日本が誇るビジネス大賞 2020


ミスター・パートナー
〒160-0022
東京都新宿区新宿
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上左:東塔/弘法大師入定1050年を記念し、1984年再建、本尊は尊勝仏頂尊、脇持仏不動明王・降三世明王。
三昧堂/西行法師が行法して言われ本尊は金剛界大日如来。(当初、済高が理趣三昧の儀式を行っていたため、三昧堂といわれる)
上右:蛇腹道(龍が臥せるがごとく)
中左:愛染堂/本尊は後醍醐天皇の等身大と言われる愛染明王。(煩悩・愛欲を仏道に導かれる)
中右:大会堂/本尊は阿弥陀如来、脇持仏は観世音菩薩・勢至菩薩。
下:根本大塔/弘法大師が真言密教を広めるため、根本道場としたが大師在世中に完成せず、887年頃完成したといわれる。
根本大塔/16の柱には金剛界の16菩薩の画像が祀られている。
根本大塔/本尊は胎蔵界の大日如来と金剛界の阿閦如来・宝生如来・阿弥陀如来・不空成就如来の4仏。
根本大塔の大日如来。
御影堂/弘法大師の御影をお祭している。
鈷の松/弘法大師空海が唐より帰国する前、先に帰って密教を広める為の聖地を探すように空中に投げた三鈷杵(煩悩や磨を打ち砕く密教の仏具)が飛んでいったといわれる三鈷杵の掛かっていた松の木。
大塔の鐘/建設当時の日本で四番目に大きい鐘であったので、別名高野四郎ともよばれ、一日5回108回撞くという。
宮社/(空海が密教の聖地を探していた折、高野山に導いたとされる丹生明神と狩場明神を祭る)
山王院/御社の拝殿で山内の僧侶が学道を奉納する場所。
西塔/根本大塔と二基一対となるような多宝塔で根本大塔の胎蔵界の大日に対し、金剛界の大日如来と胎蔵界の四仏、立体曼荼羅を祀っている。
准胝堂/本尊は、准胝観音・如意輪観音・弥勒菩薩・愛染明王。
孔雀堂/本尊は、蛇や害虫を食す孔雀より災害を除く明王として快慶作ですが、現在は霊宝館に安置されている。
中門
金堂/本尊は薬師如来とも阿閦如来ともいわれている。
蓮池と善女竜王社/(善女竜王とは、弘法大師空海が京の都の神泉苑で雨乞いをしたとき、金色の蛇に乗って慈雨を降らせたといわれる)
六角経堂/あらゆる御経千巻が納められている。
不動堂/本尊は不動明王平安貴族の邸宅風の建物で国宝に指定されている。
勧学院

代表取締役 千田明 さん
「株式会社ミライト」退職後、2011年5月に電気工事業、電気通信工事業を業務とする『株式会社GNR』を設立し、事業を牽引している。
八つの蓮の弁のような峰に囲まれた聖地で
空海の偉業に触れる

和歌山高野山
壇上伽藍を訪ねて 第11話


 今回、訪れる高野山は、奥の院・壇上伽藍・金剛峯寺・117の寺院と多数あり、あまりにも訪ねるところがあるので、今回は壇上伽藍のみ紹介したいと思います。
 彼の天才、真言密教の八世である弘法大師空海が遣唐使として唐に渡り、約2年で真言密教(仏の真実のことばは人間活動では表現できない秘密の教えを明らかにする)の奥旨(現世で即身成仏が可能)を唐の密教の国師である青龍寺の恵果和尚(七世)よりすべてを伝えられ、「遍照金剛」の名を授けられ、「早く日本に帰り真言密教を広めよ」の言葉通り、「時至り、人叶うときは道、無窮に被らしむ」の言葉どおり、帰国し真言密教を広めようとしましたが、留学生は20年間、唐に滞在しなければならない所、2年で帰国したため、入京を許されず、大宰府に留まりましたが、3年後 嵯峨天皇に招かれ神護寺で国家鎮護の祈祷をし、天皇が空海の諸芸・詩文・密教の見識に関心され、在京を許されました。
