日本が誇るビジネス大賞 2018


イギリス生活情報誌 
月刊
ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
2-15-2岩本和裁ビル5F
TEL.03-3352-8107
FAX.03-3352-8605
 
上:一番槽  JR森ノ宮駅 玉造口
下:石山本願寺記念碑 空堀と内堀 
旧陸軍第四師団司令部庁舎建物
大阪城の梅林。秀頼の後見人の片桐勝元の邸宅があった場所。大阪城二の丸に位置する出入り口。(当時は非常時のみ算盤橋)
下左:内堀と極楽橋と秀吉の舟を模した遊覧船。
下右:代表取締役 千田明 氏
上左:桃園 上右:京橋と大阪橋
中左:砲兵工廠化学分析場(現在廃墟) 中右:鉄筋門跡
下左:ドーンセンター建設の折、発掘された大阪城三の丸石垣(復元)。 下右:エル大阪 大名屋敷跡の石垣。
人、地元、歴史のつながり
経営の根幹に据えて

 大阪府摂津市で電気通信設備工事業を手掛ける『株式会社GNR』の代表千田明さんは、歴史への造詣が深く、これまでも東海道五十七次の歴史の旅、大阪の橋などを紹介して好評を博している。今回は、近世の基盤を大阪城を中心に紹介するという大変興味深い内容で読者を魅了します。
 大坂城(現在は大阪、一説に坂は侍に反するため、明治の維新に反する処から大阪と変えたらしい)と言えば、北は天然の要塞である淀川と大和川(現、寝屋川)の合流点、東は猫間川(現在の大阪環状線)、西は東横堀川、南は空堀(現、空堀商店街南側付近)を惣構えして蓮如が築いた石山本願寺跡にそのまま豊臣秀吉が大阪城を築いて現在に至るという風に思われますが、そうではありません。現在の大阪城の石垣などは、すべて江戸時代になってから、西日本の外様大名や、金沢の前田家の財力を削ぐために豊臣時代に築かれた石垣の上に盛り土をして築かれているため、秀吉時代の痕跡は一部の発掘調査によって見る機会はあるのですが、前為政者の建物をすべて破壊する事情は、どの時代も同じだとは思われますが、ただ一部の橋や門などに過去の名前がそのまま使われているのは、不思議に思われる次第です。
 秀吉時代の大阪城は、天下無双の不落の城と言われておりましたが、実は南側に弱点があり、そのため神社・仏閣は空堀の南側に移転させ防御と寺に人々が常に集まらないようにしました。真田幸村がここに真田丸を築いたのも寺前を通ってくる敵を集中攻撃するためで、前田利常軍に大打撃を与えました。
 また、東横堀(現、阪神高速環状1号線が川の上を走っている)より以西は、商人の町として京都・堺・平野の商人を強制的に移住させました。その結果、商人の町として発展の基礎が築かれたと思います。大阪は、南北は筋・東西は通りとして碁盤の目のようになっており、平野町・伏見などのように名が残っています。
