ビジネスヒットチャート 2017


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
『LinkPro』
画像認識や画像鮮明化技術のコアロジックを研究、画像処理のフトウェア開発もハードウェア設計も可能。グローバルスタンダードに則った自社製品を開発し、事業体に必要とされるカスタマイズにも対応。
映像鮮明化装置『ALTER ONE』
『ユニットタイプ高機能モデル』 型番/AOU-H000
『ユニットタイプ単機能モデル』 型番/AOU-SE-H000
『ALTERONE アダプタタイプ』
『ALTERONE 一体型カメラ』

代表取締役 原口信克 氏
アルテック株式会社、BMGビクター株式会社、株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパンなど経て、2009年、株式会社イデアルークス設立、代表取締役に就任。2013年、『株式会社LinkPro』顧問に就任。2014年、同社代表取締役に就任。画像処理装置及び画像処理方法で特許取得。
映像鮮明化技術が防犯防災の質一変
不鮮明な映像をリアルタイムに処理

画像処理に精通した技術者集団が特許を取得した技術で類例のない高度の映像鮮明化システムを開発、防犯、防災分野を中心に普及が進む。

犯罪解決の手がかりを与える
考え得る悪条件すべてに対応

 防犯カメラが悪条件の中で捉えた不鮮明な映像を識別できるまで鮮明化し、重大犯罪の解決に手がかりを与えた技術がある。『株式会社LinkPro』が開発した映像鮮明化システム『ALTER ONE(アルター・ワン)』。考え得るすべての悪条件下で捉えられた映像に対応できる映像鮮明化の特許技術で構成、類例のないその処理能力に着目して警察から捜査への協力要請や防衛関係者から技術照会がくるほどだ。このシステムを搭載した映像鮮明化装置は防犯、防災分野を中心に国内外で普及を加速化させている。
 逆光による黒潰れ部分の情報が浮き上がり、物体の有無や色がはっきりと認識できるようになる。霧や大雨によって霞んだり、夜間の光量不足で暗くなったりしてぼやけた映像から建物の輪郭や川の水位がはっきりと見えるようになる。『ALTER ONE』が映像信号の微弱な変化をリアルタイムで自動的に調整し、鮮明な映像に最適化した実例だ。その処理時間は1画像につき860分の1秒という速さだ。

普及が進む映像鮮明化装置
ICチップ化で活躍分野拡大

 このシステムを搭載した映像鮮明化装置は3つのタイプがある。『ALTER ONE ユニットタイプ』は、映像再生機器と映像ディスプレイの間に接続して使い、暗闇、逆光、雨や雪など処理対象映像に合わせてモードを自動選択する機能を搭載している。
『ALTER ONE アダプタタイプ』は、細かい調整機能を省き自動処理に特化した『ALTER ONE SF Edition』を搭載し、NTSC/PAL監視カメラ直下に設置する小型軽量モデル。場所を選ばず、設置に特殊工具などを必要としない。
『ALTER ONE 一体型カメラ』は、小型化した映像処理基板を中に内蔵した防犯カメラ。高速道路などに導入されている。ソフトウェアによるズーム機能で4㎞先の状況も鮮明に捉え、視界の悪い中で起こる交通事故映像の分析や災害予測で活躍する。
 同社は、『ALTER ONE』と、特定エリアへの侵入動態を検出する動体検知ソフトウェア『KEKKAI(ケッカイ)』の技術を組み合わせ、高速道路での逆走防止や自然災害兆候発見などに役立つ社会貢献色の強い分野の研究のほか、『ALTER ONE』のICチップ化の研究も進め、ドローンへの搭載など映像鮮明化技術が活躍する分野の拡大を図る。

    ◇

「LinkPro」は、代表取締役原口信克さんをはじめ、画像解析、画像処理、カメラに精通した技術者の集団。画像鮮明化装置関連の特許を取得し、代表自ら発明者に名を連ねている。

犯罪捜査に決定的な手がかり
異次元の映像鮮明化システムが貢献

 処理前の映像と処理した後の映像を見比べれば、その違いは一目瞭然。画像解析、画像処理、カメラに精通した技術者集団が生み出した高度の映像鮮明化システム『ALTER ONE』が店舗、駅、空港など敷地内の防犯監視、街頭、広域などの屋外監視、河川、ダム、道路などの防災監視の質を一変させる。