 その後、東寺を賜り、一宗一寺の道場の承認を頂くと共に高野山に聖地を築くことを許された八つの花弁のような峰に囲まれた聖地の一部を訪ねることとしました。大阪市の南海電車難波(なんば)駅より、南海高野線の特急に乗車して極楽橋でおり、ケーブルカーに乗り継ぎ、約1時間30分で高野山駅を下車、バスに乗車つづら折れの道路を走ると女人堂に出ます。ここから先は、山中に平地が広がり、八つの蓮の弁のような峰に囲まれた盆地は、いかにも弘法大師がが選ばれた場所だと感じられます。
 女人堂(明治末期まで女人禁制であったため女性はこれより聖地に入ることが出来なかったため、ここでお祈りして帰りました)を経て、真田家ゆかりの蓮花定院・徳川家の蓮華院を経て、バスは奥の院(弘法大師御廟)方面に向かうため、千手院橋で下車します。右手に金剛峯寺を見ながら六時の鐘(福島正則が父母の菩提を弔う建立)を通過すると壇上伽藍の道、蛇腹道に出ます。弘法大師が東西に龍が臥せるがごとくと形容されたところから名が付いたといわれますが、秋は真赤な紅葉に目を見張ります。
 壇上伽藍(僧が修行する建物)の種々の建物は、写真の説明書きに譲り、根本大塔を訪ねることとしました。密教といえば、両界曼荼羅(金剛界・胎蔵界)を説明しなければなりませんが、愚直な私には説明できませんので、宿泊設備ある寺院で宿泊されて清らかな心で大日如来を実感して頂きたいと思います。
 根本大塔は、天才空海が真言密教の真髄である曼荼羅を立体的に人々に分かりやすくするため、黄金で輝く(何度も落雷等の被災の度に平清盛公や徳川家光公等、当時の権力者により、再建されたため常に建設当時の輝きがある)胎蔵界の大日如来を中心に金剛界の阿閦如来(あしゅく、東方の薬師)・宝生如来(ほうしょう、南方)・阿弥陀如来(あみだ、西方)・不空成就如来(ふくうじょうじゅ、北方)の4仏(五智如来)と12の柱に描かれた金剛界の菩薩に囲まれた立体曼荼羅を拝見することができます。
 弘法大師空海が人々に知ろしめたかった曼荼羅に感動し、人間皆生まれた時から大日如来と同一であり、宇宙の一部である。宇宙から見れば細菌より小さい素粒子であり、五臓六腑あなたのものでないのに、何もないことに迷い、苦悩することはない。人個々の【差取り】(人との差別をとる)=さとりの境地につながればあなた自身、大日如来であり即身成仏出来ると弘法大師空海が語っているように感じたところで筆を置きたいと思います。
 まだまだ、紹介したいと思いますが機会があれば、聖地高野山を是非訪ねて頂きたいと思います。
 追記、因みに胎蔵界の五仏は金剛界の大日如来を中心に宝幢(ほうとう)如来(発心)・開敷華王(かいふけおう)如来(修行)・無量寿如来(菩提)・天鼓雷音(てんくらいおん)如来(涅槃)で、普賢菩薩・文殊菩薩・観自在菩薩・弥勒菩薩がおられます。
 真言密教は、多くの仏陀・菩薩・明王等の名前と真言を記憶するのも大変なのに教えを暗記する修行僧に尊敬を覚えます。