 それでは、大阪城をJR森ノ宮駅から訪ねたいと思いますが、森ノ宮の地名は、付近の聖徳太子の両親、用明天皇・穴穂部間人皇后・聖徳太子をお祀りしており、(奥社は伊弉諾尊が禊をして、生まれた天照大神・月読命・素戔嗚尊の三貴公子をお祀りしている)森之宮鵲神社から来ています。元四天王寺の鎮守社でありましたが四天王寺は移転し、森之宮鵲神社はそのままこの地に残りました。また、JR大阪環状線より右手は河内湾でありましたが、次第に上町台地が閉鎖され川内湖となり、川内潟となり、平野となったため、森之宮の遺跡には蛤から始まり蜆に変化した貝塚もありました。
 この付近一帯には、玉造部があったようで、入城するには玉造口から入らなければいけません。現在の右手の大阪城公園・大阪ビジネスパークは砲兵工廠があり、大阪大空襲で壊滅的な被害を受け、戦後10年以上経っても鉄骨が剥き出しになった廃墟がありました。現在も公園の足元の地面を注意しているとレンガが剥き出しになっている所があり、戦争の傷跡を感じられます。
 一番櫓と南外堀を左に玉造口を登り、蓮如の碑を右手に右に曲がると雁木坂があります。左に内堀、右手に梅林を見ながら下ると梅林の入り口があり、豊臣秀頼の後見人であった片桐勝元の邸宅があったところで戦にならないよう苦慮して徳川家康と折衝しましたが、結局家康の策略で秀頼と断絶するような形で城を去った老臣が居た所でもあります。
 梅林の梅と大阪城の美しさを眺めながら悲運の老臣を心に留めながらさらに進むと極楽橋があり、秀吉にあやかり、観光船が就航している平和な時代を感ぜられます。右に折れると青屋門(石山本願寺の寺内町の青屋町が付近にあったので名付けられた)で、大阪城二の丸の北に位置する出入口で、現在は陸続きになっていますが非常時のみ押し出しする算盤橋であったようです。
 そのまま真っすぐ進むと大阪城ホールがあり、各種イベントが行われており、北外堀に沿って進むとまだまだ整備が必要な桃園があります。左手の北外堀に浮かぶ官庁街が都会の喧騒さを忘れさせてくれます。
 さらに進むと右手に砲兵工廠の化学分析場があり、筋金門跡を通過すると右手に京橋があり、大阪橋の歩道橋の方が立派に見えています。京橋を渡らず、日本経済新聞社の手前を左に取るとドーンセンター横に豊臣時代の三の丸の石垣が復元されています。ここで、徳川時代の技術の変化を垣間見ることができます。さらに、土佐堀通りを進むと、エル大阪があり大名屋敷跡の野面積みの石垣が少し見え、対面には座間神社の御旅所(全国の渡辺さんは渡辺綱の子孫でこの地が発祥の地らしい)もあります。
 さて、ここで一旦筆を止め一休みしましょう。
 次回は、いよいよ、東海道五十七次の起点でもある高麗橋・平野橋を」経て大手橋に戻り、大阪城に向かいましょう。
 平成30年3月吉日

