日本が誇るビジネス大賞 2020


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建物状況調査で、随時住宅の劣化や欠陥の有無、改修すべき箇所など見極めることが可能。

代表取締役 唐澤政彦 さん
不動産会社に長年勤務した後、30歳を過ぎて工務店に転職。40歳過ぎに一級建築士の資格を取得、独立して2010年、『唐澤建築設計一級建築士事務所』を設立。2017年に法人化。一級建築施工管理技士、宅地建物取引士。
中古住宅の建物状況調査で高実績
耐震診断で住宅ローン減税に寄与

建築士の知見、経験動員
購入経費の抑制に貢献


 中古住宅を安心して買えるか否かの判断を左右する建物状況調査、インスペクションの実施実績で存在感を高めているのが、『唐澤建築設計 一級建築士事務所』の代表取締役唐澤政彦さんだ。依頼される調査は年間60件を超え、購入者の正しい判断を支えてきた。また、厳格な耐震診断も実施、住宅ローン減税における築後年数要件の緩和などに使用される耐震基準適合証明書の発行でも頼りにされる存在だ。
 インスペクションは、住宅の劣化状況や欠陥の有無、改修すべき箇所などを確認するもので、宅地建物取引業法の改正で調査結果を買主に説明することが宅建業者に義務づけられたことから建築士の重要な業務に浮上した。
その実力を示すエピソードがある。建築行政の担う国交省の職員が購入した建売住宅のインスペクションを依頼されたことだ。住宅は大手ハウスメーカーが建てたものだったが、引き渡しの前に念のためにと第三者の立場からの調査を依頼、問題なしの判定に安心したという。
 また、インスペクションが今後重要になると唐澤さん自身が実感した経験もある。築23年の中古住宅を買う際、他の建築士が実施したインスペクションの内容を確認した上で、残っていた設計書から強度計算などを自らし直し、問題なしと判断して購入したという経験だ。
「購入した住宅は、あちこち痛んではいましたが、メンテナンスをして充分使える家だと思い、購入することにしました。購入契約前にインスペクションの結果を確認することは、メンテナンスにかかる費用などを含めた購入経費全体を見る上でも重要です」
 一方、耐震基準適合証明書は、建物の耐震性が現在の建築基準法に適合していることを建築士などが証明した書類。耐震診断資格者の資格も持つ唐澤さんにはインスペクションと同様に診断依頼が絶えない。
「住宅ローン控除などの減税措置には、マンションなど耐火建築物が築25年以内、木造戸建など耐火建築物以外が築20年以内という築年数要件がありますが、耐震基準適合証明書があれば、この年数を超えた建物でも減税措置を受けることができます。確かな耐震診断で住宅の安全性確保と購入コストの抑制に寄与できればと思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 唐澤建築設計
TEL/03-5935-4410 Eメール/karasawa@kac-tokyo.jp
ホームページ http://www.kac-tokyo.jp/

リノベーションカフェ
仏アンティークなヘアサロン
電子書籍「恋に仕事に日々の暮らしに輝く女性のためのインテリアセラピーレッスン」

インテリアセラピスト
三好里香 さん
心と空間を紐解く独自の「インテリアセラピー理論」で、心地良さに徹底的にフォーカスした、人を癒し魅了する空間デザインを提唱。「店舗コンサル」として活躍すると同時に、住商業空間を多数プロデュース。セラピーな空間コーディネイト、VMDなスタイリング、ホームステージングを得意とする。「インテリアセラピー」を可視化したインテリア雑貨ショップ『dragon factory』を経営。
空間の心地よさの最大化を追求
インテリアセラピー手法を開示