株式会社 GNR
TEL/06-6910-0600
ホームページ http://www.gnr-a.co.jp/

■ ダブテイルノッチを施した角ログハウス
■ 歴史が証明した安心の耐久200年
■ 腐れ、狂いの少ないスプライン工法
■ 手斧による匠の究極ハンドカット仕上げ
■ メンテナンスの少ないエコロジーハウス

ハースストーンホーム
TEL/0880-800-6221 Eメール/info@hearthstone.jp
http://www.hearthstone.jp/

■ 高級家具のような美観の大断面住宅
■ 歴史が証明した安心の耐久200年
■ 高耐震・高耐久の方杖フレーム構法
■ 筋交いや金物を使わない外断熱工法

代表取締役
山根一之 さん
一級建築士、インテリアコーディネーター、インテリアプランナー。 日本建築学会正会員。1986年、建築設計、監理、企画、家具及び室内装飾の設計施工を手掛ける『株式会社山一設計』設立。米国「ハースストーン社」と業務提携。
頑丈さや快適さ美しさに魅せられ
米国伝統のログハウスの普及図る

米国会社と業務を提携
高級家具のような美観


 様々な建材を組み合わせ、快適さと耐久性を追求したオリジナル性豊かな空間設計で存在感を高めている『株式会社山一設計』の代表取締役で一級建築士の山根一之さんは、欧米の伝統構法で築くログハウスの頑丈さ、快適さ、美しさに魅せられ、ログハウス建設事業を展開する米国テネシー州の「ハースストーン社」と業務提携を結び、代理店として耐久年数が200年といわれる伝統のログハウスの普及に力を注ぐ国内で数少ない建築家でもある。
 山根さんが設計するログハウスは、『ダブテイルログハウス』と『ティンバーフレーム』。
「『ダブテイルログハウス』は、ハースストーン社の原点ともいえるログハウスで、17世紀以降にアメリカに移住したドイツ人やスコットランド系アイルランド人によってペンシルベニアなどに広められました。その後、町生活に適応した住みやすい『ツーバイフォー』が普及したことで、次第に街並みからその姿を消していきましたが、現在でもログハウス愛好者には根強い人気があります。木の質感を何よりも大切にするという設計コンセプトに基づいて造られ、丸太の弱点である隙間や歪みの発生や内部空間を狭く感じさせる圧迫感が少ないことに加え、住宅としての快適性がより優れた、メンテナンスの必要性が少ないエコロジーハウスといえる点が最大の魅力です」
 建築物の構成やしくみを示す構法は、ダブテイルノッチを施した角ログを使った丸太組構法といい、ログ同士が交差するノッチ部分にダブテイルジョイントと呼ばれる木工接合を施すのが特長。ダブテイルジョイントを施されたノッチをダブテイルノッチと呼び、古代エジプト文明以前から使用されてきた技術で、一度接合されると外すことが容易に出来ない程の強度があるという。
 また、ログ壁の腐れや狂いを防ぐためにパーマチングを使用したスプライン工法で従来のログハウスに発生しやすい隙間を減らし、断熱性を大きく向上させたことも特長という。角材には、木が持つ本来の美観を損なわないように一つひとつ丹念に熟練職人の手によって手斧加工されたマツ科の針葉樹ウエスタンヘムロックを使い、西部開拓時代に建てられたログハウスの古材のような味わいのあるウエスタン調になる。
 一方、『ティンバーフレーム』は、強度の高い木目の美しいオーク(和名ナラ)などの大きい無垢の角材でフレームを構成するログハウス住宅だ。  
「『ティンバーフレーム』の構法は、12世紀以降のイギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スイス、デンマーク、ポーランドなど森林資源が豊かな国で盛んに使われていた木造建築構法に由来し、新大陸アメリカで改良された方杖フレーム構法です。壁に筋交いや釘などの金物を一切使わないため、美観を損ないません。発祥当初の『ティンバーフレーム』は、ハーフティンバーといって外側の柱が外部に露出し、その柱と柱の間の外壁をレンガや漆喰で造り、柱が外に露出する構造のため、柱と外壁の間に隙間が生じやすく、寒冷地向きではありませんでしたが、16世紀以降、ヨーロッパ各地から新大陸アメリカに移住した職人によって『ティンバーフレーム』で住宅や教会などの建築が行われる中で、ヨーロッパでの短材を主に使用した工法から太くて長い木材へと移り変わったことで、より大きな空間を生み出す技術へと発展しました。また、ハーフティンバーの弱点であった柱と外壁の隙間は、骨組みの外側に外壁を造ることで無くし、断熱性と気密性が格段と向上したため、 寒い冬でも快適に暮らせる住宅になったという歴史を辿りました」
 山根さんが設計を手掛ける『ティンバーフレーム』は、エゾマツに比べて約2・3倍もの強度を持ち、木目の美しさから家具やフローリング、ワイン樽などに使われる高級木材のオーク材を使用する。断熱には唯一リサイクル可能な発泡プラスチック系の断熱材EPSを外張り断熱工法で使用、寒冷地の住宅でもFFストーブ1台で暖まるだけでなく、冷房効率にも優れており、1年を通して快適に過ごせるという。強度の高いオーク、高耐久の方杖フレーム構法に加え、フレームを外部から守る外張り断熱工法が形成する同社の『ティンバーフレーム』は、高級家具のような美観の高品質な住宅だ。
 一級建築士のほか、インテリアプランナーの肩書を持つ山根さんは、1986年に『山一設計』を設立、鉄筋コンクリートや鉄骨造の建物の設計、監理、企画、家具や室内装飾の設計施工を業務に掲げ、共同住宅、事務所ビル、保育所、集会所、飲食・娯楽施設など様々な建物の設計で実績を重ねてきた。
 米国「ハースストーン社」は1971年に創業し、当初はアパラチア山脈南部で古くなったログハウスの修復事業を主に行い、その後、『ティンバーフレーム』の復興活動に参加し、伝統構法のノウハウや木工技術を修得し、修復事業から建設事業へとシフトしたという。『山一設計』は、同社の日本事務所も兼ねる。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 山一設計
TEL/011-766-6616 Eメール/ info@yamaichiarchitecture.com
ホームページ http://www.yamaichi-sekkei.com/

代表社員
粕谷幸男 さん
1971年、税理士試験合格、1973年、税理士登録。1978年、税理士事務所独立開業。2002年から横浜商科大学非常勤講師(税務会計)。東京税理士会常務理事、日本税理士会連合会理事。「税金をグーンと安くする知恵77」など共著多数。
事業承継税制対策のプロフェッショナルが
提供するクラウドシステムサービスが好評