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『ALTER ONE ユニットタイプ』
 映像再生機器と映像ディスプレイの間に接続して、暗闇、逆光、雨や雪など処理対象映像に合わせてモードを自動選択する機能を搭載し、隠れている色情報を浮き上がらせ、対象物の形や色まで再現して表示する事が可能。監視カメラ映像や録画映像に対する視認性の向上、録画映像の分析、建造物のひび割れの視認性の向上、医療の透視画像のコントラスト調整に最適。
【特徴】リアルタイム処理(遅延は16ラインだけ)。UXGA1600×1200ピクセル等高解像度フォーマットにも対応可能(高クロックレートに対応)。インターフェイスボードの交換でさまざまな伝送規格に対応。購入者が構成を設定できる集積回路FPGAへの換装が可能で、鮮明化以外のロジックの同居も可能。外形寸法(㎜)W188・5×D248×H36(突起部除く)

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『ALTER ONE アダプタタイプ』
 細かい調整機能を省き自動処理に特化した『ALTER ONE SF Edition』を搭載し、NTSC/PAL監視カメラ直下に設置する小型軽量モデル。場所を選ばず、設置に特殊工具などを必要としない。

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『ALTER ONE 画像処理基板一体型カメラ』
 小型化した映像処理基板を中に内蔵した防犯カメラ。高速道路などに導入されている。ソフトウェアによるズーム機能で4㎞先の状況も鮮明に捉えることができる。
【特徴】ヒストグラム平坦化後の映像を多機能SoC(System-on-Chip)で処理。H・264コーディックとEtherNETを内蔵、エンコーダー無しでLAN経由の映像転送が可能。HDMI出力を介しての映像出力も可能。USB2・0(HOST)を介してUSBメモリやハードディスクに映像記録が可能。    

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『KEKKAI』
 特定エリアへの侵入動態を検出する動体検知ソフトウェア。超高速に検出処理が可能。検出処理動作が非常に軽くスマートカメラ等に容易に実装が可能。検知物体の移動方向の検出、移動物体の大きさ、移動速度を同時に認識することが可能。境界線に対して左右別々の進入を検知でき、L型、コの字型のエリア等も容易に設定が可能。

株式会社 LinkPro
TEL:03-6202-1311 FAX:03-6202-1310 Eメール:info@link-pro.co.jp
ホームページ http://www.link-pro.co.jp/

代表取締役 村田公英 氏
山口県出身。上京後、電子工学系専門学校在学中に、乳酸菌生産物質の生みの親である正垣一義氏が経営する「義報社」に入社。入社後は「大谷光瑞農芸化学研究所」に配属。正垣氏に指導を受けながら、乳酸菌の培養技術を学ぶ。1969年正垣氏より命を受けて、乳酸菌生産物質の研究機関として『株式会社光英科学研究所』を設立。1994年、法人化。
下中:『不老‘腸’寿』幻冬舎新書 800円+税
下右上:1t発酵タンク(左) 500㎏発酵タンク(右)
下右下;腸内フローラ菌研究所(千葉県中央研究所)
国内外で乳酸菌生産物質の需要拡大
特許技術で生成方法を確立し製品化

