成と申請を代行しました」
 同法人は、社外人事総務部を標榜し、労働・社会保険諸法令に基づく書類作成・提出、労使トラブル対策、人材育成、就業規則作成、給与計算、社内改革などで事業所を支援してきたが、雇用調整助成金をめぐる支援活動が評判になり、通常業務の依頼やセミナーなどの開催要請が増える好循環を生んだ。
 同法人は1968年に寺嶋さんの祖父が設立、寺嶋さんは2009年に父親を継いで代表社員に就任。また、労働関係の紛争で裁判外紛争解決手続制度に則った代理業務が行える特定社会保険労務士の資格も持つ。
「これからも経営理念の精神で事業所のために努力を重ねていきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

寺嶋社会保険労務士法人
TEL/03-5901-9833 
Eメール/terashima.sr@tera.srst.jp
ホームページ 
http://tera-sr.com/

様々なライフプランの相談に乗り
幅広い知見と経験で最善策を提案

先行き不透明な時代の
不安の解消をサポート


 人生の様々なステージで直面する問題の相談に乗り、最善の解決策を見出す「久保田行政書士事務所」の代表久保田豊さんが開設した『あんしんライフプラン相談室』が好評だ。行政書士だけでなく、宅地建物取引士や二級ファイナンシャルプランナー技能士、マンション投資アナリスト、簿記、教員資格などの資格が裏付ける幅広い知見を活用し、多角的な視点から最適解を追求する姿勢が支持される理由だ。
「コロナ禍は、身近なライフスタイルに大きな変化をもたらしました。経済は表向き正常を保っているように見えますが、内実はかなり弱っていると思われます。預貯金金利は低く、老後資金に関する2000万円不足問題、両親の介護問題など様々な不安が身の回りに渦巻いていて、将来の不安を感じない人はいないのではないでしょうか。こうした状況の下、ライフプランを考える際の不安を専門的な視点で取り除くお手伝いをするのが当相談室です」
 相談のテーマは、生命保険、損害保険、人生設計、資産設計運用、投資信託、住宅ローン、家計簿の作成、相続、終活、空き家、土地活用など多岐にわたるが、具体的には、「将来的な安定を目指して資産運用をしたい」「子供に資産を残すためになにかしたい」「自分に向いている資産運用を知りたい」「自分や家族の老後に備えたい」「目標実現のためにライフプランを見直したい」「保険料を払いすぎていないか不安」「家族構成が変わったから保険の見直しをしたい」「今の保険が自分に合っているかわからない」「今後どんなお金が必要になるかわからない」「老後の資金がどのくらい必要かわからない」などといった相談に応じる。保険については、保険会社の代理店ではないので、中立な立場から客観的に保険の見直しができるのが強みだ。
「ご相談場所は、当事務所にお越しいただくか、ご自宅やお近くのカフェなどお客様のご都合の良い場所へお伺いします。熊本県内、福岡県内、佐賀県内であればどこでも出張可能です。土日祝日でも対応できます。オンラインでのご相談も可能です。気軽にご相談頂けるように、相談料は初回無料とさせて頂いています」
 久保田さんは、25年間、法律事務専門補助者として東京の法律事務所で活動した後、独立、開業。その豊富な経験が幅広い知見とともに業務の信頼性を支える基盤だ。
(ライター/斎藤紘)

あんしんライフプラン相談室
TEL/090-6474-7485 
Eメール/southgate777yutak@gmail.com
ホームページ
https://kubotagyouseisyoshi.com/
https://kubotagyouseisyoshi.net/ (あんしんライフプラン相談室)