株式会社 GNR
TEL/06-6910-0600
ホームページ http://www.gnr-a.co.jp/

敷地面積:1135.71㎡ 園舎延床面積:919.46㎡ 園舎構造:鉄筋コンクリート2階建、保育室6室、厨房、事務室、保育倉庫、地域子育て支援室、医務室、相談室、休憩室、資料室、東館、地域子育て支援室、屋外遊技場、つどいの広場、カーポート(約8台)

理事長 兼 園長
山本良一 氏
関西学院大卒。大阪市中央児童相談所で児童福祉司として活躍。1976年、「社会福祉法人弘法会」理事長、『大東わかば保育園』園長。大東市児童福祉審議会委員、花園大学非常勤講師などを歴任。
左:最新刊「子どもたちの輝く未来のために子どもの力を伸ばす積極的保育のすすめ」現代書林刊 1,200円+税
中:著書「大切なことはみんな保育園で学ぶ~よい保育の場を求めて Part Ⅱ~」(DVD付) フォーラム・A刊 1,852円+税
右:著書「よい保育の場を求めて
~大切なことはみんな保育園で学ぶ~」
出版文化社刊 1,429円+税
子どもの成長促す積極的保育
40年超の実践が成果を裏付け

 木製遊具、砂場、うんてい、アルプスが配置された約350㎡の屋外遊技場で、1歳から5歳までの園児が追っかけごっこやオニごっこ、車あそびなどで年齢の壁を越えて自由に入り乱れて遊ぶ。保育士とともに目を細めて見守る園長には確信がある。「遊びが学びに進化する」。『社会福祉法人弘法会』が運営する幼保連携型認定こども園『大東わかば保育園』を創設して42年。理事長で園長の山本良一さんが確立した「積極的保育」が輝きを増す。その象徴が「自由遊びの時間」。「大切なことはみんな保育園で学ぶ」がコンセプトだ。
「積極的保育とは、現実的な諸問題にとらわれずに、子どもの力を信じて伸ばしていくことを第一に考えて、保育に取り組む姿勢のことです。積極的保育を進めれば、普段の何気ない遊びが学びに進化し、子どもたちは大きく成長していくのです。この考えを具体化したのが『自由遊びの時間』です。大きい子と小さい子が自由に入り乱れて遊ぶと、ときには小さい子が乗っていた三輪車を大きい子にとられたり、三輪車に乗っている小さな子を大きな子が押してあげたりしています。オニごっこでぶつかりそうになって危ないと思う場面もあります。こうした自由な遊びの中で、自然に友達との遊び方を学んだり、危険を察知して避ける力を身に付けたりして、自分を伸ばすことに意欲的な子どもが育っていきますし、年齢ごとに遊ばせる縦割り保育などよりも、友だちのことをよく理解するようになります」
「積極的保育」を考え出した背景には子どもをめぐる時代状況への洞察がある。
「核家族化、少子化、働く母親の増加、テレビゲームの普及、遊び場の不足など子どもを取り巻く環境は大きく変わりました。交通事故、騒音問題など様々な要因がからみ合って外で子どもを遊ばせることに社会全体が消極的になり、子どもだけで自由に遊ぶことが少なくなっています。遊びから学ぶ機会が減っているのです。また、子どもたちが実存的な意味で不確実感の想いに無意識のうちに捉えられていることも気がかりです。不確実感は、多様な価値観の併存などによって、大人にも拡大している現実を認めないわけにはいきません。子どもへの過度のやさしさや甘さが起こり、子ども自身にほんとうの意味の自信や大人への信頼感をもたせることができないような状況になっているのです。この課題を克服する保育方法が必要と考えました」
 山本さんがもう一つ、力を入れているのが感動する心を育む行事だ。いもほり、プラネタリウム見学、星まつり、おもしろうんどう会、 ハロウィン、登山など多くの行事が四季を通じて開催される。例えば、2月の生活発表会では3歳児以上のクラスが劇あそびをするが、読んだ絵本などをヒントに保育士の助言を受けながら子どもたちが自ら進んで考えていき、成長のプロセスが手に取るようにわかるという。
「様々な行事が感動をもたらします。運動会や生活発表会は、子どもたちがいきいき、のびのびと動き、自分の言葉で話し、自分たちのアイデアも出すことができるものになって、見る人に大きな感動を与えるものになっています。子どもたちも見る人が感動しているのを感じて自分たちも感動し、自信を持つようになります」
「積極的保育」について山本さんは、「よい保育の場を求めて 大切なことはみんな保育園で学ぶ」 「大切なことはみんな保育園で学ぶ―よい保育の場を求めてPART2」「子どもたちの輝く未来のために 子どもの力を伸ばす積極的保育のすすめ」の3冊の著書で詳しく紹介、一線で働く保育士や保育士を目指す若い世代の道しるべになっている。
「毎日の生活の中で、目の前の子どもや保護者と向き合って保育するという姿勢をつくってゆく努力をしていくならば、自分の保育に自信を持つことができるようになると思います。自信を持って保育に取り組めば、子どもや保護者の方も必ず信頼して下さると思います」
「家庭や地域の子育て力の低下が指摘され、質の高い養護と教育の機能が強く求められる」。
 厚生労働省が2009年改訂の保育所保育指針の解説書でこう指摘してから10年。保育所も今では保育所、幼稚園型認定こども園、幼保連携型認定こども園、特定地域型保育事業施設、認可外保育施設と様々な形態に分化、認可外を除いたその数は全国で約3万施設に迫る。一方で、保育園の整備が国政の課題に浮上し、待機児童に象徴されるように受け皿論に議論が集中する状況の中で、保育の質や運営の在り方の理想形を追求してきた山本さん。
「自由に遊んでいる間も子どもたちの命のリズムと共鳴するような姿勢で気持ちを込めて、これからも子どもたちを見守っていきたいと思っています」
 安心、信頼、感動。これが『大東わかば保育園』のキーワードだ。
(ライター/斎藤紘)