クラウドサービス活用
届出期限の厳守支える


 経営者の高齢化で廃業が懸念される中小企業や小規模事業所の喫緊の課題である事業承継の支援で存在感を高めている税理士がいる。『KASUYA税理士法人』の代表社員粕谷幸男さん。2018年にスタートした事業承継税制の特例措置を誤りなく活用するためのクラウドサービス「事業承継税制リスク管理ソリューション」をIT・クラウドシステムの開発を手掛ける「EnMan Corporation社」と共同で開発、企業と顧問税理士と一体となって円滑な事業承継の実現を図る精緻なスキームを構築したのが注目される理由だ。
「中小企業経営者の高齢化が進み、平均引退年齢である70歳を超える経営者の数は、今後10年間で約245万人に達するといわれています。しかもその半数以上が事業承継の準備が整っておらず、廃業に追い込まれかねない深刻な状況にあります。この状況を改善し、事業承継を後押しする政策として国が2018年度の税制改正で創設したのが、非上場株式等に係る納税猶予制度、いわゆる事業承継税制の特例措置です」
 特例措置は、2027年までの限定措置で ①後継者が先代経営者から贈与や相続で取得した株式のうち納税猶予の対象となる株式を最大でも議決権株式総数の3分の2から100%へ拡大 ②相続税の納税猶予割合を80%から100%に引き上げ ③対象者を1人の後継者から最大3人まで拡大 ④事業承継後5年間平均で雇用の8割を維持することが必要だった雇用維持要件の実質的撤廃 ⑤売上高減少など経営環境の変化を示す一定の要件を満たす場合の納税額の減免 ⑥後継者が贈与者の子や孫ではない場合を想定した相続時精算課税制度の適用範囲の拡大などが骨子。
 この特例の適用を受けるには、2018年4月1日から2023年3月31日までに都道府県庁に特例承継計画を提出し、確認を受けていることと、2018年1月1日から2027年12月31日までに贈与、相続によって自社の株式など取得することの2つの要件を満たすのが条件だ。
「特例措置を適用すると、先代経営者から後継者への承継株式の贈与税、相続税が全額納税猶予され、その負担が実質ゼロとなります。納税資金を用意したり、株価対策などのため利益を圧縮したりする必要もなくなり、後継者は相続税等の負担を心配することなく会社経営に集中できるようになります」
 問題は、この制度を活用するには長期にわたる適用要件と届出などの期限を確実に守る必要があることだ。
「事業承継税制を贈与によって適用した場合に、その申請、報告、届出を期限内に行うなど長期間に渡って管理しなければなりません。また、特例贈与承継期間では、事業の継続に関する要件を管理し、その後の期間では、株式等の保有継続等の要件の管理を長期にわたり行わなければなりません。事業承継税制を適用会社から依頼された税理士は、長期間にわたって期限までに必要な書類を税務署などへ提出しないと納税猶予の取消事由に該当し、猶予税額と利子税等とを損害賠償することになります。税理士が病気や交通事故などの突発的なことで業務の遂行ができないことがあると大変なことになります。また、届出は、提出したものについて税法上適法なものかどうかの税務署長からの諾否はありません。そのため、届出書の提出前に、その届出が適法なものであることを慎重に確認をしなければなりません。税務調査で要件違反の指摘がありますと、納税猶予の取消に至ることになりかねません」
 これらの課題を解決するのが「事業承継税制リスク管理ソリューション」を活用した事業承継支援スキームだ。その大枠は、企業、顧問税理士、緊急対応税理士と連携し、事業承継税制の要件、提出書類若しくは役員の任期などの課題及び期日管理とその情報を共有した上で、経営環境の悪化の場合の納税猶予の再計算、承継税制適用の節税効果などのシミュレーション資料などを提供し、納税猶予適用後の適用要件が維持されているかどうかのモニタリング管理も行うというものだ。
 この中で滞りのない要件管理を支えるのが「事業承継税制リスク管理ソリューション」だ。税理士の突発的な入院や事故などを想定し、報告書、申告書、届出書の提出期限の1ヵ月前から情報共有者への注意メールの自動送信から、期限の1日前になっても報告書、申告書、届出書などの提出が完了していない場合の管理者から情報共有者への電話連絡、報告書、申告書、届出書の提出期限の1ヶ月前から情報共有者への定期確認用の案内メールの自動送付、適用要件の継続管理のなかで、登録された課題についてやり残しがある場合のアラート発信、主要な期日要件、株要件など自動判定及び記入までカバーする。
 粕谷さんは、事業承継の支援に当たって、企業の税務及び納税猶予を顧問税理士が行う場合に『KASUYA税理士法人』が支援機関としての業務を遂行する方法と、企業の税務は顧問税理士が行い、事業承継税制は『KASUYA税理士法人』が請け負う方法の2パターンを用意して選択しやすいようにした。また、事業承継を支援する税理士に「事業承継税制リスク管理ソリューション」の活用も推奨している。
「後継者が若いほど、管理する期間が長くなります。適用期間内に届け出漏れが発生すると、納税猶予が取り消され、納税することになりますので、顧問税理士にとってはリスクが高い対応と言えます。高セキュリティのクラウド環境を利用し、PCやスマートフォンからでもアクセス可能で使いやすい『事業承継税制リスク管理ソリューション』を活用して支援の確度を維持していただきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

KASUYA税理士法人
TEL/03-3700-0022 Eメール/kasuya@kasuya-tax.or.jp
ホームページ https://www.kasuya-tax.or.jp/

肺がん症例(CT画像)
右/オゾンナノバブル水内服前
左/内服4ヵ月後(注射、点滴はしていない)
「治る希望を見いだせない医療なんて、医療じゃありません。患者さんにできる限りの治療をさせていただきたいと考えています
乳がん症例(PET画像)
右/オゾンナノバブル水内服前
左/内服4ヵ月後(注射、点滴はしていない)
「オゾンバブル水」は、「ブライテストウォーター」として発売され、簡単にオゾンの内服が可能となった。

下左:「末期がん逆転の治療法」幻冬舎刊
下右:院長 前山和宏 さん
日本大学医学部卒。国立東京第二病院、民間病院を経て、2004年「前山クリニック虎ノ門」、2010年『メディアートクリニック』開院。2012年「医療法人社団鳳龍会」設立。
がん難病治療にオゾン療法活用
オゾンナノバブル水服用も推奨

