新時代のヒットの予感!! 2020


ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
 
運営会社「プリベントメディカル株式会社」 代表取締役 久米慶さん。
「EXPO2018」企業による導入も増えている。
がんの早期発見をサポートする
がん予防に特化したメディカルクラブ

尿検査でリスク診断
がんドックも無料受診


『株式会社コレクティブパートナーズ』は、がんの早期発見をサポートする「がん予防メディカルクラブまも〜る」の取引代理店だ。「まも〜る」は、主に20〜30代の女性から注目を集めているメディカルクラブ。がんの早期発見をサポートし、がんになっても5年後の生存率97%以上にすることをめざす。メディカルクラブというと高額な年会費や入会金がかかる富裕層向けのサービスが多い。「まも〜る」は入会金がなく、月額3980円〜と手頃なのが人気の理由となっている。
 がんは、早期発見が何より重要とされる。一般的な健康診断はがんに特化しておらず、特定部位のがんだけを検査することが多い。がんの早期発見には、健康診断だけでなく、定期的ながん検診を行うことが望ましい。そこで「まも〜る」では、会員に対して四つのサービスを提供している。
 一つは、先端医療の技術を使った尿によるがんリスク検査「Noah(ノア)」。年に1回、自宅で同意書に記入し、手順に従って採尿をしたらポストに投函するだけ。病院に行く必要もなく、痛みを伴うこともない検査方法で特定の部位だけではなく、身体全体のがんリスクを検査することができる。同時にピロリ菌と生活習慣5項目の検査も実施。がんの早期発見や、生活習慣改善のきっかけを作る。
 二つめは、「がんドック受診サービス」。尿検査でリスクが高いと判定された方については、全都道府県にある提携医療機関で合計20万円(税込)までを上限として、がんドックを無料で受けることができるというもの。判定から5年以内であれば、上限金額まで何度でも複数組み合わせて受診ができる。また全国700カ所の医療機関から希望の場所を指定すれば予約もクラブが行ってくれるという。
 三つめは、「ドクター相談24」。がんに限らず、体の不調や応急処置などの健康相談や病気に関する詳しい説明、検査結果の説明などの医療相談に専任のヘルスカウンセラーが対応。さらに、妊娠・出産・母子保健・育児などの相談には、保健師、助産師、看護師、産婦人科・小児科の医師などが応じている。介護相談には、ケアマネジャーなどの有資格者がアドバイス。こころの不調にも心理カウンセラーをはじめとするメンタルヘルスの専門家が相談にのってくれる。24時間365日いつでも気軽に相談ができ、非常に安心だ。
 四つめは、「セカンドオピニオンサービス」。医学界の専門分野を代表する医大の教授・名誉教授クラスの医師が総合相談医となり、第三者の視点でアドバイスを行う。
 簡単な検査、低コスト、安心の三拍子が揃った「まも〜る」は、新しいがんのリスクとの向き合い方として、今後ますます注目を集めそうだ。
(ライター/ナガノリョウ)

販売代理店 株式会社 コレクティブパートナーズ
TEL/0120-021-006 Eメール/info@collective-p.com
ホームページ https://www.collective-p.com/

中島美知子 院長
国立信州大学医学部卒業。国立名古屋大学医学部にて内科研修。現・独立行政法人国立病院機構等恭病院にて多くの癌と戦う人々の苦しみに心を動かされ、経口モルヒネを癌末期の痛みに導入、処方を確立。その後完全な痛みの治療法を求め、留学。研究、研修を経て、「全人医療」を実践、普及し入院型ホスピス医療をを実践。中島修平牧師・神学博士とともに在宅型ホスピスを中心とした『医療法人社団中島医院』を開院。

中島医院は研修医の受け入れ機関だ。在宅医療、緩和医療、総合診療の専門医・認定医を目指す医師を育成している。
中島医院は職員構成そのものが多職種の医療・介護チームだ。月曜から土曜まで朝一番の業務は患者さんについてのカンファレンスだ。
日本人の生と死、その今と未来を見つめて四半世紀、首都圏の地域に密着しつつ、国際水準の医療ケアをめざす。2018年米国サンディエゴにて国際医学会ASCOの「腫瘍学における緩和と支持的ケア」でポスター発表。
病院への通院・入院が困難な方を
サポートする強化型在宅療養支援診療所

