ビジネスヒットチャート 2015


イギリス生活情報誌 
月刊
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翼歯科口腔クリニック 院長
西翼氏
2011年、神奈川歯科大学卒業。東京医科大学口腔外科、麻酔科、救命救急センター勤務、日本医科大学救命救急センター勤務を経て、2014年に『翼歯科口腔クリニック』を開業。

納得できる治療がしたい
設備環境も充実して開業

 『翼歯科口腔クリニック』の西翼院長はまだ20代。だが、口腔外科治療の現場経験は豊富だ。一般の歯科医は、親知らずの抜歯やインプラントのことを口腔外科と考えるだろうが、西院長は口のけがや顎関節症なども守備範囲だと考えている。救命救急センターの現場で、顔面の裂傷や骨折、口腔ガンの患者さんまで診てきた経験があるからだ。「期間は短かったですが、朝から深夜まで働きづめ。休みをとったこともないです。でも、採血や病床管理など、普通の開業医なら経験しない勉強もしたし、縫合の練習を夜遅くまでやりました。色々な症例も診て、いかに全身の知識が必要かもわかりました」という。
 そして2014年に、「納得できる治療がしたい」との強い思いで開業に踏み切った。「先生の下で、指示されたことだけやっていたら楽かもしれないけど、自分のやりがいはないですからね」とその思いを語る。
「口の中のことならすべて診られる」との自信を自分の医院で実証してみせるために、それなりの設備にこだわった。最新治療のできる大学並みの設備だった。たとえば患者さんにリラックスしてもらうために高級なソファーを備えた治療ユニット、最新の歯科用CT。血液の遠心分離機は、採血して血小板を取り出し、これをインプラント治療に用いると骨の育成が促されるからだ。レーザー治療器はピンポイントで治療することで出血や痛みを抑えるためだ。そして治療用水の浄水システムにもこだわった。「治療施設のユニットについている水はタンク貯蔵式なので、普通の水を入れて放置すると細菌が繁殖してしまう。治療どころか感染の恐れがあるんです。だから院内では浄水したものを使えるようにしています」
 これらを使いこなす知識と技術と経験を備えた若い歯科医師に、信頼を寄せる人たちは着実に増えている。
(ライター/熊谷あつみ)

翼歯科口腔クリニック
TEL:042-703-1957 FAX:042-703-1958 Eメール:tsubasa.n0219@gmail.com
ホームページ http://www.tsubasa-dental.com/

整心堂整骨院 院長
津久井哲雄氏
1982年、春日部生まれ。ゲーム会社に勤務するも腰を痛めて整骨院に通う。治療で「体が良くなるごとに心まで開けてくる感じがした」のを機に、「治療家」こそ人々の役に立つ仕事だと考えて2009年に退職。専門学校で整体・整骨を勉強。2014年、『整心堂整骨院』を開院。
定額整体サービスで
体のケアに気づかって

 『整心堂整骨院』は、春日部市の住宅街にあるアットホームな整骨院。近所の人だけでなく都心から通う人がいるのは、骨の歪み直しから始めて筋肉ほぐしを丁寧にやってくれると評判だからだ。それだけではない。院長の津久井哲雄さんは、自身が腰を痛めて整骨院に通い、心まで開放してくれる「治療家」のワザに感動した経験がある。たくさんの人に同じ感動体験を提供したい。だから患者本位のサービスを充実させている。夜23時まで受付けて、治療が深夜を過ぎることも珍しくない。完全予約制なので待ち時間がない。さらに送迎もしてくれる。
 だが、一番喜ばれているのは、独自開発の定額整体サービス「根本治療・予防整体」だ。登録料の他にコース別料金を払えば30日間〝通い放題〟になる。治療院やマッサージに通い続けようとすると、費用がかかるのが一般的だから費用が気になる人には安心だ。それに「継続的・集中的にやることで治療効果が上がります」。そのメニューは、「局所コース」が、初回1ヵ月18000円(初診料5000円込)(税込。以下同)、2ヵ月目から13000円。また「全身(半身)コース」は、初回1ヶ月が31000円(初診料5000円込)、2ヵ月目から26000円。これでも1日1200円程度ですむ。思い切った価格設定だ。
 このサービスを発案したことについて、津久井さんは「整骨・整体院のビジネスモデルが変わる時期だと思います。対症的な治療だけでなく予防治療と考えられるようになる。日頃から手入れすれば怪我しにくくなり治るのも早い。スポーツのパフォーマンスも上がります。だから治療家は、パーソナル・トレーナーという存在になる。スポーツジムがモデルですね。定額整体で通い慣れればそれが分かってもらえると思います。これ中心でやりたいのでウチは保険治療を止めました」。リスク覚悟で未知の道に踏み出した若き「治療家」は、将来を見据えているようだ。
(ライター/土谷晴)