ステージアップを支援
スクールの設立も計画


「インテリアを変えると生き方が変わる、どんな空間で過ごすかで未来は変わる」
 こんなサブタイトルの本を出版された、香川高松市の店舗デザイナーでありインテリアセラピストの三好里香さん。
『いい店には、心に効く仕掛けがある』
「センスあるオシャレなクライアントを集客するなら、女性客のココロをつかむ空間演出が必須」と、エッジなコンセプトメイクと、心地いい色、素材にこだわる独自の理論「インテリアセラピー」メソッドを確立。カフェやダイニング、美容室、ホテル、オフィスなど、人の心を魅了し感動につなげる店舗を多数プロデュースしてきたそのデザイン力で、「インテリアセラピー」効果を実証し、注目度を高めてきた。そんな三好さんの空間デザイナーとして30余年の経験値、そして顧客の心を掴み集客につなげるノウハウから生まれ、そして長年提唱してきた「心を癒す魅力的な空間作り」としての「インテリアセラピー」セミナーメソッド。それが、頑張っている女性たちの素敵な人生をを応援するための本になり、その「恋に仕事に日々の暮らしに輝く女性のためのインテリアセラピーレッスン」が、女性たちの心をとらえ話題になっている。
「インテリアは、単なるお飾りではなく、明日を生きていくための元気を生むツール。日々何気なく過ごしているその空間は、色、素材、形、レイアウトなどすべての要素があなたのメンタルと生き方に大きな影響を与えています。さらに、パワースポットとして未来の運気を上げる鍵を握っているととも言えるインテリア」
 例えば、外から持ち帰ったストレスをデトックスし、心穏やかにリラックスさせる効果。インスピレーションを研ぎ澄まし、明日へのモチュベーションアップさせる効果。さらに、片付けや捨てることばかりにわずらわされない「ココロを整える心地いい空間」は、すべての運気アップとひいてはライフスタイルのステージのアップ効果につながると提唱している。こうした活動に加え、インテリア専門学校の講師としてのキャリアを生かし、「心に効くインテリアセラピーなコーディネート」を教えるスクールを設立する準備を進めている。ターゲットは、スキルアップをしたい資格習得のみに終わっているインテリアコーディネーターや収納片付けコンサルほか、起業を考え、人生のステージアップにつなげたい女性たち。現代は、大量消費の時代を経て、「リュクス、サスティナブル、エシカル」といった「自分らしい個性と心に満足できる上質で持続可能なモノ」を選ぶ時代。その時代を生き抜く素敵な女性たちのライフステージアップを応援したい、そんな思いをカタチにした「インテリアセラピーレッスン」、そして今後のスクールビジネスにも期待したい。
(ライター/斎藤紘)

dragon factory
TEL/087-882-5052 Eメール/info@dragonfactory.net
ホームページ http://www.dragonfactory.net/

2019年、台風15号の被害を受けた鋸南町で消防隊と一緒にシート掛け作業を行う代表取締役の中村幸一さん。(写真:上・下ともに水色のシャツが中村さん)。
火災保険で屋根、外壁をキレイにできた建物と高橋さん親子。

代表取締役
中村幸一 さん
宮大工だった祖父の代から続く創業79年の工務店『株式会社東京住宅リフォーム』の代表取締役。2級建築士、2級建築施工管理技士、測量士の国家資格保有。木材加工、型枠支保工、アーク溶接、建築鉄骨組立など多様な技能を持つ。
火災保険を利用して家屋を修理
火災保険請求のスペシャリスト

