日本が誇るビジネス大賞 2018


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
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FAX.03-3352-8605
 
IoT技術利用の給湯器開発
自動調整で燃料費大幅削減

 燃料費削減、大分県の温泉施設約71%、宮崎県の老人ホーム施設80%、千葉県のゴルフクラブ45%……。「株式会社ジェネシス」が開発した業務用電気給湯器『GENESYS-ONE』を導入した施設での実績だ。従来ボイラーは重油やガスを燃焼させるのが主流で、現在、原油などの高騰で30年前と比べると約6倍くらい。
 IoT(モノのインターネット)技術を利用したIoTボイラーを採用すると、電気仕様なのでコストは削減できる上、電気料金が安い夜間電力を利用してお湯を作るので格段割安。ボイラーに内蔵されたコンピュータプログラムが複数のセンサーで測定し、効果的に運転を調整、同時にこの状況がインターネットから管理センターに送信され、必要に応じて最適な状態になるよう調整される。このシステムによって電気エネルギーを熱エネルギーに変換する熱転換効率95%を実現したのに加え、火気を取り扱わないので、火気取扱者が常駐しなくてもよく、人件費が削減できる。燃焼型ボイラーの配管や設備をそのまま使用できるので、設備の再構築も容易だ。
 本体は、シンプルな構造でスペースを取らないが、貯水槽の置き場は必要。安心安全で低コストを実現するので、ゴルフ場、介護施設、ホテル、旅館などのボイラーに最適である。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ジェネシス
TEL/03-6257-3806 Eメール/horiuchi@genesys-works.com
ホームページ http://www.genesys-works.com/

『TOSEI Laundry HIGASHINAKANO』
東京都中野区東中野1-36-8 メゾンドール東中野1F
マルチ決済とお知らせ機能など便利な精算機。清潔なランドリー。中心温度が約100℃の乾燥工程。カビやダニは無縁。

<コインランドリー機器>
洗濯乾燥機 洗濯12kg/乾燥8kg 2台 900円(60分)
洗濯乾燥機 洗濯22kg/乾燥15kg 2台 1,200円(60分)
洗濯乾燥機 洗濯32kg/乾燥22kg 2台 1,500円(60分)
大型乾燥機 乾燥25kg 2台 7分/100円
中型乾燥機 乾燥14kg×2 4台 10分/100円など
コインレスランドリー誕生
効率的出店もバックアップ

 コインランドリーのイメージを一新するニューコンセプトの店舗が誕生した。業務用コインランドリーの製造販売を手がける「株式会社TOSEI」が東京・東中野にオープンした世界初のコインレスランドリー『TOSEI Laundry HIGASHINAKANO』。単身者や共働き世帯、一人親世帯の増加に比例してコンビニに劣らぬ勢いで増え続けるコインランドリーの新たなビジネスモデルにもなるもので、同社は出店場所や出店形態に合う店舗構成や収支計画の提案で出店をサポートする事業も推進する。
『TOSEI Laundry HIGASHINAKANO』は、洗練されたデザインの室内に、小型洗濯乾燥機、中型洗濯乾燥機、大型乾燥機が各2台、投入口が2つある中型乾燥機が4台の計10台が並ぶ。最大の特長は、硬貨を入れるコインセレクターを洗濯・乾燥機から排除し、店内に設置された集中精算機で決済が行えることだ。決済方法は、現金、プリペイドカード、電子マネーから選ぶことができ、従来のコインランドリー店ではできなかった電子マネーによる決済が可能になり、硬貨の準備や両替機の設置が不要となった。精算機は、英語にも対応し、外国人の利用にも配慮した。領収書も発行し、業務目的での利用でも利便性が増した。決済時に電話番号を入力すると洗濯が終わる5分前に通知される便利な「ハローコール」機能を搭載し、店内で待つ時間ロスも解消した。
 洗濯乾燥機は、いずれも音声ナビのほか大型コースボタンがあり、スピンシャワーウォッシュ、ドラムヒート脱水、適温コントロール乾燥を採用。乾燥機には、乾燥温度切り替えボタンを搭載している。大きいものでは、6畳カーペット1枚、羽毛ふとんなら2枚まで対応する。
 出店支援事業は、初心者でも安心できるようコインランドリーの事業内容とノウハウを細かく説明し、出店地区の市場調査を行い、地域の特性を生かした店舗を検討。集客力の高い都市型のコンパクトタイプ、居心地の良い空間を演出するミディアムタイプ、郊外で広々としたスペースのワイドタイプなど立地条件に適したパッケージとベストシステムを提案する。
 中小企業経営強化法による税制優遇措置にも着目し、平成31年3月31日まで中型と大型のコイン式洗濯乾燥機械装置に掛かる固定資産税が2分の1に軽減される制度に必要な対象機械の証明書を入手するなど全面的にバックアップする。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 TOSEI
TEL/0120-002-490 03-6422-7280 Eメール/info@tosei-corp.jp