社会福祉法人 弘法会 認定こども園 大東わかば保育園
TEL/072-878-4121

代表取締役
亀谷大輔さん
2015年、『株式会社アースリンクイノベーション』設立。ファイナンシャルプランナー、各種公認コンサルタントとして講師も務める。
夢のリゾート風住宅を実現
有機的事業展開で全面支援

 インドネシア・バリ島風リゾート住宅の空間プロデュースで躍進する「株式会社アースリンクイノベーション」は、デザイン、建築設計、コンサルティングの3事業を有機的に結びつけ、一級建築士やデザイナー、バイヤー、住宅ローン診断士、相続士など多彩な人材がそれぞれの能力と経験を生かして、クライアントの満足度を最大化するフレームワークを構築した豊かな構想力と推進力に優れた会社だ。

◇デザイン事業◇
 同社がデザインする住空間、インテリア、家具すべてを貫くのがオリジナルブランド「IRieR(アイリーアール)」。ジャマイカで良いと感じることを表す。建築士とデザイナーがコラボレーションをし、インドネシアの建材や家具を織り交ぜた極上のリゾートスタイルを提案、インドネシアで自社バイヤーが厳選して買い付けた建材、インドネシアの職人が心を込めて製作した一点物のチーク古材やマホガニー製の家具、小物、リゾートには欠かせないウッドレリーフやライムストーン、石材を使い、デザイン性と機能性を追求した住空間を構築する。

◇建築設計事業◇
 インドネシアでしか手に入らない素材を使い、家具、インテリア、庭も含めたトータルデザインで住宅や店舗に本格的なリゾート空間を造り上げる。リゾート住宅で重要なランドスケープデザインも自然や緑を取り入れ、常に外の空間を感じられるような間取り、心を癒すガーデニング、ウッドデッキ、カーポート、フェンスも提案する。建物の耐震性や断熱性についても綿密に計算を行い、長期優良住宅にも対応可能な構造、性能を確保、健康に有害な建材の排除や省エネも標準仕様だ。リゾートスタイルへのリフォーム、リノベーションも可能だ。

◇コンサルタント事業◇
 リゾートテイストを楽しむ住空間の実現のための住宅ローンの設定や相続不動産の有効活用、金融資産の運用などを住宅ローン診断士や相続士などのプロがサポートする。土地評価と相続税のシミュレーションにも対応可能だ。全国の工務店やハウスビルダーなどを対象に他では真似できない本物のリゾート住空間のブランディングやリゾートアイテムの提供を行い、他社との差別化を図る事業も支援する。各地の企業と提携し、本物のリゾートタウンを目指して、地域社会の活性化、街づくりに貢献する。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 アースリンクイノベーション
TEL/055-298-6196 Eメール/hello@earthlink-i.co.jp
ホームページ http://www.earthlink-i.co.jp/

上:「東向島6丁目」「阿佐ヶ谷」「東向島6丁目」
2段目:「錦子町」「東向島」(COCO APシリーズ)
3段目:「蓮根」(COCO+1Fシリーズ)「本所吾妻橋」

代表取締役
鷲巣三恵子さん
ヨーロッパの何代にも引き継がれている美しい建物を日本でもという想いで、デザイン性に優れた長寿命マンションの建設を目指す。土地活用、相続税対策、補助金制度、資産価値を高めるリノベーションなどについて幅広い知見で会社を牽引。
ローコスト、長寿命、美しさが際立つ
アール・デコデザイン200年マンション