腸内の善玉菌の代謝でできる乳酸菌生産物質の有用性に着目、製造方法で特許を取得、機能性食品素材として製品化し、拡大する国内外の需要に応える。

乳酸菌を凌ぐ健康有用物質を確認
機能性食品素材として企業に供給

 健康志向の潮流に乗って次々に開発される機能性食品素材の中にあって、乳酸菌以上に注目度を高めているのが「乳酸菌生産物質」だ。乳酸菌の発酵過程で分泌される健康に有用な代謝物。そのトップメーカーで食品会社に原料として「乳酸菌生産物質」を供給している『株式会社光英科学研究所』に国内外から注文が相次ぎ、将来のさらなる需要増も視野に増産のための工場増設に着手した。
 同社は、1966年、日本における「乳酸菌生産物質」研究の草分けで、戦後、寿光製薬を創立した正垣一義氏の命を受けて代表取締役村田公英さんが研究専門機関として設立、1994年に法人化された。村田さんは、正垣氏から引き継いだ乳酸菌の共棲培養技術の研究を重ね、2004年の「乳酸菌生成物とその製造方法」から2016年の「健康食品の製造方法」まで数々の特許を取得した。
「乳酸菌生産物質」生成方法はその技術に基づくもので、腸内で数種の善玉菌の共棲グループ同士が力関係を維持して良好な腸内環境を作っていることに着目。国産無農薬大豆から作成した豆乳を培養基に、共棲培養にふさわしいと判断した16種35株の乳酸菌、ビフィズス菌を種菌として植え、腸内温度に近似した状況下で120時間かけて発酵、その過程で分泌される代謝物をろ過して精製し、紛体、液体に加工、それぞれの特性に合った形態で商品化する。
 飲みやくソフトカプセルにした「ビファイン」「アミタユス」、エキスの「アークフェロンZ」、ドリンクの「ピュラ」は自社製品。乳酸菌関連商品メーカー向けの原料供給では、健康食品素材として安心して使える複合乳酸菌「Sixteensシクスティーン」、高濃度粉末品「ファインフローラ16(FF16)」がある。
 埼玉県和光市の本社工場では、容量1tの発酵タンク1基、500㎏のタンク1基、1基10㎏のバッチ式静置培養タンク80基で生産してきたが、さらに1tタンク2基を備えた工場増設を進め、11月に落成の予定だ。これによって現在の月3tから12tへと生産能力が上がり、原料供給を拡大、加速化させる。将来の需要拡大にも対応できる増設タンク用のスペースも確保する。

種菌に最適16種35株選定
増産体制に発酵タンク増設

「乳酸菌生産物質」は、腸内細菌研究の世界的な権威である光岡知足東京大学名誉教授が提唱する健康に関する概念の一つ、バイオジェニックスの代表格。慶応大学先端生命科学研究所とヒューマンメタボロームテクノロジー社が遺伝子解析技術で解析したところ、アミノ酸が結合したペプチドやミネラル、ビタミンなど身体の健康に有用な352種類の発酵代謝物質が確認された。お茶の水女子大学の室伏きみ子教授が抗ストレス機能を発見した糖脂質ステリルグルコシドも含まれる。同社は室伏教授と抗ストレス食品素材開発の共同研究も進め、経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業に採択された。
「乳酸菌生産物質」の効用は海外でも注目され、同社にはヨーロッパや中国などの企業から注文が相次いでいるが、国内需要への対応を優先させるため、海外向けは4ヵ月待ちの状態だ。工場増設が完了すれば、海外向け出荷にも弾みがつく。
 千葉県茂原市に1995年に設立した千葉中央研究所では、「乳酸菌生産物質」の新しい分野での利用方法の研究、開発にも取り組み、城西大学薬学部の徳留嘉寛教授(皮膚生理学)と飲む化粧品について共同研究を進めているほか、大手企業が同社の「乳酸菌生産物質」を原料にしたドリンクの開発を進め、すでに製法の特許を取得した。こうした製品が実現すれば、「乳酸菌生産物質」の販路はさらに拡大する。

バイオジェニックスの代表
新分野での利用方法を研究

「乳酸菌生産物質」について代表取締役村田さんにお聞きした。

―乳酸菌と乳酸菌生産物質はどう違うのでしょう。
「乳酸菌と乳酸菌生産物質は異なるものです。糖を分解して乳酸を生産することによってエネルギーをつくる細菌の総称が乳酸菌。一方、乳酸菌生産物質は善玉乳酸菌が作りだしている代謝物の総称です」

―効用にも違いがあるのでしょうか。
「乳酸菌をヨーグルトや乳酸菌飲料などで取り入れると、腸内環境が整えられるというのは間違いではありませんが、その乳酸菌はもともと腸内に棲んでいた菌ではないため、腸内で定着することが難しいのです。これに対して乳酸菌生産物質は生きた菌ではありませんが、腸内細菌のバランスを整え、有用成分がダイレクトに体内に吸収され、免疫作用に直接働きかけて総合的に健康をサポートします」