「標準型WACフィルタ」
型番「WAC-292」サイズ:610×610×292㎜
容積:108.7L 重量:13.0㎏
ヨウ素捕集効率:99.999%以上
焼却後の容積:1/1,000以下
「トレイ型WACフィルタ」
型番「WAC-702」サイズ:620×163×702㎜
容積:69L 重量:9.5㎏ ヨウ素捕集効率:99.999%以上
焼却後の容積:1/1000以下
『原子力災害対策用WACマスク』も好評だ。
『WACトルネーダー』
外気の放射性物質侵入を防止
自宅室内を簡易シェルター化

 東京電力福島第1原子力発電所のような事故が起き、放射性物質から身を守るため屋内待避を余儀なくされた場合に民家で活躍する装置が開発された。
 放射能汚染物質処理装置の開発を得意とする『株式会社ワカイダ・エンジニアリング』の『WAC陽圧浄化装置(室内用)』。そのキーテクノロジーは、東京大学、東洋紡株式会社と共同で開発し、特許を取得した活性炭素繊維製フィルタだ。
 空気は、気圧の低い方に向かって流れる。換気装置だけでは室内の気圧が下がっていき、隙間などから外気が入り込みやすくなる。『WAC陽圧浄化装置(室内用)』は、活性炭素繊維製フィルタとヘパフィルタで外気を浄化してから、室内に積極的に給気することで室内の気圧を陽圧に保ち、放射性物質で汚染された外気が室内に侵入することを防止する。自宅の部屋の簡易シェルター化だ。ヘパフィルタは、微小粒子状物質PM2・5や塵埃、虫などの侵入も防止することができる。
 装置の中核となる活性炭素繊維製フィルタは、軽量で扱いやすく、放射性ヨウ素の除去率が高いフィルタ開発をテーマに5年の歳月をかけて完成させた。メインの濾材は、フェルト状の化学繊維を炭化、活性化処理した黒い繊維。低吸水性なので高湿度の環境下でも影響を受けずにヨウ素を吸着する。米国の原子力グレード活性炭試験方法ASTM D|3803に準拠した性能試験で捕集効率99・999%以上であることが実証された。
 重量は、ヤシガラ活性炭の3分の1以下で、タンスの引き出しを入れ替えるように交換できる。また、捕集寿命もヤシガラ活性炭の約3倍の3年と長寿命。低吸水性なので捕集性能が落ちず、使用後の重量もほぼ変わらない。さらに、原材料が可燃性なので焼却処理が可能だ。焼却後の容積は、千分の一以下になり、廃棄コストを大幅に削減できる。
 活性炭素繊維製フィルタは、原子力発電所に採用され、福島第1原子力発電所事故の際、効果的に放射性物質を除去することができ、建屋内の放射線量の低減に大きく貢献したという。病院や大学研究室、製薬会社、一般企業などの幅広い分野で採用されている。
 このフィルタを一般家屋でも利用できるようしたのが『WAC陽圧浄化装置(室内用)』である。
 同社は、放射性物質使用研究施設で実験などに使われた放射性物質で汚染された各種放射性廃棄物の処理装置を開発、製造、販売を主業務に1993年に創業した会社。放射性ヨウ素の捕集効率が99・43%以上でPM2・5や粉じんも除去する『原子力災害対策用WACマスク』も好評だ。
(ライター/斎藤紘)

