今の大ヒットはこれだ!! 2017


イギリス生活情報誌 
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独自技術で画期的な天井耐震化システム開発
特定天井の新基準満たし水平震度2.2Gに対応

 芸予、十勝沖、宮城県沖、東日本などの大地震で体育館や空港ターミナルビル、大規模ホールなどの天井が崩落し、甚大な人的物的被害が出たことは記憶に新しい。これを受け特定天井の脱落対策に係る技術基準を新たに加えた建築基準法施行令改正が施行されたのが2014年。この基準を満たし、水平震度2・2Gに対応し、水平許容耐力9000Nを確保した画期的な天井耐震化システムを「常盤工業株式会社」が開発した。名付けて『安震天井TEC工法(落ちない君)』。2017年3月には、「一般社団法人耐震天井普及協会」を立ち上げ、同工法の普及を加速させる。
 特定天井とは、「6m超の高さにある、面積200㎡超、質量2㎏/㎡超の吊り天井で、人が日常利用する場所に設置されている」天井。『TEC(Tokiwa Earthqake Proofing Ceiling)工法』は、建築業界で長年培ってきた同社の技術力と実績を生かして研究開発、完成させたシステムを特許申請した。天井を構成する部材を大幅に見直し、同時に固定金物、耐震ハンガー、四辺形の対角に入れる補強材ブレース、補強金物などの接合方法にも新たな技術を導入した。
 天井の仕上材を張り付けるための下地・野縁を留める野縁受けを従来のC型野縁受けから角パイプに変更して耐震強度を確保したのが一番の特長。角パイプを利用することでブレースの数を減らすことが可能となり、天井内がすっきり納まる。また、ブレースの取り付けにも同じサイズのパイプ部材を使用して野縁受けとブレースとを同軸上にして強固な耐震力を実現した。さらに、ブレースをハット型金物で補強することによって強度のアップを図り、水平許容耐力9000Nを確保、仕上げ材を含め20㎏/㎡を超える天井や吊ボルトの長さ3mを超える天井の耐震化にも対応できるようにした。専用足場材も開発して天井内の点検作業も可能にし、法律に規定された年1回の報告義務に対応する点検やメンテナンスを容易に行えるようにした。
『TEC工法』には、天井耐震化の「一般仕様」のほか、吊ボルトの長い建物天井の耐震化も可能にする「水平補強仕様」、既存天井の下地を利用して水平許容耐力5500N程度の強度の確保を可能にする「改修仕様」も用意されている。外周廻り、柱廻り、エアコン廻りなどには耐震天井用廻り縁を取り付けすることもできる。「一般仕様」は、国土交通省指定確認検査機関ビューローベリタスジャパン社の建築技術性能証明を取得している。
(ライター/斎藤紘)

常盤工業 株式会社
TEL: 03-5361-8989 FAX: 03-5361-8988 Eメール:mimori.t@tokiwakogyo.co.jp

上:「繊維+LANケーブル」 電線など配線を組み込んだカーペットや壁紙に。ワイヤレス給電システム用途への応用が期待されている。「世の中の無いものをカタチにしよう」
三段目「繊維+装飾用光ファイバー」 レザー発光するシート
「形状保持樹脂」 形状保持樹脂を織り込んだシート
下:「織物+樹脂チューブ」熱効果、熱回収機能を持つシート

アクセス/JR熊取駅より車で約6分
「異素材折り込み」って?!
飛躍の可能性高まる新技術

 繊維業界は今、国内市場のシェアが縮小の一途を辿っているのだという。しかし、『阪上織布株式会社』は、独自の繊維技術で付加価値の高い織物を生み出し、産業資材や生活資材をはじめとし、アパレル、エンターテインメント、果ては安全用途など、現在も新たな市場を開拓している。そんな同社が得意とするのは、「構造を持つ織物を作る技術」「超高密度織物技術」「異素材を織り込む技術」の三本柱である。特に、異素材の折り込みは、繊維に金属や樹脂、情報ケーブルなどを複合化させて織り込めるのが特徴で、できあがった織布は異素材複合織物として農業・土建分野、医療分野など、様々な方面への応用が可能だとされている。なかなかピンとこないかもしれないが、例えばLANケーブルやコンセントの配線をカーペットや壁材に織り込んでみたとしよう。そうすると、長くてどうにも邪魔なコンセントの配線は異素材として織り込まれているので、自宅やオフィスで邪魔になることなく、すっきりとした空間を創り上げることが可能になる。ワイヤレス給電システム用途への応用も期待されている。また、装飾用の光ファイバーを繊維と合わせて織り込めば、災害発生時の避難経路を発光誘導することも可能だ。そう考えると、この技術はかなり有用性が高いということがお分かりいただけたと思う。
 シェアを伸ばすまでの道は、決して平坦だったとは言えないだろう。リーマンショックの直後には生産量が3分の1まで落ち込んだのだという。製織技術に関する過去の文献について徹底的に調べた結果、上記の三本柱が完成したのである。この技術がより良い方向へ発展していけば、異素材折り込み織物による快適な社会の実現も大いに期待することができるだろう。
(ライター/大嶋ひかり)