高度医療も自宅で
受けられる安心感


『医療法人社団ホスピティウム聖十字会 中島医院』は、強化型の在宅療養支援診療所。前もって契約をした在宅医療の患者さんを対象に、365日24時間、電話連絡を受け、必要に応じて医師の往診と訪問看護を提供できる体制が整った専門医療機関だ。同院は、2006年度の医療保険制度の改定により、1995年から続けてきた同様の体制をさらに拡充し、より高度な在宅療養支援に取り組んでいる。
 一般的に、高齢者をはじめ、病院への通院が困難な人々や末期の方々は、「通院や入院をしたくない。できれば自宅で医療を受けたい」という思いが強い。また、入院中の患者さんは、ホームシックにかかり、「贅沢をいえば、親しみ、住み慣れたわが家で家族に囲まれながら、同じ医療が受けられたらどんなにいいだろう」と考えるもの。医療行政も在宅医療の推進に舵を取っているのが現状だ。さらに、患者さんの病状によって、通院や入院は、患者さん本人はもちろん家族にとっても負担になりがち。そんなときに頼りになるのが、在宅医療・介護である。
 1995年の医療法人の設立以来、1369人の患者さんの平穏な自宅療養をサポートし、看取ってきた。医療保険による点滴やIVH(中心静脈栄養)管理はもちろん、在宅酸素療法、経管栄養管理、また超音波診断(エコー)、心電図と解析、血液検査などの諸検査、薬剤師訪問など、現代の高度医療のすべてを、自宅ベースで受けることができる。CTやMRIなどは、連携する医療機関でスムーズに受けられるという強みを有す。
 また、医療保険に組み合わせて、適応の場合は介護保険サービスを提供。ケアマネージャーやホームヘルパーの派遣、デイサービスの手配、電動ギャッジ・ベッドをはじめとする介護用品の迅速な手配などは、在宅療養でのみ可能な介護保険の利点だ。
 同院の在宅医療では、定期的にリーダーである医師が訪問診療するとともに、医師の診察・診断と指示にもとづいて、ナースが定期的に訪問看護を行う。また、医療カウンセラーや病院つき牧師による様々な気がかりの相談(カウンセリング)など、専門職のチーム・ケアが、患者さんとその家族の両方を支える。さらに、同院所属以外の医療機関・介護施設・行政などとの多職種とも緊密に連携。薬剤師の訪問も手配。日々、地域包括医療・ケアを実施している。
 もちろん、緊急時など、24時間体制で迅速な対応もしてくれるうえ、一時的にでも急な入院が必要という事態になった場合も、自分で救急病院をさがす必要はなく、同院が連携病院などに入院の手配をしてくれる。
 住み慣れたわが家と医院を結び、フルコースの医療に介護を加えての闘病を可能にする『中島医院』。通院の苦労もなく、入院のストレスもなく、家族にとっても負担が軽減できる体制は、超高齢化を迎えた今、さらに必要とされる新しい医療のカタチであろう。
(ライター/ナガノリョウ)

医療法人社団 ホスピティウム聖十字会 中島医院 強化型在宅療養支援診療所
TEL/042-495-6727
ホームページ http://hospice-nakajima.com/

右下:2017年10月に新社屋を増設。

院長 福田幹久さん
鳥取県出身。滋賀医科大学卒業後、鳥取大学医学部第二外科入局。1992年、鳥取大学で医学博士の学位取得。国立松江病院呼吸器外科医長を経て、2004年『ひだまりクリニック』を開院。外科認定医、胸部外科認定医、消化器外科認定医、麻酔標榜医、産業医。講演活動でも活躍。
複数の医師による万全の在宅医療を構築
高齢社会のニーズに応える先進的モデル