仕事と趣味で人生を前向きに生きる
ライフ設計支援とロックバンド演奏

生保会社での経験活用
少年期から洋楽に没頭


 人生の様々なステージの対策を助言するライフコンサルタントと各地でLIVE演奏活動を続けるロックバンドリーダーの二つの顔を持つ経営者がいる。『シーケンシャルライン株式会社』の代表取締役近藤泰幸さん。仕事も趣味も分け隔てなく力を注ぐその精力的で前向きな生き方が相談に訪れる人たちに新たなエネルギーを吹き込む。
 近藤さんは、大学卒業後、大手自動車メーカーの販売会社で活躍し、その後、ライフプラン設計を重視している生命保険会社に転じ、約21年間働く中で、保険だけでなく資産運用や相続などについても相談を受けるようになり、新たな人生にチャレンジする思いから50代で独立、起業した。
手がけるのは、ライフプランニング・生命保険事業、独居高齢者の見守りサポート事業、IFA(資産アドバイザー)事業、相続・事業承継・M&A支援事業など多岐にわたる。近藤さんは、自身を「ゆりかごから次世代まで、たくさんの安心をお届けするライフコンサルタント」と称する。中でも、実力が伝わるのがライフプランニング事業だ。
「お客様の家族構成やライフイベントから、将来の収支をシミュレーションし、それに応じて生命保険商品をオーダーメイドで設計します。シミュレーションで良い結果が出なくてもしっかりと改善プランを組み立てていきます。また、住宅購入についても賢い住宅ローンの組み方などを指南しています」
 趣味の世界では、近藤さんは、小学生の頃から洋楽に触れて育ち、ギターを弾くようになった。中学時代にバンド結成。高校時代は作詞作曲に没頭する日々を送り、大学時代はオリジナルでプロを目指すもなかなか上手くいかず、バンドは自然消滅した。そして48歳の時、ある音楽イベントでプロギタリストの演奏に衝撃を受けたのを機に2017年、一度は解散したメンバーを再結集してロックバンド「ROKD(ロッド)」を結成。リーダーとメインコンポーザー、ギター、コーラスを担当、80年代のメロディアスなハードロックをベースにジャンルにとらわれない普遍的なカッコよさを追求したバンドフルなサウンドを売りに各地でLIVE演奏活動を続けている。
「短い人生の中で相当な時間を費やす仕事も趣味も楽しんだ者勝ちです」
(ライター/斎藤紘)

シーケンシャルライン 株式会社
TEL/048-711-3733 
Eメール/info@sequential-line.com
ホームページ 
https://sequential-line.com/

経営で人を大切にする精神貫く
働きやすい職場環境整備に注力

希望に沿いシフト編成
第三者機関も高く評価


「人を大切にがモットー。社員を大切にする、社員の幸福を第一に考えるようにしています」
 東京23区と武蔵野市、三鷹市を営業地域に64台のタクシーを稼働させる『葵交通株式会社』代表取締役社長の田中秀和さんが経営で揺らぐことなく貫いてきた信念だ。その実践として働きやすい職場環境の整備に力を注ぎ、その経営努力が評価され、第三者機関による客観的な評価制度で働きやすい職場に認定されたほか、21年連続で特別優良会社として表彰された。
 田中さんのモットーが鮮明に伝わるテレビ番組がある。2022年2月に千葉テレビの情報番組「モーニングこんぱす」で「働きやすさを第一に考えるタクシー会社」として紹介された番組だ。雨模様の朝、傘をさして門に立ち、仕事に出るドライバー一人ひとりを激励する田中さんは、この中で具体的な取り組みの一端を紹介している。
「年中無休の交通機関としては珍しいのですが、個々の希望を取った上でのシフトを組み、社員のプライベートの充実をサポートしています。また、社員による組織、互助会を設置し、互助会と会社が定期的に会合し、働きやすい環境に向けて提案し、それを実現することで職場環境をさらに改善させていくことができます。また互助会では、社員旅行やクラブ活動などで親睦を深めています。社員がいつも気持ちよく働ける環境を作ることで結果としてお客様の満足度が上がると考えています」
 研修制度の充実ぶりも同社の特色だ。乗務未経験者でもオリエンテーションから2種免許取得、地理試験、同乗講習にいたるまで初期の段階で丁寧に指導する。先輩乗務員がマンツーマンで公私にわたって相談に応じるブラザー制度もある。安全対策も徹底し、全車両にはカーナビゲーション、バックビューモニター、前後ドライブレコーダー、車内防犯カメラも搭載している。
 人を大切にする努力は評価され、国交省指定団体である一般財団法人日本海事協会の働きやすい職場認証制度で、法令遵守、労働時間・休日、心身の健康、安心・安定、多様な人材の確保・育成の五分野すべてで要件を満たしていると判定された。また、財団法人東京タクシーセンターが接客・サービス、安全・運行管理、経営姿勢の三面から審査する法人事業者評価でも特別優良会社の要件を満たしているとされた。
(ライター/斎藤紘)