阪上織布 株式会社
TEL:072-452-1161 FAX:072-452-1162
ホームページ http://sakaue-w.net/

中:工事完成 撮影
下:ワンマン計測 光波観測
従来は地形測量、縦断測量、横断測量と同じ場所でも3種類の測量が必要だったが、空中写真測量なら一度でOK。一眼レフカメラを搭載したマルチコプターで、精度の高い3次元モデルを作成。

営業時間/8:00〜17:00 定休日/日曜日・祝日
アクセス/JR石蟹駅より車で約10分
大型高性能ドローンが
空撮の常識を変えていく

 撮影技術は進化しているが、今ドローン(マルチコプター)ほど注目されているものはない。測量全般や土木設計業務などを幅広く行っている岡山県の『有限会社シビルエンジニア』では、一眼レフカメラを搭載できる大型高性能ドローンを使って様々な空撮業務を行っている。特に土木分野では、3次元モデル作成のための空中写真測量の需要が高まっている。危険な場所や測量が困難な場所でも視点を変えて複数の場所から安全に撮影できるため、その画像から作られた3次元モデルによって地形や縦断、横断形状を把握できるようになった。撮影や解析が容易になった分、スピードの短縮やコストの削減も可能に。他にも低空飛行によって様々なアングルからの撮影が可能なため、災害調査や、施設や建造物の撮影、PR用資料制作なども行っている。同社では、空撮業務だけでなく、地上測量や最新の測量機器と3次元設計ソフトを用いた3次元設計なども手がけている。
(ライター/森本展生)

有限会社 シビルエンジニア
TEL:0867-96-3203 FAX:0867-88-8136
ホームページ http://www.civilengineer.co.jp/

左上:『超モノづくり部品大賞』 奨励賞受賞
『ロボットベース』中型アームロボット用
座面が□(正方形)340×340mm以下の各社のロボットに対応
座面高/650mm、700mm、750mm 3種
左下:『ロボットベース ミニ』小型アームロボット、スカラー型ロボット用
座面が□(正方形)210×210㎜以下の小型アームロボット、スカラー型ロボットに対応
座面高/300㎜、250㎜、200㎜、150㎜ 4種
右上:ペット用ベッド
右下:トール・タイプ<h650/700/750>
ミディアム・タイプ<h450/550>
ミ二・タイプ<h150/200/250/300>

営業時間/8:00〜17:00
定休日/日曜日・祝日(土曜日は不定休)
食品機械で鍛えた技術を
価値ある鋳物で形に

 長年蓄積してきたアルミ鋳物技術を生かした商品を次々と開発する「株式会社レオンアルミ」。第一弾となる『ロボットベース』は、アルミの耐腐食性や鋳物の振動吸収性と形状の自由度を生かした商品だ。ミディアムシリーズ2種をリリースし、全部で3シリーズ9種類となるラインナップ。また、2017年夏に新たに、今やオーナーが急増する猫用の熱中症対策となるベッド『Sweet Dreams Comeca』をリリースする。名前の由来は、Comfortable casting(心地よい鋳物)。このベッドは、アルミの熱伝導性と鋳物の形状の自由度を生かした商品で、特に熱伝導性において近年不安視される熱中症対策の用品として、大切な家族の一員ペットの健康維持を狙ったものだ。初めてのBtoCビジネスとなるため、食品機械を生産する際の安全性や衛生面にも考慮した商品。特にモダンなインテリアにもマッチする様スクエアーラウンド形状のデザインやアーチ形状の木製台座等、消費者目線でデザインを考え込んだ。アルミ鋳物の技術を“価値ある商品に替える”これからも同社の活躍に目が離せない。
(ライター/田上智美)

株式会社 レオンアルミ
TEL:0285-52-0301 FAX:0285-52-0302 Eメール:yoshitaka.sakai@rheon.com
ホームページ http://www.rheon-alumi.com/

『ラズベリーパイZero』『ラズベリーパイ3』
多様な活用法が可能な『ラズベリーパイ』
簡易な見守りシステムの試作例
人感センサーと『ラズペリーパイ』を一体化して、コンセントに直接差し込めるようにした。

営業時間/9:00~17:00 定休日/日曜日・祝日・第2土曜日
アクセス/西武池袋線武蔵藤沢駅より車で約8分
住宅の利便性安全性を高めるシステム考案
『ラズベリーパイ』を採用しIoTシステム構築