大病院をコンパクト化
ターミナルケアも実施


 患者宅を定期的に訪問して診療する「在宅医療」の先進的なモデルともいえる医療体制を構築し全国的に注目される鳥取県米子市の在宅療養支援診療所『ひだまりクリニック』は、午前8時半からのカンファレンスで動き出す。福田幹久院長や医師、当番の看護師が前日の診療情報を交換し共有したあと、当日担当する患者宅に向け医師と看護師のチームが医療器機を積んだ軽自動車3台で出発する。診療対象は約350人、平均年齢は80歳だ。サービス付き高齢者住宅や有料老人ホームで暮らす高齢者からの依頼が増えているのが近年の特徴だ。
 同クリニックが提供するサービスは、機器を付けたまま退院した後の医療、介護が必要な場合の医療、急変時の対応、人生の最期をサポートするターミナルケア、看取りまでカバーする。それらを実行する体制を支えるスタッフは福田院長を含め医師4人、看護師9人。大病院で担当医師が病室を回る医療体制をコンパクト化したものだ。
 具体的には、医師と看護師でチームを組み、24時間365日体制で対応。患者宅を訪問する時は検査機器を携帯し、血液や心電図、エコー、レントゲン撮影、血液ガス分析などの検査が可能だ。中心静脈栄養管理、床ずれの処置、酸素療法、人工呼吸器や胃に穴を開けて栄養剤を注入する胃瘻(いろう)の管理からがん終末期の緩和ケア、看取りの支援も行う。薬も薬局から届け、病状の急変には24 時間の緊急往診体制をとっている。
「ほとんどの開業医は、一人医師体制で外来を行っており、外来中や夜間の呼び出しに応じるのは限界があります。最近では、開業医同士がグループを作り、輪番制で24時間待機を行うところも増えつつありますが、外来中の臨時往診には対応しづらいという問題は解決されません。当医院の診療体制は、こうした課題に向き合う中で作り上げたもので、複数の医師が手分けして対応することで、在宅医療の多様なニーズに応えることができると思っています」
 これだけでなく、福田院長は『ひだまり訪問看護ステーション』も併設、看護師が定期的に訪問して血圧や体温、脈拍などの健康チェック、身体の清潔維持、医療器具の管理、日常生活の介助介護、薬の管理と指導などを行っている。さらに、訪問介護、福祉用具サービス、デイサービス、ショートステイなどの実施事業体と連携、退院前カンファレンスを開き、在宅での体制を検討し、状態が変化したときには、自宅で重症カンファレンスを行い、解決策を考える体制も整えている。
 開院から15年。この間の取り組みを基に福田院長が出版した著書「『在宅医療』なら患者も家族も笑顔になれる」は、在宅医療の手続き、費用、医療保険、介護保険、介護とケアの心構え、看取りとの向い合い方まで詳述し、在宅医療のテキストとして読者層を広げている。(ライター/斎藤紘)

在宅療養支援診療所 ひだまりクリニック
TEL/0859-37-5188 Eメール/ info@hidamariclinic.jp
ひだまり訪問介護ステーション TEL/0859-37-5189
ホームページ http://www.hidamariclinic.jp/

執刀責任者 北澤世志博(よしひろ)さん
1990年福井大学医学部医学科卒業。のちに東京医科歯科大学医学部眼科入局。1993年「川口市立医療センター眼科」、1994年「白岡中央総合病院眼科」、2000年「神奈川アイクリニック」診療部長、2001年「医療法人ひかり会パーク病院」眼科部長。2019年より現職。 日本眼科学会認定眼科専門医、日本眼科手術学会理事・学術員。

右上:東京駅前のサピアタワー7F
先進的な手術機器と技術により、安心・安全のレーザー白内障手術。
「ICLを知っていただき、一人でも多くの方に裸眼で見える喜びを感じていただきたい」
実績が際立つ眼内コンタクトレンズ治療
角膜を削らずに矯正し質の高い視力獲得