自然治癒力向上に効果
患部への注入療法検討


 標準的な西洋医学の枠を越えた代替医療の一つに「オゾン療法」がある。3つの酸素原子からなる酸素の同素体で、肺に吸い込むと猛毒のオゾンを有効に利用して治療する方法だ。この療法を自宅でもできるようにした「オゾンナノバブル水」を『ブライテストウォーター』として服用を推奨しているのが代替医療に特化した『メディアートクリニック』の院長前山和宏さん。手術、抗がん剤、放射線のいわゆる3大治療では救われないがん疾患や治療法が限られる難病に苦しみ、「オゾン療法」を希望しながら、「オゾン療法」を実施している医療機関を受診することが困難な人たちの負担を軽減するのが目的だ。
「オゾンは、現代医療の至らない部分を補って余りあるものです。オゾンには強力な酸化作用があり、殺菌やウイルスの不活化などに用いられますが、ドイツでの研究でオゾンはがん細胞の代謝を阻害する物質を発生させたり、がん細胞の増殖を選択的に抑制したりする働きがあることが報告されています。このオゾンを最も有効に人体に利用する方法がオゾン療法とも血液クレンジングともいわれる『大量自家血オゾン療法』です。患者さんから採取した血液にオゾンを溶かして血管内に戻すという方法です。オゾンが血液と接触すると活性酸素種や過酸化脂質代謝物が発生し、赤血球、白血球、血小板に働き、赤血球の酸素運搬能の改善、ウイルス増殖の阻止や細胞増殖の抑制、免疫系や炎症の調節などの働きをする白血球のサイトカイン系の活性化、血管の拡張、血液流動性の改善による末梢循環の改善、免疫機能の向上、抗酸化力の向上などの効果を引き出します。副作用の症例が報告されていないのも利点です」
 前山さんが利用する「大量自家血オゾン療法」は、オゾン療法研究の先進国ドイツの歴史ある療法に独自のアレンジを加味して発展させたもので、受診者の血液を250㎖採取し、その血液にオゾン発生器で正確に濃度調節したオゾンを溶かして血管内に戻すという方法だ。美容目的などの一般的なオゾン療法では、3000~5000μg(マイクログラム 1000分の1㎎)のオゾンを血液に溶かすが、前山さんは治療目的のオゾン療法で効果を実感できるようにするためには、10000μgレベルのオゾンが必要」といい、15000μgのオゾンを使用している。受診者の状態によってはオゾン先進国ドイツの方式に倣い、45000μgの超大量オゾン療法も実施している。
「大量自家血オゾン療法」で効果のある病気は、各種がん、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患の後遺症、脳疾患、アトピー性皮膚炎、B型・C型肝炎、肝硬変、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患、  狭心症、心筋梗塞、慢性腎不全、線維筋痛症、慢性疲労症候群、子供の注意欠陥多動性障害、抗がん剤治療の副作用など広範囲に及び、糖尿病の合併症の治療にも有効という。
「糖尿病の合併症には足の壊疽、潰瘍、感染、骨髄炎などがありますが、ある統計によりますと、93・8%の糖尿病患者にオゾン療法が有効とのデータが示され、壊疽による切断を免れた患者が75%にのぼったとの報告もあります」
 こうした「大量自家血オゾン療法」の効果を自宅でも享受できるようにしたのが『ブライテストウォーター』と呼ぶ「オゾンナノバブル水」だ。
「オゾンナノバブル水とは、直径100ナノメーターのガス核としてオゾンが入った水です。本来、オゾンはほとんど水に溶けないのですが、日本発の特殊技術によりナノバブル(100万分の1の気泡)のオゾンを水に溶存させることに成功したのです。オゾンは分解しやすいため、通常のオゾン水は1時間程度で効果をなくしてしまいますが、ナノ単位のオゾンの微小気泡は無機質のイオンに包まれることで水の中で安定化し、長期間その状態を保つ上に、腫瘍患部にまでオゾンを到達させることが可能となりました。ナノバブルオゾン水を用いた試験管実験や動物実験では腫瘍殺傷の高い効果が確認され、安全性の試験でも高い安全性が示されています。飲むことができる人なら自宅で自分で簡単にかつ楽にオゾン療法の効果を得ることができ、特に地方在住の患者さんにお勧めしています」
 前山さんは、『ブライテストウォーター』を治療に用いるに当たり、オゾンナノバブル水を自分自身の体に注射や点滴で注入することを試み、世界で初めて成功させた経験を持つ。「オゾンナノバブル水を注射すると瞬時に血流がよくなり身体が温かくなるのがわかります。経験した人でなければ分からない感覚です」といい、オゾンナノバブル水の人体への注入の適正量を確認する実験も続けている。
 さらに、前山さんは乳がんなど体外から注射によってオゾンナノバブル水を注入できるがんを対象にした局所注入療法、超音波や内視鏡を使った肝臓がんや食道がん、胃がん、大腸がんなどへの直接注入療法も検討しているという。
 前山さんが用いる代替療法は、「大量自家血オゾン療法」だけでなくコロイドヨード療法、ラドン療法、水素注射療法、フコイダン点滴療法、石油点滴療法、温熱療法、ドイツ式ホメオパシー療法などに加え、様々な研究成果をもとに独自に開発したり、アレンジしたりした療法も含め多種多様だ。
「今までいくら治療してもダメだったとあきらめないでください。可能性はまだまだあります」
 がんや難病に苦しむ人たちへの前山さんお励ましのメッセージだ。
(ライター/斎藤紘)

医療法人社団 鳳龍会 メディアートクリニック
TEL/03-6225-2165
ホームページ http://mediart-clinic.main.jp/

新刊『明るい保育は未来を明るくする—「積極的保育」のススメ—』幻冬舎刊800円+税
「大切なことはみんな保育園で学ぶ~よい保育の場を求めPart Ⅱ~」(DVD付)フォーラム・A刊 1,852円+税
「よい保育の場を求めて~大切なことはみんな保育園で学ぶ~」
出版文化社刊 1,429円+税
「子どもたちの輝く未来のために子どもの力を伸ばす積極的保育のすすめ」現代書林刊 1,200円+税