他分野への製品開発に挑戦
 多くの大型施設が共通して抱えている排水槽の臭気問題。『WACトルネーダー』は、酸素供給による微生物の活性化ではなく、空気の力でより槽内水を強く撹拌して物理的な刺激を微生物に加えることで微生物を活性化させ、水質を劇的に改善することに成功しました。東京大学と共同でさらに研究、開発を進めており、都心のオフィスビルや大型商業施設への導入を推進するだけでなく、畜産業の汚水や工場排水の問題にも真正面から取り組んでおります。

株式会社 ワカイダ・エンジニアリング
TEL/03-3969-3339
ホームページ http://www.wakaida.jp/

代表取締役 菊田九氏
減速機オーバーホールで実績
精緻な作業と低コスト高評価

 モーターの回転速度を減速させ、大きなパワーを生み出す減速機。産業機械で重要な役割を担うこの装置のオーバーホールで業績を大きく伸ばしている会社がある。90年超の社歴を持つ福山市の『株式会社明和工作所』。長年にわたる産業機械部品加工・組立、精密歯車や減速機、環境機器の製造で培った技術を生かした事業で、大口の受注が相次ぎ、事業の柱の一つに成長した。
 新品の減速機の寿命は、15年から20年程度とされるが、同社でオーバーホールされると最低でも10年は寿命が延びるという。そのメンテナンス効果を生み出すのは、ステップを踏んだ綿密、緻密な作業だ。
 依頼主の会社から減速機の使用状況や状態をヒアリングし、減速機本体を持ち帰り、外観、状態を確認した後、分解、部品一つひとつの状態を確認し、傷や欠損などの有無を調べる。また、ベアリングなどの交換が必要な消耗品の型式、材質を調べリストアップする。減速機の状態、交換部品の有無などを依頼主に報告し、各部品の再製作、材質や構造の変更の必要性を検討し、低コストでの修繕を提案する。
 部品の再製作は、図面に基づき高精度工作機械によって行い、三次元測定機や歯車検査機によって品質を確認する。完成した部品を組み上げた後、塗装を施して新品に近い状態にする。歯当り、騒音、振動などの検査を行い、要望があれば、依頼主立ち合いの下、試運転で動作確認を行う。モーターのロータ周りを覆う保護体ケーシングも錆落し、劣化した塗装膜を落して綺麗に清掃する。
 減速機には、歯車の形状の違いなどから平行軸減速機、遊星減速機、ウォーム減速機、ベベル減速機などがあるが、同社は種類やメーカーを問わず対応可能だ。図面がない場合でも、歯車専門技術者が現物を測定し、スケッチして図面化し製作する。部品交換の必要が無い場合、ベアリング・オイルシールなどの交換のみで済む。部品製作のケースも含め、メーカーによるオーバーホールより安く仕上げるのが強みだ。オーバーホール訪問診断サービスも実施する。
 こうした丁寧な作業手順と完成度の高さ、材質変更や構造変更によるコストダウンに向けた専門スタッフの真摯な対応が評判を呼び、これまでに石炭火力発電所の石炭運搬で用いるベルトコンベヤーや自動倉庫の走行・昇降機、スキー場のリフトなどの減速機のオーバーホールを受注するなど、オーバーホール事業は全社売上高の3割を占めるまでに伸び、同社の主力事業の一つになっている。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 明和工作所
TEL/084-955-2122 Eメール/meiwa@kk-miw.com
ホームページ http://www.kk-miw.com/

上:韓国医療機器メーカーとの業務提携。
下左:『株式会社クリーンテック販売』
代表取締役 中野一明 氏
下右:『株式会社アドヴァン・クエスト』
代表取締役 桜井悦男 氏
2018年度内に国内のフランチャイズも計画している。
銀イオン水の輸出事業を開始
韓国メーカーが製品化し販売