葵交通 株式会社
TEL/03-3382-1533
ホームページ 
https://www.aoi-kotsu.com/

エグゼクティブの信頼を集めて躍進
議員秘書経験生かす運転手秘書派遣

HPでのアピール奏功
有能な人材を厳選採用


『株式会社トランスアクト』は、超富裕層向けに専属の運転手と秘書を派遣する異色のニッチビジネスで成長軌道を走り続ける会社だ。コロナ禍でも年商4億円に18%アップさせ、エグゼクティブサポート業界のリーディングカンパニーと評されるまで存在感を高めたのは、国会議員の秘書兼運転手を務めた経験がある代表の橘秀樹さんのエグゼクティブのニーズを的確に読み取る経営センスと周到な経営戦略だ。
「政界で活躍された二人の国会議員の秘書を務めたことが今の仕事の原点です。国会議員は多忙を極めますが、車の運転、カバン持ち、身の回りの世話まで何でもしました。この中で自分に求められているものは何かと見極めることができるようになったことが大きな力になっています」
 橘さんが起業したのは40歳のとき。区議会議員を目指したが挫折し、運転手派遣会社のアルバイトとして働く中で再起の想いが強まり、小さいながらも20年も続くその会社の実態を見て、自分ならもっとやれると会社を立ち上げた。ここで橘さんが経営センスを示したのが集客戦略だ。
「人脈もない中、HPを自分で作り、ネットで集客したのです。私自身が前面に出て期待感を高めるため、国会議員秘書の経験を基に、単なる派遣ではなく細かいところまで気がつくエグゼクティブサポートの集団をアピールしました。これが功を奏し、エグゼクティブの大変さを理解できる経営者、との評が浸透していったのです」
 求人もネットで行い、応募者を募っている。現在、専属運転手として派遣されているのは70〜80人。橘さんはじめ幹部が面接し、職歴、運転歴、立ち居振る舞い、接客能力、運転ぶりから資質を見極めて採用となる。マナーや礼儀礼節を徹底指導したベテラン揃いだ。秘書も厳しい研修をクリアした人材を派遣する。
 現在、同社の運転手派遣のクライアントは70社を超え、要望に応じてマッチングした運転手が企業オーナー、会社社長、医師、政治家、芸能人、トッププロスポーツ選手などの専属運転手として働く。
「超富裕層向け事業の市場規模は決して大きくはありませんが、確実にニーズのあるマーケットです。顧客を無暗に増やすことは考えていません。エグゼクティブサポートのプロ集団として、数字より信頼を大切にし、お客様の期待を裏切らない仕事をしっかり続けていきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 トランスアクト
TEL/03-3433-8200 
Eメール/info@transact.co.jp
ホームページ 
https://transact.co.jp/