理事長 兼 園長 
山本良一 さん
関西学院大社会学部社会福祉・社会学コース卒。大阪市中央児童相談所で児童福祉司として活躍。1976年、「社会福祉法人弘法会」理事長、「大東わかば保育園」園長。大東市児童福祉審議会委員、花園大学非常勤講師などを歴任。
保育園を取り巻く環境で問題提起
保育の質への影響懸念

積極的保育実践の背景
園長に強い心が必要


 保育園といえば、待機児童、保育士不足、建設反対運動など水面上の問題に社会の関心が向くが、見えぬ水面下でも「保育の第一線で働く園長や保育士たちが様々な問題に直面し、保育の質に影響しかねない状況にあるのです」と指摘し、行政や学会も含め保育に関わる人たちに正しい現状認識に基づく的確な対応を求める教育者がいる。2020年5月、開園44年周年を迎えた幼保連携型認定こども園『大東わかば保育園』の園長山本良一さん。様々な問題に直面する中で、独自の「積極的保育」を貫いてきた経験と深い思索から発する問題提起だ。
「現実的な諸問題にとらわれずに、子どもの力を信じて伸ばしていくことを第一に考えて、保育に取り組む姿勢」。山本さんは「積極的保育」をこう定義する。「現実的な諸問題」とは、保育の第一線が直面している様々な問題を指す。こうした状況の中で、園長が強い心を持って保育士などスタッフの力を合わせ、保護者や地域の住民の理解とバックアップを得ながら目の前の保育に全力で取り組む覚悟を示したものだ。
「半世紀近く、保育園という現場で多くのことを感じ、そして考えてきました。社会福祉法人運営のための規則の改訂、社会福祉法人会計制度の改訂、そして何回かの保育指針の改定、平成27年度からはじまった新制度に伴う多岐にわたる制度変更等々を現場で受けとめてきました。そして、保育行政を担当する職員や日常的に保育園と関係のある小学校、中学校の校長先生や先生たち、消防や警察の人、保育用品の業者の担当者、地域の人々など多くの人と接してきました。なによりも保育園の園長先生や職員の方々とも可能なかぎり接してきました。こうした活動を通じて保育園が抱える悩みや苦労がいかに多いかを身をもって実感しました。保育現場では子どもたちの成長に全力を尽くしますが、現状を知っていただくことも大事と考えています」
 問題の一つが増える事務量。子どもと触れ合う時間が足りなくなるおそれがあるという。
「保育園では、法律や制度や保育指針が変わるごとに、多くの説明会や研修会が行われます。また、市の担当課を経ずに厚生労働省、内閣府、府の子育て支援課、法人指導課、全国経営者協議会などからの文書、研修会や講習会の案内などが送られて来ます。保育現楊は事務連絡の文章を読むだけにも大きな時間とエネルギーを使わなければなりません。ましてや第三者評価や苦情解決制度など第三者委員の選定、設置などのかたちを実際につくらなければならないとなると、多くの時間と大きなエネルギーをかけなければなりません。また、保育団体や大学などの研究機関をはじめ実にいろいろなところからアンケート調査も送られてきます。このアンケート調査に対する回答だけでも年間で集計すると相当の事務量になります。平成11年版保育指針で地域社会の次世代育成も保育園に課せられたのがきっかけとなって、保育園には多くのことが課せられるようになりました。例えば、子育て相談、園庭開放、延長保育、障がい児保育、地域貢献事業等々の研修、講習、事例発表などを受けたり参加したりしなければなりません。クラス担任の保育士にも研修などが割り当てられますが、その多くのことはクラス担任をしていない主任保育士や園長が対応しなければなりません。次から次へと、審議会や有識者会議などから新しいアイデアが出され、プロジェクトチームの人によって企画されるとともに、多くの文書が作成されて現場に降ろされてきます。それらの文書を読むだけでも多くのエネルギーを使わねばならないのです。日常業務にまじめに取り組んでいると、研修にも充分に参加できないことから罪悪感を感じるとともに、保育士、園長として自信を失う状態に追い込まれています」
 法律や制度などの改訂の課題を指摘する。
「法律や制度の改訂や保育団体の事業のほとんどは、審議会や委員会の意見を集約するかたちで、国レベルの行政に携わる人たちや保育団体の各種委員会の人たちによって発想され、大学の先生たちによって理論的に追認されるかたちで決定されています。大学の先生は現場に足を置いてではなく、行政からお呼びがかかるかどうかにウエイトを置いているように思います。大学の先生方には、自分の専門領域に小さく自分を規制したり、行政や保育団体の期待に応じたりすることに止まらずに、保育と幼児教育現場にまで視野を広げて考え、発言してほしいと思います。法律や制度の改訂に伴い、行政や保育団体主催の研修も活発に行われていますが、その内容は現実から離れたものになっていて、得るところは表面的なもので終わっています」
 行政の監査のあり方についても提言する。
「監査のマニュアルのようなものを一律に現場に当てはめるのではなく、現場をもっと個別化して監査するとともに少しでも現場が現実よりもよくなるような姿勢で臨んでもらいたいと思っています」
『大東わかば保育園』では現在、約110人の子どもが在籍し、保育教諭、栄養士、看護士など合わせて約25人のスタッフが保育する。「大切なことはみんな保育園で学ぶ」を基本スタンスに、「安心」をもたらす見守り、「信頼」を喚起する子どもへの配慮、あそびから生まれる「感動」をキーワードに「積極的保育」を実践している。その実態と問題意識はこれまで出版した著書「明るい保育は未来を明るくする 『積極的保育』のススメ」や「よい保育の場を求めて 大切なことはみんな保育園で学ぶ」 など4冊の著書から読み取ることができる。
「多くの保育園が子どもや保護者にできるだけの保育を届けたいと懸命に頑張っています。保育の質が維持できるよう、保育園を取り巻く環境にも目を向けていただきたいと思っています」
(ライター/斎藤紘)