 1兆分の1メートルという目には見えない大きさの銀イオンが溶け込み、優れた抗菌防臭性能を持つ機能水『銀イオン水』の海外輸出に乗り出した会社がある。愛知県岡崎市の『株式会社アドヴァン・クエスト』。
 韓国の医療機器販売メーカー「EGSグループ」と業務提携し、『銀イオン水』の原液を輸出し、「EGSグループ」で製品化して韓国内で販売する。
 取り扱う『銀イオン水』の製造元は、愛知県知立市の『クリーンテック販売』。銀化合物を独自手法で溶解し、金属イオンに分子やイオンを結合させることで毒性を中和する機能を持たせる製法を特許出願した。同社は、原液を数倍に希釈し、ミストやゲル、洗剤、フォームなどの製品を製造している。これらの製品は、公的機関などで除菌、消臭効果などを調査し、良好な結果を得ているという。
『アドヴァン・クエスト』は、この『銀イオン水』の総販売代理店となり、 海外向けに輸出することにしたものだ。提携した韓国の「EGSグループ」は、医療機器やサプリメントなどを幅広く手がける会社。独自に韓国内の試験機関で『銀イオン水』を分析調査し、同国での販売認可を得た。この結果を受け、『アドヴァン・クエスト』が2017年10月から原液の輸出を開始。『クリーンテック販売』がEGSグループに製品化に関する技術供与を行う。
『銀イオン』は、プラスの電荷を持ち、マイナス電荷の菌やウイルスに接触すると除菌、消臭するという。また、一定の濃度以上の『銀イオン』は、細菌の細胞内部に侵入し、呼吸系代謝酵素を攻撃して機能を停止させることによって細菌を死滅させるともいわれる。『銀イオン』が溶け込んだ『銀イオン水』は、アルコールのような揮発性がないため効果が持続するという。
 靴や靴箱、玄関マット、ソファー、クッション、ペットコーナー、トイレ、車などの防臭、トイレの便器や便座マットの除菌、風呂場のタイルの防カビなど活躍するシーンは多様で、韓国でも需要は確実に広がると、桜井悦男社長はみている。当面、原液で年間5トンの 輸出を目指す。
『アドヴァン・クエスト』は、清掃事業などを展開する目的で2009年に設立。現在は、耐候性、耐久性、低汚染性に優れたハイブリッド遮熱塗料などの販売代理が主業務。これに『銀イオン水』の海外輸出事業が加わって業容が大きく拡大、業績伸張に拍車がかかるとみられる。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 アドヴァン・クエスト
TEL/0564-64-3628 Eメール/aq.sakurai@ark.ocn.ne.jp

代表 岡田宏之 氏
埼玉県出身。早大理工学部応用物理学科卒。同大大学院理工学研究科博士後期課程退学。1998年、博士号取得。同大学理工学総合研究センター助手、講師を経て、2003年、「パール国際特許事務所」入所。2005年、弁理士登録。2011年、代表就任。立教大学兼任講師。特定侵害訴訟代理業務可。
発明発掘から特許権取得まで
知的財産戦略を多角的に支援