整心堂整骨院
TEL:048-872-7104 FAX:048-872-7104
ホームページ http://seishindou.net/
         http://www.teigakuseitai.com

株式会社 ドゥ・ウェルフェア 取締役
タスク鍼灸接骨院 院長
松島将貴氏
13歳から柔道を始め、現在も柔道やブラジリアン柔術選手として全国大会に出場する現役の格闘家。柔道整復師の国家資格を取得し『タスク鍼灸接骨院』開設。社団法人日本BMK美健協会認定講師、日本PNFテクニック協会認定トレーナー、福祉住環境コーディネーター、オーストラリア国家資格Diploma of Remedial Massage(世界50ヵ国 国際ライセンス)取得。
格闘技経験が生きる治療法
美と健康のBMK整体で実績

 日本BMK美健協会認定講師の資格を持つ『タスク鍼灸接骨院』院長の松島将貴氏は、柔道で黒帯、柔術の一種ブラジリアン柔術で茶帯を締める現役の格闘家という異色の柔道整復師だ。この格闘家としての経験が身体に向き合う姿勢の根幹を形成し、治療に生かされている。
「体中あらゆる部分の骨折、脱臼、肉離れなどを経験し、そのたびに多種多様な痛みや障害を克服してきました。その方法、プロセスが身につき、痛みのすべてを知っているといっても過言ではありません」
 こうした経験と知見で、整体に有効と判断して取り入れたのがBMK整体。「美健同源」という理念に基づき、美と健康を併せ持つBody(身体)をMake(作り)し、Keep(保つ)する整体法だ。姿勢と呼吸を改善し、基礎代謝、自律神経機能を整える美健整体、体の土台の骨盤を美しく改善する美骨盤矯正、O脚、X脚も改善する美脚矯正などがある。
「当院は、美と健康をサポートするという理念をかかげています。接骨院というと、疾患前の状態に戻すというイメージがあるかもしれませんが、BMK整体は、症状の根本的な改善で疾患前の状態からさらに健康的で美しい状態にまで改善できる施術なのです」
 一般的な治療には、最新の機器や多様な施術法が使われる。背骨の歪みを取り、筋出力向上を図って痛みを和らげるスパイン・ダイナミクス(SD)療法に基づいて開発された特殊な装置、手足のしびれや筋力の低下、神経症状、交通事故による障害などへの効果が期待でき、プロアスリートによく使われる微弱電流治療器エレサス、マイクロマッサージ効果と立体加温効果を発揮する超音波治療器UST-770などの機器類や高度な技術を駆使して、首や肩、背中、腰、膝の痛み、頭痛やめまい、加齢に伴う諸症状などを快方に導く。「最適な健康が叶えられるよう全力でサポート」という院長の決意が実感できる治療体制だ。
(ライター/斎藤紘)

タスク鍼灸接骨院
TEL:053-586-2100 FAX:053-586-2103
ホームページ http://www.tasuku-shinkyu.com/

ヴァイオリニスト
Mauro Iurato氏
イタリア・トリノ市出身。トリノのG・ヴェルディ音楽学院を一年早く最優秀成績で卒業、ウィーン国立音楽大学入学、M・フリッシェンシュラーガー教授の元研磨を積み、数々の国際コンクールで優勝。2002年演奏ツアーで初来日。徳島文理大学音楽学部客員准教授を6年務めた後フリーに。アンサンブル神戸、大阪フィルハーモニー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団などを中心にコンサートマスターとして出演を重ねる。ヴァイオリン教室「HARMONIA KOBE」主宰。相愛大学音楽学部講師。
演奏活動と音楽教育を通じて
日本の音楽環境の変化を希求