社会福祉法人 弘法会 認定こども園 大東わかば保育園
TEL/072-878-4121

代表取締役CEO 
𠮷原良 さん
大学時代、野球に打ち込む。卒業後、東京の芸能事務所に就職、マネージャーを務める。その後、山梨に帰郷し、5年半、ハウスメーカーの営業職として注文住宅の販売を担当。2016年、独立し、『株式会社ラックオリジナル』設立。
自然との接点・五感の育成を重視
住空間の設計で光るコンセプト

ライフプランを見極め
耐震性と耐火性も確保


 広々としたLDKをお洒落に演出する吹き抜け、通風と採光を確保した開放的な中庭、家事の時間を短縮する導線、収納たっぷりの玄関ホール、豪華な鉄骨階段…。『株式会社ラックオリジナル』の代表取締役CEO𠮷原良さんがプロデュースする完全自由設計の家は、ハイセンスな住宅を紹介する雑誌で見たような既視感に襲われる素敵な家、映画に出てくるような憧れの家という形容がぴったりだ。そんな印象に負けず施主の心を捉えるのが住空間形成の基本スタンスとコンセプトだ。
「代わり映えのしない住宅メーカーのカタログ通りの家ではなく、住まう方たちの現在のライフスタイル、将来のライフプラン、季節で移ろう土地土地の気候条件を考慮に入れて、一邸一邸、家族の成長と共に味わいが増し、馴染んでいく経年変化の楽しめるオンリーワンの空間デザインを創り上げる、これが当社の家づくりの基本スタンスです。その下で、五感を育む家づくり、四季を感じる家づくりをコンセプトに快適で機能性に優れた住空間を構築していきます」
「五感を育む家づくり」は、家族の一体感が生まれる空間、子供の五感を育む室内環境を工夫する点に特長がある。
「子どもは、外部からの複雑でやわらかな刺激を多く受けると、感性豊かに育つと言われています。心地よい風やひだまりを実感しながら家族と触れあう大空間の配置、子供たちがのびのびと心も身体も元気に感受性豊かに成長できるように住空間を設計していきます」
「四季を感じる家づくり」は、近年の住宅の高断熱、高気密化傾向で希薄になる一方の自然との接点を重視する。
「春夏秋冬の変化によって私たちの感性が育まれます。開口部を大きく取れば通気性もよく、太陽も近くなります。私たちに豊かな暮らしと創造力を与えてくれる自然との接点を大切に、最適な住空間デザインを設計に落とし込み、提案していきます」
 工法は、木造軸組在来工法をベースに耐震性、耐火性に優れた工法を採用。また独自の技術によって自然との接点を重視しながら、少ないエネルギーで夏涼しく冬暖かい、環境にも配慮した空間を構築する。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ラックオリジナル 甲府店
TEL/055-268-2904 Eメール/ info@uck-original.co.jp
青山店 TEL/03-6869-1328
ホームページ https://luck-original.co.jp/

『青梅ハーモニーホーム1』
『青梅ハーモニーホーム3』
『新時代の吹奏楽指導法』(yamaha music media)1,800円+税
代表社員 石川聡 さん
千葉県出身。中学の頃より吹奏楽を始め、信州大学にて交響楽団に所属。指揮・指導を努める。その後キリンビール株式会社に入社。10年勤務した後ヘッドハンティングにより外資系生命保険会社に入社。セールスマネージャー・コーチとしてセールスマンの育成に携わる。
答えを自ら出す自発的行動を促す
体系的コーチングで人材開発支援

営業のノウハウも交え
動作を因数分解し指導


「本人のレベルに応じて動作を分解、研究し、段階に応じて指導する」「気合と根性から因数分解の指導へ」
 経営トップなどを対象にコーチングという人材開発手法で課題解決を支援する『合同会社HOS』の代表社員石川聡さんの指導法の神髄だ。大手ビール会社と外資系保険会社で営業職として活躍する中で培った人材育成のノウハウとコーチングの研修で身に着けたノウハウから導き出したものだ。その狙い、具体的な方法などは、石川さんが2018年に出版した「トップ営業の手法に学ぶ新時代の吹奏楽指導法」で知ることができる。
 コーチングは、指導対象者が自ら課題解決の答えを出す自発的行動を促進するコミュニケーション技術。石川さんはその手法を学ぶ研修で、スランプに陥った営業マンを日本一の実績を残すまで指導したというコーチの存在を知って自ら師事し、コーチング手法を本格的に修得してコーチの道に進んだ。
「努力で上乗せできる人間の能力は2割ほど。自分の力を2倍にするには考え方を根本から変えないと無理、というのがコーチの教え。この教えに触発されて、自分が本当にやりたかったのは人材開発を支援するような仕事と思うに至ったのです」
 石川さんは、中高大を通して吹奏楽部に所属し、コーチとして活動を開始した後、吹奏楽部の指導現場をいくつか見学する機会があり、ビジネスシーンが時代に合わせて変化したように、吹奏楽の指導法も変化すべきだと気づき、営業職の現役時代、トップ営業チームを作り上げたノウハウを音楽の世界にフィードバックしたいと、コーチングの知見も交えて著わしたのが2018年の著書。吹奏楽部のメンバーが自主的に課題を見つけ、自らモチベーションを持って成長できる場づくりを目指すためのノウハウを、指導者と部員の関係、チームとしての目標設定と現状認識などから説き起こし、指導法を可視化、標準化したものだ。音楽だけでなく様々な分野で利用できる手法だ。
 経営トップの方には、今後の事業のビジョンメイキング。管理職には、部下のモチベーションと成績アップ。そして、個人事業や営業マンには、成績アップ。それぞれのコーチングを行っている。
(ライター/斎藤紘)