 企業が競争力を高めるうえで重要な知的財産戦略の要となるのが技術的なアイデアを保護する特許権。毎年約30万件に上る特許出願件数は自社技術の優位性確保に力を注ぐ状況を浮き彫りにする。こうした中、特許を中心とした知的創造サイクルの創造、保護、活用の各フェーズで支援し実績を重ねているのが『パール国際特許事務所』。代表岡田宏之さんは素粒子などを研究する早大での学究生活から特許の世界に転じた博士(理学)の学位を持つ異色の弁理士。精緻な思考回路を生かし、企業価値の最大化を追求する。
 同事務所には、アイデア段階の独自技術についての相談が少なくない。岡田さんをはじめ所属弁理士が相談者と綿密なコミュニケーションを取り、アイデアが出てきた背景などをつかみながら相談者の希望に沿う特許取得に向けて中身を具体化していく。この過程で実力を示すのが調査だ。特許法や審査基準に照らして権利化可能性や他者の権利を侵害する恐れの有無について精度の高い調査を行う。また、特許出願で独占権が得られる可能性がある一方、その技術が公開されてしまうので、技術の公開を望まない場合は営業秘密管理もサポートする。
 同事務所で取り扱い可能な技術分野は、半導体や回路、情報、ソフトウエアなどのエレクトロニクス、光通信や光デバイス、光学機器などの光学、セラミックスや磁性体などの物性、材料や有機化合物、無機化合物などの化学分野、ナノテクノロジー、マイクロマシーン、医療機器、日用品、土木、建設、放射線など広範囲に及ぶ。具体的なアイデアが定まっていて取得に向けた申請を依頼された場合は、特許取得まで最短距離でサポートする。加えて、新たに創作された物品のデザインを保護する意匠権や製品名や会社名、ロゴマークなどを保護する商標権の取得やその活用についてもサポートする。
「大企業から中小企業まで様々なクライアントを対象に特許の権利化業務を中心に業務を行っていますが、創造なくして保護はできませんし、活用を意識せずに適切な保護もできません。クライアントとのコミュニケーションを密にし、権利取得の方向がぶれないように知恵を絞ります。許権の取得だけでなく、発明発掘を含めたコンサルティングにも応じます。特に中小企業の知的財産を守るためのサポートに力を入れていきたいと思っています」
 世界の技術動向を俯瞰しながら知的財産戦略に知力をしぼる姿がここにはある。
(ライター/斎藤紘)

パール国際特許事務所
TEL/03-3988-5563 Eメール/office@pearl-pat.com
営業時間/9:00〜17:00 定休日/土・日曜日・祝日
ホームページ http://www.pearl-pat.com/

日本伝統の素材「二越ちりめん®」で
作る『和KOMONO』たち

「色遣いや独自の柄が繊細で美しい」と海外からの評価も高い和柄。もちろん外国の方のみならず、日本人の間でも現代に至るまで根強い人気を保ち続けている。和の心を生かしたデザインを国産のちりめん素材に反映し、毎日使えるかわいらしいグッズを作り続けている『宇仁繊維ファッション株式会社』。  
 テキスタイル製造メーカーである『宇仁繊維株式会社』の生地を使用し、『和KOMONO』のアイテムを数多く揃え、日本の和雑貨を伝承すべく、自社内の『小紋工房』で、企画・製造・販売を行っている。
『小紋工房』は、日本の伝統芸術である「江戸小紋」のように伝統のある魅力的な素材を創り続ける「工房」として位置づけられており、生機からプリント下地の生地、無地染め、プリント、後加工まで、企画から一貫した生産設備を背景にクオリティの高い商品を生産。とことん日本産にこだわり、京都や北陸の工場で生産した素材を使用。伝統的な撚り・織りに加えて独自の技術開発を行うことで、高い品質と美しさを両立させる。長年のノウハウを駆使した匠の技と、次々と生まれてくる新しい繊維素材をコラボレーションさせることで、旬な新素材・新商品を多く提案できる点も、同社の強みだ。
 モダンな椿や菊、色七宝のビビッドで鮮やかなカラーも、淡くしなやかな桜や撫子の色合いも、夜桜の黒や紺、紫といった暗い色までも『小紋工房』の生地ならお手の物。たくさんの人の心を惹くような繊細で華やかな柄は、日本の美しい季節の移り変わりや日本人ならではの表現が生かされており、その生地で作られた『和KOMONO』のアイテムが持ついろどりは、見る者の気持ちを和ませてくれる。
 定番の華やかで女性らしいものから、男性にもぴったりな江戸っ子然とした粋なアイテム、ぜひお子様に持たせたい可愛らしい小物、年配の相手へのお祝いのプレゼントなど、伝統と現代が息づく華やかさ、雅やかさは、様々なシーンで大活躍してくれること間違いなしだ。
 定番のがま口は、財布にコスメポーチ、コインケースに手提げバッグとバリエーション豊かで個性的。コスメボックスやメイクポーチ、ペンポーチになんにでも使えるマルチポーチなど、女性の毎日をいろどる必需品もばっちり揃っている。
 オリジナリティあふれる『和KOMONO』のアイマスクやティッシュケース、ブックカバーなど小物をバッグに忍ばせていれば、周りとひと味もふた味も違う上品さを演出でき、もちろん使い勝手も抜群。
 日本人の特権、和の心をお一つから。日常生活に取り入れて、毎日をもっと鮮やかに楽しく過ごそう。
(ライター/大嶋ひかり)