廃タイヤを植木鉢と花台にリサイクル
特許技術で加工し「SDGs」達成にも貢献

可愛らしい花びら形状
軽量で多様な用途可能


 精緻を極める特許技術から生まれ、「SDGs」に寄与するエコ製品として注目される植木鉢と花台がある。総合建設業と車両販売・整備業を営む『株式会社トータルホーム山口』代表取締役会長の齊藤賢二さんが2010年より取り組みを始めたのが、ホイール付き廃タイヤを利用して開発した植木鉢『エコ鉢くん』と廃タイヤだけで作る花台『やんちゃくん』、『えこなちゃん』、『めだかのお宿』などだ。いずれも山口県認定リサイクル製品に認定され、可愛らしい造形とそこに飾られる花々を楽しむ度に地球環境を守ることの大切さを思い起こさせる心温まる製品だ。新作として『鶴のオブジェ』もできあがっている。
 同社の車両部門では、年間1200本近く出る廃タイヤの処分が課題だった。焼却処分したり放置して自然発火したりすれば地球温暖化の原因になるCO2が大量に発生する。世界中でCO2削減が叫ばれている中、「何かできることはないか」とスタッフと一緒に考えた末に生まれたのが廃タイヤを裏返しにして丸ごと利用する二つのエコ製品だ。課題は、厚い廃タイヤを裏返しにする作業だったが、これを解決したのが齊藤さんが発明し特許を取った「廃タイヤ加工方法及びそれに用いる廃タイヤ加工装置」。工場の天井クレーンでタイヤを吊り上げて反転させる方法で、三人がかりで2時間かかっていた作業が30分でできるようになり、さらにタイヤに切り込みを入れ、ホイールを土台にした可愛らしい花びら型の『エコ鉢くん』を完成させた。その後、タイヤに加工を加えてユニークな形の『やんちゃくん』も開発した。
「『やんちゃくん』は、ゴム製品なので接触しても怪我をすることも無く、転倒しても破損しません。軽量で移動、移設が容易で、室内では創作花台やオブジェ的な鉢としても使用でき、屋外では壁面やフェンスなどに固定し盛り土を施して花を盛ることでエコなイメージの屋外製品にもなります」
 齊藤さんは、これらを販売するだけでなく、保育園や介護施設などに寄贈したり、販売収益の一部を福祉事業に寄付したりしている。また乗用車のホイール付き廃タイヤを持参すると、二個まで無料で加工するサービスも実施している。こうした取り組みは大きな反響を呼び、地元メディアでは環境問題に取り組んでいる会社として紹介された。『エコ鉢くん』『やんちゃくん』がモデルになって、毎年全国で1億本近く出る廃タイヤのリサイクルが進むことが齊藤さんの願いだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 トータルホーム山口
TEL/083-920-2612 
Eメール/info@totalhome-y.jp
ホームページ 
http://www.totalhome-y.jp/