依頼主に喜ばれる業務
ボランティアにも注力


「火災保険は、火事による被害でしか保険が下りないと思っていませんか」
 機会あるごとにこう問いかけ、火災保険の保険金を使って、自然災害で傷んだ家屋やマンション、ビルをタダで修理して喜ばれているのが『株式会社東京住宅リフォーム』の社長中村幸一さんだ。保険を知り尽くした建物診断のスペシャリストとして、依頼主の建物を隅々まで調査し、修理、補修が火災保険できるかどうかを見極める。
「火災保険がカバーしている範囲は非常に広く、建物が老朽化したことによって雨漏りした場合などを除き、自然災害による被害の修理で火災保険が使える場合があるのです。補償される被害の種類は火災保険商品によって異なりますが、住宅を対象とする一般的な火災保険では、台風や竜巻で瓦が飛んでしまった場合などの風災による損害、ひょうや雪による損害、雷が屋根に落ちて瓦が吹き飛んだり、穴があいてしまったりする落雷による損害、洪水で床上浸水して建物が損傷してしまうなどの水災による損害などが補償対象になります」
 同社には、2級建築士、2級建築施工管理技士、測量士の国家資格を持つ中村さんのほか、1級建築士、電気工事士、塗装の専門家などのプロが揃い、修理、修繕の相談を受けると、建物を調査し、火災保険の対象になる傷みと判断した場合、申請を促し、下りた保険金で修理するというプロセスを踏む。保険会社への連絡、保険金請求書や消防署の罹災証明書、被害の程度がわかる写真や画像データ、修理見積書など保険金請求に必要な書類などの提出までサポートする。火事以外の被害の修理に火災保険が適用されたケースの保険金は、戸建で平均120万円、アパートで平均220万円、ビルで平均1050万円にのぼり、経済的負担の軽減に大きく寄与するという。
 中村さんは、顧客満足度の高いこうした業務だけでなく、東日本大震災をはじめとする大規模災害で被害を受けた被災地の復旧にボランティアとして参加し、被災状況に調査などを行っている。関東地方に上陸したものとしては観測史上最強クラスの勢力で千葉県を襲った2019年9月の台風15号では、大きな被害を受けた千葉県鋸南町に駆け付け、消防隊と共に補修活動をした。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 東京住宅リフォーム
TEL/0120-301-971 Eメール/ tokyo1reform@gmail.com
ホームページ http://1sora.com/

代表 名倉裕希 さん
学業修了後、建設会社に入社。20歳で手に職をつけるべく、鉄骨製造業の世界に飛び込む。キャリアを積み、25歳で独立。ベテランから若手まで年齢構成の幅広い従業員から意見を聞くことで、自身の視野を広げ、経営にもプラスになっていると語る。
少数精鋭の職人集団が励む
品質の高い建設用鉄骨製作

ベテランと若手の融合が
会社発展の原動力に


 建設用鉄骨の製作・加工を一貫して手がける『株式会社ナグテツ』。一次加工として機械による切断・孔明け、二次加工としてアーク溶接での組み立て、三次加工として半自動溶接での本溶接を行い、さらに塗装まで取り組んでいる。経験豊富な従業員が生み出す鉄骨は、そのクオリティでも評価が高い。
 そんな会社を率いるのが、若くして独立・起業を果たした、代表の名倉裕希さん。学業を終えて建設会社に入社した名倉さんだったが、手に職をつけようと考えてたどり着いたのが、鉄骨製造業だったという。当時は何の経験も知識もないまま飛び込んだ業界だったが、少しでも多くの知識を得ようと仕事に励むうちに自分自身が成長していくのを実感できるようになったという。この仕事では、組み立てや溶接、塗装といった鉄骨製造の技術や知識を習得してある程度一人前になるのに3年を要す。さらに、建築工法や建築構造など、建築物について総合的で広い知識を身につけるまでに10〜15年はかかる。そんな中で、名倉さんは25歳の若さで独立。当時の勤務先に在籍していた従業員数名とともに起業にいたった。本人は、業界歴5年。「まだまだ知らない技術も知識も多い」というが、脇を固める従業員はベテラン職人を中心とした少数精鋭のチームだ。この職人集団が日々、高品質な鉄骨製作に励んでいる。
 もう一つ注力したいと語るのが従業員の資格取得の後押しだ。この仕事で難しいのは、溶接にしろ塗装にしろ、一つひとつに専門的な知識が必要なこと。その際に必要になる資格取得を会社がサポートするという。
「これからの時代は、経験ある方を雇うよりも、若手を雇って資格取得をサポートするほうが将来性があると思います」
 まだ若い同社だが、今秋には塗装専用のヤードを建築し、工場を拡張する予定だ。
「定期的に食事会を行うなど、従業員とのコミュニケーションにも気を配っています。やる気のある従業員を褒めるのも私の仕事です」
 今後も、ベテランの力と若手の意欲が、同社発展の原動力となるだろう。
(ライター/ナガノリョウ)

