「MTコネクター」を入れた様子。金属のプレートが維持のために付いているが、厚みはわずか0.35ミリで違和感がなく、また、外見からは見えないようになっている。
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バネや引っかけがない、画期的な入れ歯
歯を削らず快適な「MTコネクター®」
「痛い」「しっかりかめない」「違和感がある」といった入れ歯の悩みを持つ人が多い。
そんな人の救世主となるのが、『大阪歯科センター』だ。
患者との入念なコミュニケーションを取り、最新の技術で最適な入れ歯を提案してくれる。
「入れ歯が合わないのは、患者さんを取り巻くコミュニケーション不足。特に、歯科医師と歯科技工士の連携不足が原因となることが多い」と指摘するのは、『株式会社 大阪歯科センター』の代表であり、自らも歯科技工士である宮野たかよし氏だ。それも無理がない。というのも、一般的に、歯科技工士は歯科医師からの技工指示書に基づいて入れ歯を製作するだけで、どうしても患者さんに関する情報が不足しがちだ。
「患者さんと歯科医師、歯科技工士がコミュニケーションを取りながら、入れ歯治療を進めていく方法ができないか」と考えた宮野氏が生み出したのが、これまでにない歯科医院のシステム。何と、歯科医院と歯科技工士を一緒に経営するという方法だ。「大阪歯科センター」と「歯科技工士(宮野氏)」、さらに、併設する「みやの歯科医院」の3者が一体となって、患者さんの生の声を聞き、患者さんのニーズに合った入れ歯を丁寧につくっていく。
このため、同社の入れ歯は多くの患者さんに好評だが、中でも評判がいいのが、「MTコネクター®(2004年特許取得)」と呼ばれる新しい入れ歯だ。入れ歯といっても、バネや引っかけなどは全くない。ピンク色の床の部分もほとんどなく、見た目はただ歯が並んでいるだけのようで、とてもコンパクトだ。ブリッジのように歯を削ったり、インプラントのように、あごの骨に穴を開けたりする必要もない。口の型どりと、微調整だけで快適に使える。「製作途中でもピーナツがかめ、できあがればスルメもかめる」(宮野氏)というから驚く。
同社は大阪にあるが、全国から患者が診察を受けに来るというのにも納得がいく。一生ものの良い入れ歯をぜひ手に入れてほしい。
(ライター/大原一宮)
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