ウクライナ避難民に翻訳機を贈る
ラップ調の歌で多文化共生を願う

群馬と静岡両県に寄贈
難民救済に義援金寄付


 外国人居住者と日本人が文化の違いを認め合いながら共に生きる多文化共生社会の実現に力を注ぐペルー生まれの日系三世、『株式会社Aizawa Corporation』代表取締役の相沢正雄さんが、言語で困ることのないようにと、ロシアの侵攻から逃れて日本で生活するウクライナ避難民への配布を求めて『自動翻訳機ポケトーク』各50台を2022年4月に群馬県、5月に静岡県に寄贈した。ロシアの侵攻が始まった2月には難民救済にと国連難民高等弁務官事務所に義援金を寄付するなど社会貢献意識が際立つ企業家だ。
「私自身、8歳の時に来日し、言語の壁に悩み、苦しんだ時期がございました。今回のように悲惨な侵攻被害から逃れて緊急に日本に来られた避難民の方たちの場合は日本語を学ぶ時間もなく、滞在中に言語の壁でお困りになるのは目に見えていますので、外国語を音声とテキストに翻訳するポケトークがあれば生活上の不便が解消されると考え、寄贈しました。これを利用して様々なサービスが受けられれば、日本に好印象を持たれるでしょう。侵攻が一日でも早く終結し、避難民の方たちが故国に戻れることを願わずにはいられません」
 静岡県への寄贈は、妻がウクライナ人で息子三人が避難民として日本に来たという避難民のまとめ役を務める日本人男性が相沢さんが群馬県に寄贈したことをニュースで知り、「ポケトークを行政機関にお願いしたが断られた」と支援を求めて来たのがきっかけだったという。
 相沢さんは、外国人居住者の医療通訳や行政手続きの支援などに取り組みながら多文化共生社会の実現に力を入れてきたが、若い世代に多文化社会の理念が浸透していない現実にも目を向け、理解を深める方策として、ビートにのせて喋るように歌うラップ調の歌「We Are One ~多文化共生~」を作詞作曲し、自身が歌ってYouTubeで公開した。
 ♪「ふるさとは遠く遥かに 隣は子供とマイハニー 今では馴染みのこの街 いつか貢献したい志」から始まり、「言語、就労、医療、介護、目の前にあるいくつもの壁 一つひとつ乗り越えていくだけ 描いた理想を叶えるため」などと続き、「国境越えて集まる願い また次の世代まで巡る出会い 謙虚に今先導し 掛け違えたボタンが揃うように」♪で終わるこの曲から相沢さんの歩みと想いが浮かび上がる。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 Aizawa Corporation
TEL/0270-55-3414 
Eメール/automirai@aizawa.co
ホームページ 
https://aizawa.co/

車輛搬送事業に光る誇りと使命感
トラックの社名剥がしで中古再生化

創業20周年の節目で
若い世代の人材育成に注力


 新幹線高架下を借り、プレハブの車庫から始めた陸送事業を懸命の努力で拡大、今や多数の大型積載車を保有し事故・故障車両の搬送、建設機械の搬送まで担う会社まで成長させた経営者がいる。『有限会社桶川自動車』代表取締役の松本大介さん。大型自動車社会を下支えする誇りと強い使命感を持ち、トラックのボデイにペイントされている旧所有の社名やロゴを剥がして再販を可能にする看板剥がし事業にも乗り出して業容を拡大、これらの業務を担う社員の安全を最優先に前進していく。陸送は、プロドライバーが車輌を運転して目的地まで移動させる業務。陸運支局での中古新規登録や予備検査などにも対応する。事故・故障車両の搬送は大型レッカー車や大型積載車などで行う。建設機械の運送は重機やフォークリフトなど工事現場やオークション会場などに搬送する。故障車を修理した上で搬送することも可能だ。
 松本さんが明確な目的意識を持って仕事に取り組んでいることが伝わるのが看板剥がしだ。
「看板剥がしは、下取り車輌や再販予定、輸出予定などの車輌にペイントされている社名などを除去するもので、現在では1千台以上の施工を誇る。トラックのリサイクルで最も難題とされており、大抵の場合、再生されるのは一部の部品のみでした。私は、コンプライアンスを考えた上で看板も剥離し綺麗な中古車トラックをそのまま再販することが国のCO2削減対策に貢献できるのではと考え、看板剥がし専用の機材を揃え、社名ロゴをきれいに剥がすことで国内外問わず再販できるようになりました。加えて海外への輸出も可能になり、海外への物流業の発展に貢献できると考え、日本貿易振興機構を通じてSDGsにも賛同し、トラック再生を推進していきます」
 もう一つ、松本さんの経営スタンスがわかるのが再生化に関わる方針だ。
「このトラックの再販までのコストや時間を短縮できるよう、常に新しい事へチャレンジしている。そして【旧所有・販売会社・新所有】すべてがウィンであるビジネスを作り上げていく。大手運送会社グループ内でのトラック共有や、新規運送業設立のトラック購入などへ推進していく。将来を担う若い世代が働くにあたり、生活が成り立つ現代にあったビジネスを展開していくことが今後の課題である」
 創業から20年、スタッフ全員の力で完成させたという社屋を拠点に、松本さんの陸送事業改革の挑戦が続く。
(ライター/斎藤紘)

陸屋  有限会社 桶川自動車
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