株式会社 ナグテツ
TEL/025-531-6111 Eメール/ nagurasteel.01@gmail.com

上:宅地造成工事
毎年の恒例行事として、新年明けに全国のクライアントを招待し、坂巻さんの誕生会を兼ねた新年会が開かれる。2020年は2月1日に開催された。

代表取締役 
坂巻美代子 さん
土木工事を担う夫と結婚。1982年、土木施工管理技士の国家資格取得。1986年に『株式会社開発工業』を設立後、経理などの管理部門を担当。1999年、夫は会長になり、代表取締役社長の重責を担う。夫は8年前に他界。
人材重機一体の機動力に高評価
夫の路線を守り抜く女性経営者

宅地造成など全国展開
国家資格が実力裏付け


 服飾学校に通っていた若き日、夫となる男性との運命的な出会いをきっかけに土木業界に足を踏み入れ、土木施工管理技士の国家資格も取り、早世した夫から承継した1973年創業の土木会社を今も牽引し続ける女性経営者がいる。本州全域で宅地造成、道路舗装工事を展開する『株式会社開発工業』の社長坂巻美代子さん。工事現場ごとに人材と重機をセットで派遣する夫が確立した施工スタイルを堅持し、発注元の8割を占めるゼネコンから厚い信頼を得て業績を重ねる。
「半世紀ほど前、山梨の実家の近くにゴルフ場を建設する話が持ち上がり、その工事に現場監督として来ていたのが夫です。ゴルフ場開発の元請けの会社が倒産し、夫が個人事業主として独立、起業したのが『開発工業』です。夫が現場で営業、私が経理などを受け持つ二人三脚で一歩一歩前進し、1986年には有限会社化しました。1999年から経営を担うことになりましたが、取引先の方たちが支えて下さり、今日まで歩み続けることができました」
 坂巻さんは、会社経理をゼロから学んだだけでなく、女性受験者がまだ数えるほどしかいなかった時代、旧建設省所管の難関国家試験に一回で合格、その実力を背景に夫が敷いた経営路線を守り続けてきた。これまで導入した重機や車両は200台を超え、現在もブルトザーやハイブリッド油圧ショベル、ローラー、ダンプなど約50台の最新鋭重機や車両を持つ。これらと工程管理責任者となる土木施工管理技士資格を持つスタッフ、重機オペレーター、協力会社の社員を含めた作業員を宅地造成や道路舗装などの工事現場ごとにセットで派遣し、施工に当たる。
「土木工事は、あらゆる構造物の基盤を造る重要な工程であり、狂いは許されません。その厳しい条件をクリアし、堅牢で整然とした完工を可能にしてきたのがマンパワーとマシンパワーのシナジーを最大化する当社の業務体制です。加えて、工事が周辺環境に大きな悪影響を与えないよう、新しい土木技術や材料を取り入れながら環境を保全する努力を重ねてきたことも当社の大きな特長です」
 同社に営業部門はなく、受注業務の8割は国や公団などの公共事業を請け負う大手ゼネコンからの依頼、残りの2割は自社が元請けになって施工する民間の宅地開発や地方自治体の公共工事だ。
「土木の仕事は何でも対応できる使われ易い会社であることが当社の一番の強み。これからも、先代より築いてきた当社の技術を守り、後世へしっかり引き継いでいけるよう尽力していきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

株式会社 開発工業
TEL/046-241-3364 Eメール/ info@kaihatsu-kogyo
ホームページ http://kaihatsu-kogyo.co.jp/

一つひとつの作業を丁寧かつ迅速に行う。
戸建から商業施設まで幅広く対応する。
作業の質を常に向上させている。

代表 山﨑和弥 さん
埼玉県出身。15歳で解体業界に入り、厳しい現場で熟練の技を身に付けた。一度は解体業から離れるも、一人親方として業界に戻り、2018年1月に『KM総合解体』を立ち上げる。精鋭スタッフとともに、無駄のないスピーディーな解体で顧客の信頼を得ている。
技術を注ぎ丁寧な手作業で
建築物を解体する技術集団