 東京山の手の狭小な土地に、幾何学な形状が美しい10階建ての白亜のマンションが建つ。「株式会社ココプラネット」が設計・施工したRC鉄筋コンクリート工法で建てたアール・デコデザインの『200年マンション』だ。
 ローコストの長寿命マンション建設で実績を重ねる同社の事業センスを象徴するフラッグシップ商品である。
『200年マンション』の特長は、長寿命、ローコスト、快適性、美観などを担保する先端建築技術で形成されている。耐久性、耐震性、耐火性、遮音性、200年使用し続けることのできる高強度コンクリート(国土交通省の基準)を使用したRC構造。それに加え、コンクリートの外壁に断熱材で覆ってコンクリートの収縮と二酸化炭素による中性化を抑え、劣化を低減する外断熱工法は、さらなる長寿命化におすすめ。断熱材には、ドイツ製の人造鉱物繊維ロックウールを使用。東日本大震災でも落下しなかった断熱材で半永久的に取り替えが不要だ。外壁塗料には、超耐候性、超低汚染で60年間塗り替え不要のドイツ製外壁塗料を使う。
 サッシには、外断熱に対応したアルミと樹脂素材のハイブリッドペアガラスサッシを採用。サッシ廻りは、高性能防水シール材を併用したうえで外断熱材と塗装材でカバー、屋外の吸気口はステンレス製を採用するため、60年やり替え不要。つまり、足場の必要な工事が60年間不要ということになり、高断熱、遮熱、防音、紫外線カットも実現し、結露によるカビやダニの発生を抑制する。
 給水・給湯管には、耐震型高性能ポリ管中やポリエチレン分子を採用。給水、給湯を各末端の水栓に直接配管され、継ぎ目がないため水漏れしにくいヘッダー工法で敷設する。また、給排管共に取り替えが容易な工法にもなっている。室内には、呼吸する壁材といわれる漆喰を使う。
 外観を印象付けるアール・デコデザインは、20世紀初頭にパリで生まれた装飾様式で普遍的な美しさを持つ。バルコニーや正面扉のアイアンのオリジナルデザインは、建物にエレガントで個性的な表情を添える。
「このマンションに住みたいといわれるような魅力的な賃貸マンションをローコストで建てることが当社の強み。オーナー様と入居者に長く安定的に満足いただける賃貸経営を実現可能にいたします」
 まさしく発想力、技術力、創造力を裏付ける鷲巣三恵子社長の言葉である。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ココプラネット
TEL/03-5990-5939 Eメール/cocowa@herb.ocn.ne.jp
ホームページ https://fudousan-souzoku.jp/

上:「T×HAPTIC with HANDS」イメージ
※「リモデルアップ」
 60㎡まで290万円(税別) 65㎡まで300万円(税別)
 70㎡まで310万円(税別) 75㎡まで320万円(税別)
※「T×HAPTIC with HANDS」(床材がカバザクラの場合)
 ベーシックプラン
 55㎡まで270万円(税別) 60㎡まで279万円(税別)
 65㎡まで288万円(税別) 70㎡まで297万円(税別)
※「T×HAPTIC with HANDS」
 ミニマムプラン
 20㎡まで78.8万円(税別) 25㎡まで87.8万円(税別)
 30㎡まで96.8万円(税別)
「T×HAPTIC with HANDS」
共通の標準仕様
ハンズコラボ有孔ボード 65×130㎝
照明交換(居室除く)、収納リニューアル、建具リニューアル、クロス全面張り替え、玄関タイル、温水洗浄便座など。
中:リモデルアップ施工後「キッチン」
下左:リモデルアップ施工後「バスルーム」
下右:リモデルアップ施工後「洋室」
賃貸資産の価値を大幅アップ
新感覚のリノベーション提案