施行実績は5000例超
元の状態に復元も可能


『サピアタワーアイクリニック東京』は、眼内コンタクトレンズという小さなレンズを目の中に移植して近視や乱視、遠視を矯正し、裸眼視力を回復させる新しい視力矯正手術「ICL(Implantable Contact Lens)治療」で実績が際立つ医院だ。レーザー照射で角膜を削って矯正するレーシック治療と比べ、強度近視や角膜が薄いケースにも適応でき、しかも角膜を削らず、レンズを取り出して元の状態に戻すこともできるなどメリットが多く、施行症例は増える一方という。
 執刀責任者の北澤世志博医師は、米国の眼科医療機器会社でICLの製造元であるスター・サージカル社が認定する国内わずか9人のICLエキスパートインストラクターの一人。エキシマレーザー近視矯正手術に関する研究で医学博士の学位を取得した日本眼科学会認定専門医でもある。ICL手術の施行実績は、5000例を超える。
「ICLの手術は、水晶体のピント調節機能を残したまま、ICLと呼ばれる眼内レンズを虹彩と水晶体の間の後房と呼ばれる位置に挿入する術式です。いったん挿入したレンズは、メンテナンスフリーで長期間良好な状態を維持することができます。手術の具体的な流れは、 右目から始め、目薬タイプの麻酔を点眼して、レンズ挿入のために角膜を3㎜ほど切開します。インジェクターという挿入器を使って、切開した部分から細長く筒状に折りたたんだレンズを挿入します。切開創は3㎜と小さいため、縫合の必要はありません。術後は、しばらく抗菌点眼をする必要がありますが、創口はすぐに塞がり自然治癒します。折りたたまれたレンズは、眼内でゆっくりと自然に広がります。広がったレンズの両端の部分を虹彩の下に入れてレンズを固定します。左目も同じ手順で手術します。手術は、両眼10分程度で終了します。手術後は30分ほど休憩して頂き、検査、診察後にお帰り頂けます」
 移植するレンズは、コラマーと呼ぶ水酸化エチルメタクリレートとコラーゲンを含んだ親水性の柔らかい素材でできている。コラマーは、生体適合性が高く、目の中にいれても異物として認識されにくい優れた素材という。また、手術室は国内初のガラス張りのクリーンルームで、清潔度は大学病院にも採用されている「ISO14644-1」と米国連邦規格 「class 1000」をクリアし、感染症の心配がなく安心して手術を受けることができる。
「ICLは、完全なオーダーメイドのため、他の矯正手術より費用は高くなるなどのデメリットがありますが、視力の戻り現象もなく、長期間安定した質の高い視力が得られ、術後の合併症や夜間の見にくさから解放されるなどメリットが大きく、推奨できる治療法といえます」
(ライター/斎藤紘)

サピアタワーアイクリニック東京
TEL/0120-971-162(ICL白内障無料相談)
診療時間/ 10:30〜13:00 14:00〜19:00  土曜日10:00〜13:00 14:00〜19:00
日曜日・祝日10:00〜13:00 14:00〜18:00  定休日/木曜日
ホームページ https://eyeclinic-tokyo.jp/

石戸谷淳一 院長
徳島大学医学部卒。国立国際医療センター・研修医。医学博士(東京大学医学部)。米国の国立衛生研究所(NIH)にResearch Fellowとして留学。国立国際医療センター・耳鼻咽喉科医長、横浜市立大学附属市民総合医療センター・耳鼻咽喉科教授。
鼻の疾患に対する低侵襲日帰り手術好評
高度の医療技術で患者負担の軽減追求