若手中心ながら技術と
スピーディーな解体がウリ

 埼玉、東京、神奈川エリアを中心に活動する『KM総合解体』は、鉄骨・木造を問わず、ガス溶断、はつり・毀(こわ)しなど、戸建住宅からアパート・マンション、駅や商業施設などの大規模建築物まで、幅広く解体に取り組んでいる。最近では、JR有楽町駅やパシフィコ横浜といった有名な建物の解体にも携わった凄腕集団だ。
 同社のキャッチフレーズは、「【上質解体】継続は力なり」。大型重機での解体ではなく、自分より小さな機械を使い、技術を生かして手で解体していくのが特長だ。丁寧な作業ができるのと同時に、廃材を一つひとつ分類しながら解体できる点で優れている。
 15歳から解体業に携わり、若くしてベテランの風格を備えた同社代表の山﨑和弥さんは、「建物には同じものはない。材料も設計も違いますし、経験がある人が作った建物は解体もしやすい。だから飽きがこない」と、解体業の面白みを語る。
 同社の工事は、丁寧でありながらスピーディーなのもウリの一つ。それはチームワークによるものだと山﨑さんはいう。「個人の持ち場は決めているものの、どこを優先して手伝うかは現場スタッフの判断で決めている。誰の作業が早いか競争するのではなく、チームワークで全体の業務をスピーディーに進行できるのが私たちの強みです」と胸を張る。
 若い社員の定着率の良さも自慢のポイント。若いスタッフにできるだけ寄り添い、きめ細かく指導する。
「一つひとつの作業について、何故そうするのかを丁寧に指導しています。すると見違えるように仕事を覚えてくれる。そのうえで経験1年以内の若手にも現場の実作業をまかせる。だからやりがいがあるといってくれます。夢は、業界に対する怖いイメージを払拭すること。私たちのような質を重視する解体業者が現場に入ることで、業界も変わってくると思う。そのためにも、常に笑顔を絶やさず、明るく楽しく、丁寧な取り組みを心がけたいですね」
 同社の技術と仕事ぶりが、これからの建築業界を大きく変えていくことは想像に難くない。
(ライター/ナガノリョウ)

KM総合解体
TEL/080-9668-0033 Eメール/ so09092449055@gmail.com
ホームページ http://km-sougoukaitai.com/

代表 安堵達也 さん
10代の頃に職業実習で経験した鳶に憧れ、建設の職を志す。就労支援施設を通し、解体・足場鳶・ハツリ工事という分野を知り、2019年、24歳で『小池興業』を設立。募金活動や地域の交通事故防止キャンペーンに協力するなど、社会貢献活動にも取り組む。
建設業界の新風
障がいを持つ人の希望となる

依頼は断らない主義で
解体や足場鳶などで活躍


 知的障がいを抱えながら、わずか24歳という若さで起業を果たした人物、それが『小池興業』の代表安堵達也さんだ。安堵さんは以前、牧場で動物の世話を仕事にしていたが、10代の頃に職業実習で経験した鳶に憧れを持ち、建設の職を志す。就労支援施設で仕事を探すなかで解体・足場鳶・ハツリ工事という分野に出会った。もちろん、最初から上手くいったわけではない。就職活動の際には「危険だから雇えない」と断られたことも度々だったという。ようやく意思を汲んでくれる会社が見つかり、平日は運送会社に勤務しながら土日だけとはいえ工事に出られるようになった。そんな紆余曲折を経ながら、理解者にも恵まれたことで志を貫き、開業に至ったという。
「パラリンピックで、身体に障がいを持っていても、早く走ったり、高く跳んだりしている選手を見て、自分も頑張ろうと影響を受けました。就業に苦労した私の経験をもとに、知的障がい者でも経営者になれると大勢の方に伝えていきたいですね」
 同じように障がいを抱えている方を、「自分にもできる」と発奮させる力にもなりそうだ。
 安堵さんのモットーは「、依頼を受けたら可能な限り断らない」ということ。解体工事からハツリ工事、石綿撤去工事、足場組み立て、大工工事、電気工事まで、多種多彩な工事に積極的に立ち向かっている。お客様からは「障がいは関係ない」という声や「小池興業に頼んでよかった」という嬉しい言葉もいただいた。
 将来の目標も大きい。
「お客様やお取引先を大切にして、『前橋の解体・足場鳶・ハツリ工事なら小池興業だ』と信頼される会社になることです。自分も社長になりたい、という夢を持つスタッフを増やすこと。そして、〝3K〟と言われる建設業界のマイナスイメージを変えていければ、と思っています。そのためにも経験を積みながら、いずれは法人化したいですね」
 安堵さんと『小池興業』は、建設業界の可能性を広げる新風になるとともに、障がいを持つ方々を勇気づける存在であることに相違ない。
(ライター/ナガノリョウ)