「想いも、資産も。叶えていく。」をブランドメッセージに掲げる東急住宅リース株式会社が提案する新感覚の定額制リノベーションプランが好評だ。賃貸管理戸数8万戸超の実績とノウハウが生み出した賃貸資産のバリューアッププランで、契約オーナー、居住者の満足度は高い。
 「リモデルアップ」は、洗面、浴室、キッチン、トイレなどの水廻りや建具の交換、天井、壁、クロス、床の一新、クリーニングをパッケージ化したプラン。高品質の国内トップメーカー製品を使用する。価格は、60㎡までが290万円。施工は、株式会社シマックスが受け持つ。システムキッチンやユニットバスなど水廻り設備のみの交換も可能だ。原状回復工事を繰り返すだけでは経年とともに競争力がなくなっていくことに着目、最新の設備や間取りを取り入れた高品質・高機能なリノベーションで資産価値を向上させる。
 もう一つが、ハプティック株式会社と開発した、無垢の床を基調としたナチュラル系リノベーションプラン『T×HAPTIC with HANDS(ティー・ハプティック ウィズ ハンズ)』。シンプルな内装に東急ハンズとコラボレーションし、有孔ボードを設置。壁面を収納場所として活用できる機能的で見た目も美しい住空間を形成する。床材は、カバザクラ、ヤマグリ、オーク、国産ヒノキの4種類を用意。「ヒノキモデル」は、ウッドデザイン賞運営事務局主催(林野庁補助事業)の「ウッドデザイン賞2017 ソーシャルデザイン部門」を受賞している。
 ユニットバスや洗面台などの水廻りも一新する50㎡超のファミリータイプに最適の「ベーシックプラン」と、間取りを変えず既存の水廻りを有効活用した1R、1K向きの「ミニマムプラン」がある。和室の洋室化、老朽配管交換、便器交換、給湯器交換、人造大理石キッチン新規設置、ユニットバス交換、独立ユニットバス&独立トイレなどのオプションもある。
 東京・代官山のTENOHA DAIKANYAMAに設置している「TENOHAショールーム(東急住宅リース)T×HAPTIC with HANDS」には、JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント製のハイレゾ音源を活用した空間音響デザインシステム「KooNe (クーネ)」や近未来の暮らしを体験できるIoT機器を設置している。
(ライター/斎藤紘)

東急住宅リース 株式会社

上:タイルの広範囲の剥離とせん断亀裂、タイルの広範囲の浮き
2段目:バルコニー壁の破断(室内が見える) 、バルコニー内壁の無数の大きな亀裂、外壁構造壁の亀裂
3段目:団地タイプの大規模修繕、熊本耐震マンション
下左:マンションの大規模修繕
グループ会社
株式会社 非破壊調査SST研究所
株式会社 あつまり暮らすと
業務内容:団地再生・建替え事業等

代表取締役
上村允郎 氏
鹿児島県・屋久島出身。高校までを屋久島で過ごし、大学進学のために大阪に移住。卒業後、大阪の建築事務所に就職、転職を経て大規模修繕工事の仕事に出会う。その分野での経験を積み、独立して2012年に「K15建築設計事務所」を設立。マンション管理基礎セミナーなどで講演も行う。
老朽マンションの課題に最適ソリューション
大規模修繕・団地再生に光る豊かな構想力

『K15建築設計事務所』の代表取締役上村允郎さんは、マンションのドクターともいえる建築家だ。加齢によって弱った体を治すように、老朽化したマンションを診断、不具合を修繕するだけでなく、放置すればスラム化しかねない古い団地の再生にもその豊かな知見を生かす。
「現在、国内にあるマンションは約590万戸。そのうち、1981年6月以前の旧耐震基準で建てられたマンションは約106万戸もあります。耐震性の問題に加え、構造的な老朽化も進み、適切な維持管理や修繕がなされなければ、安全性の低下や居住環境の悪化だけでなく、周辺の住環境や都市環境の悪化といった様々な問題を引き起こす可能性があります。多角的な調査で総合的に診断を下したうえで、マンションの資産価値の向上も視野に入れた的確な修繕を施す必要があります」
そのニーズに応えるのが大規模修繕工事コンサルタント事業だ。
「所有者が単一であることが多い持ち家やオフィスビルとは異なり、多くの所有者が一つの建物を区分所有するマンションは、考え方や経済状態が異なる所有者が集まって暮らしていて、大規模な修繕などの合意形成が難しい場合が少なくありません。修繕積立金の不足も問題になります。当社はこうした課題を総合的にとらえた適切なアドバイスで管理組合をサポートし、修繕に当たっては、設計、構造、設備、防水、塗装などの専門家がプロジェクトチームをつくり、非破壊検査などの高度な技術も駆使して検討を加え、改修設計、施工業者の選定、工事監理に厳正な姿勢で取り組んでいます」
 老朽マンションで難しいのは、耐震性不足が判明して修繕か建替えの選択を迫られるケース。国は、2014年に「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」を改正して円滑な再生の条件を整備した。
「法律が改正されても、現実にはマンションの様々な要素によって恩恵を受ける場合とそうでない場合があります。マンション敷地売却制度では、敷地をデベロッパーなどの買受人に売却し、建物を除去してもらうことになりますが、問題となるのは、採算性の取れないマンションはデベロッパーも買わない可能性があることです。実際にコンサルをした例では、徹底した修繕計画を選択したマンション、将来の建替えも視野に入れ建替え委員会を立ち上げたマンションがあります」
 上村さんは、経済成長と共に都市郊外に形成された4、5階建ての団地がスラム化しかねない全国的な課題に着目、神戸市の高倉台地区の団地再生プロジェクトを牽引するのをはじめ、エレベーターの外付けによる高齢者も暮らしやすい住環境への改善も提案、この国が抱える課題に建築家としての使命感を持って真正面から向き合っている。
(ライター/斎藤紘)