 ヴァイオリンが奏でる美しい旋律とメッセージが、日本人のクラシック音楽に対する考えに変化をもたらし始めている。イタリアから神戸に移り住んだ気鋭のヴァイオリニスト、マウロ・イウラートさんの多彩な活動から、そんな情景が浮かぶ。精力的な演奏活動に劣らず力を入れているのが音楽教育。演奏家への道へ導くだけでなく、人格形成も大切にする指導が、生徒たちの目に輝きを与える。
 名門ウィーン国立音楽大学で学び、国際コンクールで数々の栄冠を手にしたイウラートさん、母校と徳島文理大学の協力提携プロジェクトに抜擢され、同大音楽部ヴァイオリン科客員准教授に就任、6年後辞任してフリーのヴァイオリニストに。ヴァイオリン教室「HARMONIA KOBE(ハルモニア神戸)」を主宰し、学校でも音楽指導をしている。
「教育の場で最も大事なのが、人間としての生徒さんご自身。レッスンを通じて心地よさや幸福感、目標を成功させた時の達成感を追求すべきだと考えています。生徒さん一人ひとりのベストを引き出すオーダーメイド的な方法で、人間としてもプロフェショナルとしてもバランスがとれるように導きたいと思っています」
 一方の演奏活動、神戸や大阪の主要な交響楽団や管弦楽団でコンサートマスターを務めるなど、ファンの期待に応えてきたが、欧州のコンサートの雰囲気との違いも感じている。「日本のコンサートは、観客と演奏者との間に距離を感じています。ヨーロッパでは、観客と演奏者が感情を分かち合って楽しみ、化学反応を起こして感動を生む芸術なのです」
 イタリア人ピアニスト、ジュゼッペ・マリオッティ氏と結成した「ウニドゥオ」のCD発売、フォークデュオ「ゆず」とのテレビでの共演など幅広い活動が様々な化学反応を起こし、活動を支える想いが人々の心に静かに浸透してゆく。
(ライター/斎藤紘)

Mauro Iurato
TEL:078-767-1694 FAX:078-767-1694 Eメール:contact@mauroiurato.com
ホームページ http://www.harmonia-kobe.com/
         http://www.mauroiurato.com

オフィスバードサクソフォンスクール 代表
江口紀子氏
福岡県出身。12歳ときからサクソフォンを始める。洗足学園音楽大学卒業後、消防音楽隊やストリートバンドで活躍。九州交響楽団や世界的な音楽家と共演し、リサイタルも開催。サクソフォンセミナーで講師を務めるなど演奏指導にも注力、約10年前に『オフィスバードサクソフォンスクール』を開設。
社会に溶け込むサックスの音色
演奏や指導に生きる豊かな才能

 16本のサクソフォンが打楽器とピアノと共に華麗に奏でるクラシックが聴衆の心を揺さぶる。福岡県岡垣町の岡垣サンリーアイハミングホールで開かれた「Saxofesta サクソフェスタ」。主宰したのは西日本を中心に精力的な演奏活動を展開しているサクソフォン奏者江口紀子さん。日ごろはサクソフォンスクールでの指導に力を注ぎ、この楽器の魅力と演奏の楽しさを伝える伝道師的な存在でもある。
「サクソフォンといえば、ジャズに使われる楽器というイメージが強いのですが、ジャズだけでなく、クラシックからラテン、ポピュラー、演歌などどんなジャンルにも対応できる楽器なのです。サクソフォン独特の音色を多くの人に知っていただきたいと思っています」
 福岡県で結成された人気バンド「チェッカーズ」のメンバーがサクソフォンを吹く姿に憧れ、12歳からサクソフォンを始め、音大卒業後、九州交響楽団や世界的ピアニスト、多様なジャンルのミュージシャンと共演しソリストとしての地歩を固めた。演奏活動と並行して、演奏指導の講師としても活躍、福岡県内2カ所にサクソフォンスクールを開き、初心者から音大受験生まで幅広く教えている。
「サクソフォンは木管楽器と金管楽器の長所を兼ね備え、音を出しやすく、指使いも簡単。経験や知識がなく、楽譜が読めなくても演奏できるようになります。クラリネットやフルート、トランペットと比べて、初心者が0から1に向かうのが簡単な楽器なのです」
 現在、高校生から80代までの20人ほどが、のびのびと練習に励んでいる。音大受験生には厳しく、趣味で習う人には楽しく気長に、というのが指導スタイルだ。コンサートやディナーショーでの演奏、生徒たちを率いての敬老会や地域イベントへの出演、福祉施設の慰問まで、その活動はサクソフォンの音色のように人々の心をとらえる。
(ライター/斎藤紘)