局所麻酔で痛みは軽微
アレルギー性鼻炎も可


『石戸谷耳鼻咽喉科』の石戸谷淳一院長は、生体防御で重要な働きをする白血球に関する研究で医学博士の学位を東大で取得、長年にわたり国立病院や大学病院で耳鼻咽喉の多様な疾患に向き合い手術症例を数多く重ね、Best Doctors in Japanにも選出された日本耳鼻咽喉科学会専門医。副鼻腔炎の名医としても広く知られている。2014年の開業以来、確かな診療で声価を高めてきたが、中でも存在感を示しているのが、鼻づまりや匂いがわからないなど生活の質に深く関わる副鼻腔炎や鼻中隔弯曲に対する的確で低侵襲の日帰り手術だ。
 石戸谷院長は、火曜と金曜の午前を日帰り手術の時間に充てる。手術は、両側を一度に行い手術の負担が一度で済む。鼻づまりや鼻汁、鼻汁がのどに垂れる後鼻漏(こうびろう)、痰・咳、頭重感、嗅覚障害などの症状がある慢性副鼻腔炎などに対して、十分に局所麻酔を行い、内視鏡を挿入して鼻内をモニターに映しながら出血の少ない低侵襲の手術を行う。局所麻酔でも痛みは軽微で、手術中も石戸谷院長や看護師さんと会話を楽しむ患者さんも多い。
 慢性副鼻腔炎の中でも近年急増している難治性の好酸球性副鼻腔炎についても日帰り手術で対応する。
「好酸球性副鼻腔炎は、白血球の一種の好酸球というアレルギー反応に関わる細胞が鼻・副鼻腔に多く出現し、喘息を合併することが多い疾患です。原因、病態はいまだ不明な点が多いですが、嗅覚障害、鼻閉、粘り気の強い鼻汁や後鼻漏などが主要症状です。手術は慢性副鼻腔炎と同様に局所麻酔の日帰り手術で行っています。」
 このほか、左右の鼻腔の間にある鼻中隔が曲がって鼻づまりや嗅覚障害の原因となる鼻中隔弯曲症に対しても、内視鏡下鼻内手術で曲がっている部分の骨や軟骨を摘出する。局所麻酔の手術なので患者さんが手術中に劇的に鼻の通りがよくなることが実感できる。重症のアレルギー性鼻炎については、粘膜下下鼻甲介骨切除術や後鼻神経切断術などで対応する。鼻の通りがよくなり匂いもよくわかるようになって食事がおいしくなると、人生が変わったと喜ぶ患者さんもいるそうだ。 
 こうした鼻の手術では、通常は術後2~3日間、鼻内のガーゼパッキングを行うが、石戸谷院長はそれが頭重感など術後の苦痛の原因となるとして手術翌日にできるだけ鼻内ガーゼを抜去し、患者さんの術後の辛さが早期に解消されるように努めている。
 手術はもちろん、手術前の説明から術後の処置まですべて石戸谷院長にしてもらえるのが何よりも心強く、高度の医療技術と心配りが相まって信頼度は高まる一方だ。
(ライター/斎藤紘)

石戸谷耳鼻咽喉科
TEL/03-5315-3341
診療時間/9:30~12:00 15:00~18:00
定休日/日曜日・祝日・火、金曜日午前・木、土曜日午後
ホームページ https://www.ishitoya.jp/

大切な生理機能を持った器官「肛門」の機能を阻害しない治療を採用。手術療法と硬化療法は、保険が適用される。日帰り手術が受けられ、入院の必要はなし。

黄田正徳(こうだまさのり)院長
帝京大学医学部卒。東京医科大学病院外科学教室や社会保険中央総合病院大腸肛門病センター、大成会長汐病院勤務を経て、1999年『連雀肛門外科消化器内科クリニック』開院。医学博士。日本大腸肛門病学会指導医。
食道がんの予防に生活習慣の改善を促す
検査による早期発見・治療の重要性指摘