―機能性食品素材としての活用のほか、新たな製品開発にも取り組んでおられますが、今後の展望をお聞かせください。
「研究が進んで乳酸菌生産物質が健康に有用であることが認知され、乳酸菌止まりだった食品会社からの注文も増え、需要に十分に対応しきれない状態です。海外からの引き合いも急速に拡大し、乳酸菌生産物質に対する関心の高まりを実感しています。健康長寿社会の実現のためにも、乳酸菌信仰ではない乳酸菌への正しい理解を広め、 食品分野のみならず、できれば医薬品分野へも乳酸菌生産物質を普及させる道を探っていきたいと思っています」

株式会社 光英科学研究所
TEL:048-467-3345 FAX:048-467-3374 Eメール:btob@koei-science.com
ホームページ http://www.koei-science.com/

代表取締役 髙橋正二 氏
神奈川県出身。山梨県庁で林業改良指導員(Ag)や林道の測量・設計に30年間従事する。退職後、帰郷し、森林組合の参事を2年間務めて、林業経営の知識を深める。49歳で独立『高橋林業』を設立。経営基盤の強化に努めると同時に、手厚い福利厚生を整えて人材育成に注力、林業のイメージ刷新に意を注ぐ。
特用樹や薬用樹の役割を広く伝え
山を守る大切さを強調

森林原野の特用樹や薬用樹の役割を若い世代に伝え、農山村の『山の神』の行事や『みどりの日』を通じて、山を敬い、森林を守ることの大切さを伝える。

農山村地の活性化を視野に
樹木の有効活用の意義強調

 日本は世界有数の森林国であり、先人たちは山を敬い、その恵みを衣食住に活用してきた。しかし、近代化が進むにつれ、人々が山から離れてしまったことが社会の歪みとなり、山林にまでその影響が及んでいると、60年超の歳月を山と共に歩んできた『株式会社高橋林業』の代表取締役髙橋正二さんは指摘する。また、森林原野の樹木についても、用材としての価値だけでなく、特用樹や薬用樹として人々の暮らしに役立つ知識を、機会があるたびに若い世代に伝えている。
 特用樹・薬用樹は、主として森林原野において産出される林産物であり、幅広いものとなっている。特用樹は、用材や薪炭などに利用するのでなく、果実や樹皮などを山の幸、工芸、繊維、香り、油脂などに利用でき、用途は34種60品目挙げられる。また、薬用樹は解熱、鎮痛、整腸などから滋養強壮、しゃっくり止め、回虫駆除など用途は、44種16品目挙げられる。
 髙橋さんは、こうした樹木の有効活用を強調している。
「健康志向が高まる今日、特用林産物は、自然食品や漢方、薬膳料理などの原材料として需要が拡大していくことでしょうし、特産品として普及させれば農山村地域の活性化にも役立つと思います。そのためには、山菜や薬草の展示園の造成と、その栽培技術の確立が望まれます」、と髙橋さんは話している。 
 山の幸、山の恵みを大切にしてきた先人たちの営みに思いを馳せる髙橋さんは、樹木の方言名も研究している。それにより、樹木が生活に溶け込んでいたことを実感し、現代社会で山と共に生きる心構えも説く。

山に感謝の念を持つ
「私たちは、有史以前より山から四季折々の様々な恩恵を受けており、8月11日は、山の日に制定され、国民の祝日となりました」

『山の神』に安全を祈願する
「農村の年中行事のひとつとして『山の神』に安全を祈願する習慣があります。1月17日は、『山の神』が子どもを産む日とされており、ここには、山を敬う心があります」

『みどりの日』に緑の山を想う
「草木をこよなく慈しまれた昭和天皇の御遺志を継いで4月29日が『みどりの日』になりました。大切な資源として、美しき日本の象徴として、緑の山が立派に育つことを国民みんなで願いたいと思います」

株式会社 高橋林業
TEL:042-689-2848 FAX:042-684-9610
Eメール:takahashi-forestry@honey.ocn.ne.jp