和KOMONO 小紋工房 宇仁繊維ファッション 株式会社
TEL/06-6253-7315 Eメール/uni-net.info@komon-koubou.com

元気に育って欲しい…
お子様の成長を願う両親の思いを込めて縫い上げられるように、必要なものをすべて入れたキット。
左上:イノシシ革『ファーストシューズキット』(カラー全7色) 13㎝ 9,720円(税込)
左中:フェイスブラシ〜アイブローブラシなど『熊野筆』は、ふわふわと優しく、化粧も映えさせてくれる至極の逸品。
左下:『BB Mask』
1日1回17分のお肌のヒーリングタイムで弾力のある透明な肌に。
環境エネルギー事業の展開で『無電極ランプ』も取り扱いを開始。
良質な商品を提供して
人と企業を繋ぐ架け橋

 コンサルティング事業や販売事業などを手掛ける『株式会社HIGHBRIDGEコンサルタント』。
 代表の高橋一彦さんがその目で見定めた良い商品のみを扱い、日本国内や海外へと販路を広げている。取り扱う品は多岐に渡り、いずれも口コミを中心に評判。
 地元福島県の伊達市で生まれたオリジナルレザーブランド『ino DATE』の製品は、農業の盛んなまち伊達市に生息し、農作物を荒らすイノシシを少しでも地域産業に役立てたいと開発がスタート。軽量で耐久性があり、摩擦に強いという特性を生かし、優しい色合いで長く使える様々なグッズをラインナップ。特に人気を集めるのが、『イノシシ革ファーストシューズキット』。我が子に元気でたくましく、真っ直ぐに成長してほしいと願うご両親にぜひ一針一針縫いあげていただきたいと高橋さんは語る。丈夫で持ちが良いイノシシの革で作られた靴は、すくすくと育つにつれて行動範囲が広くなっていく子どもにうってつけだ。
 広島の伝統工芸品である『熊野筆』は、メイク道具としてプロをはじめ女性からの圧倒的な人気を集め、結婚式場の引き出物としての納品や海外での販売も。四代続く老舗メーカーとの直接取引を可能にするのは、紛れもなく高橋さんの人徳だ。
 不況を知らないアンチエイジング業界にも進出し、韓国や中国で大ヒットしている美容家電『BB Mask』の取り扱いを決定。お風呂上りに電気を入れて顔へ当てるだけでお肌の活性化や老廃物の排出を促し、しみやしわなどの改善にも効果があるというだけあって徐々に注目を集めている。テレビなどを観ながらお手入れできるという手軽さも大きな魅力だ。
 同社はさらに環境エネルギー事業も展開。環境負荷の少ない『EcoLoop無電極ランプ』の正規代理店として、施工や導入までのサポートを実施。環境や自然の力を生かした省エネによるエネルギーコントロールで、資源の効率的な運用を進め地域に貢献したいと邁進している。
「お客様が実際に手に取ったり使用している姿を自分の中でイメージできる商品かどうか」という視点を取扱う商品の判断基準にしているという高橋さん。自身の名字に加え、コンサルティングを通して人や企業を繋ぐ架け橋となりたいという願いを込めて『HIGHBRIDGE』という社名を考案した。
 誰かに喜んでもらい、人と人が共存共栄できる社会に貢献していきたいと意気込んでいる。
(ライター/大嶋ひかり)

株式会社 HIGHBRIDGEコンサルタント
TEL/024-573-1245 Eメール/kazutakahashi3744@gmail.com


[イギリス生活情報誌]月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605