小池興業
TEL/070-3825-0695 Eメール/ koikekougiyo12@gmail.com
ホームページ https://xx6wl.crayonsite.info/

用途に応じ出動する車両。事務所・部在庫や加工場は他にもある。工具や部材を積んだ工作車。
電気配線、エアコン据付、洗浄、制御盤製作、シーケンス制御
アンテナ取付、配線埋設及び建柱、蛍光灯LED化、高所水銀灯LED化、上下水配管、大工・リフォーム 、キッチン据付、トイレ据付、配管洗浄、クロス貼り、雨樋交換、コンクリート施工、不用品・産廃回収、機器運搬・据付、伐木・処分、機器修理

代表 横山勇人 さん
「戴く仕事は趣味」と位置づけ、その過程と結果を追求する。お客様に喜んでいただき、「またお願い」と言っていただける喜びを胸に、仕事も楽しみにつなげていくという。
電気工事業の枠を超えた
頼れる“かかりつけ企業”

豊富な知識と経験で
あらゆる困りごとに対応


 例えば、体調が気になる時、まずは懇意のかかりつけ医に相談するという人は多い。それこそが解決への何よりの近道だからだ。『横山電気サービス』もまた同様。住まいや会社などの住環境の調子が気になる時に相談すべき〝かかりつけ医〟なのである。社名は電気サービスだが、電気のことから内装、水回り、エクステリア、さらには設備・装置系、産廃収集・運搬系などまで、まさにスーパードクターさながらの超人企業である。
 なぜここまで幅広い対応が可能なのか。その第1のポイントは、代表である横山勇人さんの技術力の高さだ。取得している資格は、約30 。電気工事系の資格はいうまでもなく、ボイラー技士や危険物取扱者、消防設備士などなど、特殊なものも数多い。有資格者のみが持つ技術力と知識、さらには経験を存分に活かすことで、多彩な問題を解決できるのだ。
 第2のポイントは、所有する工具の多彩さ。簡易工事に使用する様々な工具と材料を常に車載しており、緊急対応が即時行えるという。実際に同社のホームページには、所有する工具一覧というコンテンツがあり、ゆうに500を超えるアイテムが掲載されている。素人には、どのように使うかわからない工具から高所作業車までラインナップ。作業に使うという。もちろん、工具を使いこなす技術と知見が背景にあることを忘れてはならない。
 そして同社の卓越した対応力を可能にする第3のポイントは、スピリッツ。横山さんによれば、「社名のYokoyama Electronics Serviceの頭文字を並べると、YESという単語になります。常にYESの精神で、困っている方を助けられる仕事をしたい」と語る。周囲の方に気を配りながら、困りごとを見つけたらすぐに解決してくれる心強い〝かかりつけ企業〟なのである。
 最近、横山さんのご子息が家を建てることになったそうだが、その家の工事関係を持ち前の腕で全面的にサポートするらしい。皆様も何かあったら『横山電気サービス』へ。まずは電話番号を覚えておきたい。
(ライター/ナガノリョウ)

横山電気サービス
TEL/080-5495-4789 Eメール/ info@yokoyama-electronics-service.com


〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605