中段中:『直屈伸式ブームリフト』
右:『マストブームリフト』
下段左『JLGウルトラシリーズ』』
中『コンパクトクローラーブーム』
右『電動ブームリフト』
高所作業風景を一変させる機種投入
世界に誇る最新鋭自走式高所作業車

日本製では届かない高所での作業や障害物の多い現場での作業を可能にする世界のトップメーカー製の最新鋭自走式高所作業車を国内市場に投入。

日本製では届かない最高揚程
ブーム伸長のまま走行可能

 日本製では届かない高所での作業を可能にする、屋根越しの作業も簡単にできる……。自走式高所作業車の世界的メーカー、米国「JLG Industries」社の日本支社『JLG Industries Japan』が国内市場に投入した作業車は、高所での作業風景を一変させる機能を備え、利用を前提にすれば建築の設計、デザインの可能性も大きく広がる。
 日本製で最も高い『ブームリフト』は約37mだが、『ウルトラシリーズ』4機種の作業床高さは、36・58m~56・56m。中間機種の『1350SJP』は、41・15mで、ブームはわずか95秒以内に最高揚程に達する。位置決めの修正が必要な時も、ブーム伸長のまま走行できるうえ、車輪が4輪操舵で車体を360度旋回させることもできる。世界最大の『直伸式ブームリフト』の『1850SJ』は、作業床が56・56mと最も高く、構造物の奥へ差し込むような作業をも可能にする。

迅速に作業位置へアクセス
屋根越しの難作業も可能に

『直屈伸式ブームリフト800AJ』は、作業現場での障害物を乗り越え、これまで届かなかった屋根越しの作業も可能にする。独自のQuikStikⓇブームを搭載し、50秒以内に 24・38mまで到達する。『マストブーム』は、頭上の手の届かない位置での作業を可能にし、工場の組み立てライン、棚、ダクト配管、パーティションの上下や周辺でも支障なく作業できる。『コンパクトクローラー』は、傾斜地などでも自動的に水平になるように機械がレべリングする自動水平アウトリガーを採用、安全で無理のない体勢で作業をすることができる。
『電動ブームリフト』は、業界最大の作業床高18・39mを誇り、騒音低減、ノンマーキングタイヤの採用など室内の作業に最適な機種。先端に垂直近くまで上昇でき、作業角度が広い屈折ジブを装着、頭上の障害物を避けて接近し作業位置にセットできる。
『マストブームリフト』は、揚程が同クラスの『ブームリフト』より重量が軽く、旋回時の占有面積も小さいため、狭い通路や限られたスペースでも楽に作業できる。

株式会社 JLG Industries Japan
TEL:048-661-5611 FAX:048-661-5612
ホームページ https://www.jlg.com/ja-jp/

豊富な経験と卓越した作業。下地となる鉄筋を組み、コンクリートの土台を形成。
代表取締役宍戸信照さん(中央)と作業スタッフが協力して丁寧に仕上げる。
名工の拘りが光る精緻な基礎工事
施工貫く寸分の狂いも許さぬ姿勢

建築基礎工事で寸分の狂いもなく整然と完成させる姿勢を守り抜き、手作業での掘削や自社工場での鉄筋加工など拘りの施工法で声価を高める現代の名工。

機械だけに頼らず手作業で掘削
鏝も伝統工芸師に特注

 そこまで拘るか。その仕事ぶりを見た者に感嘆の声を上げさせる建築基礎工事の職人がいる。『信和土建』の代表取締役宍戸信照さん。選び抜いた道具を使い、寸分の狂いも許さぬ厳格な基準を自らに課した施工流儀。建物の欠陥や手抜きを確認する住宅検査専門会社ホームリサーチ社が優れた建築職人を顕彰するマイスター制度で、その工事現場をチェックした認定員は精緻な仕事ぶりを評価、最高レベルの三ツ星の配筋マイスターと転圧マイスターに認定された文字通り現代の名工だ。
 基礎工事は、建物の形状に合わせて穴を掘り、敷き詰めた砂利を機械で固めた下地に鉄筋を組み、コンクリートを流して土台を形成する仕事。宍戸さんの拘りは、穴掘りから始まる。機械だけによる掘削では泥が崩れたりする恐れがあるため、穴の形はスコップで根気よく掘り進める。砂利を固めた後、全面に敷き込み、水蒸気の流入を防ぐ防湿フィルムもきちんと測って同じ大きさにならないと気が済まない。コンクリートの表面を押さえる鏝もいろいろ使ってみたが、兵庫の伝統工芸師にたどり着き、宍戸さんの要望に応えて作ってもらっている。基礎の中のコンクリートの上を歩くときも靴を履きかえ、きれいな状態に保つ。雨が降ってシートが汚れれば、雑巾で拭く。