成人男性の発症が顕著
逆流性食道炎は要注意


 生活習慣の変化や食生活の欧米化などが原因で罹患率が上昇傾向にあるといわれる「食道がん」。『連雀肛門科消化器科内科クリニック』の院長黄田正徳さんは、「食道がん」を誘発する「逆流性食道炎」も含め、胃内視鏡による定期的なチェックなど早期診断、早期治療を促し、生活習慣や食生活の改善による予防の大切さを指摘する。
「がんの中でも食道がんは、その90%以上は上皮性の悪性腫瘍のひとつである扁平上皮がんです。初期症状では食べ物を飲み込んだ時に胸の奥が痛んだりしますが、進行しますと、腫瘍によって食道の内側が狭くなって食べ物がつかえ、やがて皮膚や骨、 関節や筋肉結合組織に刺すような痛みが発生し、食べられなくなって体重が激減します。大きくなると、気管や大動脈などの周囲の臓器にまで広がったり、食道の壁内にあるリンパ管や血管にがんが侵入して食道外にあるリンパ節や肺、肝臓などの他の臓器へ転移したりします」
 年間約1万人が「食道がん」を発症、近年では成人男性の増加が顕著で、成人女性の約6倍も高く、40代後半から症状が表われ60代前後に罹患するといい、毎日の生活習慣でお酒を飲んだり、タバコを吸ったりすることによって食道の粘膜免疫の働きが低下することで食道粘膜を痛めて発症するケースが多いと指摘する。生活習慣の改善でがんの約50%を予防でき、そのうち約10~30%が食生活の改善による効果だったとの研究報告があるという。
 もう一点、黄田さんが注意を促すのが慢性的な「逆流性食道炎」だ。
「何かしらの原因で胃酸が食道に逆流して粘膜を傷付け、焼けつくような胸やけや吐き気、喉の違和感、声のかすれなどを起こす症状を逆流性食道炎といいます。放置しますと、 食道に潰瘍ができ、さらに胃と食道のつなぎ目から食道下部にかけての食道粘膜が胃の粘膜に置換されるパレット食道になり、最悪の場合は細胞の異型変化によって胃癌と同じ腺上皮から発生する食道腺がんになってしまいます」
「逆流性食道炎」は、40年ほど前までは聞き慣れない病名で罹患率は2%以下だったが、現在の罹患率は20%を超えているという報告があるという。これも「食道がん」と同様、生活習慣の変化や食生活の欧米化などが背景にあり、その改善が予防につながるのも同じだ。初期の症状のほとんどは市販薬で対応できるが、症状が出たら検査で食道の状態を調べることを推奨。 「食道腺がん」を早期に発見し、化学療法などの適切な治療を行えば、「食道腺がん」による死亡を未然に防ぐこができると指摘する。
(ライター/斎藤紘)

連雀肛門外科消化器内科クリニック
TEL/0422-40-6955 Eメール/ info@renjaku-clinic.com
診療時間/月〜金曜日 9:00〜12:30 15:00〜18:30(水・土曜日は9:00〜12:30) 
定休日/ 日曜日・祝日・水、土曜日午後
ホームページ http://www.renjaku-clinic.com/

経絡検査で反応がみられた箇所を鍼で刺激。
刺さない鍼で使用する道具。

獣医師 柿崎舞 院長
北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業。卒業後、大阪市内の動物病院にて9年間小動物臨床を経験。
愛犬・愛猫の健康を自宅で安心して
診てもらえる往診専門動物病院