 より豊かで便利な社会を実現するための情報通信技術ICT活用法を追求する「株式会社ダークマター」の代表取締役齊藤哲生さんが、モノのインターネットIoTを活用して住宅の利便性安全性を高めるシステム『住宅用ソリューション』を考案、高性能住宅設備EXPOで注目された。
 システム構築に安価ながら高性能のシングルボードコンピュータ、英国Raspberry Pi(ラズベリーパイ)財団が開発した『ラズベリーパイ』を利用したのが特徴。ハードディスクを内蔵せず、電源やSDカードストレージを装着することによって使用できるハードウェアだ。人感センサーを取り付け、人の動きがあった時刻などを記録して簡易な見守りシステムとして使用したり、さらにカメラを取り付けてセンサーが感知したときに写真を撮影してメールで送信する簡易な侵入者感知システムとして使用することもできる。『ラズベリーパイ』と各種センサーの組み合わせで多様な応用が考えられる。いずれも大掛かりな工事が不要で、普及の可能性を秘めたソリューションだ。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 ダークマター
TEL: 04-2902-6061 FAX:04-2964-8301 Eメール: info@darkmatter.jp
ホームページ http://darkmatter.jp/

集客方法、契約業務、解約管理まで一連の業務をフルサポート。全国で1300ヵ所、65,000室以上のトランクルームを展開。

営業時間/9:00〜18:00 土曜日 9:00〜17:00 日曜日・祝日 10:00〜17:00 定休日/年末年始
アクセス/JR新横浜駅より徒歩約5分
遊休空間にトランクルームを導入し収益確保
空きビル、空き店舗活用のソリューション提案

 全国でトランクルームやレンタルオフィス、貸し倉庫などを展開する「株式会社加瀬倉庫」が、空きビルや空き店舗への『トランクルーム』導入による収益確保をサポートする事業体制を構築、入居者が無く苦慮しているオーナーの活路を開くソリューションとして注目を集める。独自の集客とオペレーションによってレンタル収納事業を拡大してきた運営実績と豊富な経験が支持され、契約するオーナーを増やし続けている。
『トランクルーム』は、ビルのフロアや店舗用物件をスチールなどのパーテーション素材で間仕切りして、一つ一つの空間を貸出すスペース。同社は、フロアの広さとニーズのミスマッチを空室が続く原因の一つと分析、スペースを区切って複数の利用者と契約でき、稼働率が建物の築年数に左右されず、古いビルでも導入可能なトランクルームが有効と説明、遊休物件の活用を促してきた。オーナーに経営のノウハウを伝授する方法と、建物だけを提供してもらい、同社が初期投資から集客、運営オペレーションまですべてを引き受ける方法の二通りがあり、オーナーの希望や事情、所在地の立地条件に沿って計画を進める。
(ライター/斎藤紘)

株式会社 加瀬倉庫
TEL:045-478-4185 FAX:045-474-1188
Eメール:junichi_kimura@kasegroup.co.jp

『オートミキサー』型式 F-20 F-20E F-70
駆動流体:工業用水。
圧力は作動時に0.08MPa{0.8kgf/cm2}以上必要。
『サーボミキサー』型式 SV-20 SV-70
水圧を動力に工業用の薬剤の希釈濃度を自動的に
高精度で一定化し作業省力化に寄与

「豊田化学工業株式会社」の『オートミキサー』は、工業用薬剤の希釈作業の省力化に寄与するコンパクトな自動希釈装置。希釈濃度をバルブ操作だけで一定濃度の切削液、研削液、洗浄液の希釈液が得られる。水圧を利用して作動させ、電力や動力が不要で故障が少なく濃度が一定化されるので品質安定、維持がはかれ、発錆、切削・研削工具の異常摩耗などのトラブルが解消できる。この『オートミキサー』の特徴を全て備えた上、温度変化による原液の粘度変化にも対応できる『サーボミキサー』も合せて開発し、周囲環境の温度変化が大きな場所での希釈作業で力を発揮する。
(ライター/斎藤紘)

豊田化学工業 株式会社
TEL:0565-28-2651 FAX:0565-27-7185
ホームページ http://www.t-k.co.jp/

ダンパー機能
右上:機上ポリッシングツール(3種類)
右下:ハイブリッドラビン ○径:Φ1~Φ30㎜ ○粒度:#60~#10000 ○砥粒:ダイヤモンド

営業時間/8:30~17:30  定休日/土・日曜日・祝日
アクセス/東武東上線・東京メトロ和光市駅より徒歩約18分
人手不足に備える金型磨きの最新無人化技術
機上ポリッシングツールと専用砥石の提供

 金型磨き加工の無人化ツール『機上ポリッシングツール』(2013年“超”モノづくり部品大賞「機械部品賞」受賞)は、マシニングセンタなどのNC工作機械の主軸先端部に取付けて、ツールに専用砥石「ハイブリッドラビン」を装着して使用する。ツールの上下方向、または円周方向のダンパー機能は、砥石の摩耗分に対応して、被加工面に一定圧力で押し付けながら均一な面を実現する。金型の磨きは、高い技能をもつ作業者の高齢化や退職による人材不足が課題になっていて、当該技術への期待は大きい。
(ライター/渡辺唯)

柳下技研 株式会社
TEL:048-466-8372 FAX:048-466-8374 Eメール:kiyoshi-kubo@yagishitagiken.jp
ホームページ http://yagishitagiken.sub.jp/


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