オフィスバードサクソフォンスクール
TEL:093-601-6785 FAX:093-601-6785 Eメール:office-bird@i.softbank.jp
ホームページ http://mbp-fukuoka.com/officebird/
         http://nttbj.itp.ne.jp/0936016785/

一般社団法人 日本結婚カウンセリング協会 理事長
日本プリマタルカウンセラー資格認定協会 理事長
遠藤壽彦氏
臨床心理士。家庭問題や離婚問題に携わる中で、若年層の離婚が多いことに驚き、2008年10月、一般社団法人 日本婚前カウンセリング協会を設立、理事長に就任(2015年4月、日本結婚カウンセリング協会に改組)。2013年、日本プリマリタルカウンセラー資格認定協会 設立、理事長に就任。
結婚前のカウンセリングで
離婚しない家庭作りを

 遠藤壽彦氏は、5年以内の結婚早期離婚を減らし、ひとり親での子育てを減らそうと2008年から「日本婚前カウンセリング協会」を設立し、結婚前の男女に心構えなどを助言する活動をしてきた。今、国は少子化対策の一つに離婚を半分にしようと取り組み始めたことから、遠藤氏もその施策を支援するために『一般社団法人日本結婚カウンセリング協会』(JMCA)に改組した。
 これによって同協会は、未婚者の結婚生活適応力を高め、結婚早期離婚の防止対策の一つとして行政の委託事業による「結婚前教育講座」の推進やカップルを対象にした「プリマリタルカウンセリング」の啓蒙に努め、また、結婚後の離婚をしないための家庭作りの支援として、夫婦関係の構築のお手伝い、子育てや思春期における問題、さらに離婚問題等をサポートする活動をしている。遠藤氏は婚前カウンセリングのポイントは「二人で受けていただくことが基本です。結婚の目的を共有し、相互の理解を深め、役割分担もし、問題解決能力を高めねばなりません。ですから文教大学𠮷川先生の開発された『結婚準備度テスト』でお互いに理解することを行っています」と語る。
 これらの活動を具体化するために、JMCA付属の組織や窓口を整備した。「日本プリマリタルカウンセリング資格認定協会」や「日本マリッジカウンセラー資格認定協会」、「MCC結婚生活相談センター」などがそれだ。カウンセラーたちは、結婚前悩み相談、結婚前教育や子育て、離婚等の悩み相談を担当する。
 一連の組織と活動の狙いは、「夫婦円満は社会の礎」をモットーに、また離婚しない家庭作りを目標に実践している。また、この活動をサポートしている企業として、メディセレスクール、ヒューマンアカデミー原宿校、熊坂会計事務所がある。今後は、東京、名古屋、大阪の他に、福岡、札幌にも指定校を増やしたいと計画中である。
(ライター/杉野淳)

一般社団法人 日本結婚カウンセリング協会
TEL:070-2800-3355 Eメール:info@j-mca.com
ホームページ http://j-mca.com/

株式会社 心陽 代表取締役
石田陽子氏
東京都出身。北海道大学医学部卒業。都内大規模病院手術室での周術期管理に従事した後、医療知識と臨床経験を生かして産業保健分野で活躍。帝京大学公衆衛生学研究科博士課程。東京大学公共政策大学院医療政策教育・研究ユニット。日本麻酔科学会。日本心療内科学会。日本産業衛生学会。労働衛生コンサルタント会。
社員のパーソナルヘルスケアで
儲かる企業に