西洋医学はもちろん
東洋医学にも精通


『さくらアニマルクリニック』は、犬猫に特化した往診専門動物病院。獣医師が自宅まで訪問して診察してくれる。例えば、多頭飼いや大型犬のため、病院へ連れていくのがひと苦労という方、神経質で病院が嫌いな愛犬や愛猫、車がなくて病院まで連れて行けない、動物病院は待ち時間が長くてうんざりするなど、通院が難しい場合でも自宅で診察してもらえる。つまり、愛犬や愛猫も怖がることなく、ストレスがかからず、同時に飼い主にとっても安心ということ。院内感染のリスクがない点も魅力の一つである。
 診察内容も多岐にわたる。医療器具や薬などを持ち込んで診療を行うので、健康チェックから皮下点滴や傷の処置、デンタルケア、慢性疾患の継続治療、投薬治療、ワクチン接種の予防医療などまで、幅広い内容に対応できる。訪問診療なので、診察までの時間を自宅でゆっくり過ごすことができ、他の患畜を気にすることなく、じっくり健康相談できることもメリットだ。同院では、インフォームドコンセントを大事にし、飼い主家族のライフスタイルや希望に沿った最善の治療法を提案してくれるのも心強い。
 さらに、従来の西洋医学以外に、鍼、漢方、温灸などの東洋医学や、マッサージ、メディカルアロマを取り入れた身体に負担の少ない治療を実施。一般的な体調不良や怪我にはまず西洋医学の治療が行われるが、症状が継続する慢性疾患の場合には、東洋医学が有効になる例が多いという。漢方処方では、自然の生薬を利用し、動物本来の生命力を呼び覚ます。自然治癒力を高め、全身のバランスを整えたり、気を巡らすといった考え方に基づく治療で、西洋医学では対応しにくい不定愁訴や、検査に表れにくい不調に有効だ。また、鍼灸治療も実施。最初に経絡検査を行ってツボを見つけ、効果のあるツボを鍼で刺激する。場合によっては、刺さないタイプの鍼を使用することもある。鍼灸治療は、身体のバランスをとる治療のため、急性疾患を除く、ほとんどの病気に行うことができるという。鍼には、血流を改善させる効果もあり、アンチエイジングや健康増進にも寄与する。
 同院では、メディカルアロマも実施。これは香りだけのアロマテラピーではなく、フランスで医療として使われている治療法で、精油を皮膚塗布、または経口投与する方法だ。西洋医学とメディカルアロマを併用することでQOLの向上や治療効果が認められたとの報告も。自律神経系、免疫系などに効果的という。こうした東洋医学や自然療法は、西洋医学の治療効果を高めることができ、西洋医学だけではカバーできないところに治療効果を期待することができる。
 訪問診療で、幅広い治療を行ってくれる同院。何よりも愛犬や愛猫、飼い主様も、自宅で安心して診察が受けられるのが一番のメリットといえる。
(ライター/ナガノリョウ)

さくらアニマルクリニック
TEL/070-4221-9279 Eメール/ sakura.animalclinic@gmail.com
診療時間/ 9:00〜18:00 定休日/ 不定休

「縁CLINIC」は、『ゼロフェニックスコンサルティングジャパン』が運営にかかわるクリニックで、再生医療による治療を提供している。 https://enishi-med.co.jp/

代表取締役 川畑優さん
臨床検査技師免許取得後、京都・滋賀の病院で勤務し医療技術・医療経営の知見を集積。大学・大学院で経営戦略など修学。病院設立に参画し、黒字化に貢献。大手コンサ ルティング会社を経て2018年に独立起業。
医療介護の安定経営に周到な戦略を描く
病院経営の黒字化に寄与した経験が基盤

大学院で経営戦略研究
多角的視点で全面支援


 人口減少や診療報酬の削減などを背景に全国の病院で経営状況が芳しく無い病院や医院が増える中、「医療・介護サービスの経営管理支援」で存在感を示しているのが『ゼロフェニックスコンサルティングジャパン株式会社』だ。2018年に同社を立ち上げた代表取締役川畑優さんは、病院で臨床検査技師として働きながら大学院で経営戦略やマーケティングなどを学び、多角的な視点で安定経営の最適解を見出していく。
 医療機関や介護施設を対象にした同社の主な事業は、経営管理支援に加え、国や自治体の補助金や助成金を活用した事業の支援、新たな医療サービスの創設の支援。
 このほか、インバウンドが日本の医療機関で検査や治療を受けるメディカルツーリズムについての支援も行う。
 川畑さんは、所属していた医療法人グループ内にて200床の病院立ち上げに参画、開院後、地域社会との関係強化や企業医療のサポートなどに力を注ぎ、黒字 に転換させた実績を持つ。今後、スポーツ選手の故障した肘や膝の再生医療を支援し、事業のウイングを広げる計画だ。
(ライター/斎藤紘)

ゼロフェニックスコンサルティングジャパン 株式会社
TEL/03-6661-7163 Eメール/ info@zpcj.co.jp
ホームページ https://zpcj.co.jp/


〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605