鉄筋も自社加工場で加工
マイスター認定で高評価

 さらに、鉄筋も自社で既製品を使わず、自社加工場で加工する。鋼材メーカーから鉄筋用棒鋼を仕入れ、住宅の構造から必要数を割り出し、配置場所や形状を図面に落とし、構造に合うよう加工していく。その数、大小数千本。継ぎ足しが必要ない7・5mの鉄筋も作っている。
「仕上がり状態は、目立った気泡もなく、全体的に平滑なコンクリート面でした。寸法に誤差が殆ど見受けられず、基礎外周部にも養生がされており、汚れに対しての気遣いが窺えました。整然とした規則正しい施工状態でした」
 現場を確認したマイスター認定員の評価だ。

有限会社 信和土建
TEL:042-763-4443 FAX:042-760-2611


代表取締役 横山孝一 氏
鹿児島県出身。大学で美術を専攻、画廊に就職後、建設会社に移り型枠大工に。退職し、欧州を旅する。帰国後、西洋骨董店店長を経験。父親の病気を機に帰郷、高校で美術の教員に。出版社勤務を経て建設関係の工事管理の仕事に従事。9年前、独立し『マイカンコーポレーション』設立。
構造物の補修補強に革命を起こす新素材『ポリウレア』
地震対策にも需要拡大

生卵に吹き付けたら、その卵をコンクリートに落としてもボールのように弾んで形が崩れない、そんな驚異の材料『ポリウレア』で塗装業界に革命を起こす、異色の起業家に注目。今後の塗装技術に新たなウェーブを起こす。

驚異の材料『ポリウレア』
ただならぬ可能性に期待大

 塗装工事の中でも特に専門的な技術を要する防水防食工事で実績を積み重ねてきた鹿児島県霧島市の『マイカンコーポレーション』。主に化学工場内の建屋の塗装や防水、補強工事、外壁改修工事などを手がけている。同社が近年力を入れているのが『ポリウレア樹脂』の吹き付け工法。最強特殊塗料とも、特殊防護コーティング剤とも、構造強化ポリマー材とも呼ばれる『ポリウレア樹脂』は、強力な復元力、耐衝撃、防錆、防食、耐摩耗、防水、耐薬品性、耐久性などの特性を持ち合わせる万能材料。対象物に吹き付けると数秒後に硬化し始め、2〜3分後にはその上を乗って歩くことができるほど強靭な膜を形成する。あらゆる素材に塗装可能で、特に劣化したコンクリートの補強などに力を発揮。東日本大震災において、周辺が跡形もなく破壊された中で、『ポリウレア樹脂』でコーティングされたコンクリート構造物が奇跡的に形状を留めていたという報告もされている。今後、様々な分野で活用されていくことが期待されている。

異色の経歴で築いた厚い信頼
高品質追求は止まることがない

 同社の特徴は、塗料に「責任施工製品」を使用していること。塗料メーカーが認定した業者にのみ販売する塗料で、それは代表取締役の横山孝一さんのこれまでの功績と厚い信頼を物語る。大学で美術を専攻後、東京の画廊に就職した横山さん。しかし、汗水流して仕事をしたい、と建設会社に転職し、型枠大工を経験した。西洋骨董店で店長も務め、帰郷後は高校で美術の教員、出版社でタウン誌の編集、メンテナンス工事の仕事など様々な仕事を経て、念願の独立を果たした。2014年には設立されたばかりの全国ポリウレア技術協会にいち早く参画し、化学工場の廃液ピットのコーティングや屋上の防水防食工事、ビルの外壁補強などの工事で活躍。「すべての価値をお金に換算し、最短距離を通って目的を達成しようとする現代の風潮には賛成できない。まわり道や道草、失敗を通して初めて本質が見えてくると思います」と語る横山さんは、今後も『ポリウレア』の劣化建造物の補修補強部門をメインに、塗装業界の可能性を実現していく予定だ。