 「各社員が健康になれば、生産性が上がり、会社は儲かり、社会全体が活性化します」そう語るのは、労働衛生コンサルタントとして企業のエネルギーを高めている『心陽』代表の石田陽子さん。国の定める産業保健専門職である「労働衛生コンサルタント」。国内外の産業保健を研究し、日本独自の健康経営を提案する。労働衛生管理部門の充実は、より優れた企業、そして儲かる企業になる大きなチャンスだと石田さんは指摘する。「社会人の健康とは、ありのままの自分を知り、フツウのストレスをそれなりに受けとめ、心身と社会のバランスをとること。健康オタクになりすぎて仕事そっちのけになるより、不摂生でも楽しく有効な仕事をするのが正解です。経営理念を貫く戦略の実践には、人材の健康が不可欠です。産業保健専門職介入の機会を単なる福利厚生としてではなく、社会貢献への一歩と捉えてほしい」
 麻酔科専門医の資格を持つ石田さんは、その知識と経験、技術と人脈を活かし、企業の健康経営サポートのみならず、個人の医療コンシェルジュとして生活習慣改善のために意識と行動の変容指導、紹介や同行などの受診支援を行っている。産業医としての顧問業務だけでなく、各社の労働衛生管理を診断できることも強みだ。
 石田さんは自覚や参加の意識を高めて、社会を生きる力が個人に根付けば、転職先や定年後も本人の財産となり、次のコミュニティーに拡散できる可能性を語る。
「各社員が社会の一員である自覚を持って健康をセルフコントロールするため、ヘルス情報をスマートホンなどで自律分散管理するしくみを積極的に導入し、個人デ—タを健康管理に、匿名化した集合データの分析を経営に活かす。健康診断や12月に義務化されるストレスチェックなど、受けて満足にしてはならず、企業の発展に見えるカタチでつなげなければならない」
 時代に即した人材投資による価値創出。働く人の体と心に太陽のように暖かく寄り添う『心陽』の健康経営が、社会を明るく照らしてくれるはずだ。
(ライター/馬場紀衣)

株式会社 心陽
TEL:050-3692-2107 Eメール:yoko@shinyo.pro
ホームページ http://www.shinyo.pro/

株式会社 トミヒロ 広告事業部 営業部長
竹本健氏
1978年生まれ、大学卒業後、建設会社や広告会社で勤務。障がい者の作業施設を見学して感動、「エコリマインズ」を知る。2012年に『株式会社トミヒロ』に入社し、新事業部を設置。以後、製品の企画・製造・販売に西日本各地を奔走している。
エコリマインズ活動で
「エコと福祉とmade in Japan」

 「エコリマインズ」は、名古屋市の(株)スクラッチバックが提唱しているコンセプトで、工業製品や、家・店舗を作る際に出るクロスやマットなどの端材=余り物(リマインズ)を使って環境配慮型製品を作る活動のこと。ゴミの削減に繋がるエコ活動である。さらにその製品を作るのに、国内の福祉施設に委託する社会貢献のサイクルも生み出す。これが「エコと福祉とmade in Japan」という標語の意味になる。(http://scratch-b.com/business/eco_remains.html)
『株式会社 トミヒロ』の広告事業部長である竹本 健氏は、名古屋でこの活動を知り、障がい者たちが働く作業所を見学する機会を得た。人生の転機だった。
「指のない方が、ミシンに向かって懸命に作業している姿を見て感動しました。自分にできることから始めねば、と思いました。そこで防球ネット等の設計・施工が本業だった『トミヒロ』に就職するに際して、「エコリマインズ」関連の事業がしたいとお願いし、広告事業部を作ってもらいました。熱意を理解してくれた会社に感謝しています。さらに名古屋のスクラッチバック社にも話して、中四国・九州地区を担当する代理店にしてもらいました。様々な素材の端材を見つけ、作るモノを企画し、生産する福祉施設と販売ルートを開拓する。これを自分一人でやらねばならないのは大変でした。ご縁もあり、現在では畳縁の端材と出会うことができました。福祉施設は今までに8社開拓しました。できた製品の販売では、銀行のノベルティ、大学のノベルティ、それに広島東洋カープの公認グッズなどに採用され、少しずつ実績ができてきました」
 テント地や金襴生地の端材を使う話も出てきた。竹本氏の東奔西走は当分続きそうだ。今日も行く先々で、「エコと福祉とmade in Japan」を熱く説いている。
(ライター/土谷晴)

株式会社 トミヒロ 広告事業部
TEL:082-220-5772 FAX:082-502-5066 Eメール:tomihiro88@gmail.com
ホームページ http://tomihiro88.com


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