ヒットの予感 2015

イギリス生活情報誌 
月刊
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有限会社 リビング館ホンダ 社長
本田浩一氏
1991年、LED照明の開発・販売、太陽光発電、オール電化、リフォームなどを手掛ける『有限会社リビング館ホンダ』を設立。電磁波ノイズゼロの「RYUJIN・LED」を開発、蛍光灯、ダウンライトとして製品化。

LED照明のノイズに着目し
発生ゼロ目指して研究を続け
画期的な新型LED照明を開発

 発光ダイオードLED照明は、長寿命、低消費電力が特長だが、電磁波ノイズが精密機器などに影響する可能性も指摘されている。『有限会社 リビング館ホンダ』の本田浩一社長は、この点に着目し、研究開発者と共に4年の歳月をかけて検査データ上電磁波ノイズゼロと低温度化を実現した新型LED照明「RYUJIN・LED」を開発、アジア最大のエレクトロニクス製造・実装技術展インターネプコンジャパンに出展して注目を集めた。
「RYUJIN・LED」のノイズゼロは、特許取得の回路の開発により実現。第三者専門機関による検査でも確認されたという。LED素子の劣化も抑えられ、寿命も向上。ノイズ対策が不可欠な医療や検査、測定、データ管理などの現場への普及が期待される。
 この製品開発が成長分野への積極的な参入と評価され、国が中小企業を支援する経営革新計画として承認された。本田社長は、「地球温暖化防止と明るい未来を子供たちのためにを開発のコンセプトに取り組んできた成果と思っています」と語り、普及に努める考えを強調した。
(ライター/斎藤紘)

有限会社 リビング館ホンダ
TEL:0120-389-789 0299-56-3247 FAX:0299-35-7218 Eメール:info@ryujin-led.jp
ホームページ http://www.ryujin-led.jp/

毎日企業 株式会社 代表取締役社長
吉崎敬次氏
愛知県出身。立命館大学理工学部卒。鉄鋼メーカーに就職し、電気炉関係の仕事を担当。1971年、父親と毎日企業株式会社を設立、翌年、浜松市にボウリング場を開設。現在、50レーンの浜松毎日ボウル、30レーンの毎日ボウル芳川、32レーンの掛川毎日ボウルを経営。

仕事でも趣味でも純正を追求し
創意工夫の企業努力も積み重ね
ボウリング場の経営を牽引する

 純正。『毎日企業』の吉崎敬次社長の思考回路で重要な位置を占めている言葉だ。毎日弾くというヴァイオリンは、1944年にフランスの名工の手になる純正の名器。最高の音色を求めて購入したものだ。純正への拘りは、42年間維持してきたボウリング場経営にも貫かれている。
「私が重視してきたのは、いい設備を整えること、特に機械とレーン。そのためには純正部品でなくてはなりません。安いパーツを使ってトラブルが起きるようなことがあっては絶対いけないのです」
 ボウリングがブームになった1970年代、全国に約3900カ所あったボウリング場は、現在は約900カ所。盛衰が激しい業界にあって、静岡県内で3カ所のボウリング場の経営を維持できたのは企業努力による。
「十数年前から固定客を作るというスタイルができました。年中無休のおはようボウルもその一つ。参加者が年間1万人にのぼり、多くの固定客を獲得することができました」
 仕事の合間に外国語、楽器演奏、ゴルフ、園芸など趣味にも打ち込む社長は、熱心なキリスト教徒。純正を求める精神の源泉かもしれない。
(ライター/斎藤紘)

毎日企業 株式会社
TEL:053-472-8201 FAX:053-472-5745 Eメール:hamamatsu@mainichibowl.co.jp
ホームページ http://www.mainichibowl.co.jp/

株式会社 大島工業 代表取締役
大島康一郎氏
宮城県仙台市出身。学業修了後、廃品回収やスイカ 、竿竹の行商などを経験、解体業にも携わる。地元の老舗建築会社に就職し9年間の勤務を経て大島工業を設立。従業員21人を擁するまで成長させる。労働条件の整備に力を入れ、震災復興にも尽力。

労働環境の改善に意を注ぎ
型枠解体で疲れた従業員を
趣味の船釣りで元気づける

 宮城県を中心に東北のビルやマンションなどの建設現場でコンクリート打設用型枠の解体を手掛ける『大島工業』の大島康一郎社長は、仕事の合間に趣味の船釣りで英気を養う。それも、従業員や家族、時に取引先と一緒に楽しむことが多い。
「仕事で疲れた従業員が集中力を取り戻すには、船釣りは効果があります。海風に当たれば元気が出ますよ」。東日本大震災の津波で遊漁船が流された釣り船業者を後押しする気持ちも強い。
「今あるお金を皆で分配しよう。1円も残らなくてもいい。仕事が継続的にあれば」と始めた仕事。労働環境の改善に意を注ぎ、社会保険に加入、退職金、休日などの制度も整えているが、悩みは求人難。
「仕事がきついと1ヵ月も持たず辞めたり、9時5時のやる気のない人もいる。人手不足は経済的な要因だけでなく、心の在りようも底流にあると思います」。一方で、定年後、震災復興の力になればと65歳で働き続けている作業員もいて、心根で通い合うものを感じている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 大島工業
TEL:022-397-8426 FAX:022-397-8429 Eメール:ttkhw755910@yahoo.co.jp


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