合同会社 HOS
TEL/0428-16-2737 Eメール/sat.ishikawa2737@gmail.com
ホームページ https://hos-harmony.jp/

左:「タイル面コーティング滑り止め工法」
「タイル色合わせシステム工法」
現タイルと色合わせタイル見本
「タイル面コーティング材料」「タイル面コーティング施工」
業務提携会社
◎株式会社 K10 DESIGN FARM
TEL/06-6944-8040
◎株式会社 非破壊調査SST研究所
大阪 TEL/06-6944-7177
福岡 TEL/092-526-3255
◎株式会社 ピアレックス・テクノロジーズ
 TEL/0725-22-5361
◎株式会社 あつまり暮らすと
  TEL/0798-35-5075
◎株式会社 ナカノセラミック
 TEL/06-6368-3030

右上:代表取締役 上村允郎 さん
大学卒業後、大阪の建築事務所に就職、転職を経て大規模修繕工事に出会う。2012年『建築設計事務所』設立。NPO法人集合住宅改善センター設計監理事業部長。耐震総合安全機構会員。
下左:K10DESIGN FARM 代表取締役 上村昂平さん
神戸芸術工科大学環境建築デザイン科卒。デザイン事務所LANDMARKのデザイナーなど経て2019年2月、『株式会社K10DESIGN FARM』の代表取締役に就任。
下右:京都恵文社など複数の企業とタイアップしたポスター。
『K10 DESIGN FARM』
マンション修繕に精緻なスキーム
時代のニーズに応える事業を推進

提携会社と工法を開発
デザインの可能性追求


 経年劣化したマンション大規模修繕のコンサルティング、業務提携会社との連携による修繕工法の開発、建築や商品のデザインの可能性を追求する総合デザイン企画。『K15建築設計事務所』の代表取締役上村允郎さんは時代のニーズに応える事業で存在感を高めてきた建築家だ。老朽化した大規模団地や震災で損傷したマンションの再生などにも生かされる幅広い知見と精緻な事業実施スキームが推進力だ。

◇大規模修繕のコンサルティング◇
 マンション管理組合を対象にコンサルティングを実施、工事に向けた管理組合の体制づくり、劣化診断、修繕方法の選定、スケジュール作成、工費見積などを説明し、助言する。この過程で重視するのが修繕積立金。国交省によるマンション総合調査で修繕積立金が不足しているマンションが34.8%に上っているからだ。この問題の解決策として、住宅金融支援機構の融資制度の活用を選択肢として提案する。融資制度の一つは、150万円×融資対象住宅の戸数か、融資対象工事費のいずれか低い額まで融資する「マンション共用部分リフォーム融資」。もう一つは、建替費用を融資する「まちづくり融資」。融資率上限が対象事業費の100%。全期間固定金利で借入申込時点で返済額が確定する。上村さんは、これらを活用する上で必要な返済計画など組合に求められる対応策を数字で示すシミュレーションも引き受ける。

◇業務提携会社との連携◇
 劣化診断で連携するのが1984年創業の「非破壊調査SST研究所」。外壁タイル調査で用いる赤外線サーモグラフィや鉄筋コンクリート造の建物などの深部の鉄筋などの状態を調べる電磁波レーダーなど最新鋭の探査器機を用いて、マンションの劣化状況を精査する。修繕に当たっては、機能性コーティング材メーカーの「ピアレックス・テクノロジーズ」とタイル張りマンションを対象に共同開発したタイル色合わせシステム工法や、石工事や防水工事を手掛ける「ナカノセラミック」と共同で実施する滑り止め工法などを活用するほか、水回りの「TOTO」、建材の「大建工業」、窓やエクステリアの「YKK AP」、住設システムの「ノーリツ」の4社と連携して、リフォームをプロデュースする。

◇総合デザイン企画◇
 子息の建築デザイナー昂平さんを代表に2019年2月にデザイン事務所『K10 DESIGN FARM(ケイイチマル デザインファーム)』を併設、建物の特殊なデザインに止まらず、パッケージデザインや新規商品の開発・デザイン、販売支援、パンフ作成、ホームページ作成、店舗設計・デザイン、メニュー支援、ユニホームなどの総合的なデザインに挑む。
(ライター/斎藤紘)


創造と技術のちいさな不思議な会社 株式会社 K15建築設計事務所
TEL/06-6809-4303 Eメール/k15_kamimura@yahoo.co.jp
ホームページ http://www.kei-ichigo.com/


〒160-0022 東京都新宿区新宿2-15-2 岩本和裁ビル5F TEL.03-3352-8107 FAX.03-3352-8605