創造と技術のちいさな不思議な会社 株式会社 K15建築設計事務所
TEL/06-6809-4303 Eメール/k15-kamimura@yahoo.co.jp
ホームページ http://www.kei-ichigo.com/

『Interい→ねっと™セミナー』
出席者には無料体験版ライセンスを提供。2ヵ月間使用した上で正式ライセンスに移行可能。体験版で利用したデータはそのまま移行可能 。随時行っているので、ホームページでご確認を。

代表取締役 大津崇 氏
東京理科大学卒。2013年、社歴40年のソフトウェアメーカー「株式会社システム計画研究所/ISP」の代表取締役に就任。2016年、『株式会社InterFelix』を設立。最高経営責任者。
修繕情報の管理システム開発
集合住宅の施工効率化を実現

 築後30年が過ぎ、修繕時機を迎えているマンションやアパートが増える中、修繕業者、オーナー、管理組合、管理会社の注目を集めるシステムがある。システム開発会社『InterFelix(インターフェリックス)』が開発した修繕記録クラウドサービス『Interい→ねっとTM 』。
 修繕にかかわる情報を一元的にデータベース化し、共有することによって効率的で透明性の高い修繕を可能にする画期的なシステムだ。
『Interい→ねっとTM 』は、物件毎の修繕記録、修繕の単価や工数、共用部の修繕状況、工事見積書、契約書、工事完成報告書など保管したデータを必要な時にパソコンやスマホ、タブレット端末で確認できるシステムだ。加えて4者それぞれのニーズに応じたサービスもある。
 修繕業者向けでは、工事見積書や工事請負書、工事完成報告書や請求書の作成支援、発注者別の修繕記録の保管など。オーナー向けでは、発注書の作成、修繕工事ごとの情報の保管、各戸占有部の修繕情報の保管、修繕工事の請負業者探しの手伝いなど。管理組合向けでは、共用部の修繕情報の保管、管理会社や修繕工事の請負業者探しの手伝い、発注書の作成支援など。管理会社向けは、管理物件ごと修繕工事ごとの修繕工事情報の保管、修繕工事の請負業者探しの手伝い、発注書の作成支援、各種伝票や帳票類の作成と管理、各種集計表の作成と管理など。これらには会員限定やオプションのサービスも含まれる。
 システムの基本的な仕組みと個別の情報管理が相乗効果を発揮し、原状回復工事が発生した場合、エリアや工事内容、日程などを記入した専用のフォーマットをアップすると、会員登録している修繕業者の中から対応できる業者がリストアップされ、その中から選ぶことでオーナーが主体となって修繕工事を進めることも可能になる。契約や工事の進捗状況を写真付きで適時把握することもできる。
「本物のソフトウェア技術者とは、コンピュータを使って人間社会を良くすることができる人の事」という同社の代表取締役大津崇さんの信念が導いたシステム。
「修繕履歴が残っていなければ、工事代金が適切かどうかも判断できません。『Interい→ねっとTM 』は、工事費の透明化に寄与するほか、修繕履歴の蓄積は相続時の資産価値の正しい把握に繋がり、物件を売却する際にも投資家の判断に役立つと思います」
 同社は、『Interい→ねっとTM』 のサービス内容などを紹介するセミナーを随時開催している。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 InterFelix
TEL/050-3411-2695 03-5489-0215  Eメール/info@interfelix.jp
ホームページ http://www.interfelix.jp/