マイカンコーポレーション
TEL:0995-55-5295 FAX:0995-73-8418 Eメール:yokoyama@bb.wakwak.com

リゾートスタジオ
全国の企業提携に向けた取り組みとして、「Tropical・Resort・Design」に力を入れており、全国各地にある工務店やハウスビルダーなどに、他では真似できない本物のリゾート住空間のブランディングやリゾートアイテムの提供を行い、他社との差別化、そしてその先にいるエンドユーザー様の“想い”を叶えることを、ビジネス化している。現在は、静岡県富士市内からスタートし、大きな反響を呼んでいる。
ビジネスパートナー随時募集中。ご興味のある企業様は、TEL・メールにてお問い合わせ下さい。

代表取締役 亀谷大輔さん
卒業後、大手ダストコントロールサービス会社に入社。ルート開拓、商品提案、企画提供を行い全国優秀社員上位成績を収める。その後、ヘッドハンティングによりハウスメーカーへ入社。営業一線で活動し、営業部幹部へ就任。その後数社を渡り、受注支援マネージメント、経営マーケティングに携わる。2015年に『株式会社アースリンクイノベーション』を設立し、代表取締役に就任。ファイナンシャルプランナー、各種公認コンサルタントとして講師を務める。
バリ島のリゾートスタイルで癒す
アジアンテーストの住空間を構築

バリ島を中心にしたインドネシアのリゾートスタイルの住まいを独自のデザインブランドでプロデュースし、癒しに満ちた夢の住空間を構築する。

ザインブランドを確立
総合プロデュースで実現

 南国情緒とアジアンテーストが融合した「リゾートヴィラ」の独特の空間構成が心を癒す。東南アジア屈指の観光地、バリ島を中心にしたインドネシアのリゾートスタイルの住まいが、『株式会社アースリンクイノベーション』のプロデュースで日本国内でも実現する。一級建築士、デザイナー、バイヤーがそれぞれのセンスを生かし、インドネシアで調達する建材、インテリア、家具で夢の住空間を構築する。
 空間構成、インテリア、エクステリアを貫くのが同社オリジナルのデザインブランド『IRieR(アイリーアール)』。ジャマイカで良いと感じること表すこの言葉に託したのは、大切な人と大切な時間を過ごしてもらいたいという想いだ。その典型例がある。「結婚当初に行ったバリ島のホテルが忘れられない」という中年夫婦の思い出に応えた住まいだ。バリ島ヌサドゥアの高級リゾートThe Bale(バレ)風のスマートなインテリアとさわやかなガーデンを備えたリゾートハウス。癒しに包まれた大人だけの贅沢な時間が過ごせる極上の住空間を構築した。

自社バイヤーが現地買付
職人手作りの家具も調達

 代表取締役の亀谷大輔さんは、大手ハウスメーカーの営業部門で活躍後、同社を立ち上げた。『IRieR』をデザインブランドに、リゾートを訪れた時に感じるくつろぎ、心地よさを普段の住空間に再現するためのビジネスモデルを構築。中でも重視しているのが、インドネシアでの自社バイヤーによる買い付け。チーク古材やマホガニー製の家具、小物、リゾートには欠かせないウッドレリーフやライムストーン、石材などを厳選、エキゾチックなリゾートスタイルの住空形成に生かす。インドネシアの職人手作りの一点物の家具は満足感を与える。
「作りたいのは、建物ではなく時間。住む人々が心から休まる時間を刻める夢のリゾートライフをプロデュースさせて頂きます」
 亀谷さんの脳裏にはバリ島の美しい景観が焼き付いている。

株式会社 アースリンクイノベーション
TEL:055-298-6196 FAX:055-298-6197 Eメール:hello@irie-r.jp
ホームページ
 http://www.irie-r.com/(IRieR ホームページ)
 http://shop.irie-r.com(IRieR ONLINE SHOP)
 http://www.earthlink-i.co.jp/