『エジフリーハウス南烏山プレミア』
入居一時金0円
入居費用:家賃、共益費、サービス費(安否確認・生活相談)、
食費含め月額
Aタイプ 245,034円 /Bタイプ 257,034円
Cタイプ 266,034円/Dタイプ 278,034円
Eタイプ 281,034円
全方位から暮らしをサポート
次世代型高齢者向け住宅創設

 東京・世田谷区の京王線千歳烏山駅にほど近い閑静な住宅街の一角に瀟洒な4階建てのサービス付き高齢者向け住宅が建つ。2017年12月にオープンした『パナソニック エイジフリー株式会社』の『エイジフリーハウス南烏山プレミア』。
 高齢者が安心して快適に暮らすためのハード、ソフト両面の様々な工夫を施し、介護度が高い方にも一つ上のプレミアな日々を提供する。
 全館バリアフリーのハウスには、36の居室のほか、共用の浴室、キッチン、食堂・談話室、ラウンジ、洗濯室、介護トイレ、エレベーターなどの設備がある。空間デザインに四季を取り込み、1階は温かい気持ちになる春、2階は清涼感のある夏、3階は心が穏やかになる秋、4階は凛とした趣のある冬のイメージでエレベーターホールの壁の色を塗り分け、絵画などを配して認知症の方の空間認識もサポートする。
 居室は、三方介助が可能な正方形設計。トイレのすぐそばにもベッドを置くことができるため、移動がしやすい。エアコン、トイレ、洗面、収納、緊急通報システム、スプリンクラーは標準、浴室、キッチンが備わっている居室もある。
 ソフト面では、安否確認と生活相談の基本サービスに加え、オプションの充実ぶりが際立つ。
 オプションサービスをセットにした『見守りプラン』では、エアコンセンサーが居室ごとの温湿度を把握、必要に応じて遠隔操作し、熱中症やヒートショックなどの対策に生かす。昼夜の巡回、薬の保管、健康管理が加わる。『掃除・洗濯プラン』は週1回、居室内を掃除、週2回衣類を洗濯する。
『日常生活サポートプラン』は、衣類の整理整頓から郵便物、クリーニングの受け渡し、電球交換などを支援する。食事は、栄養士が作成したメニューを館内の厨房で調理し、糖尿病食、減塩食、普通食、きざみ食、ペースト食などに対応可能だ。また、一定の自己負担金で365日、併設の小規模多機能型居宅介護サービスを利用できる。専従のケアマネージャーが個別のケアプランを作成、リハビリ機器や運動機器で生活機能向上のための機能訓練もできる。
「松下電工」による「高齢者対応事業社長プロジェクト」を受けて1998年に設立された同社は、介護付有料老人ホームの開設を起点に事業を本格化させ、2000年の介護保険制度の導入を機に在宅向けの介護サービスを全国展開。長年の介護施設運営の経験、住まいづくりのノウハウ、見守りシステムなどの最新テクノロジーを結集して構築したのが『エイジフリーハウス南烏山プレミア』だ。
(ライター/斎藤紘)

エイジフリーハウス南烏山 プレミア パナソニック エイジフリー 株式会社
TEL/03-5969-1521
ホームページ https://panasonic.co.jp/es/pesaf/


[イギリス生活情報誌]月刊 ミスター・パートナー 〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605