上:『外装専科』が手掛けた高層マンション
中段左上:『まちがいだらけの大規模修繕』
(ダイヤモンド社刊)1,600円+税
右上:全国の管理組合から感謝状が寄せられ、現在100枚を超えている。
右:代表取締役 伊藤洋之輔 氏
山口県出身。19歳で父親が営む塗装・防水工事業に従事。24歳で独立、伊藤工業所を創業。雨漏り修理の傍ら独力で防水塗科「ノンクラックコート」を開発、塗装業に移行。1980年、アズマ工業株式会社設立。ピーク時年商約24億円を達成したものの、貸し渋りなども影響し1998年、自己破産。直後から塗装業を再開。2003年、「有限会社外装専科」設立。2005年、株式会社化。2010年TV東京系列「ガイアの夜明け」、2015年TV東京系列「ワールドビジネスサテライト」に出演。2017年1月、7カ所目の営業所となる静岡営業所を開設。2017年4月、設立14年で年商20億4千万円達成。2017年6月、NHK WORLD TV(日本国際放送)「Japan Biz Lab」にて放送される。
下:何よりも「安全」に力を入れる同社では、全国の職人を一堂に集めての全国安全大会や地方ごとにも安全大会を毎年複数回開催している。安全に関する講習や意見交換、表彰など充実した内容で職人の安全への意識は高い。写真は、第16回「外装専科安全大会」(関東地区)総勢121人の集合写真。
マンション修繕に独自ノウハウ構築
不要不急の無駄な工事を徹底仕分け

劣化したマンションの大規模修繕に当たり、工事の不要不急の仕分けと状況に応じた足場の工夫で大幅なコストダウンを図り、管理組合を支援する。

工事状況に応じて足場工夫
消費者目線で管理組合支援

 年を経て傷みが目立ち始めたマンションをどう修繕するか、この難問に直面している管理組合の助っ人として頼りにされている会社がある。マンションの大規模修繕を手掛けて50年以上の歴史を持つ『株式会社外装専科』。信頼を支えるのは、建築業界の慣行にとらわれない独創的な修繕スキームを構築した代表取締役伊藤洋之輔さんの「仕分け」だ。中古車に乗って都内を走り回り、タイル壁が傷んだ建物を見つけては交渉、簡便なブランコ足場を使い、安い工事費で改修した若き日の経験が原点にある。

◇工事を徹底的に仕分け◇
 一般的な修繕工事は、下地補修やシーリング工事、外壁タイルの補修や洗浄、屋上などの防水工事などだが、伊藤さんは業界の現状について、不要不急な工事や過剰と思われる工事内容で見積りをつくり、受注しているケースが多いと指摘。その打開策として伊藤さんが力を入れているのが工事の「仕分け」だ。無駄な工事や不要不急の工事がないかを精査し、「建物の将来価値を守るために、今すべき工事」に絞り込んで見積もりを作成、大幅なコストダウンを図る。共通仕様書に単価を入れただけの見積もりを提示する業者と決定的に異なる点だ。

◇足場の工夫にカギ◇
 建築現場と同様、マンションの修繕工事でも足場が必要だが、『外装専科』では、建物の状況や工事の種類に合わせて様々に工夫する。大掛かりな組立足場を使用しなくとも工事できる場合は、ロープを使ったブランコ足場やゴンドラ工法によって工事を行い、高額な足場費用を削減する。塗料の飛散防止や通行人の安全確保のための移動式飛散防止ネットを作業する部分だけに設置し、視覚的なうっとうしさも軽減する。

◇評価される実績◇
 伊藤さんが手掛けた修繕は、1500件超にのぼる。その実績を基に2010年にダイヤモンド社から「まちがいだらけの大規模修繕」を出版し、管理組合の注意を喚起。また、2014年には、独自の工法と消費者目線に立った施工提案が評価され、大規模修繕を行う企業としては唯一、ダイヤモンド経営者倶楽部の特別表彰制度で優秀企業賞を受賞した。
「適正な価額で真に必要な大規模修繕が根付くようにお手伝いができればと思っています」
 発注者目線に徹する姿勢が貫かれている。

株式会社 外装専科
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